浅間山(車坂峠から前掛山〜Jバンド〜黒斑山))
- GPS
- 08:40
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,275m
- 下り
- 1,273m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
取り立てて危険な箇所はありませんが、Jバンドからトーミの頭は外輪山の縁を歩くので、あまり端を歩かないように。 水場なし。 トイレ… 車坂峠にあり。 温泉… 天狗温泉「浅間山荘」500円。赤茶げた湯の色、鉄分たっぷりの気持ちの良いお湯です。 |
写真
感想
前年の噴火で規制されていた浅間山への道が4月中旬に緩和された。
いつまた噴火して規制されるか分からないので、梅雨の中休みを狙って行ってみることにした。
車坂峠に着くと上空には青空!早速身支度を整え、出発する。
まずは中コースからトーミの頭を目指す。
緩やかに登って行き、やがて道は深くえぐれてくる。
表コースとの合流点からは東面がガレた斜面を登って行きます。
このガレ場もなかなかの迫力だ。
辿り着いたトーミの頭では大パノラマが広がります。
正面にドーン!と浅間山、左に眼を向ければ帰りに辿るJバンドからの外輪山の稜線、眼下には草すべりの草原、振り返れば彼方に八ヶ岳と、これでもかとばかりの絶景!
トーミの頭からほんの少し黒斑山方向に向かうと草すべりへの分岐があるので、ここを下って前掛山へ向かいます。
草すべりはその名の通り、急斜面の草地で滑りやすい。
振り返り見上げると、鋭い岩峰が天に突き上げていて荒々しい景観を造っている。
平地に下り立ち、樹林帯を抜けると浅間山荘への分岐の湯ノ平口。
ここからもう少し樹林の中を歩き、Jバンドへの分岐を過ぎると視界は一気に開けました。
火山帯特有の赤茶げたガレ場、ザレ場を登っていくと立入禁止の札とロープの張られた浅間山本峰との分岐に着きました。
いつかは最高点まで行ってみたいが、規制が解除される日は来るのでしょうか…?
ここから前掛山へは、左側が大迫力の火口壁の上を歩きます。
前掛山の山頂標識は浅間山となっていて何となく釈然とはしないが、一応これで浅間山登頂としよう。
眼前の浅間山からは、火口からのガスが絶えず湧き上がっているのが見えます。
日本有数の活火山にいる喜び、荒々しいその景観にすっかり長居をしてしまい、それでもまだ先は長いので惜しみつつ山頂を後にしました。
来た道を戻り、途中の分岐を右に行き賽ノ河原へ。
見上げると、これから歩く外輪山の岩稜がぐるりと一望できます。
Jバンドへはガレた急斜面を登って行く。
Jバンドから右に向かい少し先の鋸岳へ往復後、気持ちの良い岩稜歩きとなります。
この岩稜はアルプスや八ヶ岳の稜線とも思える大変楽しい道です。
蛇骨岳からは樹林の中も抜けるようになるが、浅間側が崖になった開けた場所も多く、景観的に飽きさせない。
ただ黒斑山で少し気分の悪い出来事が…!
黒斑山の山頂標識の前で中年夫婦が昼飯を食べていました。
先に到着していた団体さんが写真を撮りたいので少し退いてくれるように丁重に頼んだのに、オバサンの方が思いっきり嫌な顔をしてホントに申し訳程度に退く始末。
明らかにフレームインしてしまうが、団体さんは諦めて記念撮影。
それが終わると、さっさとまた元の位置に座るオバサン。
私も写真を撮りたかったのでこれまた丁重に頼むと、またまた嫌な表情で少しだけ退く。
フレームインしてしまうのでもう少し退くようお願いすると、遂に「どうして退かなきゃならないの!」と文句を言い出した。
写真に姿が写ってしまうからと説明すると「別にここじゃなくても、他でも撮れるじゃない!」とオバサン。
私が「山頂標識を写したい人は多いんじゃないか」と言うと、オバサンは「そんなの知らないわよ!」とのたまわった。
更にオヤジの方が「いいからもう座っちまえ!」と加勢。
さすがにムカッ!ときて「常識やマナーも分からないのかよ!殆ど山登ったことないだろう?」と言うと「残念でした!もう何十年も登ってるよ!」とオヤジ。
「それだけ登っててマナーも身につかないのかよ!」と私。
先ほどの団体さんも見かねて加勢にまわったが、このバカ夫婦にはいくら言っても無駄だとやがて悟り、それでもムカついたので「お前らみたいなのは滑落でもして死んじまえ!」と捨て台詞を残して黒斑山を去りました。
何とも嫌な気分になりましたが、戻って来たトーミの頭で子供たちが楽しそうにしている姿を見て少し気を取り直し、表コースを下って車坂峠へと下って行きました。
下山後は高峰温泉に向かったが、14時までとのことで僅かに間に合わず…
早く汗を流したい!でもどうせなら良い温泉でと考え、浅間山荘に行きました。
これだったらここから登れば良かったと思いながらも、温泉自体は大変良いお湯でした。
今回歩いたコースは草すべり一帯の牧歌的な雰囲気、山頂の火山帯独特の景観、Jバンドからの岩稜歩きと、変化に富んで全く飽きさせませんでした。
またぜひ再訪したいものです。
さて今日は道の駅「草津運動茶屋公園」に車中泊して、翌日の草津白根山、横手山、笠ヶ岳へ。
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