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Yamareco

記録ID: 117540
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ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

信越古道,真川〜富士見峠ルート

2011年06月19日(日) [日帰り]
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nobou その他1人
GPS
11:11
距離
11.8km
登り
1,115m
下り
1,114m

コースタイム

真川入山口7:06-8:29金山谷渡渉点8:33-9:03裏金山谷渡渉点9:13-9:32地獄谷渡渉点9:43-9:53(1544mポイント)-10:06雪渓(1550m付近?)・直上・雪渓離脱(1639m)10:32-10:44第2の雪渓(1750m付近)-1104山道(カタクリロード)発見-11:44南面の大きい雪渓(1750m)に入る・直上-13:10頃2003mの岩通過-13:35稜線上2150mの大岩・昼食・離脱14:02-14:25登山道発見・雪渓離脱-15:05カタクリロード-16:15地獄谷出合-16:33裏金山谷出合-17:10金山谷出合-18:00へつり-18:17入山点P・終了
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
R148小谷経由で真川に入ろうとすると、林道が閉鎖されている恐れがあるため、R18妙高高原から笹ヶ峰を経て真川に入る。
コース状況/
危険箇所等
1;真川の本流,支流とも降雨でやや増水しており、入り口から600mほど先の崖を下って川の縁をへつる所が要注意。渇水期は水面付近にスタンスがあるが、増水時には1mほど攀じ登って横に這わなければならない。ロープがあるが、迂闊に持つと振られて落ちる恐れがある。ロープより木の根が確か。靴のまま水中のスタンスを歩く選択肢もある。
2;3ヶ所の渡渉があり、いずれも渡渉点を探すのに苦労する。登山靴で無理をすると滑って危険。水量の少ない所を選んで靴を脱いで渡るか、靴のまま渡る方が安全。
3;3つ目の渡渉を終えた後、しばらくは地獄谷の音を左に聞きながら歩くが、この辺りから残雪が多くなり、夏山道の目印を見失う恐れがある。ここはやや広い凸状の支尾根で密生した灌木が雪圧で下向きに倒れているので、これに逆らって道を探しながら歩くのは至難の業である。目印を見失わないことが肝要。前方に焼山が見えている時は、下から地図と照らし合わせてルートを読んでおく等、ルートファインディングの力が試される。
4;2003mのピークを越えてから西にトラバース気味に進むべきところ,すり鉢状の斜面を歩きながら高度を上げる恐さがあり、状況によっては断念した方がよい。
5;今回はこのトラバースを避けて2150mの大岩まで登り、そこから稜線を辿って富士見峠に下ろうとしたが登山道を発見できず、ガスが上がってくる気配があったので撤退した。
月19日(日)7:06 出発
2
月19日(日)7:06 出発
7:21 ミズバショウ
7:21 ミズバショウ
7:27 崖を下ってへつり
7:27 崖を下ってへつり
7:44 コブシの花が咲いていた
7:44 コブシの花が咲いていた
7:54 フキノトウも
7:54 フキノトウも
8:07 ブナの森
8:10 シラネアオイ
8:10 シラネアオイ
8:22 地層
8:28 金山谷出合・渡渉点
8:28 金山谷出合・渡渉点
8:46 イカリソウ
2011年06月19日 09:03撮影 by  PENTAX Optio E80, PENTAX
6/19 9:03
8:46 イカリソウ
8:52 今が春
8:54 焼山現る
9:02 裏金山谷出合・渡渉点を探す
9:02 裏金山谷出合・渡渉点を探す
9:54 カタクリが次第に増える
2011年06月19日 10:00撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 10:00
9:54 カタクリが次第に増える
9:57 〇〇スミレ
2011年06月19日 10:03撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 10:03
9:57 〇〇スミレ
9:58
2011年06月19日 10:04撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
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9:58
10:02 サンカヨウ
2011年06月19日 10:08撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
1
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10:02 サンカヨウ
10:06 間近に迫って来た
2011年06月19日 10:12撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 10:12
10:06 間近に迫って来た
10:23 足の踏み場がないカタクリロード
2011年06月19日 10:29撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 10:29
10:23 足の踏み場がないカタクリロード
2011年06月19日 10:30撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
1
6/19 10:30
10:33 サンカヨウもいっぱい
2011年06月19日 10:39撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 10:39
10:33 サンカヨウもいっぱい
10:55 雪渓を直上
2011年06月19日 11:01撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 11:01
10:55 雪渓を直上
11:05 踏みしだいて歩くしかない
2011年06月19日 11:11撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 11:11
11:05 踏みしだいて歩くしかない
11:15 ギョウジャニンニクも大繁茂
2011年06月19日 11:21撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 11:21
11:15 ギョウジャニンニクも大繁茂
11:27 ここから再び雪渓へ
2011年06月19日 11:33撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 11:33
11:27 ここから再び雪渓へ
11:29 直上して距離を稼ぐ
2011年06月19日 11:37撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 11:37
11:29 直上して距離を稼ぐ
11:33 目印見当たらず
2011年06月19日 11:39撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 11:39
11:33 目印見当たらず
1136 イワナシ
2011年06月19日 11:42撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 11:42
1136 イワナシ
11:44 稜線が見えて来たが・・
2011年06月19日 11:50撮影 by  Canon EOS 30D, Canon
6/19 11:50
11:44 稜線が見えて来たが・・
11:44 ここから四度雪渓へ
11:44 ここから四度雪渓へ
11:49 ハンノキの花芽(?)
11:49 ハンノキの花芽(?)
11:51 稜線を目指す
11:51 稜線を目指す
11:52 金山方面
11:55 直上するjun1さん
11:55 直上するjun1さん
12:26 西寄りにトラバース
12:26 西寄りにトラバース
12:33 1800m付近
12:21 登山道を探すも見つからず
12:21 登山道を探すも見つからず
12:34 振り返る
12:35 壁を越えて
12:35 壁を越えて
12:36 一服
12:50 jun1さんは左手の谷へ 自分は尾根を
12:50 jun1さんは左手の谷へ 自分は尾根を
12:55 富士見峠の上に廻る
12:55 富士見峠の上に廻る
13:15 登山道見つからず
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13:15 登山道見つからず
13:25 下山コースを確認
13:25 下山コースを確認
13:35〜14:02 登高を断念し、昼食・休憩
13:35〜14:02 登高を断念し、昼食・休憩
14:25 一気に雪渓を下り一安心
14:25 一気に雪渓を下り一安心
14:56 金山方面 
14:56 金山方面 
同 天狗原山方面
同 天狗原山方面
15:05 再びカタクリロード
1
15:05 再びカタクリロード
15:26 ユキザサ
16:15 地獄谷出合
16:15 地獄谷出合
16:33 裏金山谷出合
16:33 裏金山谷出合
17:10 金山谷出合
17:10 金山谷出合
17:15 ノウゴウイチゴか
2011年06月19日 17:32撮影 by  PENTAX Optio E80, PENTAX
6/19 17:32
17:15 ノウゴウイチゴか
17:45 〇〇ツツジ
2011年06月19日 18:02撮影 by  PENTAX Optio E80, PENTAX
6/19 18:02
17:45 〇〇ツツジ
18:01 へつり 
18:17 入山点
同 帰着

感想

 富士見峠は遠かった〜信越古道の遅い春・遅い初夏

 6月19日(日) jun1さんと共に笹ヶ峰の真川から信越古道・富士見平を目指したが、3度の渡渉の後に南面の長大な雪渓を直上して2060mの峠より高い2150mの稜線に到達しながらも時間切れとなり、峠を踏まずに撤退した。
 2003mの大岩付近からトラバースしてまっすぐ富士見峠に向かえば到達できたと思われるが、すり鉢状の斜面のトラバースを嫌い、一旦稜線に出てから登山道を峠に下ると言う作戦が裏目に出た。
 ガスが湧く兆しがあって退路を見失う恐れがあり、早めに撤退を決めたのもナーバスに過ぎたかもしれない。もう30分粘れば到達できた筈で完全にミスリードだった。

 信越古道は善光寺街道
 真川から焼山の西,富士見峠を越えて笹倉温泉に下り、早川に沿って現糸魚川市梶屋敷に至る道は信越古道と呼ばれる往年の善光寺街道の1つだった。
 信州と越後を結ぶ主要道には大町,小谷から糸魚川に至る道(塩の道・現国道148号線)と長野市と直江津を結ぶ道(現国道18号線)があり、これらが官の道であったのに対して、信越古道は民の道であったと言う。
 それを歩いて見たいと言うのが長年の目標で、3年前の2008年8月31日に真川から富士見峠までを調査し、富士見峠から笹倉温泉までを残すだけになっているのだが、真川から笹倉温泉までのルートを一挙に歩くには、笹倉温泉に着いてから出発点に戻る足をどうするかと言う問題があり、未だ実行に移せないまま今日に至っている。
 時期としてはやや早すぎるが、残雪期の富士見峠までのルートを確立したいと言うのが今回の狙いで、天候さえよければそれは困難なことではないと考えていた。
 実際,峠までわずかのところまで迫りながら目的を果たせなかったのは、必ず到達できると安直に考えてまったく事前研究も準備せず成り行きに任せて出発したことに尽きる。同行のjun1さんには申し訳ないことをした。

 目的は果たせなかったが、下界ではとうに過ぎ去ってしまった春から初夏への季節の変化を、『遅い春』『遅い初夏』としてもう一度味わうことが出来た。それは、厳しい冬をじっと耐えて待つ春ではなく、こちらから訪ねて行く春,追いかける初夏であり、それを満喫できただけでも充分に実りある山行だったと言える。

 19日7:06発。入山点は御乙見湖に流入する真川にかかる杉の沢橋から川沿いに50mほど登った駐車場(1263m)。しばらくは西側の山から小さい沢が入り込んでニリンソウやサンカヨウが等が見られる湿地状の林の中を行く。所々にミズバショウの群落があり、道はぬかるんでいる。小さな流れをいくつか越え600mほどで崖から川の縁に下る場所に至る。夏場は水面ギリギリの所まで下りて難なく行けるが、前夜の雨で増水してスタンスは水の中なので、1mほどの高さの所をロープを頼りに横に這い、最後はロープを伝って下りる。横に張ったロープは緩くて迂闊に持つと振られてしまうので木の根を使う方がよい。

 編集中



 関連記録 2008年8月30〜31日 信越古道・真川〜富士見峠
 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-101160.html

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