記録ID: 116701
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無雪期ピークハント／縦走
栗駒・早池峰
早池峰(東側連峰)縦走 (河原の坊→早池峰山→剣ヶ峰→徳兵衛山→高桧山→江繋向神楽→河原の坊)
2011年06月11日(土) [日帰り]
岩手県
shiroiinu
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,645m
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05:10 河原の坊
07:30 早池峰山山頂(降雨のため避難小屋で待機するが、雨止まず。08:00発)
09:00 剣ヶ峰
10:10 徳兵衛山(10:20発)
10:50 安倍ヶ城(「5合目」看板)
12:00 高桧山(イチイの森)
13:00 悠久のみちトンネル(13:30発)
15:10 江繋向神楽
18:20 小田越(18:40発)
19:00 河原の坊
可能な限りのろのろの歩きです。
07:30 早池峰山山頂(降雨のため避難小屋で待機するが、雨止まず。08:00発)
09:00 剣ヶ峰
10:10 徳兵衛山(10:20発)
10:50 安倍ヶ城(「5合目」看板)
12:00 高桧山(イチイの森)
13:00 悠久のみちトンネル(13:30発)
15:10 江繋向神楽
18:20 小田越(18:40発)
19:00 河原の坊
可能な限りのろのろの歩きです。
| 天候 | 曇り→雨→晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ただし、6月中旬から8月上旬までの土日祝日(朝〜昼)にはシャトルバス運行による交通規制があって、河原の坊に自家用車では行けません。 悠久のみちトンネル(今回の縦走の終点)の付近には駐車場はありません。複数台駐車できそうな広いスペース(記念碑がある所)はあるのですが、進入禁止になっているようです(盗掘防止等、自然保護で登山者を増やさないためか)。今のところ、道路脇に駐車するしかないようです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
今回の山行では、河原の坊から早池峰山へ登り、早池峰の東側(旧川井村側)の連峰である剣ヶ峰・徳兵衛山・高桧山(イチイの森)を縦走して、「悠久のみち」というトンネルがある大規模林道(川井・住田線)に至り、そこから江繋向神楽に出て県道25号線を歩いて河原の坊に戻る、という周回のルートを歩きました。 登山ポストは、河原の坊の登山口にあります。小田越の登山口にもあります。 �＿聾兇遼窟�早池峰山山頂 コメガモリ沢を数回渡渉しますが、石が濡れていると滑ります。岩場を登りますので、浮石等にご注意を。鎖場が1ヶ所ありますが、右側から迂回できます。 沢沿いの登山道の左側に水場が1ヶ所あります。 �∩畸喨�山山頂→剣ヶ峰 岩場を歩く所があります。痩せ尾根気味の所も歩きますが、それほど危険ではありません。 �７�ヶ峰→徳兵衛山 比較的急な斜面を下ります。徳兵衛山付近では、歩きにくい岩場が続きます。登山道らしからぬ岩場です。所々に付けられたピンクのテープを頼りに進みます。 徳兵衛山には三角点があります。 �て訴識匯晦�高桧山(イチイの森) うっそうとした樹林帯を歩きます。高桧山付近では原生の巨木(イチイ、ヒバ、ダケカンバなど)が多々見られます。登山道から少し外れた所にも巨木があるため、数度寄り道をしました。 登山道上には巨石や木の根、倒木があり、歩きにくいです。今回は泥濘もありました。 登山道がはっきりしない箇所もあります。木に付けられたピンクのテープが大変役立ちます(付けて下さった方に感謝です!)。また倒木の切断跡も良い目印になります。 途中、「5合目」と書かれた古い手作り看板があります。そこから南側にちょっと入ると、展望の利く岩場があり、「安倍ヶ城」と記された標識も立っています。 余談。徳兵衛山の別称が安倍ヶ城だと思っていましたが、どうなっているのでしょうか??ただ、今回のように徳兵衛山と安倍ヶ城を分けて使ったほうが、登山道のポイントとしては都合が良いと思います。 ちなみに、安倍ヶ城という名は、安倍貞任の隠れ家があったという伝説が由来だそうです。 �ス睇飴�(イチイの森)→悠久のみちトンネル 林道(吉部沢林道)と合流します(壊れた標識があります)。悠久のみちトンネルに近づくと、最後に分岐点(小滝内沢沿いの林道に至る道との分岐か?)が1ヶ所あります。間違った方向に行かないようご注意を。 �ν�久のみちトンネル→江繋向神楽 大規模林道(川井・住田線)の一区間である横沢・荒川線を下っていきます。この道は山奥の道にしてはかなり立派です(以前いろいろ批判もあったようです)。景色も良く、巨木も間近に見ることができます。車はほとんど通りません。 �Ч招匕�神楽→河原の坊 県道25号線(紫波・江繋線)を河原の坊まで歩きます。長いです。登り坂続きです。道沿いの新緑は綺麗でしたが、似たような風景の連続ですぐに飽きてしまいました。 たまにやって来る自動車に注意です。 |
