雪を踏み、雷鳥と戯れ、槍に見惚れた燕岳(中房温泉からピストン)
- GPS
- 08:55
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,550m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今回は第1駐車場に止めましたが、入口が広くないうえに少し奥まった所にあるので、見過ごしそうになりました。 40〜50台ほど止められそう。トイレあり。 第2駐車場の方は見てないので分かりません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪状況… 第三ベンチ手前から積雪、以後燕山荘まで岩場以外はほぼ雪道。 燕山荘から燕岳は一部を除いて雪はありません。 雪は腐り気味だが結構歩きやすくアイゼン、ストックは使用しませんでした。 ピッケルは下り時に使用しましたがあくまでも補助的なもので、なくても大丈夫でしょう。 水場… 第1ベンチの下にあり。 トイレ… 第1駐車場、登山口、合戦小屋、燕山荘にあり。 温泉… 中房温泉 700円。露天のみで、僅かなヌルヌル感と硫黄臭の良い温泉でした。 お湯はやや熱め、源泉掛流しの証しでしょう。 |
写真
感想
そろそろ私でも歩ける積雪量になってきたことと、来月で1000円高速が終わってしまうのでその前にと、燕岳に行ってきました。
今回も行き先がなかなか決まらず、金曜帰宅後に慌ててパッキング。
そんな訳で仮眠も取れぬまま、出発しました。
登山口に着き1時間の仮眠後、歩き出しました。
2年前の笠までの縦走時の記憶を思い出しながら単調な急登をこなして行き、第三ベンチ手前で樹間から雪の稜線が見えると、一気にテンションアップ!
第三ベンチから雪を踏みながら歩きますが、合戦小屋までは落ちた梢などで雪が汚くイマイチな気分。
稜線上は風が強そうなので合戦小屋で上着を着用、再び歩き出すと傾斜はキツくなりますが雪面は徐々に綺麗になってきて、登りのキツさを忘れさせます。
合戦沢ノ頭からは案の定の強い風、それでも気持ちの良い雪稜歩きと白い峰々の大パノラマで先へ先へと気がはやります。
でも槍が見えない…、下りて来た小屋泊の人に聞くと昨日はバッチリだったが今日は朝から雲が掛かっているとのこと。
少しテンションが下がってきたうえに、カメラを構えると液晶画面に何か黒い影が入り込みます。
見るとレンズの中に小さな埃が入り込んでいて、いくらカメラを振っても取れません。
せっかくの雪山がぁぁ…っと、かなりブルーになりましたが仕方がないと諦めて燕山荘に。
すると小屋裏で雷鳥が姿を見せてくれ、少し気分良くなり燕岳に向かいました。
再び燕山荘に戻ってきても、まだ槍は見えません。
後は下山するだけなのでもう少し待ってみるかと、おにぎりを一口かじると眼前の鷲羽などの山並みから雲が取れていきます!
慌てておにぎりを放り出し、槍を見に走り出すと程なくして槍の穂先が姿を現しました。
思わず傍にいた女性とやりましたね!と笑顔。
徐々に全体を現してきた槍をもっと近くで見たくなり、少し先まで稜線を歩いて行きました。
15分も行くと槍の下部まで望める小ピークに到着、早速写真を撮ろうとすると背後からグエーグエーと鳴き声がし、振り返るとまたまた雷鳥が姿を見せてくれました。
槍は動かない、まずは雷鳥からだとカメラを向けるとハイマツの中からもう一羽、おおっ!雷鳥ツーショットだ!
再び槍に目を向けると少し霞んではいるが完全なる槍の雄姿、あまりの絶景にかなり長居をしちゃいました。
後ろ髪を引かれつつ燕山荘に戻って行くと、道の真ん中で雷鳥が一羽たたずんでいます。
かなり近付いてもじっとしているので、撮影&鑑賞会。
ようやく退いてくれると残されたのは糞、あっ!トイレ中だったのね(笑)
燕山荘に戻ってからもやっぱり去り難く、意を決してやっとこさ下山となりました。
それでも名残惜しく何度も何度も振り返りながら、眺望のなくなる合戦小屋からはサクサクっと下りて行き、中房温泉で汗を流し疲れを癒しました。
明日は天気も悪いしこのまま帰ろうかと思いましたが、今朝は1時間の仮眠だけでしたからさすがに眠く眠くてしょうがない。
ただ寝たら起きられなくなるのは分かっていたし、明日の朝のうちは雨の心配はなさそうだったのでサクッと登れる浅間隠山へ行くことにし、一応朝から雨の場合の直帰も考え、東部湯の丸SAでの仮眠となりました。
翌日の浅間隠山↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-112678.html
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する