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記録ID: 113231
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ハイキング
甲信越

宮地山から岩殿山(築坂峠から暗渠を潜る)

2011年05月25日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.5km
登り
1,292m
下り
1,346m
天候
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・桂川を渡る『高月橋』の袂に駐車場あり (乗用車10台)
・大月駅 - 田無瀬 (富士急山梨バス)
コース状況/
危険箇所等
・猿橋駅から奈良子行きのバスは、朝早すぎて乗れず、大月駅発田無瀬行きに乗り、薬師堂まで歩く。
・薬師堂は改修中で、中に入れない。裏に新しい車道ができ、登山口はその車道脇の階段を登るようになっていた。
・薬師堂から宮地山は過去に登っているので、今回は用沢から登る。こちら側は登山口周辺に道標は無い。『急傾斜地崩壊危険区域』の看板が目印になる。
・沢沿いに進み、廃屋の先で橋を渡り、尾根に取り付く。途中、お墓の所で道は小さく折り返す。真っ直ぐお墓の前へ進むと道を失うので注意。
・標高700mで薬師堂からの道と合流する。ここには用沢方面を示す道標が建っているが、下りでは一般的に薬師堂へ向かった方が無難だろう。
・宮地山への登り、標高950〜1080mの間はけっこうな急坂で体力を消耗する。登りきった平坦地で左折するが、ここに道標は無く、真っ直ぐ進まないよう注意。
・宮地山から大垈山方面の道は概ね明瞭だが、一ヶ所だけ1070mと1060mの峰を越えた先の鞍部で踏み跡が薄い。左手の尾根上にルートを求める。
・大垈山の山頂部を一周してからセーメーバンへ向かう。この尾根は、南へ徐々に高度を落としていくので、とても歩き易い。
・サクラ沢峠から金山へ下れば登り無で楽だが、今回は更に尾根縦走を続け、岩殿山を目指す。築坂峠まで来たところで、以前から気になっていた南側へ下る道へ入ってみた。
・暫くはほぼ水平にトラバースを続け、南西に張り出す尾根まできたら尾根に乗る。途中に送電線鉄塔があるので、巡視道として使われているようだ。
・送電線鉄塔を過ぎて谷へ降りる。そこにはコンクリート製の水路があり、道標に『水路沿いに下る』とある。その通り下っていくと高速道に突き当たり、水は高速道下の暗渠へと流れ込んでいた。
・一瞬ためらったが、暗渠を潜る他ルートは無い。意を決して中へ入る。今、水深は問題ないが、増水時は通過できないだろう。
・真っ暗な暗渠を潜り抜け、左手の踏み跡を上がれば車道に出る。この車道は高速道に沿いながら、高月橋の袂へ通じていた。

【2013年3月 追加】築坂峠から高速道下の暗渠を経由するルートに設置されていた大月市の道標は撤去されたようです。

宮地山への一般的な登山口『宝鏡寺薬師堂』は改修工事中。
宮地山への一般的な登山口『宝鏡寺薬師堂』は改修工事中。
登山口は、薬師堂の裏に新しく作られた道路脇の階段を登るようになっている。
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登山口は、薬師堂の裏に新しく作られた道路脇の階段を登るようになっている。
宮地山への用沢側登山口。こちら側には道標類は無い。『急傾斜地崩壊危険区域』の看板から左の歩道へ。
宮地山への用沢側登山口。こちら側には道標類は無い。『急傾斜地崩壊危険区域』の看板から左の歩道へ。
沢沿いに進むと廃屋がある。
沢沿いに進むと廃屋がある。
廃屋の直ぐ先で、右へ橋を渡る。
廃屋の直ぐ先で、右へ橋を渡る。
竹林の中を登っていくとお墓がある。二つ目の手前で道は小さく折り返す。お墓の前を進むと道を失うので注意。
竹林の中を登っていくとお墓がある。二つ目の手前で道は小さく折り返す。お墓の前を進むと道を失うので注意。
更に登っていくと、炭焼き釜の跡が。
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更に登っていくと、炭焼き釜の跡が。
標高700mで薬師堂からの道と合流。ここには用沢方面を示す道標がある。
標高700mで薬師堂からの道と合流。ここには用沢方面を示す道標がある。
宮地山山頂に登り着く。新緑の木に囲まれて展望は無い。
宮地山山頂に登り着く。新緑の木に囲まれて展望は無い。
大垈山に到着。南方だけ僅かに視界が得られ、富士山を望める。
大垈山に到着。南方だけ僅かに視界が得られ、富士山を望める。
セーメーバンの山頂を通過。
セーメーバンの山頂を通過。
赤く塗られたサクラ沢峠の祠。
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赤く塗られたサクラ沢峠の祠。
トズラ峠から笹平へ登り返し。
トズラ峠から笹平へ登り返し。
笹平の手前にある『富士山景勝地』からの眺め。高川山の奥に富士山が見えるが、写真にはほとんど写らなかった。右の山は花咲山。
笹平の手前にある『富士山景勝地』からの眺め。高川山の奥に富士山が見えるが、写真にはほとんど写らなかった。右の山は花咲山。
稚児落しの岩壁。
稚児落しの岩壁。
天神山の祠。
兜岩が見えてきた。
兜岩が見えてきた。
兜岩の岩壁トラバースは、幅僅か20cmのバンド。
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兜岩の岩壁トラバースは、幅僅か20cmのバンド。
鎧岩の鎖場は岩溝。
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鎧岩の鎖場は岩溝。
岩殿山が近づいてきた。
岩殿山が近づいてきた。
築坂峠に到着。ここから南側の道を下る。道は、山腹のトラバースから尾根に乗り、谷へ降りる。
築坂峠に到着。ここから南側の道を下る。道は、山腹のトラバースから尾根に乗り、谷へ降りる。
谷の水はコンクリートで固められた水路を流れていた。
谷の水はコンクリートで固められた水路を流れていた。
道標には『水路沿いに下る』とある。
道標には『水路沿いに下る』とある。
高速道路に突き当たると、階段で流水の中へ降りる。
高速道路に突き当たると、階段で流水の中へ降りる。
水は高速道路下の暗渠の中へ。中は真っ暗で出口は遥か先。この中を通るのか ? !
水は高速道路下の暗渠の中へ。中は真っ暗で出口は遥か先。この中を通るのか ? !
長い暗渠を潜り抜け、出口が近づいてきた。ホッ…。
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長い暗渠を潜り抜け、出口が近づいてきた。ホッ…。
暗渠の出口を振り返る。
暗渠の出口を振り返る。
左側の踏み跡を伝うと車道にでた。ここから高速道路のトンネルが見える。
左側の踏み跡を伝うと車道にでた。ここから高速道路のトンネルが見える。
頭上の高速道路を仰ぎ見ながら……。
頭上の高速道路を仰ぎ見ながら……。

感想

久しぶりの宮地山。以前から気になっていた課題を二件消化した。

一つは、宮地山へ用沢から登る道。入口付近に道標の類は無く登りでは分かりにくいが、道自体は比較的明瞭であった。

二つ目は築坂峠越えの道。今回は南側を下ってみたが、思いがけなく高速道下の暗渠を潜ることになり、現場へ行ってみれば誰もが一瞬『えっ ! ?』と驚くことだろう。思い返してみればなかなか面白いと思う。

宮地山の山頂は、新緑の木々に囲まれて木陰が清々しい。鳥も繁殖期で、さえずりがあちこちで聞かれた。

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