写真
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画面真ん中の岩が打石(ぶついし)。
曇って山頂は見えません。この後、雨降りになりました。
曇って山頂は見えません。この後、雨降りになりました。
剣ヶ峰頂上。早池峰山山頂も奥に写っています。
レンズに水滴付きました。残念。
レンズに水滴付きました。残念。
徳兵衛山(とくべえやま)が見えてきました。
ここからへんから岩場歩きが続きます。
ここからへんから岩場歩きが続きます。
徳兵衛山山頂から下ってきました。振り返って撮影。
岩場にもピンクのテープがあって、それを辿っていきます。
岩場にもピンクのテープがあって、それを辿っていきます。
「5合目」看板。この縦走路で、各山の山頂以外に標識があるのはここだけです。
写真、ピンボケしました。
写真、ピンボケしました。
「5合目」看板のところからちょっと南に入ると、展望が開けます。ここが「安倍ヶ城」になっています。
剣ヶ峰と徳兵衛山が望めます。
剣ヶ峰と徳兵衛山が望めます。
吉部沢林道と合流します。振り返って撮影。
看板は外れていました。消えかけていましたが、剣ヶ峰と書かれています。
看板は外れていました。消えかけていましたが、剣ヶ峰と書かれています。
大規模林道(川井・住田線)。
画面真ん中に駐車できそうな広場が写っていますが、進入禁止になっています。
画面真ん中に駐車できそうな広場が写っていますが、進入禁止になっています。
トンネル付近に、説明の看板もあります。でもこんな山奥、マニアックな人しかこないと思う。
大規模林道を下ります。右奥に、早池峰連峰。左に薬師岳。この二つの山の谷間まで歩いていきます。
感想
天気予報に反して降雨になってしまい、手がかじかんだり(カメラ操作に手間取る)、滑って転んだりで大変でしたが、最後には晴れて、綺麗な早池峰剣ヶ峰の景色が望めました。
早池峰山と高桧山を結ぶ早池峰の東側連峰の縦走路を歩く場合、悠久のみちトンネルからピストンで登り下りするか、あるいは、ピストンをせず、終点にする登山口に車を用意(デポ)しておくのが一般的です。以前は平津戸のほうからこの縦走路に入る登山者もいたようです(今でもいるのかな??)。
今回の一般道を利用する周回ルートはおすすめしません(と言いますか、そもそも誰も必要としないルートです…)。
この縦走路を歩く登山者はかなり少ないようで、高桧山近辺の鬱蒼とした樹林帯が不気味ですが、その分、静かな山歩きを楽しめます。この縦走路を歩くと、剣ヶ峰が「剣」ヶ峰である由縁がよく分かります。また、徳兵衛山の巌には趣がありますし、高桧山の原生の巨木にはやはり自然の歴史を感じます。この縦走路は、早池峰の一般的なイメージとはちょっと違った光景が見られる静寂の登山道として興味深いと思います。
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このコースを歩こうと考えて実行したことも偉いですが、スタート＆ゴールを河原の坊からと言うのも凄い！
どう考えても小田越からの方が楽なのに、あえて河原の坊とは・・・。
以前ここをピストンしましたがなかなか良いコースでした、でも舗装道を歩こうとは考えもしなかったですよ。
shiroiinuさん、ただ者ではありませんね！（笑！
少し見方をかえれば、変○？ 超〜○M？（爆！
徳兵衛山と安部ヶ城は別の物なんですね、私は同じ場所だとばかり思ってましたし、新しく道標も整備されたんですね。私もまた歩いてみたくなりました。
shiroiinuさんなら、大規模林道から早池峰山経由で岳まで縦走して、岳集落から大規模林道入り口まで舗装道と歩く、周回コースも歩いちゃいそうですね。（笑！
同じ日、私は小田越ピストンをしていましたよ。（爆！
XNRさん、早速コメントとお褒めのお言葉、ありがとうございます！
個人的な感想（本音）は、のちほど、違うほうに書きますが、もうこういう登山はしませんよ。良い思い出になりました（笑）。
今回、XNRさんの貴重な山行録、大変参考にさせていただいたんですよ。感謝です！今回同じコースを歩いてみて、XNRさんがカモシカか天狗であることが分かりました（笑）。
ネットで調べたら、昨年晩秋に道標を立てたようです。ピンクのテープもちゃんと付いていました。最近、倒木を切った跡もありました。思ったよりは迷うこともなかったです。
徳兵衛山と安倍ヶ城の事情は謎なのですが、分けたほうがポイントが増えて、登山道としては都合良いかもしれませんね。
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