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Yamareco

記録ID: 1132977
全員に公開
雪山ハイキング
尾瀬・奥利根

15年ぶりの至仏山を一気に滑り下り現実離れした大雪原の尾瀬へ

2017年05月06日(土) 〜 2017年05月07日(日)
 - 拍手
e351spAz その他5人
GPS
03:45
距離
14.9km
登り
827m
下り
826m

コースタイム

1日目
山行
3:15
休憩
0:25
合計
3:40
7:00
135
9:15
9:40
60
10:40
10:40
0
10:40
至仏山荘
2日目
山行
2:50
休憩
0:20
合計
3:10
7:50
60
至仏山荘
8:50
8:50
50
9:40
10:00
60
11:00
11:00
0
11:00
ゴール地点
天候 1:晴のち曇一時雨 2:晴
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾瀬に7年来ていない内に大きな駐車場ができていた。
2017年05月06日 06:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 6:27
尾瀬に7年来ていない内に大きな駐車場ができていた。
鳩待峠までは除雪されている。
2017年05月06日 06:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 6:40
鳩待峠までは除雪されている。
思ったより天気がよくて良かった。
2017年05月06日 07:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 7:04
思ったより天気がよくて良かった。
白く輝く至仏山が見える。
2017年05月06日 07:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 7:25
白く輝く至仏山が見える。
凹凸が雪で埋められて歩きやすい。
2017年05月06日 07:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 7:25
凹凸が雪で埋められて歩きやすい。
燧ヶ岳が見えてきた。
2017年05月06日 07:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 7:40
燧ヶ岳が見えてきた。
至仏山も全体が見えた。
2017年05月06日 07:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 7:46
至仏山も全体が見えた。
尾瀬ヶ原も見てきた。
2017年05月06日 07:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 7:46
尾瀬ヶ原も見てきた。
終始なだらかな登りで歩きやすい。
2017年05月06日 07:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 7:57
終始なだらかな登りで歩きやすい。
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。
2017年05月06日 08:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 8:04
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。
この時期のルートは小至仏山を捲くようだ。
2017年05月06日 08:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/6 8:30
この時期のルートは小至仏山を捲くようだ。
滑ったらどこまでもいってしまいそうな斜面。
2017年05月06日 08:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/6 8:40
滑ったらどこまでもいってしまいそうな斜面。
ここをヒップソリで滑ったらどうなるのだろう?
2017年05月06日 08:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 8:41
ここをヒップソリで滑ったらどうなるのだろう?
きれいな斜面だ。
2017年05月06日 08:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/6 8:44
きれいな斜面だ。
昨日登った日光白根山。
2017年05月06日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/6 8:45
昨日登った日光白根山。
何度見ても見飽きない尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。
2017年05月06日 08:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 8:46
何度見ても見飽きない尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。
もうすぐ山頂。雨がぱらついてきた。
2017年05月06日 08:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 8:59
もうすぐ山頂。雨がぱらついてきた。
山頂へ至る道。
2017年05月06日 09:09撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 9:09
山頂へ至る道。
山頂にて。
2017年05月06日 09:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 9:17
山頂にて。
燧ヶ岳と相対する。
2017年05月06日 09:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 9:20
燧ヶ岳と相対する。
上越国境の山々。
2017年05月06日 09:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 9:27
上越国境の山々。
巻機山方面かな?
2017年05月06日 09:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/6 9:30
巻機山方面かな?
上越国境の山々はなかなか判別できない。
2017年05月06日 09:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/6 9:30
上越国境の山々はなかなか判別できない。
2017年05月06日 09:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 9:32
日光方面。
2017年05月06日 09:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 9:32
日光方面。
尾瀬ヶ原に向かって下りていく。
2017年05月06日 09:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/6 9:40
尾瀬ヶ原に向かって下りていく。
いよいよヒップソリの出番。
2017年05月06日 09:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 9:44
いよいよヒップソリの出番。
気分のいい大斜面。
2017年05月06日 09:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 9:56
気分のいい大斜面。
けっこうスピードが出る。
2017年05月06日 10:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 10:18
けっこうスピードが出る。
