西丹沢 同角沢 滝が辛いです



- GPS
- --:--
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 997m
- 下り
- 987m
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
玄倉からユーシンへ向かう林道は、林道入口付近(玄倉バス停から徒歩数分のところ)から先は進入禁止の表示が出ていました。 そのため、玄倉バス停の隣にあるビジターセンター跡地の駐車場に駐車して徒歩で沢まで向かいました。 |
その他周辺情報 | ぶなの湯(入場18時まで) |
感想
今週は所属する山岳会の会企画山行「沢初め」。足慣らしとして、希望者で集って、同じ地域の沢を集中して登る。
先週までジャンダルムで震えてビバークしていたのに今週は沢登り、変わり身の速さに我ながら驚く。
今回の沢初めは西丹沢で、他に小川谷廊下やモチコシ沢などにパーティを出した。
我々は4人(Yリーダー、Nさん、入会予定のMさん)で同角沢に向かった。
事前に「同角沢は沢初めに向くような沢ではない」と聞いていたが、本当に辛い滝の連続だった。
しかもシャワークライミングが多くて、曇り空の5月では寒かった。
林道ゲートは閉じられているので、ビジターセンター跡に駐車して歩く。
小川谷出合いからユーシン方面の林道に進み、玄倉ダムを過ぎて第六隧道を抜けると、左手に「熊10」と書かれた茶色い電柱が見えてくる。
ここから玄倉川本流に下り、渡渉して同角沢に取り付く。
今回は不動の滝をリードしたが、上部の残置スリング(あぶみなどを使用するポイント)の先が非常にぬめっていて危険と判断し、
そこから流芯を超えて右壁に行き、滝右の草付を大きく高巻くようにして滝上15メートルのバンドに出た。
その後はクライムダウンで沢床に復帰。
無名の滝はNさんがリードしたいと言うのでおまかせした。
左から登り、中段で流芯を超えて右壁に行き、クラック状をカムで支点を取って登る。
ホールドはあるが、濡れて寒いし、クラックの中のホールドは剥がれるしで、セカンドなのに結構しびれた。
これをリードするNさん凄い!
最後、遺言棚はリーダーのYさんがリード。右から登り、中段・上段は左の草付ボロ壁を登る。
この中段が本当にボロボロで、ホールドだと思って掴むと、小石に粉砕されてしまうような壁。
ボロボロだからカムもハーケンも効かない。Yさんは草を束ねてランナーにしていた。
上段の左に抜けると、50mロープで本当にギリギリ。
自分は最後尾で登ったので、簡単に感じたが、これをリードするのはご免です。(Yリーダーありがとうございます)
遺言棚の終了点から上に上がると、数分で東沢乗越に着く。この付近は踏み跡がある。
ここから地形図の1129m峰に行き、同角沢のすぐ西にある尾根(同角尾根というらしい)を下降する。
当然踏み跡はない(あってもうっすらの獣道)ので、尾根を外さないよう、地形図とコンパスを睨みながら進む。
最後の方は傾斜が少し急になるが、ロープを使わずに歩いて下れる角度。
発電所の西の端、林道の第5トンネルあたりを狙って下降していくと、山中に電柱が現れ、そこからは巡視路がある。
これを下り切って本流を渡渉すると、第5トンネル出口のところで林道に上がれるところがあった。
長い林道を下り、ビジターセンターまで戻った。
それなりに登りごたえのある沢で、充実した沢初めとなった。
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