記録ID: 1124708
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
男鹿岳
2017年04月30日(日) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 06:41
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,261m
- 下り
- 1,246m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
すぐに犬を連れた男性に追いつく。愛知県から前泊で来ているとのこと。犬はお連れさんではなく、駐車地からずっと付きまとわれ、帰れ、帰れと話しかけながら歩いていたそう。あとで知ったことだが、この後別の登山者にくっついて駐車地まで歩き、無事飼い主の元へ戻ったとのこと。
すこしだけヤブを漕ぐと、すぐに残雪が現れ、アイゼンを装着。その後たまにヤブが現れるも、ほぼ残雪を拾いながら歩くことができた。この尾根、今では歩く人も多いようでテープ類がたくさんあり、古い踏み跡も多くみられた。
気分を良くして男鹿岳に戻る途中にアクシデント発生。雪を約1mほど踏み抜き、右足を内側にひねった状態で着地。しばらくその場でうずくまり、痛みが引くのをまつ。もし骨折していて動けなくても、男鹿岳山頂まで戻れば誰かに助けを求めることができるため、まずはなんとしても山頂まで戻ることを考える。数分様子を見て歩き出すと、どうにか足は動くため山頂へ向かう。歩いているうちに痛みに慣れてきて、なんとか山頂へ戻った。
山頂に着くと、さきほど抜かした男女が休憩中。そして単独の方と三人グループが北西尾根から登頂するところでった。ここまでの状況を考えると、骨折ではなく捻挫だろうと思われる。とはいえ、予定していた上海岳まで行くことは当然無理。往路で登った最短ルートで駐車地に戻るのが最善だが、後々のことを考えると山頂から大川峠までの未踏区間をどうしてもつないでおきたい。大川峠まで下りてしまえば、平坦な林道歩きが3Kmほど多くなるだけだし、途中で動けなくなってもこちらのほうが一般ルートなので最悪救助をお願いすることもできるだろう。
残雪は、かなり下までつながっていた。しかし最後の方で笹ヤブが出てきたのでそれを嫌って不安定な雪庇を選んだのが間違いで、2度も足首をひねってしまった。踏ん張りがきかないので、なんでもないところでグキっとやってしまう。その都度、1回目と同じ痛みが走り、しばらく悶絶。
男鹿岳から約1時間で峠に到着。3回も捻ってしまった足首は限界寸前だが、ここから駐車地まで8km歩かねばならない。休んでいると、これから登る単独氏がやってきたのでスライドするように出発。
峠から約40分で朝の尾根取りつき場所に到着。ちょうど山頂で見かけた3人グループが尾根から下りてくるところだった。このすぐ先で今日4回目の捻挫。もう満身創痍でボロボロ。泣きながら根性だけで右足を引きずって歩く。ここまで歩けたのだから大丈夫、そう何度も自分に言い聞かせながら痛みを堪えて歩き続けた。
装備
個人装備 |
アイゼン
|
---|
感想
栃木福島県境つなぎの一環として、男鹿岳から上海岳への周回を計画しました。
今年はまだ残雪が多く、当日も雪がよくクラストしており最高の条件でしたが、男鹿岳から女鹿岳まで行って引き返す途中で雪を踏み抜き足を捻挫してしまい、周回は断念。それでも執念で大川峠まではつなぎ、痛めた足を引きずりながら大川林道を8Km歩いて駐車地まで帰還しました。翌日、整形外科を受診しレントゲン検査を受け、診断の結果は重度の捻挫でした。せっかくの好条件でしたが、けがをしっかり治して、また来年にでもリベンジしましょう。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1445人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
おはようございます。
s-montと申します。
レコを拝見させて頂きましたが、ビックリしました。
その後の捻挫の経過はいかがでしょうか?
あせらず、無理をせず、じっくり治療に専念され、完治される事をお祈り申し上げます。そして是非リベンジしてください。
s-montblancさん、こんばんは。
負傷後も何度も捻ってしまったり、長距離を歩いたため組織がかなりダメージを受けているようです。それでも脹れはだいぶひいてきましたので、快復には向かっていると信じています。温かいお言葉ありがとうございます♪
貴殿の女鹿岳情報により、男鹿岳を通り過ぎてもスイスイ進めました。
女鹿岳の眺望は抜群でした。情報ありがとうございます。
捻挫をしっかり治してくださいね。
ナベさん、おはようございます。その節はお疲れ様でした。北西尾根はトレースや目印があるとはいえ、下りでの使用は安易にすすめるべきではないかと思いましたが、無事に周回できたようで安心しました。皆さん男鹿岳までで引き返してしまうのですが、女鹿岳まで行かないと勿体ないですよね。そのせいで自分は怪我をしてしまいましたけど、これは単なる不注意ですからね。捻挫はだいぶよくなり、一昨日は11時間歩くことができました♪
11時間も歩いたとは、どこに行かれたのですか?
私は、あの後―尾瀬景鶴山―新潟粟が岳―佐渡金北山に登り5月6日に帰宅しました。
貴殿の記事からすると、柴犬は、釜沢橋のテント泊の方が、「動物を追って犬がどこかに行ってしまつて帰ってこない」と行って見えたので、その方の元に帰ったとぃうことですね。良かったです。
それと、ヤマレコで同日もう一人の方が記事を書いて見えますが、その方にも会いました。後姿の写真を撮ったのは私です。
3人も同じ所の記事を出すのは珍しいと思いました。
ナベ
ナベさん、こんばんは。
11時間歩きは、誰も見向きもしない、地元の超ジミ〜なヤブ山です。写真撮影をしながらのんびりと歩いてきました。
ナベさんはあの後も1週間も遠征されていたのですか。日帰りしかできない自分にとって、羨ましい限りです。
柴犬は、他の方の記録にも出ていましたが、飼い主はテント泊の方だそうです。犬が脱走してしまったので、男鹿岳に登るのをやめて戻るのを待っていたそうです。ほんと、無事に戻って良かったですね。
男鹿岳の適期は短いですからね〜。今シーズン一番いいタイミングで歩けたと思いますよ♪
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する