川場野営場から上州武尊山 4連休3日目
- GPS
- 06:20
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,236m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
天候 | 高曇り ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
前爪付きアイゼンとピッケル絶対必要。初心者は無理。危険なトラバース多い。 |
写真
感想
4連休3日目。前日、日光白根山へ登り、下山後、天気予報をチェック。殆ど、予報に変化はなく。晩から雨の予報で高曇りになりそう。南風なので北部か東部ならOK.。草津白根山に行くことに決めて、沼田方面に車を走らす。R120で行かずに途中で県道64に右折。来るときR120は流れがよくなかったので、県道64は、がらがらなのでそちらへ。
3年くらい前尾瀬ヶ原へ行った帰りに通ったことがあり、県道64が早かった印象があったのでこちらへ。途中で川場野営場の標識があった。
ヤマレコで5月19日まで林道は通行止めの情報があったので今回パスした武尊山だが、解除されていた。行けるかどうか、行って見ると5kmくらい先の川場野営場まで行けた。そこで、急遽、武尊山に登る事に決定。大阪から、ここまで来るのには簡単ではないので、こんな機会を逃したくなかった。
その後、道の駅、白沢へ、望郷の丘と言う温泉が併設されておりそこで一浴び。そこからは武尊山が正面に見えていた。
この日は移動時間が短く、早く寝て早く登り始める。スマホでヤマレコの記録を調べるとあまりなく、2年前の記録を見ると雪が少ない。標高も日光白根山よりかなり低いしチェーンスパイクで行けると判断。これが、大変な失敗でえらい目にあうことになった。
歩き出して30分くらいで雪が出だした。稜線にでると雪はたっぷりある。前武尊に着き、剣ヶ峰のトラバースに。そこで初めて12本アイゼンを持ってこなかったことを後悔した。なかなかのトラバースで、なぜか最初はトレースがない。日光白根山はトレースがしっかりあったので急登やトラバースも楽だったが、トレースがないと、一歩一歩蹴りこんで足場を固める必要があるのでとても疲れるし、すべって危ない。最初は山の方を見てカニの横ばいで横に移動。引き返そうと思ったが、下を見ると、どこまでも続く谷ではなく、死にはしないし小さなケガですむだろうと思い、今度来れるのはいつになるか分からないので行くことに。幸いピッケルは持ってきた。
慎重にトラバースを通過。しかし、気の抜けるところは殆どない。その後、中の岳をトラバースしないでそのまま頂上まで、間違って行ってしまう。そのまま進行方向へ降りれるかと思えば無理。引き返すのは面倒なので、そのまま直接トラバースの方へ30Mくらい下れば行けるが、上から見ると殆ど崖のような角度。滑落する可能性30%くらいだが、挑戦。と言うのは、20Mくらい下に笹原があり滑落しても、そこで止まると思ったから。
クライムダウンで下降。雪がしまっているので、つま先で3回くらい蹴りこんで足場を確保しながらつま先だけで、左足、右足、ピッケルと順番に時間をかけてゆっくり慎重に下降。なんとか、あと5Mくらいという所で、油断はしてなかったが左足が滑ったかと思うと一気に滑落。笹原に突入して笹を掴もうとしたが勢いが早く、つかめず3、4M下でやっと止まる。恐ろしい。
その後少し行ったらやっと頂上。またもや絶景が待っていたが、この後、帰りにまだまだ危険箇所があると思えば安心できず。
帰りは自分のトレースがあったので、かなり楽だったが、やはり緊張の連続。
結局、12本アイゼンを持ってこなかったばかりに大変な目にあった。
去年のGWに越後駒ヶ岳に行った時、最初はチェーンスパイクで。滑るので12本アイゼンに履き替えたとき、とても歩きやすかったのを思い出した。やはり12本アイゼンは全然違う。雪の表面が溶けていても鋲が長ければ凍っている所までささるので、よく効くし前爪は急登では全然楽。いい教訓になった。
精神的にも肉体的にも、とても疲れた山行だった。
山行中、誰にもあわなかったし、トレースも、とても少なかったが、なぜだろうか?
12時に駐車場へ。そのあとたっぷり時間があるので、高速道路を使わずに、のんびりドライブがてら、沼田、中の条、嬬恋、湯の丸高原、女神湖、経由で米沢温泉、塩壺の湯でひと浴び、その後、初日に行った激安ガソリンスタンド、アサヒ商会で満タンにして、杖突峠、高遠、伊那、木曽福島まで移動、道の駅、三岳で車中泊。
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