とことどころクレバスもあるので要注意。
2017年05月06日 10:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 10:21
とことどころクレバスもあるので要注意。
雨もぱらつく程度で展望もよく良かった。
2017年05月06日 10:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 10:26
雨もぱらつく程度で展望もよく良かった。
最後の滑り。
2017年05月06日 10:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 10:37
最後の滑り。
あっという間に尾瀬ヶ原に到着。
2017年05月06日 10:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 10:41
あっという間に尾瀬ヶ原に到着。
けっこう雨が降ってきた。
2017年05月06日 10:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 10:43
けっこう雨が降ってきた。
ゆっくり昼食を摂った後、至仏山荘にチェックイン。
2017年05月06日 11:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 11:39
ゆっくり昼食を摂った後、至仏山荘にチェックイン。
静かな山荘内でのんびり過ごす。
2017年05月06日 15:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/6 15:14
静かな山荘内でのんびり過ごす。
夕方目が覚めると霧が出ていた。
2017年05月06日 17:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/6 17:56
夕方目が覚めると霧が出ていた。
翌日尾瀬ヶ原を散策。
2017年05月07日 07:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 7:50
翌日尾瀬ヶ原を散策。
晴天の尾瀬ヶ原。
2017年05月07日 07:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/7 7:51
晴天の尾瀬ヶ原。
他に誰もいない。
2017年05月07日 07:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 7:52
他に誰もいない。
川のところは雪が融けていた。
2017年05月07日 07:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 7:55
川のところは雪が融けていた。
橋のところに来るとこんなに積もっているのかと分かる。
2017年05月07日 07:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/7 7:56
橋のところに来るとこんなに積もっているのかと分かる。
ちょっと踏み抜きそうで怖い。
2017年05月07日 07:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 7:59
ちょっと踏み抜きそうで怖い。
こんなに広いのにほかに全然人がいないのが気持ちがいい。
2017年05月07日 08:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:01
こんなに広いのにほかに全然人がいないのが気持ちがいい。
湿原のところの雪の融け方が面白い。
2017年05月07日 08:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:05
湿原のところの雪の融け方が面白い。
昨日滑り下ってきた至仏山の斜面。
2017年05月07日 08:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:06
昨日滑り下ってきた至仏山の斜面。
至仏山の上に巻積雲が広がる。
2017年05月07日 08:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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5/7 8:18
至仏山の上に巻積雲が広がる。
なんだか幻想的な景観。
2017年05月07日 08:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:20
なんだか幻想的な景観。
あと2週間くらいで雪が融けるのだろう。
2017年05月07日 08:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:25
あと2週間くらいで雪が融けるのだろう。
けっこう融けているところも。
2017年05月07日 08:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:31
けっこう融けているところも。
山の斜面は木の周りだけ融けていてちょっとブツブツしている感じ。
2017年05月07日 08:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:33
山の斜面は木の周りだけ融けていてちょっとブツブツしている感じ。
牛首の標識の頭だけ出ていて雪の深さのすごさを知る。
2017年05月07日 08:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:48
牛首の標識の頭だけ出ていて雪の深さのすごさを知る。
2017年05月07日 08:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 8:58
尾瀬ヶ原の春ももうすぐ。
2017年05月07日 09:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 9:33
尾瀬ヶ原の春ももうすぐ。
戻ってきた。
2017年05月07日 09:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 9:43
戻ってきた。
GW最終日なのでテントも少ない。
2017年05月07日 09:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 9:56
GW最終日なのでテントも少ない。
川のところからどんどん融けていく。
2017年05月07日 10:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 10:06
川のところからどんどん融けていく。
今年の雪も見納めだろうか。
2017年05月07日 10:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 10:27
今年の雪も見納めだろうか。
あんなところに川があるのだ。
2017年05月07日 10:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 10:35
あんなところに川があるのだ。
この下も川なのだろうか?
2017年05月07日 10:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/7 10:59
この下も川なのだろうか?
撮影機器:

感想

前日片品温泉に泊まり、昨日の日光白根山に引き続き今日は至仏山に登る。
至仏山はこのGWの時期だけ雪融け前に開放されているのだ。
昨日の晴天とは打って変わって今日の天気予報は曇りのち雨なので心配していたが、鳩待峠に着いた時には時折陽も射すほどで一安心した。
尾瀬自体が7年ぶりなので鳩待峠も7年ぶりなのだが、峠手前のところに大きな駐車場ができていた。
鳩待峠の小屋の前までは除雪されていたが、そこから先はこんなにもまだ雪が残っているのかというほど積もっている。

