羅漢寺山
- GPS
- 07:36
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 139m
- 下り
- 611m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
甲府駅〜昇仙峡滝上 バス900円 昇仙峡ロープウェイ 片道650円 桜橋〜甲府駅 バス500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
岩がもろく足元が滑りやすいので注意 長潭橋への下山時は分岐に注意 |
写真
装備
備考 | ドライレイヤー、メリノウール、半袖シャツで行動。 曇りで比較的涼しかった |
---|
感想
( ̄∀ ̄)
私もMさんもかつて行ったことがあるけど
あまり印象に残っていない昇仙峡。
今回は羅漢寺山にちょろっと登って
思い出の昇仙峡も楽しんでしまおうという計画。
スタートが10時と遅いため、
まずはロープウェイで登ってしまい
弥三郎岳をピストン、
白砂山を経て昇仙峡口に下り、
遊歩道を歩いて奇岩や渓谷美を堪能しつつ
昇仙峡滝上バス停に戻るという作戦でした。
天気予報は怪しかったですが、
空は曇っているものの雨の気配はない。
風もなく蒸し暑くもなく、
意外にベストコンディションで
観光客に混じってロープウェイへ乗り込みます。
山頂駅は八雲神社に和合権現、
うぐいす谷や約束の丘など楽しい観光地。
焼きだんご食べたいねとか言いながら先を急ぎます。
(寄り道しまくりましたが…)
高度感ある弥三郎岳は登りやすく階段が作られていたりしますが、
観光客が気軽に登ってしまうからか「危険」表示がうるさいぐらい。
私らも入れ違いで下りて来た観光客のおじさんに
「ちゃんと山の格好してきたんだ。すごいね」
と言われて苦笑い(;・∀・)
今日は曇ってはいますが富士山も南アルプスも遠望でき、
くっきりではないもののまぁまぁ満足。
しかしこの後、白砂山への道がわからずうろちょろします。
パノラマ台に戻ると階段があることにMさんが気付き、
ようやく出発。
ちょっと滑りそうな感じでこわごわ歩く私たち。
やっと山っぽい道になってくると、
単独のおじさんとすれ違い、少し安心。
しかしこの後、誰にも会うことはありませんでした…。
途中で動物か何かのガサガサガサッという気配が…
一人だったら怖くて泣いちゃうねーなんて言いながら
白砂山に到着。
弥三郎岳の奇岩を眺めながらランチにします。
ここで、早くも、昇仙峡散策は時間的に無理だと判断。
昇仙峡口からバスで駅に戻る計画に変更しました。
さて私は昇仙峡という観光地に来るのだからと
お店で何か食べる可能性も考え、
コッヘル類は持ってこなかったのですが、
Mさんがバーナー一式を持参していたため、
お湯をもらってカップヌードル。安定のうまさ。
Mさんはえびピラフとワンタン麺、
誰も来ず風もない山頂でのんびり過ごしました。
さて下山。ぺちゃくちゃしゃべってたので
分岐を見逃してたらどうしようと思ってましたが、
問題なく白山展望台、太刀の抜石も堪能。
誰もおらず二人占めで、満足します。
道はわりと荒れた感じで里山感に溢れていますが、
特に危険箇所もなく順調に歩きます。
ずっと私の前を歩いていたMさんですが、
倒木のある分岐の所で「何これ?こっち?」と躊躇している所へ、
私が偉そうに「こっちだよ。踏み跡あるジャン」と、
得意げに先導。
※始めに言っておきますが、私が自信たっぷりに判断した時は、
大抵間違っています。
しばらくは狭いもののしっかりした道でしたが、
やがて踏み跡不明瞭に…(; ̄Д ̄)あれれ?
前方にピンクテープも見当たりませぬ。
歩けそうな感じはありますが、さすがに不安…
地図を確認してハッとなりました。
そういえばさっきの標識、千田とか書いてあったような…
私は破線ルートの千田方面に進んでしまったのでした。
Mさんに平謝りしつつ分岐へ戻ります。
よく見ろよ分岐の標識、私は右側の方が見えていませんでした。
バスの時間まであまり余裕がないのに、無駄足を踏んでしまいました。
でも二人で良かった…!
