二子山ー武川岳ー大持山ー小持山ー武甲山
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,825m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
初めての秩父武甲山登山です。
この前、秩父の駅から降り立った時に見た、あの武甲山の山容に魅入られて、
思わずいてもたっても居られなくなり登山靴に履き替えてやってきました。
武甲山。その身を削りながら我々に大いなる財産と豊かさを与えつつも、いまだその堂々とした佇まいには尊敬の念を禁じ得ません。
池袋から飯能駅行の始発に飛び乗り、せっかくなので近くの山々も踏み抜いてみようかと思い、秩父手前の芦ヶ久保駅からのルートをチョイス。
胎道を思わせるようなトンネルをくぐり、まずは二子山の目指してスタートです。
ヤマ場はありませんが、一気に標高上げるのでけっこう疲れつつも二子山雌山に到着。
続いて、〜雄岳〜焼山へと至りますが、プチ岩場もありけっこう楽しめます。
焼山からの眺めは本当に良かった! 武甲山の側面に回ってきたのが分かります。天気も良く、自身が以前雨男と恐れられていたことが嘘のようです。
蔦岩山の山頂表示は歩き方によっては見落としてしまうかも。
途中、振り返ると踏み抜いてきた二子山が見えました。本当に仲良さそうです。
予想よりも早く武川岳に到着。体調も良く好天でもあったので、お昼を大持山あたりの予定にして足早に山頂から出発。妻坂峠まで一気に下ります。
道しるべのようにはかなげなく咲くカタクリが時折、揺れていました。ですが、本当に一歩前に踏み出す勇気と力を与えてくれるのです。
このあたりで、ホーホケキョと泣くのが上手なホトトギスがいました。宝塚出身なのかもです。
この辺りから、登りを見るとしんどくなってきました。
大持山手前に手ごろで景観の見事な休憩場所ありましたが、あいにく満員だったので、大持山山頂にて昼食を取ることにしました。
セブンイレブンでおにぎり全品100円で売っていたので、140〜150円の商品ばかりに手を出すワタクシ。お里がばれるようです。
正午きっかりで大持山を後にして先に進むと、小持山までのルートはけっこうな岩場があって楽しめました。稜線が両方とも落ち込んでる所もあり、怖いなと思うところもあります。
小持山を越えると、いよいよ、正面に武甲山を捉えます。
本当の姿の武甲山は、ここに立たないと見る事が出来ないのかも。表面は武骨で力強い顔を見せますが、本当は心優しい山なのだと思いました。
途中、つつじだろうか、ピンクの綺麗な花が咲いていました。しなやかに彩ったその姿を見て、今日ここまで来れたことに感謝しつつ、いよいよ最後の登りに取りかかります。
武甲山山頂までの道は真っ直ぐの登り。岩場等はありませんが、山の名の通り、真っ直ぐ道標を示していました。
13時40分 武甲山に到着! ようやくガラケーの電波も通じるようになっていたので、家内に報告。普段滅多に言わないお疲れ様が返ってくるw
山頂からの景色は圧巻の一言。雲一つない青空に感謝し、しばしその景観を堪能。
真下に広がる石灰岩採掘場が、この山の手術台を思わせる。
人間社会に身を置きその恩恵に浸かる私が、おいそれと自然は大切になどという綺麗事を並べる資格は無いのかもしれません。
ですが、この山のお陰で、安全な建物に住む事が出来る感謝を忘れるわけにはいかないのだろう。畏れ多い事ながら、きっと、私にとってのこれが山岳信仰なのだろうと。
そしてお天道様に感謝。秩父の方々に感謝。穏やかでいて心いっぱいにしみ渡った喜びを頂戴しました。
さて最後まで気を抜く事なく下山にとりかかります。長者屋敷の頭ルートは、一気に下る形ですが、つづら折りのコースに疲労した膝が軋みます。
途中頭上高く、三日月が浮かんでいました。昼間に見える月はやはり三日月がよく合う。
約1時間半かけて浦山口に到着。御花畑駅への電車は1時間に1本しかなく、40分ほど待たされましたが、西武秩父駅まで歩いて行く気力はもう残されてはいませんでした。
西武秩父駅に到着すると、いかつい武甲山が出迎えてくれました。
せっかくなので新しく出来た祭の湯に入ることにしましたが、芝桜もあって大混雑。入場も15分ほど待たされました。
正直、祭の湯は、都内によくあるスーパー銭湯のイメージ。悪い気はしませんが、温泉というイメージではないのが少し残念でした。
思いのほか温泉に堪能してしまったため、レッドアローの出発時刻がもうすぐそこに。
ビールとご当地みそポテト、たこやきを買い込んで、電車内で堪能。やはり登山の後のビールは当社比150%増しとなります。
最後に、このコースはとても景観もよく、歩くたびに山容を変える武甲山も楽しかったです。6月のマラソン大会の体力作りも含めて臨みましたが、距離も申し分なく、充実した縦走を楽しむ事が出来たと思います。ぜひお試しあれ〜♪
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する