至仏山は実に15年ぶりで、その時は大学のゼミで蛇紋岩地帯の植生、特にホソバヒナウスユキソウを見るために7月上旬に登ったのだった。
なのでその時もそんなに天気は良くなかったように覚えているが、なぜかその時の写真データをほぼ紛失してしまっているので、どのくらいウスユキソウが見られたのかも定かではない。
ただ蛇紋岩の滑りやすい岩が続き、標高差のわりには登り下りし難かった覚えがある。
が、この時期に来ると岩が全て雪に覆われているので徐々に高度を上げることができて登りやすい。
しかも踏圧による植生へのダメージも少ないので、植物を見るためではなく単に登頂を目指す人もこの時期に登るのがいいのではないかと思った。

高度を上げると、尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が見えてくる。
7年前には反対側の燧ヶ岳から尾瀬ヶ原と至仏山を眺めたが、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-175464.html
広大な湿原だけでも貴重なのに、この湿原を挟んで形のいい山が2つ相対しているこの場所は奇跡的だ。
尾瀬がダムに沈まなくて本当に良かった。
尾瀬の7割を所有している東京電力があんなことになってしまったので、尾瀬がどうなってしまうか心配だったが、今のところ今までどおり東京電力がかなり出資しているようだ。
だが、これだけ国民の財産なのだから一企業が所有しているより国で買い取った方がいいのではないかとも思う。

至仏山からの下りでいよいよ持ってきたヒップソリの出番だ。
同行者たちは山頂付近から滑り始めたが、自分は下が見えないところはちょっと怖いので様子見していて、途中から滑り始めた。
やってみると意外と怖くない。
が、どんどんズボンが濡れてきて次第に下着までびしょびしょになった。
今日の行程はこれで終わりなのでいいが、この後も行程があるのならヒップソリは避けた方が良さそうだ。
あと、斜面の途中ではクレバスがあるところもあり、やはり慣れている人と来ないと怖い点もある。
ただ、尾瀬ヶ原に向かって滑り下りていく爽快感はさすがだった。
そんな感じで至仏山の斜面を滑り下りたのであっという間に山ノ鼻までたどり着いた。
山ノ鼻付近まで来た時に雨が本降りになってきたので、タイミング的にもベストだった。

ゆっくり昼食を摂り、その後は今日の宿泊場所である至仏山荘でゆっくりとすごす。
時間的には鳩待峠に戻り、今日中に帰宅できてしまうわけであるが(実際同行者のうち一人は用事があるのでそのようにした。)、こうやって山荘で昼寝をしてゆっくり過ごす休日もいいものだ。
しかも今日の天気予報が悪かったためか、自分たちのグループ以外に宿泊者は2名しかおらず、GWとは思えない静かなゆったりとした時をすごすことができた。

翌日は尾瀬ヶ原を牛首まで散策。
尾瀬ヶ原は大雪原である。
尾瀬は6回目になるがいつも夏の風景だったので、この大雪原は感動的だった。
この尾瀬ヶ原でも自分たちのグループ以外は1人しか会わないほぼ貸し切り状態だった。
そして目の前には燧ヶ岳、振り返ると至仏山という尾瀬ヶ原ならではの光景は何度来ても不思議な感じがして、今日は真っ白な雪景色ということもあり本当に現実なのかなという感覚がする。
牛首までくると標識が頭まで雪をかぶっているくらいの積雪深があり、あと2週間ほどで雪がほぼ消えて水芭蕉の咲く風景になるのか信じられない気もするが、ただところどころ橋のところなど融雪がすすんでいたので、これから一気に融けていくのだろう。

気が付けば上空には巻積雲が広がり、世界全体が薄く白い光に満ちたようになり、ますます現実の光景とは思えなくなってくるのだった。

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ハイキング 尾瀬・奥利根 [日帰り]
尾瀬
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 尾瀬・奥利根 [日帰り]
蛇紋岩の滑る山 至仏山 反時計回りで。
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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