(Mさん一人なら迷わなかったと思いますが…)
少し下ると平坦な道となり、樹林に囲まれながらも、
やがて林道へ。
建物と人の姿が見え、久々に人を見たことに感動。
道みちの小さなお花や実を楽しみながら、
もう少しでバス停だな〜とのんきにおしゃべり。
しかし、歩けど歩けど何もない車道。
建物もなく人も車も通らない。
おかしいな、分岐から一時間ほどでバス停だったはずなのに…。
地図を確認するもよくわからず、MさんのスマホのGPSで位置確認。
よくわからんけど全然違う道にいる感じ、しかも逆方向?!
けっこう坂を下って来たのに汗かきながら上り返し、
焦りながら歩き続けますが、反対方向にも何もなし。
もうバスの時間に間に合わないかも…。
バスに乗れなかったら予約した特急にも乗れない。
切符は乗車券のみ使えるからMさんに頭下げて普通電車の旅で帰るか…。
いや、その前に、この何もない車道をどうやって抜け出すのか。
タクシー呼ぼうにも、目印になる店とか建物とかがない。
ヘッドランプは持ってるけど、こんな所で暗くなったら、
街灯もなくて真っ暗だよ…?
(; ̄Д ̄)
またしてもやってしまいました。
昇仙峡という観光地だから何も心配ないと、
下調べを怠ってしまいました。
一体何度同じ間違いを繰り返せば気が済むのでしょう?
山を下りてからでも、まだ山登りなのです。
ここは東京や新宿の駅前ではないのです。
人がいたら聞こう!と言いながら、
だーれも通らない、なーんにも見当たらない。
正直言ってすごく怖かったです…
何よりMさんに迷惑をかけたことが…
Mさんは「私もよく調べてこなかったからいけないンだよ」と
言ってくれますが、
そもそも私が企画して誘った山行です…
私自身、一人じゃないからっていう妙な安心感と、
変な無責任感があったことは否めません…
やがて見つけた「J寺」の石柱?
どこにあるか見えませんが、とにかく坂の上のようです。
「とにかくお寺に行ってみよう!」
Mさんの提案で坂道を上ってゆきます。
途中に獣除けのゲートがあってまた不安になりますが、
「大丈夫!さっきそう書いてあったよ!」
という力強いMさんの言葉に、さらに進んで、
ようやくJ寺への階段を見つけました。
正式な参道?は違うと思いますが、
草が無造作に生えた斜面を上ってゆくと、人の姿が。
「良かった!人がいるよ!」
そうMさんに伝えた矢先、向こうから
「こんにちはー」
と声を掛けて下さいました。
すかさずMさんが、
「すいません、道に迷っちゃったんですけど…」
私たちは昇仙峡口のバス停よりかなり離れてしまっていたのでした。
ここから一番近い桜橋のバス停を教えてもらい、
「良かったら車で送りますよ」
Σ(;・Д・)エェッ!
そんな、そんな幸運が、私に舞い降りていいンですか…?
いや、私にじゃない、やはりMさんの人徳と言うほかありません。
軽トラの荷台(笑)に乗せてもらって坂の下まで送ってもらい、
「そこの道を左に行って突き当たりを右、橋を渡ればすぐだから」
と教えてもらい、深く深くお礼を言って別れました。
ありがとうございました、本当に助かりました!
(教えられたそばから右に行こうとし、「逆、逆!」と言われましたが…)
実際のところ、これで一発逆転満塁ホームランでした!
あんなに時間をロスしたのに、予定のバスに乗る事が出来たのですから!
(T_T)
本当に今回はマジで反省しました。(←いつも反省してないのか?)
けっこうヤバかった、というか怖かった…。
怒らず冷静でいてくれたMさんの優しさに感謝です。
しかもMさんの機転のおかげで助かりました。
私一人だったら、J寺に行こうなんて思わなかったかも。
バスも座れたし思いがけずさっきより安い金額ですんで(駅に近付いたから)
駅ではぬかりなくお土産もお弁当も買え、
ずっと我慢していたトイレに行ってスッキリ(←はしたない)
実は私は白砂山の手前からずっとトイレに…(^皿^;)←トイレ近い
電車の中ではすっかり疲れた私たち、
ごはんを食べたら二人とも眠ってしまいました。
(T_T)次回は、ちゃんとします。
(昔、桑田圭祐が出ていたCMの台詞みたい…)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する