仙丈ヶ岳 〜3年ぶりの南アルプスの女王様 快晴の雄々しい甲斐駒さんと、本降りの雨と、雷鳥親子と、本降りの雨と、最終バスまでの焦り〜

2017年07月22日(土) [日帰り]

• GPS: 08:18
• 距離: 10.5km
• 登り: 1,117m
• 下り: 1,115m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:09
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:09

7:18 北沢峠
8:52 9:05 薮沢大滝ノ頭
10:38 10:40 小仙丈ヶ岳
12:27 12:30 仙丈ヶ岳
13:01 13:36 仙丈小屋
14:06 14:09 馬の背ヒュッテ
14:22 14:23 薮沢小屋
14:41 14:43 薮沢大滝ノ頭
15:34 15:36 北沢峠
15:37 ゴール地点

天候

曇り晴れ予報なるも。
仙丈小屋への分岐点あたりで本降りの雨開始。
仙丈ヶ岳山頂手前で止み、仙丈小屋で軽食中に再度本降り。
北沢峠〜仙丈小屋への分岐点:半袖ポロ
仙丈小屋への分岐点〜仙丈ヶ岳山頂:カッパ着用
仙丈ヶ岳山頂〜仙丈小屋:ガスが切れて半袖ポロ
仙丈小屋〜馬の背ヒュッテ:雨が本降りから小降りになり止むも止まる時間が惜しくカッパ着用
馬の背ヒュッテ〜北沢峠:雨止むも諦めてカッパ全開着用

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

仙流荘第一駐車場で車中泊。
仙流荘から南アルプス林道バスで北沢峠往復（2680円）。
時刻表では5:15始発、次便6:05、それ逃すと8:05までないのですが。
夏山シーズンの土日祝日は5:05あたりで「臨時便出しまーす」のアナウンスとともに、臨時便が出ることも。
ただ、本日は入山者多すぎて、5時台の臨時便に全台投入。
登り下りで100分程度かかることもあり、5時台の臨時便で上がったバスは6:05に間に合うわけもなく、6:30すぎに戻ってきて順次定員になり次第出発。
6:05仙流荘発7:00北沢峠着で計画してたので、スタート時間は30分以上遅れることに。
ただ2年前にそこまでひとがいず。
6:05発の時刻表通りのバスを寝過ごしでギリ間に合わないことで、泣く泣く帰宅したことがありましたので、お気をつけを。

コース状況／危険箇所等

晴天なら特に問題はありません。
よく整備していただいて。
馬の背ヒュッテから大滝頭五合目までの渡渉ポイントも雪渓はなく、渡渉できました。

その他周辺情報

仙流荘へ向かう時、高遠市街へ突入して以降、コンビニはありません。
買い忘れたものはなるべく早いコンビニ等で調達する方がいいです。

写真

7/21 20:08

奥歯が虫歯でグチャグチャ。
痛くて噛み合わせできない中。
中央道上り線駒ケ岳SAのソースカツサンドを夕食メインに。
厚切りのカツと厚切りの食パンなれど。
まっすぐ噛み切ると激痛走る状態なのに、お肉の繊維の方向考えてカットしてあるから、とにかくサクッと。
しかも、甘すぎず、辛すぎず。
スッキリソースのカツサンド。
ま○泉さんとか、カツサンド界の有名店ありますが。
僕はここのが一番す（笑）

