カムイエクウチカウシ山（道迷い日帰り）

2017年07月27日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 31.5km
• 登り: 2,307m
• 下り: 2,284m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:00
• 休憩: 2:00
• 合計: 15:00

4:00 札内川ヒュッテ
5:20 5:40 七ノ沢出合
6:45 6:55 八ノ沢出合
8:55 9:05 三股
11:20 11:30 八ノ沢カール
12:40 12:55 カムイエクウチカウシ山
13:50 14:00 八ノ沢カール
14:40 三股
16:00 16:20 八ノ沢出合
17:40 18:05 七ノ沢出合
19:00 札内川ヒュッテ

ルートは手書きです。

天候

晴れ　　16℃　弱風

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

札内ヒュッテまでは道の駅「なかさつない」から車で35分。舗装道路で走りやすい。
林道は自転車利用。

コース状況／危険箇所等

この日は水量が少なく、札内川の渡渉は膝下でした。ところどころに巻き道あり。八ノ沢は飛び石すれば登山靴でも行けました。札内川も八ノ沢もテープや積石があり、それらを見落とさなければ大丈夫です。自分は、三股の滝の迷いポイントでテープを見落とし、吸い込まれるようにルートを外れ道を右にロスト。幸い視界がありGPSも機能していたので20分ちょっと藪を漕いで登山道に復帰しました。八ノ沢カールからの踏み跡はハッキリしていますが、稜線ではハイマツ漕ぎがあるのでスピードは出せません。

写真

7/27 3:52

中札内ヒュッテのPで自転車を準備。荷台には沢靴と飲料水・食料を積みます。

7/27 3:59

4：00　予定時間に出発。

7/27 4:01

初めは舗装道路。

7/27 4:09

1，5kmほど走ると砂利道ですが、良く整備されていて走りやすいです。

7/27 4:16

登りでは、歩く速さとさほど変わらず。

7/27 4:36

よく見る風景。

7/27 4:52

七ノ沢出合1、5km手前で林道が崩壊。自転車をここにデポ。

7/27 5:15

林道をテクテク。

7/27 5:19

5：20七ノ沢出会い着。歩くより少し早い程度かな？　ここで沢靴に履き替えます。

7/27 5:29

まずは、札内川を渡渉。

7/27 5:51

水深は膝下程度です。

7/27 5:41

巻き道にはテープあり。

7/27 5:51

幾度となく渡渉と巻き道を繰り返します。

7/27 6:10

対岸に下山者。巻き道の場所を教えて頂きました。

7/27 6:14

巻き道は笹が覆いかぶさっていて、やや歩きづらい。この水量なら、札内川を歩いた方が速いかもです。

7/27 6:47

6：45　八ノ沢出合い着。真っ直ぐ行くと九ノ沢。左に向かいます。

7/27 6:53

150mほど進むとテントサイト。大自然に抱かれた野趣あふれるテント場ですね。もちろん、人工的な水場やトイレはありません。

7/27 7:04

自分は、ここにツエルトと水・食料をデポ。日帰り出来ないときの備えです。

7/27 7:10

ここから八ノ沢を遡行します。

7/27 7:28

巻き道も利用します。

7/27 7:36

ほどなくすると、正面に憧れのカムエク！　感動の風景です。

7/27 7:58

テープや積石に従い進みます。登山靴でも行けますが、先が分からないので沢靴のまま登ります。

7/27 8:12

最初の雪渓は崩壊。ここで八ノ沢カールや三股の滝の位置を確認。これがあとで役立ちました。

7/27 8:21

巻き道は藪が多いです。

7/27 8:46

8：45　三股着。　まず、雪渓のどこを通過するか見極めます。やはり、右端から行きましょう〜。

7/27 8:50

右側の滝。ストックで雪渓をつつき、安全を確認しながら左に進みます。

7/27 8:50

これは左側の滝。

7/27 8:53

巻き道は、真ん中の滝の右側に着いています。

7/27 8:58

テープや踏み跡を辿りながら登って行きますが、ここで油断が、、、。この時間なら日帰り出来そうだな、次はどこに登ろうかと集中力が切れていました。

7/27 9:04

ん？　テープや踏み跡が見当たらなくなってきた！？

7/27 9:37

でも、なんか道のような、、、、、。

7/27 9:54

あれ〜？　ヤマレコでも見たことの無い風景！？

7/27 9:56

左を見ると、ピラミッド峰と八ノ沢カール。うわ〜、完全に右にき過ぎている！　GPSで位置を確認し、戻るべきか藪をトラバースで突破するか思案。

7/27 10:17

戻ると日帰りは困難。登山靴に履き替え、斜め下に進めば藪は突破できると判断しました。

7/27 10:23

低木がうるさく少々苦労しましたが、

7/27 10:36

無事、登山道に復帰。ヤレヤレ、もっと早くGPSで確認すべきだった〜。

7/27 10:38

巻道の危険箇所にはロープが張ってあって大助かり。感謝です。

7/27 10:53

花を撮る余裕も出来ました。

7/27 11:00

癒されます。

7/27 11:18

11：20　八ノ沢カールに到着。　幸い、ヒグマは見当たりません。　沢靴をデポ。

7/27 11:21

福岡大ワンゲルの遭難碑で合掌します。

7/27 11:24

この先の踏み跡は明瞭です。

7/27 11:36

お花畑が素敵です。

7/27 11:47

花を楽しんでいると稜線にガスが！　まあ仕方ないですね〜。

7/27 11:51

ピラミッド峰もこれだけ見られれば満足です。今日最後の方々とすれ違いました。

7/27 11:56

ここからはハイマツ漕ぎ。何ヵ所もアザが出来ました。

7/27 11:57

振り返ると奥深い日高の峰々。　素晴らしい！

7/27 12:05

正面には氷河に削られた地形が大迫力で迫ります！

7/27 12:24

近いようで、山頂までは登り甲斐がありますね〜。

7/27 12:24

おお〜、これがコイボクカールかぁ〜！　来てよかったと思える絶景です。

7/27 12:30

稜線にはお花畑。

7/27 12:30

美しい！

7/27 12:33

お花の宝石箱ですね〜。

7/27 12:39

12：40　　カムエク山頂着。山頂版は飛んでしまったようです。

7/27 12:43

憧れのカムエク山頂で記念撮影。

7/27 12:38

エサオマントッタベツ岳と春別岳？

7/27 12:43

ナメワッカ岳？

7/27 12:53

日高山脈は奥が深いです。

7/27 12:56

12：55　　日帰りしたいので早々に下山します。ガスだと羆が見えないので不安。

7/27 13:29

おっ、カールは視界がありました！

7/27 13:40

羆は大丈夫。

7/27 13:58

滝の巻き道を下ります。

7/27 14:15

この先は、登りに通らなかった道。

7/27 14:18

なかなかの急斜面です。

7/27 14:20

泥地もあり滑ります。

7/27 14:24

ガレ場では落石発生。

7/27 14:28

間違えたポイントに到着。

7/27 14:29

あ〜、ここはよく間違えると書かれていたYの字。よく確認せず右に行ってしまった！　よく見ると、左の急なガレ場にテープがありました〜。

7/27 14:45

雪渓は慎重にわたり、

7/27 15:26

八ノ沢を下ります。

7/27 15:34

水量が少ないので、

7/27 15:45

登山靴のまま渡れました。

7/27 16:02

16：00　　八ノ沢テント場着。この時間なら日帰り可能です。デポを回収して、

7/27 16:31

沢靴で札内川を下ります。

7/27 16:32

予算削減で釣り用を買ったため、靴が当たり痛い！

7/27 16:53

巻き道も利用します。

7/27 16:57

何度も渡渉を繰り返し、

7/27 17:38

17：40　七ノ沢出合着。　靴を洗う時間もありました。

7/27 17:58

運動靴で林道を1kmほど歩き、

7/27 18:12

自転車デポ地点に到着。

7/27 18:30

いや〜、帰りは楽だわ〜。

7/27 18:57

19：00　　札内ヒュッテ着。明るいうちに日帰り出来たのはモチロン自転車のお陰です。

7/26 14:45

マダニをチェックし、ナウマン温泉へ。（500円）混んでましたが、いい温泉でした。（撮影は前日の昼です）

撮影機器：

DMC-FT3 Panasonic

感想

aki-tk

　3年前から構想を練っていたカムエクの日帰り。1回目の挑戦で達成できて幸運でした。ダメなら来年と力を抜いてチャレンジしたのが良かったのかも知れません。

　ガイド本をもとに、皆さんの記録をたくさん読んで勉強させて頂き、感謝しております。ただ、ここが迷いポイントという場所で、案の定、道迷いをしてしまいました。視界があったのとGPSが機能していたこと、そして、藪突破ルートに危険箇所が無かったことが幸いしました。いちおう地形図で確かめましたが、地図にない危険箇所もあるので、自分の場合は運が良かったです。

　また、50代後半の自分が日帰り出来たのは、皆さんの記録から作戦を立てさせていただいたことに加えて、自転車のお陰です。自分の脚力では、林道を歩いての日帰りは無理でした。

　カムエクは予想通りの素晴らしい山で、2000m未満の山では群を抜いた存在感だと思います。もう1度来たい山ですが、日帰りはもう無理でしょうね〜。

コメント

akadake5

自転車は何処に?
こんばんは
お疲れ様でした
いくら自転車を使ったとはいえ日帰りは凄いです
車はプリスウですよね
どこに積んで行ったのですか? 屋根ですか?

aki-tk

Re: 自転車は何処に?
こんばんは。
ありがとうございます。何とかカムエク日帰りに成功しました。
自転車は折りたたみなので、プリウスのバック荷台にギリギリ積めるんです！　買う時に確かめました。北海道の山では自転車大活躍です。