薬師岳、氷と光の世界、奇跡のような光景

2017年06月04日(日) [日帰り]

• GPS: 10:09
• 距離: 19.7km
• 登り: 1,753m
• 下り: 1,743m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:05
• 休憩: 0:59
• 合計: 10:04

6:43 折立
6:46 6:48 十三重之塔 慰霊碑
7:26 7:26 太郎坂(アラレちゃん)
7:59 8:11 青淵三角点(青淵山)
8:22 8:23 積雪深計測ポール
9:08 9:09 五光岩ベンチ
9:32 9:32 太郎兵衛平
10:10 10:12 太郎平小屋
10:29 10:30 薬師峠
11:00 11:01 薬師平
11:48 11:48 薬師岳山荘
12:35 12:38 薬師岳避難小屋跡
12:53 13:17 薬師岳
13:27 13:27 薬師岳避難小屋跡
13:36 13:37 薬師岳山荘
14:00 14:00 薬師峠
14:23 14:32 太郎平小屋
14:43 14:44 太郎兵衛平
14:57 14:57 五光岩ベンチ
15:38 15:38 積雪深計測ポール
15:45 15:45 青淵三角点(青淵山)
16:12 16:12 太郎坂(アラレちゃん)
16:44 16:44 十三重之塔 慰霊碑
16:45 16:46 折立
16:47 ゴール地点

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

特に危険個所はありませんが、樹林帯の中の残雪で二度ほど道に迷い、ヤマレコMAPに助けられました。

その他周辺情報

亀谷ゲートを出てすぐ亀谷温泉があります。

写真

6/4 5:34

6時ゲートオープン、30分前に着きましたが、すでに4台

6/4 6:45

折立の登山口、6時45分スタート

6/4 7:27

アラレちゃんまで40分余り、順調です。

6/4 7:42

三角点手前の急登です。下りではルートを外れ、ヤマレコMAPのお世話になりました。

6/4 7:57

三角点まで1時間10分ほど、1回目の休憩をとりました。小雨がチラホラ

6/4 8:17

日曜日が晴れる予報だったので、わざわざ土曜から日曜に延期したのに、一緒だったか？

6/4 8:59

振り返るとガスの合間から有峰湖が、、相方がしきりに「アリーミネンコ」と爺ギャグ

6/4 9:49

3時間を超えやっと太郎平小屋が見えてきました。このころ小雪もチラホラです。稜線に出たらどうなるんだろう〜

太郎平小屋を出て薬師平へ向かいます。

6/4 10:27

テン場への下り、そして薬師平への急登が待っています。

テン場から薬師平への登り、夏道はもう少し左の沢沿いのはずですが、積雪時は直登します。

6/4 10:52

薬師平手前、この頃やっと青空が、

6/4 11:01

薬師平です。我々は写真正面の夏道方向、右に巻きましたが、真っ直ぐ最短コースをとられた方が多かったようです。我々も下山時はそうしました。

6/4 11:15

薬師岳山荘へ向かう急登です。積雪時は本当に迫力があります。

実は二週間前、鍬崎山で超ヘタレていたのですが、この景色にアドレナリンが噴出です。

遠く槍の穂先もクッキリ

6/4 11:40

標識も凍る

6/4 11:47

ロープも凍る

薬師岳山荘、まだ休館中

6/4 11:48

氷柱が

いざ頂上へ

避難小屋も凍りついてます。

6/4 12:37

雲走る！

6/4 12:43

雪山を楽しみに来たのですが、こんな景色が見られるとは、

6/4 12:50

頂上には10数名、BCスキーの方が8割です。

エビの尻尾と記念撮影

赤牛岳、水晶岳をバックに

気分は超ハイ！こんなのをやってみたかった

相方のジャンプは高っ！

こんな景色いつまでも見ていたいけど、3年前より1時間遅れ、老化は着実に、もう下山の時間

太郎平小屋に到着、青空に薬師岳、サヨナラまた来るよ

撮影機器：

COOLPIX AW110 ニコン

感想

minori1209

3年前の6月7日に初めて見た雪に覆われた猛々しい薬師岳、この2年間の暖冬のせいで有峰林道が開通する6月1日にはすっかり夏山と化し、訪れる機会を失っていました。今年の山間部は豊富な積雪、待ちに待った林道開通後最初の日曜日、いつもの相方と勇んで出かけました。が、予報は晴れでしたが曇りから小雨、やがて小雪もちらつく始末、2900mの稜線を想像すると心が凍りつく状態でした。しかし、太郎平小屋を出た辺りから、雲間から日差しも現れ、期待を膨らませました。薬師岳山荘に近づくにつれ、標識、歩道沿いに張られたロープ、色んなものが凍り付いていました。避難小屋からの稜線の景色は圧巻でした。真っ青な空と氷の世界、6月とは思えない奇跡のような光景でした。しかし、今から思うと、これは昨日からの天候の急激な変動が生み出したものであり、その天候の急変が前日の獅子岳の悲惨な墜落事故も引き起こしたんだと思うと、改めて自然に対する畏怖の念を深く感じざるを得ませんでした。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。