四阿山〜根子岳周回 レンゲツツジと北アルプスの眺望
- GPS
- 05:41
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 980m
- 下り
- 972m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 5:41
天候 | 曇りのち晴れ 山頂や稜線上は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
なし、残雪もなし。 菅平牧場〜小四阿と菅平牧場〜展望台上部まで、レンゲツツジ満開、登山道のみならず敷地内に群生、赤い絨毯、圧巻! 根子岳、中四阿付近、イワカガミ、ミツバオウレンが所々に群生している。 菅平牧場つつじ祭り開催中。 |
写真
感想
列島南に梅雨前線が停滞、上越の山稜にもガスが停滞。
晴れを求めて西に向かうざるを得ない。
コマクサには早いが湯釜見たさに草津白根山、湯の丸のツツジ、浅間山外輪山花めぐりにしようかと迷ったが、菅平牧場がつつじ祭りを開催している。
自宅から2時間かけて菅平牧場に6時半に到着。駐車料金200円は帰り払い。
牧場は今年2月の豪雪時以来、四阿山は3月高原ホテル以来の訪問。
平日で空いており5台駐車していた。
私道となる牧場への坂道からレンゲツツジが満開。
赤橙の花が2時間運転してきた早朝の眠い目をシャキッとさせてくれる。
装備して登山道へ行こうとするが、駐車場から見える美しい北アルプスの山並みに足が止まってしまう。山頂でまた見れるだろうと言い聞かせ、牛に見送られ出立。
登山道入口ではレンゲツツジが出迎える。
曇り空だが気分は晴れやかに、足運びも軽やかになる。
湧水を越え、丸太橋を渡り、しばらく行くとレンゲツツジの群生が現れる。
予告もなしにいきなり赤い原色が目に飛び込んでくる。
登山道小四阿までの樹林帯内に赤い絨毯が続く。思わず声が出る美しさ。
上の方はまだ蕾が多いが中腹は満開。
またイワカガミ、ミツバオウレンが咲いている。
中四阿の岩場に来ると山頂がやっと見える。稜線やタルミは風が強くなってきた。
タルミを越え、的岩分岐からは木階段。山頂へのVictory Stairsを上がっていく。
山頂手前ではツルキンバイ、ミネザクラ、ヒメイチゲが出迎えてくれる。
なにより浅間山、富士山を右手に、北アルプスを背後に見ながらの登頂は格別。
石組に守られた長野祠を過ぎると群馬祠、山頂へ。
風が強くやや冷たいが、カットソーのまま、ソフトシェル着るほどではない。
山頂からの360度の大展望を満喫しながら、いつもの習性山座同定。
予報通り志賀草津方面から赤城山までガスで見えない。
しかし、浅間山から富士山、八ヶ岳、中央、南アルプス、北アルプス、頸城山塊までの素晴らしいパノラマが見られた。雲海を湛える北アルプスは美しい。
群馬県が整備を進める100kmトレイル構想の未整備地区を見ながら、改めて白毛門までの思いを馳せる。アメリカのようにエスケープルートと山小屋の整備をもっと進めれば、「今日はここまで、来週はここから」というように誰でも楽しめるようになる。繋げた後は利用促進と定期整備をお願いしたい。また登山だけでは収益にならないので入山料や駐車料金などを徴収するべき。道路維持費に当てる自動車の重量税のように仕組みが必要不可欠になりつつある登山人口の増加。ただ県境が多い登山道、尾瀬のように本気度が県によって違いが出る可能性大。政治の駆け引きにならなければ良いが・・・
四阿山山頂から根子岳へ向かう。10人程度すれ違った。根子岳からの時計回り周回の人が多い。熊笹に染められた根子岳は、鬼遊びの庭の岩場が特徴的。
花の百名山だけあって、レンゲツツジをはじめ、キンポウゲ、ミネザクラ、ミツバオウレン、特にイワカガミは登山道に群生していた。
オムライスを作り昼食をとっていると、にぎやかな声が下から迫ってくる。
東京から来た中学生150名の集団。林間学校で来たそうだ。
あっという間に囲まれてしまい、彼らも昼食タイムとなった。
にぎやかな山頂だが上空は「ハロ」が出現。こんな現象見たことがない都会っ子。
虹だと騒いでいるが、引率の先生もビデオ撮影そっちのけで知らない様子。
ハロを隣の中学生に教えてやったら、いろいろ質問攻め。
面倒なので、雨が降るから下山すると脅かして早々と出立。
にぎやかな山頂を振り返りもせず下りていく。
涼しかった山頂から暑い日差しで、半そでになり、ゲーターを外した。
展望台500m手前辺りからレンゲツツジの群生が現れる。
小四阿よりこちらのほうが、量も開花も多く素晴らしい。
まさしく赤い絨毯。樹林帯を染め上げている。
展望台からは菅平高原、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプスのパノラマが広がる。
振り返ると青空にツツジが咲く菅平牧場と根子岳。しばし何も考えず草原と北アルプスを眺めていた。
13時前に下山したので、帰りに軽井沢アウトレットに寄り道することにした。
キャベツが彩る国道を戻り、たまには贅沢して鬼押ハイウェイで行く。
月曜日の午後、鬼押し出し園も空いており、道路には車の影すら見えない。
快適な直線道路では窓を全開にして、右手に浅間山を見ながらゆったりと走る。
まるでハワイキラウェア火山脇のニューボルケーノロードを走っていると錯覚する景色。
あっという間に喧噪の軽井沢アウトレットに到着。軽く買い物。
帰りの碓氷バイパスからは、裏妙義が西日に当たり、妙義山は影を落としていた。
growmonoさん、こんばんは。
6/19(月)の四阿山〜根子岳の山行お疲れ様でした。花が多く楽しめて何よりです。
6/17(土)に餓鬼岳登山の際遭難の一歩手前を経験してしまい、猛省しています。
今日の夕方大町警察署から携帯に電話があり、「6/16(金)から車が白沢登山口付近にあるけど何か心当たりがあるか?」という内容の電話でした。他人事ではないな、と実感しました。お互い中高年、くれぐれも気をつけて山歩きを楽しみましょう!
hareharawaiより
こんばんは、hareharawaiさん。
コメントお寄せ頂きありがとうございます。
花や景色が良い場所へ行くと撮影した写真を処理するだけでも最低3、4時間はかかるので他の方のレコを見るのが遅くなってしまいます。今回は380枚撮影してきました。
hareharawaiさんのレコにも記しましたが、完璧に行動しても安全が確保される保証は自然界にはありません。少しの気のゆるみやミスがケガや命取りになりますよね。
装備を選別した時点で運命が決まっているのかもしれません。危険と隣り合わせですから。
ヒヤリハットを思い出し気を付けて山歩きしたいものです。
まぁそう言いながら、いつも適当にぶらぶら歩いてミスコースしてますけどね。
懲りません。
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