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Yamareco

記録ID: 1174715
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

花と残雪の飯豊山!川入から本山小屋テント泊

2017年06月17日(土) 〜 2017年06月18日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山形県 福島県 新潟県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
30:34
距離
27.2km
登り
2,307m
下り
2,289m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:47
休憩
0:32
合計
11:19
距離 17.2km 登り 2,067m 下り 532m
4:30
8
4:38
113
6:31
51
7:22
12
7:34
7:36
6
7:42
7:56
58
8:54
8:57
22
9:19
44
10:03
10:04
26
10:30
10:36
151
13:28
13:29
11
13:40
40
14:20
14:21
44
15:05
14
15:19
19
15:49
宿泊地
2日目
山行
4:12
休憩
0:14
合計
4:26
距離 10.0km 登り 239m 下り 1,776m
6:31
26
宿泊地
6:57
7:02
14
7:16
7:17
29
7:46
24
8:10
45
8:55
9:00
5
9:05
9:06
8
9:14
9:15
29
9:44
65
10:49
10:50
6
10:56
1
10:57
ゴール地点
天候 1日目:晴れ→曇り→晴れ
2日目:曇り
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御沢野営場利用。4:00到着時点で5台ほど。
コース状況/
危険箇所等
御沢野営場に登山者カード記載所あり。

全体を通して残雪が多いです。状況に応じてチェーンアイゼンとダブルストックを使用しました。
□種蒔山〜切合・種蒔山分れ、一箇所急な上り下りがあります。技術不足で僕は行きで滑りました、お気を付けください。
□切合小屋〜草履塚、雪渓が続きます。傾斜は緩いですが距離が長いです。
□飯豊山〜御西岳、特に御西寄りは平坦な雪渓です。視界が効かない時はルートの見きわめが必要です。

各小屋は営業前です。
本山小屋の水場は利用不可。このルートでは地蔵水場が最後の給水ポイントになると思います。(他の水場は未確認です)
その他周辺情報 「いいでのゆ」、入浴料500円。
http://www.sobanosato.jp/spa/

西会津味噌ラーメン「えちご屋」。味噌チャーシュー麺900円。
https://tabelog.com/fukushima/A0706/A070601/7004780/
自宅から3時間強の運転で、4:00御沢野営場到着。
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自宅から3時間強の運転で、4:00御沢野営場到着。
準備を整え4:30、ゲートを越えて出発!だいぶ明るくなってきた。
準備を整え4:30、ゲートを越えて出発!だいぶ明るくなってきた。
ここから登山道のはじまり〜。
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ここから登山道のはじまり〜。
まずはヤマツツジ。
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まずはヤマツツジ。
下十五里。
えぇーと、若いアカモノ?
えぇーと、若いアカモノ?
日が差してきた。緑が鮮やかに色づく。
日が差してきた。緑が鮮やかに色づく。
中十五里。
ギンリョウソウ。育った姿が見たい!画像検索したらなかなかのビジュアルだった。
ギンリョウソウ。育った姿が見たい!画像検索したらなかなかのビジュアルだった。
ウラジロヨウラク。淡いピンクがかわいい。
ウラジロヨウラク。淡いピンクがかわいい。
タムシバ。
大きな倒木がしっかりと登山道をふさいでいた。大股で通過。
大きな倒木がしっかりと登山道をふさいでいた。大股で通過。
上十五里。
深く削れている。
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深く削れている。
アカモノ三姉妹。
1
アカモノ三姉妹。
新緑。朝つゆをまとって、とっても瑞々しい。
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新緑。朝つゆをまとって、とっても瑞々しい。
木々の隙間から見える景色がうれしい。青空だし!
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木々の隙間から見える景色がうれしい。青空だし!
花火みたいなイワカガミ。
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花火みたいなイワカガミ。
うまいのかな。
マイヅルソウ。葉っぱの形が舞鶴草。花はバンザイ!してるみたい。
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マイヅルソウ。葉っぱの形が舞鶴草。花はバンザイ!してるみたい。
ショウジョウバカマ。
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ショウジョウバカマ。
この辺りから雪が見え始める。
この辺りから雪が見え始める。
ミヤマスミレ。
横峯小屋跡。
光に透けるイワカガミの白。
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光に透けるイワカガミの白。
朝は閉じてるカタクリ。
朝は閉じてるカタクリ。
地蔵水場道。
事前情報だとここが最後の水場になると思うけど、まだ容器に空きが無いからできるだけ飲む!
事前情報だとここが最後の水場になると思うけど、まだ容器に空きが無いからできるだけ飲む!
三国岳への分岐。残雪がありトレースが不鮮明のためスマホのGPSで方向を確認。ここまでくると視界が開けてくる。
三国岳への分岐。残雪がありトレースが不鮮明のためスマホのGPSで方向を確認。ここまでくると視界が開けてくる。
雪上を行く。景色よくてテンションUP!
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雪上を行く。景色よくてテンションUP!
赤い実と奥にムラサキヤシオ、右上に虫。
赤い実と奥にムラサキヤシオ、右上に虫。
カタクリ、もう少しで開くかな。
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カタクリ、もう少しで開くかな。
岩の間からイワカガミ。
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岩の間からイワカガミ。
剣(オレンジのヒモ)ヶ峰。
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剣(オレンジのヒモ)ヶ峰。
三国小屋まで切り立った尾根を登ります。
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三国小屋まで切り立った尾根を登ります。
ミツバオウレン。
2
ミツバオウレン。
ハクサンチドリ。ガスが登ってきた。
ハクサンチドリ。ガスが登ってきた。
お!突然現れた三国小屋。ザックを降ろし休憩、トイレを借りる。
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お!突然現れた三国小屋。ザックを降ろし休憩、トイレを借りる。
三国小屋から飯豊・大日方向。
三国小屋から飯豊・大日方向。
スケールが分かりにくいけど、3mくらいの雪壁。
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スケールが分かりにくいけど、3mくらいの雪壁。
シラネアオイ。
荒々しい造形。
ホコリ取りに使えそうな黄色いこれは?
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ホコリ取りに使えそうな黄色いこれは?
雪の量が増えてきた。
雪の量が増えてきた。
カタクリ、トランスフォーム。
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カタクリ、トランスフォーム。
自然の造形っておもしろいなぁ。
自然の造形っておもしろいなぁ。
ミネザクラ。
鮮やかな黄色が目を引くシナノキンバイ。
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鮮やかな黄色が目を引くシナノキンバイ。
この辺りからチェーンアイゼンとダブルストックで。
この辺りからチェーンアイゼンとダブルストックで。
やや長めの雪渓、左端を登っていく。
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やや長めの雪渓、左端を登っていく。
切合小屋に到着。
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切合小屋に到着。
中の様子。
草履塚までは長い雪渓が続く。ここはやや傾斜があり、僕は写真の右側から斜めに登った。
草履塚までは長い雪渓が続く。ここはやや傾斜があり、僕は写真の右側から斜めに登った。
草履塚。
ハクサンイチゲ。
2
ハクサンイチゲ。
姥権現。
イワウメ越しの大日岳方面。
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イワウメ越しの大日岳方面。
黄色のシナノキンバイと紫のオヤマノエンドウ、奥に一ノ王子。
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黄色のシナノキンバイと紫のオヤマノエンドウ、奥に一ノ王子。
大日岳方向。徐々に雲が取れてきた。
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大日岳方向。徐々に雲が取れてきた。
御前坂。
最後のひと踏ん張り。テン泊装備でだいぶヘロヘロ。
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最後のひと踏ん張り。テン泊装備でだいぶヘロヘロ。
登りきった!本山小屋が見える、手前がテント場。看板を右に少し下ると水場(まだ水は出ていない)。
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登りきった!本山小屋が見える、手前がテント場。看板を右に少し下ると水場(まだ水は出ていない)。
本山小屋。
飯豊山神社。
テント場に戻り、水場付近の雪を集めて、
テント場に戻り、水場付近の雪を集めて、
こうじゃ!!
テント設営終わり。風も穏やかでいい陽気だ〜。
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テント設営終わり。風も穏やかでいい陽気だ〜。
荷物も軽くなったので改めて飯豊山頂へ向かう。小屋の隣の小さい三角屋根がトイレ棟。3箇所の内、奥の1つが使用可能。
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荷物も軽くなったので改めて飯豊山頂へ向かう。小屋の隣の小さい三角屋根がトイレ棟。3箇所の内、奥の1つが使用可能。
右が飯豊山。大日岳は雲の中。
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右が飯豊山。大日岳は雲の中。
登頂!2105.1m。
御西岳まで足を伸ばしてみます。
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御西岳まで足を伸ばしてみます。
平坦な雪上を行く。ガスで視界が悪い。
平坦な雪上を行く。ガスで視界が悪い。
