打越峠を越えて住吉川本谷を遡る
- GPS
- 05:32
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,064m
- 下り
- 711m
コースタイム
10:30 打越峠
11:00 西おたふく山分岐
12:10 七曲がりへの分岐
13:00 一軒茶屋
14:35 有馬温泉バス停
合計時間5時間35分 合計距離11km
天候 | 曇り、一時小雨ぱらつく |
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過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 有馬温泉からバスで芦有道路を経由して阪急芦屋川駅 |
感想
前夕、六甲山に雲がかかっていたので、今日は頂上付近で雨が降るかもしれないと予想していたが、昼ごろ少しパラついただけで済み、有馬温泉につく頃には陽が射していた。
阪急岡本駅から岡本八幡神社を目指すには3通りの道がある。まずは南口に出て東(左)に向かい線路を北へ横断し、そのまま舗装路に沿って北上する。か、線路を渡ってすぐに西(左)へ向かい線路に沿って進み天上川で右折して北へ向かう。か、駅南口に出たら右に向かいすぐの通りで右折してコープの前を進み天上川で右折する。最後の、駅からすぐに右(西)へ向かう道が一番解りやすく歩きやすい。
見知らぬ土地の見知らぬ駅から始まる山登りは、その出発点となる駅の出方とその先での登り口が早く見つかると幸先が良い。今日は曇りであるが気持ちよく歩けるに違いない。
岡本八幡神社の左側の道を行く。八幡谷から打越峠までは狭い一本道が続くが、50人ぐらいのシニアのグループがまるでペースメーカーのように先導してくれた。峠の空き地で休憩する皆さんとは別れ黒五谷の沢へと急ぐ。沢を渡りそのまま北上すると石畳の住吉道に出合う。さらに進むと住吉川の流れを遡るようになり沢音が谷にこだまする。西おたふく山への分岐をやり過ごして沢沿いをしばらく進むと、石畳こそ無いものの、道幅広く整備された道が右斜面を登って行く。左手に谷を見下ろしながら、往年の住吉道を辿る。
住吉川は六甲山南を源流とする急流で、1938年の阪神大水害では、もっと上から岩石と共に大きな人の背丈ほどの石標が流されてしまったと現場に保存されていた。地図には無いが右雨ケ峠への分岐をやり過ごして、住吉川の流れが深く谷を造っている尾根の丸太道を登る。谷はますます深く、向こうに見える森もますます深くなっていく。
斜面を巻いていると、ぽんと雨ケ峠からの道に出くわした。峠からやって来るハイカーもびっくりしたろうが、もうすぐ出くわすぞっと予想していたこちらも突然でびっくりした。それほど急な合流であった。
沢を渡って七曲がりの急登である。「倦まず弛まず」という言葉を頭の端っこにおいて焦らずゆっくり登って行った。一軒茶屋からの下りでは途中一か所だけ通行止め、迂回路はこちらと表示があった。崖沿いの道が浸食されたようだ。
朝早かったので15時前には有馬温泉に着きそうだ。足湯にゆっくり浸かろうと思ったが、芦屋川行きのバスに間に合いそうなので早目にバスターミナルへ行った。折り返しのバスがちょうど着いたところで、長い列がバスに吸い込まれていたが運よく席に座れた。蓬莱峡経由宝塚行きが35分570円に対して、芦屋川方面へは芦有(ろゆう)ドライブウェイという有料道路を通るので35分780円とお高い。しかしながら有馬から六甲を越えてからの車窓が素晴らしい。右に左に山道を進むと突然前方に神戸の町と海が広がる。途中の東六甲展望台付近では文字通り遮るもののない阪神間の絶景が広がる。夜景はもっと素晴らしいだろう。
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