ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1148952
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

朝日岳 〜 古寺鉱泉から往復 〜

2017年05月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:52
距離
16.2km
登り
1,666m
下り
1,662m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:17
休憩
0:35
合計
8:52
5:51
5:51
72
7:03
7:03
6
7:09
7:09
40
7:49
7:49
23
8:12
8:12
47
8:59
9:00
61
10:01
10:06
32
10:38
10:44
14
大朝日小屋
10:58
10:59
10
大朝日岳
11:09
11:09
23
大朝日小屋
11:32
11:40
45
銀玉水
12:25
12:35
26
13:01
13:01
15
13:16
13:16
14
13:30
13:34
4
13:38
13:38
53
14:31
14:31
6
14:37
14:37
1
14:38
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◇古寺鉱泉手前の駐車場に自家用車を駐車。
・スタート時10台強の車が、下山時15台ほどの車が駐車。
コース状況/
危険箇所等
【駐車場⇔ハナヌキ峰分岐】
▼標高1000m強から登山道に残雪あり。
▼標高1050〜1100m付近は、木の枝葉が邪魔になりました。少し道も分かりにくいとは思いますが、基本尾根筋を進みます。
▼ハナヌキ峰分岐手前のトラバース区間は雪の状態によっては要注意です。この日は既に刻まれたステップを利用すれば、滑り止めを着用せずとも、安定して歩行することができました。
【ハナヌキ峰分岐⇔小朝日岳】
▼下記区間を除き、雪道でした。踏み抜きは無し。登りでは沈み込みは1cm程度。下りでの沈み込みはくるぶしから脛下程度。
 ・ハナヌキ峰分岐から100mほど
 ・古寺山からその先の小ピークを越え、小朝日岳に少し登り返した地点まで
 ・小朝日岳山頂付近
▼登りでは標高1200m手前でアイゼンを装着し、小朝日岳山頂手前の標高1590m手前の地点までアイゼンを着用して歩行しました。下りでは、滑り止めを着用せずに歩行しました。
【小朝日岳⇔銀玉水】
◆小朝日岳からの下りは石がごろついているため、スリップに注意が必要です。
◆尾根筋の道を歩きます。
▼雪の上を歩く区間もありますが、ほとんど夏道でした。雪上歩行区間は傾斜も緩く、滑り止めの必要はありませんでした。
【銀玉水⇔大朝日岳】
▼銀玉水から標高1720m強までの雪面は、それなりの傾斜があり、登りでは強い横風に煽られ気味で、下りでは雪が少し緩みスリップしやすくなっていたため、ともにアイゼンを装着して歩行しました。上記区間と10〜15mほどの区間を除き、夏道でした。
その他周辺情報 ◇大井沢温泉湯ったり館で入浴。
・大人300円。
・こじんまりとした浴場です。泉質が肌に合っていたのか、入浴後無駄に肌がスベスベになりました。
駐車場の裏で見かけたミズバショウ
5
駐車場の裏で見かけたミズバショウ
まずは古寺鉱泉まで川沿いを歩きます。
1
まずは古寺鉱泉まで川沿いを歩きます。
古寺鉱泉の左手を抜けていきます。
2
古寺鉱泉の左手を抜けていきます。
古寺鉱泉の脇にシラネアオイが咲いていました。
鉱泉の方が植えているのでしょうか?
9
古寺鉱泉の脇にシラネアオイが咲いていました。
鉱泉の方が植えているのでしょうか?

