猛暑でも涼しい織戸沢で織戸峠、法行沢で下り、長尾沢を登る
- GPS
- 07:19
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,397m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:19
行動時間の合計は予定より1時間43分短い。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<全体> 今回の行程では蛭は見かけませんでしたが、アブは多少いました。また殆ど藪漕ぎも無かったので、ダニもいませんでした。魚は小さいのを、カエルは大きいのを沢山見かけました。 織戸沢、法行沢、長尾沢とも1級の初級の沢ですが、法行沢には登れる滝が有りますが、織戸沢にはありません。ですから今回とは逆周りで、法行沢から織部峠に登って、織部沢を下るのを推薦します。その場合の長尾沢を登った後の下りは、富士見峠南尾根ルートが良いと思います。織戸沢はヘルメットは不要ですが、他の沢は有った方が良いです。チェーンスパイクは使いませんでしたが、沢の最後の詰めでは着けた方が楽だったと思います。 渓流釣りの人と揉めない様にと、浅瀬のゲートの近くで言われます。 今回のルートでは、織戸沢に一人フライ釣りの人が入っていましたが、最初の登れない滝で追いつきました。邪魔しない様に、少し離れた所で挨拶をして引き返しました。それ以後はどの沢でも釣りの人には会っていません。 <世附駐車場〜水の木橋> 浅瀬から山中湖の切通峠までの林道の崩壊部分は舗装されていました。 <織戸沢で織戸峠> 水の木橋を過ぎて少し先の左手に家があり、その手前から沢に下って入渓しましたが、もう少し先から下ると織戸沢出合に丁度下りれる様でした。最初の二段10mの滝は登れないので、少し戻って手前の右岸を登って富士見林道に出ます。富士見林道に出たら右に暫く歩き、そこからまた織戸沢に下ります。最初の滝以外、滝らしい滝は有りませんが、所々に堤が有って乗り越える必要が有ります(右から越えるか、左から越えるかの判断を間違うと少し苦労します)。ずっと癒し系の沢なので初心者でも安心です(初心者だけだと気がかりは堤の越え方の判断だけ)。明るい渓相で休憩適地も多いです。フェルト底の場合、織戸峠の直下の登りは、チェーンスパイクを付けた方が楽でしょう。 <織戸峠から法行沢で中法行沢橋> 下り易い所を適当に下れば法行沢になります。後は中法行沢橋まで沢沿いに下るだけですので道迷いの心配は有りません。織戸沢より水量は多く、木陰で涼しい沢歩きを楽しめます。登れそうな滝が幾つかあるので、登りに使う事をお勧めしますが、登りに使う場合、織部峠にピッタリ出る為には、迷いそうな分岐が何度かあったのでGPSの携帯をお勧めします。 <中法行沢橋〜長尾沢〜長尾沢・井戸沢中間尾根〜法行沢林道> 短い区間に登れるIII級程度の滝が連続し、滝登りを楽しめます。但し狭いので渓相は少し暗く、クモの巣が多いのが嫌いな人にはネックです。水が枯れてから富士見峠南東尾根に出るまでの区間は短くて楽です。ただ途中の幾つかの滝と、水枯れ後の滝の岩で脆い所が有り、体重をかけると石が剥がれ落ちました。確実な三点支持を保持する必要があります。 <法行沢林道〜世附駐車場> 法行沢林道は整備中で、ダンプが頻繁に走っているので注意して下さい。 |
その他周辺情報 | さくらの湯:2時間で400円と安価。露天風呂と内湯が一つずつ+サウナと冷水風呂。別料金でプールも利用可。 |
写真
装備
個人装備 |
沢タビ(フェルト底)
ヘルメット
沢スパッツ
チェーンスパイク
ヘッドライト
雨具
GPS
熊鈴
笛
地図
ガイドブックのコピー
おにぎり2個
菓子パン2個
惣菜パン3個
|
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備考 | 3時15分に目覚まし時計をセット。3時半に出発して5時5分頃着。3時10分に目覚ましをセットして5時着なら、ほぼ5時半に出発できた。 |
感想
三連休は用事が重なり、遠くの山には行けませんが、土曜日だけは17時45分に家に帰れば良いので、近場の丹沢に行ってきました。この時期に丹沢だと暑いのは目に見えています。そこで蛭がいないという世附の沢を歩く事にしました。
僕が持っている「東京起点・沢登りルート120」だと世附の沢はあまり掲載されていないので、「丹沢の谷200ルート」を図書館で借りて計画を立ていました。本来この手のガイドブックは購入するのですが、この本はアマゾンで見た際に、ルート図に記載された滝やコメントが、手書きで小さいのが気になりました。実際に使う際には、当該ページをコピーして沢行に持って行くので、老眼鏡でどの程度見れるかを図書館で借りて試したかったのです。¥32,00 + 税なので、購入してみたら見えなくて使えないでは悲しいですから。。。ところがこの事をすっかり忘れてしまい、一度もガイドブックのコピーを見ないで終わってしまいました。ガイドブックで確認したい所が一ヶ所も無かったのです。。。思い出せば無理しても見たのですが残念。
初めてのガイドブックで計画を立てる際、記載されている参考タイムをどうみるかが問題です。そこでヤマレコで織戸沢で検索し、幾つかのレコでのかかった時間と比べたところ、ガイドブックの参考タイムの1.5倍程も時間がかかっている例が多く、心配になりました。そこで「東京起点・沢登りルート120」だと参考タイムの0.7掛けで計画を立てているのを、今回は0.9掛けにしました。終わってみると沢の部分はだいたい0.5位なので、計画時は0.7掛けで良い様です。
購入するかどうかはまだ迷い中です。。。
今回のルート、後ろの制約が無ければ、浅瀬への帰り道でヤマメ沢を登ってミツバ岳経由で下山すれば、林道部分の歩きの区間を大幅に短縮することができた。それは又の機会に試してみよう。できるだけ林道を使わずに沢登りで周回するルート取りとして。。。時間が無い時の暑い日は、当分は世附の沢で遊べそう。
Futaroさん、こんにちわ。
あまり聞いたことのない長尾沢、どんな感じの沢でしょうか。今度行ってみようかと思っています。下りで使うときついでしょうか?それと、左岸の尾根を下って降りた所が井戸沢の出合いみたいですが、井戸沢は水量など、どんな感じでしたか?
old-diverさん、こんにちは。
いつもレコを参考にさせてもらっているので、お役に立てれば光栄です。
長尾沢はこのレコにも書いている様に、狭い谷で渓相は少し暗くクモの巣が多いのが欠点です。でも綺麗な登れる滝が連続していてその点はとっても面白いです。登れない場合でも巻きは小さいので、時間はあまりかかりません。下りだと巻くか懸垂してばっかりになって、楽しくないし時間もかかると思いますのでお勧めしません。
長尾沢、総合的には登りで使うならお勧めなので、是非登ってみて下さい。
長尾沢の左岸尾根を下った所は、ちょうど工事中でダンプが止まっていました。井戸沢は注意して見てなかったので水量は分かりません。申し訳ありません。
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