御西岳到着!
さあ戻ろう。少しずつガスが取れ始めた。
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さあ戻ろう。少しずつガスが取れ始めた。
花畑ロード。
北股岳方面も見えた!まだまだ雪あるな〜。
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北股岳方面も見えた!まだまだ雪あるな〜。
正面は駒形山になるのかな。
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正面は駒形山になるのかな。
シナノキンバイ?
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シナノキンバイ?
いよいよ大日岳が姿を現した。写真の真ん中にある「A」の雪形がお気に入り。雪がないとこだからむしろ地形か。
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いよいよ大日岳が姿を現した。写真の真ん中にある「A」の雪形がお気に入り。雪がないとこだからむしろ地形か。
テント場は貸切りでした。
テント場は貸切りでした。
すばらしいロケーション!
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すばらしいロケーション!
雪で冷やしておいたビールで乾杯!うまい!!この瞬間のために登ってます笑
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雪で冷やしておいたビールで乾杯!うまい!!この瞬間のために登ってます笑
のんびりしてたら19時前、急いで山頂へ。日没に間に合った!ちなみにテント場から山頂は片道20分ほど。
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のんびりしてたら19時前、急いで山頂へ。日没に間に合った!ちなみにテント場から山頂は片道20分ほど。
ダイグラ尾根方向。すっかり雲は取れた。淡い色彩が綺麗だな〜。
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ダイグラ尾根方向。すっかり雲は取れた。淡い色彩が綺麗だな〜。
赤く染まる祠。
大日岳方面。山頂まで来た甲斐があった。
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大日岳方面。山頂まで来た甲斐があった。
日の入り。
小屋のシルエット。1日が終わりました。
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小屋のシルエット。1日が終わりました。
おはようございます、2日目です。夜間はほとんど無風で快適なテントライフでした。3度目の山頂へ向かう。
おはようございます、2日目です。夜間はほとんど無風で快適なテントライフでした。3度目の山頂へ向かう。
振り返って。右奥には磐梯山と安達太良山。
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振り返って。右奥には磐梯山と安達太良山。
青の風景もいいね〜。
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青の風景もいいね〜。
日が出ました。今日はちょっと雲が多めかな。
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日が出ました。今日はちょっと雲が多めかな。
モルゲンロート。真っ赤です。
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モルゲンロート。真っ赤です。
だいぶ日が当たりました。
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だいぶ日が当たりました。
うねうね。
ちなみに水場はこんな状況でした。
ちなみに水場はこんな状況でした。
テント場のヒメウスユキソウ。まだ蕾。
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テント場のヒメウスユキソウ。まだ蕾。
テントを片付けて帰ろう!雲は多いが眺望を楽しみながら下りられそう。
テントを片付けて帰ろう!雲は多いが眺望を楽しみながら下りられそう。
こちらもいいですね〜。
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こちらもいいですね〜。
ツガザクラ&コイワカガミ。
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ツガザクラ&コイワカガミ。
左の雪形?は「熊の手」と命名。
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左の雪形?は「熊の手」と命名。
ハクサンイチゲ。
ハクサンイチゲ。
大日岳と一緒に。
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大日岳と一緒に。
かわいいスタイを召してらっしゃる。無事の下山を祈願。
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かわいいスタイを召してらっしゃる。無事の下山を祈願。
オヤマノエンドウ。
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オヤマノエンドウ。
冬と夏のハーフ&ハーフ。
冬と夏のハーフ&ハーフ。
スキー場みたい。下っていきます。
スキー場みたい。下っていきます。
切合小屋まで戻って来た。
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切合小屋まで戻って来た。
写真だと分かりづらいですが、ここの下りて上ってが急斜面です。僕みたいにスリップしないよう気をつけてください。帰りは問題なく通過。
写真だと分かりづらいですが、ここの下りて上ってが急斜面です。僕みたいにスリップしないよう気をつけてください。帰りは問題なく通過。
振り返って。前日はガスで見通せなかった景色。ほとんど雪。
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振り返って。前日はガスで見通せなかった景色。ほとんど雪。
三国小屋直下。
剣ヶ峰の岩稜。細いです。
剣ヶ峰の岩稜。細いです。
尾根から種蒔山方向。谷川岳の西黒尾根を思い出す。
尾根から種蒔山方向。谷川岳の西黒尾根を思い出す。
川入への分岐地点。
川入への分岐地点。
ブナ林を淡々と進む。だいぶ足にきてる笑
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ブナ林を淡々と進む。だいぶ足にきてる笑
立派な樹だ。花ばっかり見てたけど新緑もいいね〜。
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立派な樹だ。花ばっかり見てたけど新緑もいいね〜。
ここまで来ればあとは林道を行くだけ。
ここまで来ればあとは林道を行くだけ。
うぉー車が見えた!帰ってきたぞー!!
うぉー車が見えた!帰ってきたぞー!!
「いいでのゆ」でサッパリ。登山口からアクセスよくてGOOD。
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「いいでのゆ」でサッパリ。登山口からアクセスよくてGOOD。
西会津名物の味噌ラーメンを食べて、失った塩分を補給!うまかった〜!!
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西会津名物の味噌ラーメンを食べて、失った塩分を補給!うまかった〜!!

感想

6月17〜18日、飯豊山へ。

この週末はアルプスに行きたいなという気持ちもあり、冷池山荘の営業開始日とも重なって鹿島槍ヶ岳と迷っていたのですが、天候と残雪の状況を考慮してこちらに決めました。なにより新潟県民としてずっと気になっていた山なのでした。

そして、今回の山行の目的の一つに花の写真撮影がありました。これまであまり興味のなかった高山植物ですが、カメラを新調したこのタイミングで目についた種類の違う(っぽい)花は必ず撮りながら登ろうと、ゆるゆるな決意の元いつでもカメラを構えられるように準備はしながらの登山でした。なんせ18kgの荷物を背負ってのスクワットはキツいのです!ちなみに花の名称は下山後に調べました。間違っている可能性大いにあります笑。詳しい方ご教授くださいませ。

標高差1500m、往復距離27km、テント泊装備の自分としてはタフな山行になりました、ほんとアルプス並みに。貸切のテント場でのビールのうまさ!夕焼け、朝焼けに照らされる美しい山々、想像よりも小粒で可憐な高山の花、そして例年以上のたっぷりの残雪!余すとこなく満喫した次第です。

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雪山ハイキング 飯豊山 [日帰り]
飯豊山の日帰りコース(有雪期)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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