この花も古寺鉱泉脇にのみ咲いていました。
4

この花も古寺鉱泉脇にのみ咲いていました。
ブナの新緑に癒されながら登ります。
7
ブナの新緑に癒されながら登ります。
スミレサイシンかな?
2
スミレサイシンかな?
ムラサキヤシオツツジ
2
ムラサキヤシオツツジ
ヤブデマリかな?
2
ヤブデマリかな?
カエデの若葉をパチリ。
1
カエデの若葉をパチリ。
ツツジ咲く林を抜けていく。
1
ツツジ咲く林を抜けていく。
「合体の木」とやら。
3
「合体の木」とやら。
光り輝くブナの新緑。
3
光り輝くブナの新緑。
ブナの緑に目を奪われます。
4
ブナの緑に目を奪われます。
標高が1000mを超えると、残雪が出てきました。
1
標高が1000mを超えると、残雪が出てきました。
木の枝が少し邪魔になる所もありました。
1
木の枝が少し邪魔になる所もありました。
ショウジョウバカマ
3
ショウジョウバカマ
青空と残雪に映えるブナの新緑
3
青空と残雪に映えるブナの新緑
リュウキンカ
展望が開けてきました。
2
展望が開けてきました。
雪の状態によっては嫌らしそうなトラバース区間を歩きます。
雪の状態によっては嫌らしそうなトラバース区間を歩きます。
ハナヌキ峰分岐に到着。
2
ハナヌキ峰分岐に到着。
ハナヌキ峰分岐から少し歩いた所で、アイゼンを装着し、雪の上を登っていきます。
アイゼン装着時に、地元の方からこの先の状況をお伺いしました。
2
ハナヌキ峰分岐から少し歩いた所で、アイゼンを装着し、雪の上を登っていきます。
アイゼン装着時に、地元の方からこの先の状況をお伺いしました。
青空に向かって登っていく。
テンションが上がってきました。
2
青空に向かって登っていく。
テンションが上がってきました。
稜線が迫ってきました。
1
稜線が迫ってきました。
稜線まであと一登りです。
稜線まであと一登りです。
ついに小朝日岳が見えました。
2
ついに小朝日岳が見えました。
前日登った月山が見えています。
少し霞がちで、遠望はそれほど利きません。
3
前日登った月山が見えています。
少し霞がちで、遠望はそれほど利きません。
稜線に出ると大朝日岳が見えました。
月山からはあまり目立ちませんでしたが、どっしりとした山で存在感があります。
6
稜線に出ると大朝日岳が見えました。
月山からはあまり目立ちませんでしたが、どっしりとした山で存在感があります。
大朝日岳から北方へと延びる稜線
8
大朝日岳から北方へと延びる稜線
以東岳を拡大
小朝日岳を目指します。
2
小朝日岳を目指します。
この辺りは楽しい雪道歩き。
1
この辺りは楽しい雪道歩き。
古寺山に到着。
古寺山からしばらくは夏道が露出していました。
1
古寺山からしばらくは夏道が露出していました。
カタクリ
小朝日岳の山頂か近づいてきました。
小朝日岳の山頂か近づいてきました。
小朝日岳山頂手前でアイゼンを外しました。
小朝日岳山頂手前でアイゼンを外しました。
小朝日岳に到着。
強風が吹き荒れていました。
7
小朝日岳に到着。
強風が吹き荒れていました。
気持ち良い稜線が大朝日岳までつながっています。
9
気持ち良い稜線が大朝日岳までつながっています。
ただ一度もったいない位下ります。
1
ただ一度もったいない位下ります。
少し石がごろついているので、スリップに注意が必要です。
少し石がごろついているので、スリップに注意が必要です。
トラバース路との合流点まで下ってきました。
トラバース路との合流点まで下ってきました。
雪上を歩行する区間もあるにはあります。
雪上を歩行する区間もあるにはあります。
朝日岳を望めるちょっとした広場のような所があったので、休憩しました。
朝日岳を望めるちょっとした広場のような所があったので、休憩しました。
以東岳まで続く稜線。
いつか歩いてみたい。
1
以東岳まで続く稜線。
いつか歩いてみたい。
ゆったりとしたアップダウンを繰り返す稜線を歩きます。
ただ風が非常に強く、風速にして10〜20mくらい吹いていました。
ゆったりとしたアップダウンを繰り返す稜線を歩きます。
ただ風が非常に強く、風速にして10〜20mくらい吹いていました。
ステップが刻まれており、アイゼンなしでも登れそうでしたが、直前ですれ違った方から雪の斜面の途中も風が強いという情報をいただいたので、念のためアイゼンを装着して登ります。
1
ステップが刻まれており、アイゼンなしでも登れそうでしたが、直前ですれ違った方から雪の斜面の途中も風が強いという情報をいただいたので、念のためアイゼンを装着して登ります。
青空に向かって登っていく、好きなシチュエーションなんですが、確かに風が強く、バランスを崩さないように神経を使います。
3
青空に向かって登っていく、好きなシチュエーションなんですが、確かに風が強く、バランスを崩さないように神経を使います。
雪道の終わりが見えてきました。
雪道の終わりが見えてきました。
ここでアイゼンを外しました。
1
ここでアイゼンを外しました。
気持の良い草原、雪原が拡がっていた。
2
気持の良い草原、雪原が拡がっていた。
ハイマツ帯を大朝日小屋に向けて歩いていく。
6
ハイマツ帯を大朝日小屋に向けて歩いていく。
