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Yamareco

記録ID: 1216314
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山(湯ノ台口コース)

2017年08月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:23
距離
12.0km
登り
1,182m
下り
1,180m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:36
休憩
1:46
合計
9:22
距離 12.0km 登り 1,182m 下り 1,181m
6:15
14
6:29
6:30
52
7:22
7:23
118
9:21
9:22
11
9:33
9:34
60
10:34
11:36
19
11:55
12:11
22
12:33
12:47
22
13:09
7
13:16
75
14:31
14:41
43
15:24
13
15:37
0
15:37
ゴール地点
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山形道酒田みなとインターから湯ノ台口登山口まで約35キロ。
駐車場は上部に30台位駐車可能ですが、満杯の場合は少し下った別の広い駐車場に停めることができます。
コース状況/
危険箇所等
一般登山コースで、特筆すべき危険個所はありませんが、長大でごつごつした岩場の道が多く、標高差の割にはかなり足への負荷が大きいルートだと思います。
大雪渓までに渡渉が何箇所かありますが、増水時でなければ特に問題ありません。増水時はハイカットの靴でないと浸水するリスクがありそうです。
河原宿の先から始まる大雪渓は、雪渓脇の夏道がほぼ完全に露出しているので、夏道を伝っていく限り、アイゼンは必要ありません。二箇所で大トラバースをしますが、傾斜が緩いので、ツボ足でも大丈夫です。後のトラバース地点には進行方向を示すロープが置かれていますが、最初のトラバース地点にはそれがないので、視界不良時には要注意です。雪渓上をショートカットするのであれば、軽アイゼンがあった方が安全だと思います。
外輪山に出ると、所々で鉄梯子が登場しますが、これまでよりはかなり歩きやすい道に変わるので快適です。七高山手前の分岐から御室小屋までの道はガレた急坂で、慎重に進みます。途中雪渓を横切りますが、足場がしっかりできているので、通過には問題ありません。
新山直下は完全に岩場伝いの道となり、ペンキマークを忠実に追って進みます。七高山分岐方面からは、小屋に下りずに雪渓を伝って直接山頂を目指した方が楽だと思います。山頂は非常に狭いので、休憩には不向きです。
このコースは早々に森林限界に達し、非常に日射しが厳しいので、入念な日焼け止め対策が必須です。大雪渓もあるので、サングラスも必携です。

登山口に登山ポストが設置されていました。
水場は滝ノ小屋と河原宿(融雪水を沢から取水)にあります。御室小屋ではコーラ等の缶ジュースが調達できます。
トイレは登山口、滝ノ小屋、河原宿、御室小屋に設置されています。
携帯電話(au)は通じる場所が多いですが、新山では不通でした。
その他周辺情報 湯ノ台温泉の鳥海山荘で日帰り入浴ができます(510円)。
登山口に向かって車を走らせている途中で、朝陽を受ける鳥海山を見上げます。実に大きな山容です。
2017年08月06日 05:10撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 5:10
登山口に向かって車を走らせている途中で、朝陽を受ける鳥海山を見上げます。実に大きな山容です。
駐車場近くまで高度を上げると、前日に登った月山が雲上に浮かんで見えました。実に存在感のある山容です。
2017年08月06日 05:33撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 5:33
駐車場近くまで高度を上げると、前日に登った月山が雲上に浮かんで見えました。実に存在感のある山容です。
駐車場で身支度を整えた後、目指す鳥海山を見上げます。どでかい山体を前に身が引き締まります。
2017年08月06日 06:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 6:12
駐車場で身支度を整えた後、目指す鳥海山を見上げます。どでかい山体を前に身が引き締まります。
湯ノ台口登山口からスタートします。上部の駐車場は既に満杯になっていました。
2017年08月06日 06:15撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 6:15
湯ノ台口登山口からスタートします。上部の駐車場は既に満杯になっていました。
石畳の道をしばらく進むと、鳥海山をバックに建つ滝ノ小屋に着きました。帰りはここの水場で清冽な湧水をたらふく飲ませていただきました。
2017年08月06日 06:31撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 6:31
石畳の道をしばらく進むと、鳥海山をバックに建つ滝ノ小屋に着きました。帰りはここの水場で清冽な湧水をたらふく飲ませていただきました。
高度を上げていくと、背後に日本海も見えるようになってきました。
2017年08月06日 07:15撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
8/6 7:15
高度を上げていくと、背後に日本海も見えるようになってきました。
日本海と月山のコンビです。
2017年08月06日 07:15撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 7:15
日本海と月山のコンビです。
月山を中心に据えて。東側は前日と同様に見事な雲海で埋め尽くされています。
2017年08月06日 07:15撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 7:15
月山を中心に据えて。東側は前日と同様に見事な雲海で埋め尽くされています。
河原宿から眺める大雪渓がまぶしい鳥海山です。手前の沢の融雪水を取水できます。
2017年08月06日 07:22撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 7:22
河原宿から眺める大雪渓がまぶしい鳥海山です。手前の沢の融雪水を取水できます。
いよいよ大雪渓に取り付きます。大雪渓を直登する人影も多く見えたのですが、この少し先で左の方に夏道を示すペンキマークがあったので、アイゼンを持っていない自分は夏道を進みました。
2017年08月06日 07:32撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 7:32
いよいよ大雪渓に取り付きます。大雪渓を直登する人影も多く見えたのですが、この少し先で左の方に夏道を示すペンキマークがあったので、アイゼンを持っていない自分は夏道を進みました。
大雪渓の最初の大トラバースを終えた地点です。この後どんどん雲が湧いてきたので、月山がクリアに望めたのもこの辺りまででした。
2017年08月06日 08:16撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 8:16
大雪渓の最初の大トラバースを終えた地点です。この後どんどん雲が湧いてきたので、月山がクリアに望めたのもこの辺りまででした。
見納めの月山をアップで。
2017年08月06日 08:16撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 8:16
見納めの月山をアップで。
第二の大トラバース地点にはロープが張られています。雪渓上に先行者が見えています。
2017年08月06日 08:31撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 8:31
第二の大トラバース地点にはロープが張られています。雪渓上に先行者が見えています。
トラバース終了地点です。雲が多くなってきて、日本海の眺めともそろそろお別れでした。ここからのきつい登りが正念場です。
2017年08月06日 08:37撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
8/6 8:37
トラバース終了地点です。雲が多くなってきて、日本海の眺めともそろそろお別れでした。ここからのきつい登りが正念場です。
ガスの切れ間から鳥海湖が望めました。今度はここにも立ち寄ってみたいです。
2017年08月06日 09:09撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 9:09
ガスの切れ間から鳥海湖が望めました。今度はここにも立ち寄ってみたいです。
きつい登りを経てついに外輪山の稜線に飛び出ました。真正面にどかーんと聳える新山の眺めはまことに感動的です。外輪山以外の山は、残念ながらガスに隠されてしまっていました。
2017年08月06日 09:17撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 9:17
きつい登りを経てついに外輪山の稜線に飛び出ました。真正面にどかーんと聳える新山の眺めはまことに感動的です。外輪山以外の山は、残念ながらガスに隠されてしまっていました。
まだまだ遠い新山の下に御室小屋も見えています。それにしても複雑な山頂部の地形です。
2017年08月06日 09:23撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 9:23
まだまだ遠い新山の下に御室小屋も見えています。それにしても複雑な山頂部の地形です。
西側のガスの切れ目の奥は日本海でしょうか。
2017年08月06日 09:29撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 9:29
西側のガスの切れ目の奥は日本海でしょうか。
新山をアップで。このガラガラ感がすごいです。
2017年08月06日 09:31撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 9:31
新山をアップで。このガラガラ感がすごいです。
外輪山を右に進むと、新山と小屋の見え方がどんどん変わっていきます。雪渓を登って山頂を目指す人影も見えています。
2017年08月06日 09:46撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
8/6 9:46
外輪山を右に進むと、新山と小屋の見え方がどんどん変わっていきます。雪渓を登って山頂を目指す人影も見えています。
七高山手前の分岐です。わずかな距離なので、先に七高山に立ち寄るかどうか迷いましたが、ガスがどんどん湧いてきているので、先に新山を目指すことにしました。ここからの急峻なガレ場は慎重に下ります。
2017年08月06日 09:56撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 9:56
七高山手前の分岐です。わずかな距離なので、先に七高山に立ち寄るかどうか迷いましたが、ガスがどんどん湧いてきているので、先に新山を目指すことにしました。ここからの急峻なガレ場は慎重に下ります。
東側に大雪渓を抱く新山が間近です。
2017年08月06日 10:02撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 10:02
東側に大雪渓を抱く新山が間近です。
新山へは小屋に下りずに雪渓を登っていき、ペンキマークを目安に岩場に取り付きます。雪渓はステップがしっかり刻まれているので、特に危険を感じませんでした。
2017年08月06日 10:19撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 10:19
新山へは小屋に下りずに雪渓を登っていき、ペンキマークを目安に岩場に取り付きます。雪渓はステップがしっかり刻まれているので、特に危険を感じませんでした。
ひんやりとした胎内くぐりを経ると、ついに本物の山頂が姿を現しました。
2017年08月06日 10:25撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 10:25
ひんやりとした胎内くぐりを経ると、ついに本物の山頂が姿を現しました。
新山の山頂標識です。岩にペイントというのは珍しいです。外輪山は見えていましたが、周辺の山々は完全に雲の中でした。
2017年08月06日 10:36撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 10:36
新山の山頂標識です。岩にペイントというのは珍しいです。外輪山は見えていましたが、周辺の山々は完全に雲の中でした。
山頂標識のバックに七高山を擁する外輪山が見えています。山頂から外輪山がぐるっと一望できただけでも幸運でした。
2017年08月06日 10:38撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 10:38
山頂標識のバックに七高山を擁する外輪山が見えています。山頂から外輪山がぐるっと一望できただけでも幸運でした。
左に見える岩の隙間が小屋からの直登コースになっています。
2017年08月06日 10:41撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 10:41
左に見える岩の隙間が小屋からの直登コースになっています。
帰りは小屋の方に下りていき、途中で振り返ると、岩の隙間から山頂部が見えました。こうして見ると、新山はまことに奥深い山頂だといえます。
2017年08月06日 11:43撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 11:43
帰りは小屋の方に下りていき、途中で振り返ると、岩の隙間から山頂部が見えました。こうして見ると、新山はまことに奥深い山頂だといえます。
小屋でコーラを買って休憩しつつ、大物忌神社に参拝しました。
2017年08月06日 12:10撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 12:10
小屋でコーラを買って休憩しつつ、大物忌神社に参拝しました。
最後に七高山に立ち寄りました。新山とはわずか7mしか違わず、分岐からは3分もかからないので、先にピークを踏んでおくことをお勧めします。
2017年08月06日 12:35撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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8/6 12:35
最後に七高山に立ち寄りました。新山とはわずか7mしか違わず、分岐からは3分もかからないので、先にピークを踏んでおくことをお勧めします。
真正面のどでかい新山が圧巻です。それにしてもすごいスケールの雪渓です。
2017年08月06日 12:47撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
8/6 12:47
真正面のどでかい新山が圧巻です。それにしてもすごいスケールの雪渓です。
撮影機器:

感想

前日に月山に登り、せっかく山形まではるばる遠征してきたのだからと意を決して、東北が誇る名山中の名山・鳥海山に登ることにしました。
前日の運転と登山の疲労が堪えて、登りはペースが上がらず、実に苦しくしんどい行程でしたが、大きな山容を全身で感じ取ることができ、鳥海山は本当に素晴らしい山だということを実感しました。
山頂から周囲の山々の大展望が得られなかったのが非常に心残りなので、いつの日がぜひ別コースから山頂に再アタックしてみたいと心に誓いました。

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