7/22 5:52

仙流荘のバス停。
6:05のバスがない。
僕にゃバスがな〜い〜♫

7/22 6:31

LEDが写らんかった（笑）
計画よりかなり押しで。

7/22 7:13

うーむ、三年ぶり。
2200mあると勘違いしてたけど。
2030mなのね〜。
仙丈さんと標高差1000m。
そんなにあったっけ？

7/22 7:18

三年前はテントだったのに。
なんか小屋できてるし。
そういや、仙流荘の切符も窓口買いじゃなくて、自動発券機だった（笑）

7/22 7:27

苔むした森歩き。
きましたよー。

7/22 7:35

コケのお花もちょいちょい

7/22 7:39

一合目に到着。
快調。

7/22 7:53

二合目あたりは、ホントに気持ちいい森歩き。

7/22 8:17

三合目あたりまでくると、ちょいcute目な感じ。
まぁ、ここから大滝頭越えて小仙丈までは諦めよ

7/22 8:33

四合目表示の記憶がないす

7/22 8:45

ちょいと頑張らな

7/22 8:56

大滝頭五合目。
大休止。
ここから、森林限界越えて、振り向けば甲斐駒さん。

7/22 9:10

お花の印象なかったけど、咲いてるし

7/22 9:11

あれ、多いすよ？

7/22 9:20

樹林帯の木の間の甲斐駒さん。

7/22 9:25

僕の知ってた仙丈さんは小仙丈からの仙丈さんへのコースにゃお花が少ないイメージだったけと

7/22 9:31

イェーイ‼︎
甲斐駒ケ岳からの鋸岳さんで。

7/22 9:35

六合目からも。
イェーイ。

7/22 9:35

とにかく、まずは小仙丈さんへ上がりながら、日本チャンプ、日本ランカー一位、日本ランカー二位の揃い踏みを

7/22 9:40

ハクサンシャクナゲさん咲いてるっ‼︎

7/22 9:42

てか、ワンサカ

7/22 9:45

かわいいちょうちん袖チャンも

7/22 9:47

雲湧いてきた

7/22 9:48

あれー。
こんなにお花がいたっけ？

7/22 10:02

あ、いかん。
この時期に仙丈さんに来たことなかった。
もうちょい前か、もうちょい後だ。
でもハイマツの緑の上に夏空が。

7/22 10:03

いやぁ。
知らなんだ。

7/22 10:04

甲斐駒さん方面に雲が湧き

7/22 10:18

名前忘れた（笑）

7/22 10:25

小仙丈さんからの北岳、間ノ岳。
日本ランカー一位と二位は共演してくれたけど、チャンプ富士山はお隠れあそばして。
ザンネン。

7/22 10:39

仙丈カール

7/22 10:42

イワカガミさんワンサカ

7/22 10:54

チングルマさんの成れの果てはよく見て来たけど。
チングルマさんのお花は初めてかも？

7/22 11:00

カールええなぁ

7/22 11:17

八合目。
この頃から、僕の坊主雨感センサーが働き出して。
ポツポツ。

7/22 11:55

高山病なのか。
足の指にシビレを感じ

7/22 12:11

カールの上から仙丈小屋を見下ろして。
雨は本降りす。

7/22 12:11

山頂までか遠い‼︎
雨降ってるし

7/22 12:19

山頂直下はいつもお花があるイメージ

7/22 12:22

雨は止んで、仙丈ヶ岳山頂へ。
思い通りにカラダが動かない。

7/22 12:26

仙丈ヶ岳三角点

7/22 12:27

こんなにお花が咲いてたんだー

7/22 12:33

ズームアップしないとわかんないけど。
雷鳥さん親。

7/22 12:33

これもズームアップしないとわかんないけど（笑）
雷鳥さん子

7/22 12:33

佇む親雷鳥

7/22 12:36

はしゃぎまくり

7/22 12:36

はしゃぐ子雷鳥。

7/22 12:57

山ほどお花

7/22 13:01

仙丈小屋へ到着。

7/22 13:06

奥歯が痛い中でメシだっ‼︎
なんか、セブンで見つけました

7/22 13:06

カリカリ梅のおにぎり入れて、ふりかけかけて

7/22 13:07

水を注いで出来上がり。
うましっ‼︎
でもカリカリ梅は奥歯で噛まないかんやん。
しくじったー。
噛まずに飲んだけど（笑）

7/22 13:16

小仙丈カール‼︎

7/22 15:37

なんとか、最終バス前に間に合ったー‼︎

7/22 15:37

最終バスまでの待ち人山ほど、ゾクゾク。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

wakabon

仙流荘から北沢峠で、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳。
計4回ずつ。
慣れ親しんだコース。
ただ、2014年に仙丈ヶ岳に行きの、9月末に双六〜笠ヶ岳の小屋泊縦走して以来。
森林限界を超えたのは乗鞍岳オンリー。
2015/7/10の梅雨の晴れ間に仙流荘で車中泊して臨時便に乗ろうとしたら寝過ごして次の8:05発のバスを待つ前に心折れて帰宅し。
2015/8/6にギックリ腰をやり。
2015年は夏山アルプスを諦め。
再起を期した2016/6/6にまたギックリ腰をやり。
2016年から騙し騙しロキソニンを飲みながらなんとか伊吹山くらいなら呻きながらでもやってましたが。

2017/6/27に肝臓問題で入院し、今年こそは2014年以来の忘れ物を全部取り戻す。
僕はアルプスに戻るっ‼︎
そのためにも、とりあえず乗鞍岳で3000m世界を思い出して。
翌週の今日は南アルプスのたおやかな女王様、仙丈ヶ岳に。

初めて仙丈ヶ岳に登った2011年。
登山を復活して毎週登山をし。
まずはアルプスデビューとばかりに焼岳に。
単独行主義者として、北アルプスに一応デビューしたつもり。
次は3000m世界にと仙丈ヶ岳に。
その途中から見た甲斐駒さんの勇姿に惚れ込み甲斐駒さんに通いつつ、仙丈さんにも。
常にコースタイムは軽く巻き。
夕方には帰宅してたし。

まぁ、三年ブランクあるけど。
森林限界は超えてないけど、ひどい腰痛やら、肝機能に問題あっても。
基本コースタイムはクリアしてるし。

で、今回もコースタイムで計画組んで。
まぁ、問題なく仙流荘からのバスで日帰りさと。
で、来週北岳狙ってるヒトが急遽休日取れたとのことで、僕はヤマレコから単独行で登山届出してましたが。
急遽ソロソロの二人で行くことに。

森林限界越えて小仙丈に上がる途中までは、全然元気だったのに。
僕は森林限界越えたあたりから急激な動きをすると頭がクラクラし。
それでも快晴の雄々しい甲斐駒さんからの鋸岳見て喜んで。
あれ？コッチのコースにこんなにお花が咲いてたんだってビックリして。

考えてみたら、ずっと海の日連休ってイベント仕事入ってどこのお山にも行けず。
知らんかったぁ。
そういや、チングルマさんの成れの果てはたくさんみてた記憶があるからチングルマさんはいつか咲いてたんだけど。
それが、例年の海の日連休あたりだったかぁ。
今年は連休一週前で、仕事してたけど（笑）

そうこうしながら小仙丈に上がる頃からカラダに異変。
クラクラ通り越して、抜いたことはあっても抜かれるわけがない先輩方に抜かれる。
脚がでねぇ。
その前に樹林帯の中でも、ふくらはぎは半ツリだったけど。
そもそも、半ツリ治ったら足の指先にシビレが。

2014年に九州車出張からそのまま新穂高で車中泊して、槍沢ルートから一泊二日槍ヶ岳を目指した時に2600越えたあたりからおかしくなって「ダメダコリャ」って独り言言ってみてロレツが回らず、そもそも手のむくみが半端なくシビレが出たとこで断念したのが高山病の唯一の経験で。
その後、仙丈さんにもちゃんと登ったし、一過性の疲労からと思って三年ブランクあいて。

今は安定して高山病来るのかも。
脚がでねぇ。
三年前なら抜かれるわけがないと思う先輩方に抜かれ、思い通りにならない自分のカラダに苛立ち。
仙丈小屋への分岐点あたりから雨は本降り。
この五年くらいカッパ着用することないように天気予報とにらめっこしてきたのに。
新調したカッパを着込み。
苛立ち、「ウソやろ、なんだこりゃ」とムリをしようとする僕をソロ同行者が「ムリしないように」と引き留め。
ムリせず、なんとか仙丈さんにも登頂し。

ただ、出だし遅れの森林限界以上で脚がでねぇからコースタイムは大幅に遅れて。
そこに雷鳥親子が出るわ。
雨上がり日差しさして、暑いからカッパ脱ぎーの。
仙丈小屋でなんとかおにぎり飲みーの。
雨がガッツリ降り出してカッパきーの。
さらにタイムロス。

そのままだと、最終バスギリギリ間に合わない。
5年ぶりくらいの本降りの雨でもとにかく下りを巻きに巻き。
森林限界以上は脚がでねぇけど。
樹林帯に戻れば脚は出る。
で、結果オーライ。
なんとか最終バスまでには余裕もたして。
乗って帰って来ましたが。
僕のイメージじゃ、仙流荘に帰って来てた時間にゃ帰宅してたし。

先週の乗鞍岳でもクラクラして。
僕は森林限界以上での活動に多いに不安があることが露呈しました。
もう一度カラダを作り直さなきゃ。
てか、2014年のイメージで動いたらいかんやん。
あの当時は40代前半戦。
今は40代後半戦。
おぢさんだもの（笑）

自分のイメージで単独行で行動しようとしてたら。
「ウソやろ。こんなんおかしい。抜き返せ。」ってやってたら。
多分、動けなくなるか、ケガするか。
絶対、「やめよ」って発想持たなかったし。
単独行主義者として最低限のことも、焦りや悔しさや諸々の感情で確実にムリしました。

ありがたやー。
ありがたやー。
おぢさんはいろんなヒトの助けを得て。
生きてます。

コメント

mimi7miruku

ありがとうございました
凄く細かい内容と沢山の写真　8月の下旬に仙丈小屋に一泊して仙丈ケ岳へ行きます
初心者なので　不安だったのですが　ライチョウの写真や沢山の花々を見せて頂き　益々楽しみになりました　私も　ライチョウとオコジョと富士山ー北岳ー間ノ岳を見れることを願っています　　体調があまりよくないようですね　お大事にして下さい

wakabon

Re: ありがとうございました
仙丈小屋で一泊っ‼
なら、布団何枚に何人寝るかの心配だけですから、とりあえず行程には問題ないですよねー。
てか、仙丈小屋に泊まった計画ないんですけど（笑）
最盛期の北アルプスの人気小屋では「二枚のお布団に三人のおぢさん」は当たり前のこと。
あたまのお布団に二人以上のおぢさん」ての聞いて。
「僕はテントを担ごう」って思ったたちなので。
仙丈小屋は予約制のはずですし、そんな出来事ないとは思いますが。
素敵なお山での一泊をお祈りします。
お山で夕日見れるのも。
お山で朝日見れるのも。
お山で酒飲んで知らない人達とおしゃべりしてお友達になるのも。
お山で流星群の流れ星見るのも。
全部お山で小屋なりテントなりで寝る計画でなければないお話なので。

良い山行を。

まったん。

お疲れ様です♪
おはようございます！
色々回想しながらも楽しみや学び多きの仙丈ヶ岳だったようですね。私も勉強になります！まだまだ私も単独主義者🔰なので(笑)ソロ北アルプスデビューはなかなか実現しませんが、低山歩きで体力だけは落ちないようにしております(笑)
ヤマレコの登山届を出されたとか、私も気になってましたが今一つ…💧どちらで提出されましたか？また聞くかもしれませんのでそのときは(^_^;)

wakabon

Re: お疲れ様です♪
夏の低山歩きは熱中症チャレンジな側面もあるから気をつけて〜。
標高上がれば涼しいけど、早立ち一番なので夜中出発か前夜車中泊か。
僕は前夜車中泊派なので困らないけど、お気を付けあれー。
ヤマレコの山と高原地図の計画でたてて、長野県警にメールで登山届出しました。
計画立てて、ちゃんと登山届出せるのはありがたい。
やっぱりヤマレコならでは。
僕は一つずつ思い出しながら戻ります。