大朝日小屋に到着。
小屋前で休憩されていた方と少しお話しし、その後自分も休憩しました。
2
大朝日小屋に到着。
小屋前で休憩されていた方と少しお話しし、その後自分も休憩しました。
休憩後大朝日岳に向かいます。
休憩後大朝日岳に向かいます。
大朝日岳に到着!
73座目の百名山です。
14
大朝日岳に到着!
73座目の百名山です。
祝瓶山まで続く稜線。
なかなか歩き応えがありそうです。いつか歩くことができるだろうか。
飯豊山は肉眼では朧気に見えてはいましたが、写真では分かりません。
10
祝瓶山まで続く稜線。
なかなか歩き応えがありそうです。いつか歩くことができるだろうか。
飯豊山は肉眼では朧気に見えてはいましたが、写真では分かりません。
中ツル尾根方面
月山、小朝日岳方面
月山、小朝日岳方面
それでは、来た道を戻ります。
それでは、来た道を戻ります。
大朝日小屋まで戻ってきました。
2
大朝日小屋まで戻ってきました。
銀玉水までの下りは、アイゼンを着用して、下りました。風は弱まっていましたが、気温が上がってきていたため、グズグズの雪となり、スリップしやすくなっているといけないと思い、念のため、アイゼンを装着しました。
3
銀玉水までの下りは、アイゼンを着用して、下りました。風は弱まっていましたが、気温が上がってきていたため、グズグズの雪となり、スリップしやすくなっているといけないと思い、念のため、アイゼンを装着しました。
銀玉水(分岐点)まで下り、アイゼンを外し、少し休憩しました。
1
銀玉水(分岐点)まで下り、アイゼンを外し、少し休憩しました。
銀玉水が組める地点まで雪が掘られ、底には水の流れがありましたが、底まで下りなかったので、雪解け水なのか湧水なのかよく分かりませんでした。
銀玉水が組める地点まで雪が掘られ、底には水の流れがありましたが、底まで下りなかったので、雪解け水なのか湧水なのかよく分かりませんでした。
小朝日岳までの気持の良い稜線を歩きます。
1
小朝日岳までの気持の良い稜線を歩きます。
小朝日岳までの登りは結構きつそうです。
4
小朝日岳までの登りは結構きつそうです。
小朝日岳までの登り返しはそれなりの急登です。
気温が上がり、汗だくになりながら登りました。
暑さ以上に煩わされたのが、ブヨ。
ブヨにたかられ、精神的におかしくなりそうでした。
小朝日岳までの登り返しはそれなりの急登です。
気温が上がり、汗だくになりながら登りました。
暑さ以上に煩わされたのが、ブヨ。
ブヨにたかられ、精神的におかしくなりそうでした。
小朝日岳まで戻ってきました。
仙台市から来られた団体さんがいたので、少しお話ししました。
団体さんのおかげで、ブヨの標的が分散されて、助かりました。
3
小朝日岳まで戻ってきました。
仙台市から来られた団体さんがいたので、少しお話ししました。
団体さんのおかげで、ブヨの標的が分散されて、助かりました。
いい加減ブヨを払いのける手が疲れ始めたので、下山します。
1
いい加減ブヨを払いのける手が疲れ始めたので、下山します。
帰路ではアイゼンを装着せずに、雪道をサクサク下ります。
帰路ではアイゼンを装着せずに、雪道をサクサク下ります。
程よく沈み込むため、安全に下ることができました。
程よく沈み込むため、安全に下ることができました。
新緑を楽しみながら、下ります。
1
新緑を楽しみながら、下ります。
古寺鉱泉まで戻ってきました。
2
古寺鉱泉まで戻ってきました。
駐車場が見えてきました。
4
駐車場が見えてきました。

感想

山形遠征第二弾は朝日岳としました。

古寺鉱泉からは気持の良いブナ林を抜けていきます。
山形遠征の目的は、新緑のブナを愛でるため。
この遠征で登った三山では、登山中にブナの新緑を堪能できるのはここ朝日岳のみ。
思う存分色鮮やかなブナの新緑を味わい尽くすことができました。

雪国の山だけあり、標高の割に森林限界が低く、森林限界を超えてからは展望の良い稜線歩きが続きます。
朝日岳は想像以上に素敵な山でした。
ただ、朝日岳のみのピークハントよりも、外のピークも絡めた稜線歩きの方が楽しめそうでした。
この日は、陽が高くなるにつれて、5月とも思えない暑さとなり、霞がかって遠望が効かない状況も残念と言えば残念でした。
いつか、展望を楽しみながら、朝日連峰の稜線歩きを楽しんでみたいものです。
今回はブヨに悩まされたので、再登はブヨがいない季節に。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1264人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 朝日・出羽三山 [2日]
古寺鉱泉〜大朝日岳 避難小屋泊ピストン
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
ハイキング 朝日・出羽三山 [2日]
大朝日岳(古寺鉱泉ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 朝日・出羽三山 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら