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ヤマレコ

記録ID: 1217153 全員に公開 ハイキング御在所・鎌ヶ岳

キツネ峠から谷尻谷へ【岩提の滝とコリカキ場を訪ねて】

日程 2017年08月06日(日) [日帰り]
メンバー , その他メンバー2人
天候曇り時々晴れ 蒸し暑い一日。 
アクセス
利用交通機関
車・バイク
集合場所、AACの施設「松の舎」より相乗りにて、
朝明渓谷の「砂防学習ゾーン」手前の路肩に移動、駐車。
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
9時間19分
休憩
2時間16分
合計
11時間35分
S砂防学習ゾーン06:4007:43根の平峠07:4907:49タケ谷分岐08:20神崎川に出る08:3509:07オゾ谷出会09:31大蔵鉱山跡09:3509:53分岐の三股10:32ワサビ峠10:4610:46高岩11:06作ノ峰11:36お金峠11:45塔ノ峰12:03キツネ峠12:2813:04下谷尻谷に出る13:1013:40石提の滝14:0014:38コリカキ場14:4615:08お金峠15:1815:45お金谷出合15:5516:27大瀞16:4517:32中峠17:55曙滝18:15砂防学習ゾーンG
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
〇街團襦璽箸麓蠧力です。
登山ルートを遮る倒木を切ったり、枝を払ったりしながらの
 山行ですので通常タイムとしての参考にはなりません。

【オゾ谷出合い〜ワサビ峠】:マイナールート
マイナールートで道標等は有りませんが、大蔵鉱山跡辺りまでは
判別できる程度の踏み跡が続いています。
その後三股までは谷芯を辿り、道標に従って右股へ入ります。

【ワサビ峠〜キツネ峠】:マイナールート
クラシへ向かう尾根芯は夏草に覆われていました。
高岩(P965)からお金峠間は比較的明確な尾根筋を辿ります。
お金峠から先は茂みが濃くなり、踏み跡も不明瞭になりますが、
時々、テープは見られます。
塔ノ峰辺りは窪地地形となり尾根筋、踏み跡共に曖昧になります。
方向・地形を充分確認してキツネ峠まで下ります。

【キツネ峠〜下谷尻谷】:バリエーションルート
原則西向きの急な谷が進路になりますが、最初は尾根下に絡んで
戻るように続く踏み跡で、南側の尾根?へ近づきその後、谷に沿って
下りますがこの辺りで踏み跡は消えます。
わずかに傾斜が緩んだ辺りで谷芯を頼りに下ると、
やがて谷が広がりを見せると下谷尻谷右岸の台地となります。
空き瓶が転がる台地のリボンを目印に右折して、下流へ向かいます。
かすかに聞こえ始めた瀬音へ近づくように台地を下ると
大岩がゴロゴロと集まる下谷尻谷右岸の水辺に出ます。
コリカキ場はリボンを目印にV字を描くように左折して
上流へ向かいます。

【岩提の滝】
右岸から下流へ向かい、その後迫った岸壁を逃げた左岸から
大きな岩がゴロゴロした水辺を、慎重に足場を求めて下ると、
右岸に張り出した小さな凸面状の尾根下にリボンが見えます。
 アキレス腱が伸びるような斜面を攀じると左手に水飛沫を上げる
滝が目に飛び込んできます。
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図 [pdf]

写真

今回はここから朝明川を渡ろう。
2017年08月06日 06:38撮影 by Canon IXY 180, Canon
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今回はここから朝明川を渡ろう。
3
伊勢谷の水量も多そうだ。今日は何度も沢を横切るので大丈夫かな〜。
2017年08月06日 06:45撮影 by Canon IXY 180, Canon
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伊勢谷の水量も多そうだ。今日は何度も沢を横切るので大丈夫かな〜。
4
タケ谷から神崎川へ向かう。
2017年08月06日 07:36撮影 by Canon IXY 180, Canon
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タケ谷から神崎川へ向かう。
3
シダが茂る平原からクラシを望む。
2017年08月06日 07:45撮影 by Canon IXY 180, Canon
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シダが茂る平原からクラシを望む。
4
上高地の入り口を見送り、タケ谷を右岸へ渡る。
2017年08月06日 08:11撮影 by Canon IXY 180, Canon
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上高地の入り口を見送り、タケ谷を右岸へ渡る。
4
神崎川右岸の徒渉点から上流を眺める。
2017年08月06日 08:17撮影 by Canon IXY 180, Canon
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神崎川右岸の徒渉点から上流を眺める。
3
20cmほど水に浸かって、なんとか左岸へ徒渉終了。
2017年08月06日 08:22撮影 by Canon IXY 180, Canon
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20cmほど水に浸かって、なんとか左岸へ徒渉終了。
4
クラシ谷を横切る。
2017年08月06日 08:48撮影 by Canon IXY 180, Canon
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クラシ谷を横切る。
4
オゾ谷が神崎川へ合流する。
2017年08月06日 09:01撮影 by Canon IXY 180, Canon
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オゾ谷が神崎川へ合流する。
3
オゾ谷の小滝。
2017年08月06日 09:01撮影 by Canon IXY 180, Canon
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オゾ谷の小滝。
3
オゾ谷出合からワサビ峠へ向かう。
2017年08月06日 09:02撮影 by Canon IXY 180, Canon
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オゾ谷出合からワサビ峠へ向かう。
4
大蔵鉱山跡で小休止。風が通らず蒸し暑い!
2017年08月06日 09:25撮影 by Canon IXY 180, Canon
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大蔵鉱山跡で小休止。風が通らず蒸し暑い!
4
オゾ谷の谷筋に出て上流へ。
2017年08月06日 09:44撮影 by Canon IXY 180, Canon
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オゾ谷の谷筋に出て上流へ。
4
分岐の三股に到着。
2017年08月06日 09:45撮影 by Canon IXY 180, Canon
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分岐の三股に到着。
4
ワサビ峠へ突き上げる右股。
2017年08月06日 09:47撮影 by Canon IXY 180, Canon
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ワサビ峠へ突き上げる右股。
3
谷側の斜面に落ちていた道標を取り付けました。
2017年08月06日 10:32撮影 by Canon IXY 180, Canon
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谷側の斜面に落ちていた道標を取り付けました。
6
風が心地良いワサビ峠。
2017年08月06日 10:34撮影 by Canon IXY 180, Canon
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風が心地良いワサビ峠。
4
今回の最高点・高岩から尾根の北上を開始。
2017年08月06日 10:53撮影 by Canon IXY 180, Canon
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今回の最高点・高岩から尾根の北上を開始。
3
作ノ峰で右曲する尾根へ。
2017年08月06日 11:03撮影 by Canon IXY 180, Canon
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作ノ峰で右曲する尾根へ。
3
小作の峰を急降下した鞍部はお金峠だ。本日はお金明神はパス!
2017年08月06日 11:34撮影 by Canon IXY 180, Canon
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小作の峰を急降下した鞍部はお金峠だ。本日はお金明神はパス!
3
お金峠を登り返して塔ノ峰。
2017年08月06日 11:42撮影 by Canon IXY 180, Canon
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お金峠を登り返して塔ノ峰。
5
キツネ峠に到着。小さな峠だ。
2017年08月06日 12:00撮影 by Canon IXY 180, Canon
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キツネ峠に到着。小さな峠だ。
4
さあー、いよいよ谷尻谷へ下ろう。
2017年08月06日 11:58撮影 by Canon IXY 180, Canon
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さあー、いよいよ谷尻谷へ下ろう。
4
人ひとりは入れそうだ。
2017年08月06日 12:32撮影 by Canon IXY 180, Canon
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人ひとりは入れそうだ。
3
山腹に絡んだ踏み跡も薄れ、荒れた谷筋を下る。
2017年08月06日 12:44撮影 by Canon IXY 180, Canon
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山腹に絡んだ踏み跡も薄れ、荒れた谷筋を下る。
4
自在に曲線を描く蔓。
2017年08月06日 12:48撮影 by Canon IXY 180, Canon
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自在に曲線を描く蔓。
2
生活の痕跡が見られる平坦地が現れると、コリカキ場との分岐に。
2017年08月06日 12:51撮影 by Canon IXY 180, Canon
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生活の痕跡が見られる平坦地が現れると、コリカキ場との分岐に。
4
出た!下谷尻谷だ。
2017年08月06日 13:04撮影 by Canon IXY 180, Canon
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出た!下谷尻谷だ。
4
濡れた岩に気を付けて下流へ向かうと、
2017年08月06日 13:14撮影 by Canon IXY 180, Canon
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濡れた岩に気を付けて下流へ向かうと、
2
岩提の滝!
2017年08月06日 13:32撮影 by Canon IXY 180, Canon
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岩提の滝!
5
岩壁に咲く花。←イワタバコと教えていただきました。
2017年08月06日 13:45撮影 by Canon IXY 180, Canon
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岩壁に咲く花。←イワタバコと教えていただきました。
6
飛沫を浴びて淵を覗き込む。
2017年08月06日 13:47撮影 by Canon IXY 180, Canon
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飛沫を浴びて淵を覗き込む。
4
滝のシャワーを浴びて正対する。
2017年08月06日 13:47撮影 by Canon IXY 180, Canon
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滝のシャワーを浴びて正対する。
6
足元を豪快に落下する滝。
2017年08月06日 13:49撮影 by Canon IXY 180, Canon
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足元を豪快に落下する滝。
5
焚火跡の残るコリカキ場の平坦地。
2017年08月06日 14:32撮影 by Canon IXY 180, Canon
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焚火跡の残るコリカキ場の平坦地。
3
神聖な場所:コリカキ場で汗を洗い流そう。
2017年08月06日 14:35撮影 by Canon IXY 180, Canon
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神聖な場所:コリカキ場で汗を洗い流そう。
6
お金峠への登り返しはきついな〜。
2017年08月06日 14:59撮影 by Canon IXY 180, Canon
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お金峠への登り返しはきついな〜。
5
はっきりした窯跡を見ると大瀞も近い。
2017年08月06日 16:07撮影 by Canon IXY 180, Canon
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はっきりした窯跡を見ると大瀞も近い。
3
大瀞を観察するが何処の岩も水面下だ。潔く靴を脱ごう。
2017年08月06日 16:24撮影 by Canon IXY 180, Canon
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大瀞を観察するが何処の岩も水面下だ。潔く靴を脱ごう。
4
上流の瀞は緩やかに見えるが、深そうだ。
2017年08月06日 16:25撮影 by Canon IXY 180, Canon
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上流の瀞は緩やかに見えるが、深そうだ。
3
下水晶谷を急ぐ。
2017年08月06日 16:53撮影 by Canon IXY 180, Canon
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下水晶谷を急ぐ。
2
夕暮れ間近の銚子ヶ口方面。
2017年08月06日 17:28撮影 by Canon IXY 180, Canon
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夕暮れ間近の銚子ヶ口方面。
3
日没前に中峠を下ろう。
2017年08月06日 17:29撮影 by Canon IXY 180, Canon
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日没前に中峠を下ろう。
4
曙滝。あと少しだ、急ごう。
2017年08月06日 17:52撮影 by Canon IXY 180, Canon
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曙滝。あと少しだ、急ごう。
5
撮影機材:

感想/記録

コリカキ場の更に奥へ、下谷尻谷を下ると岩提の滝と言われる
迫力ある滝が有ると言う。
「間近で滝のシャワーを堪能しないか」とSさんからのお誘いが。
以前からキツネ峠から下る踏み跡が気になっていたので二つ返事で
出掛ける事に。

朝明に着く頃には雨も止み、雲も切れて時々空も望めそうな気配だ。

登山口から見る伊勢谷は豊富な水量だが、神崎川の様子はどうだろう?
蒸し暑い伊勢谷沿いの道で根の平峠からタケ谷に入ると、
シダが茂った平原からは、クラシの山並みやコブ尾根のキノコ岩も
眺められる。このまま天気が続いてくれると良いけどな〜。

上高地の入口を見送り、渡ったタケ谷の右岸から神崎川の水辺に
降りると、流石に飛び石伝いで徒渉できる流れではなかった。
用意した靴カバーを付けて浅瀬を選んで左岸へ横切る。

左岸高みから徐々に流れに近づき、クラシ谷そしてオゾ谷を横切り、
小さな台地から左折してワサビ峠へ向かう。
ジメジメした谷地形の右手山腹を高捲きするように登って行くので
ヒルには注意しながら行こう。

山腹の高捲きから徐々に谷側に近づくと、やがて斜面がゆったりと
広がり石垣が現れ、大蔵鉱山跡に出るとやがて高捲きも終わり
沢筋に出てしばらくすると三股になる。左股はクラシへ、ワサビ峠は
右股へ入る。
谷の左斜面から右斜面に移ると傾斜が強まり、固定ロープが現れる。
頭上に高岩のピークが覗ける頃、一段と傾斜を増した谷を
左に横切りトラバース気味に山腹に絡むとゆったりしたワサビ峠に
到着する。

峠を抜ける心地よい風に吹かれてしっかり休む。
クラシに向かう尾根芯は夏草が茂りルートを失いそうだ。
わずかに認められる踏み後はワサビ谷を下るものだろう。
注意したい所だ。

途中で拾った道標も付けたし、ルートの現状も分かったし出発しよう。
峠を高岩に上がり、尾根を左折するように北上を開始する。

明確な尾根は次のピークとなる作ノ峰で僅かに右曲し、小ピークを
2〜3度ほど越えて急降下すると小さな鞍部でお金峠となる。
左右に下る踏み跡を見送り登り返すと、次第に踏み跡が曖昧に
なってくるので尾根芯を意識しながら行く。
やがて平坦な窪地の様な場所に岩が集まるピークに出て塔ノ峰となる。
ルートからは見えない山頂プレートは、現在も大きな岩の間に
ひっそりと架かっていた。

この辺りは尾根も丸まり茂みも濃くなり、踏み跡は曖昧になる。
分岐する尾根も有るので慎重に方向を確認して下ると小さな鞍部に出て
木札が架かるキツネ峠に出る。

この尾根筋は過去も歩いているが、この先はいよいよ未知のエリア。
沢歩きでしか見えない滝はどんな滝だろう、楽しみだ。

僅かに残る踏み跡について西へ下る。
尾根下に絡むように下る靴一足分ほどの道が細々と続いている。
時々色あせたテープもみられる。やがて谷へ向かって下り始めるが
概ね凸面のような小さな尾根?について下る。
ルートは谷筋だけが頼りだ。適当な場所から谷芯を下ると
やがて大きく谷が広がり、足元には空き瓶が転がり鉱山仕事が
盛んな頃の生活痕跡を感じる台地に出る。幹にはリボンが付けられ
コリカキ場と岩提の滝分岐と思われる。

微かに聞こえる瀬音に沿って北東(右)へ向かうと下谷尻谷の流れが
現れた。切り立った岸壁に大岩がゴロゴロと重なり合う男性的な谷だ。
概ね左岸寄りの水辺を下るが、すべての岩は濡れて気軽にスタンスを
決められない。一歩一歩を慎重に時間をかけて下る。
しばらくすると右岸に樹林が疎らになった小さな尾根?に下がる
リボンを見つける。

浸水も覚悟して、岩にぶつかったままの倒木を足掛かりにして
徒渉し、急斜面を四輪駆動で攀じると目前に岩の間から豪快に落下する
岩提の滝が現れた。滝口から見下ろすと切り立った廊下のような滝壺へ
水煙を上げる迫力ある滝だ。
落差7mと言われるが滝壺から見上げたらそれ以上に感じるだろう。
Sさんが出してくれたロープを頼りに岩壁の中間地点まで降りて
滝のシャワーを浴びてみる。

目的を達成したが、濡れた岩に苦戦したおかげで計画通りワサビ峠へ
戻るには時間が足りない。コリカキ場から最短ルートとなるお金峠経由で
戻ることに変更だ。

再び時間をかけて慎重に台地まで戻り、コリカキ場を目指す。
右岸に広がる深い林の中を谷から着かず離れず、微かな踏み跡を
南西へ向かう。時々現れるリボンが心強い。
林を透かして北谷尻谷らしき支流がちらつき出し谷に向かって
下ると焚火跡の残る平坦地に出た。

お金明神の神域となるコリカキ場で文字通りまみれた汗を洗って
お金峠へ急な谷を登り返す。
本日二度目のお金峠に立って時計を見るともう三時だ。
大瀞の渡渉を考えると朝明まで約3時間か、日没前には戻れそうだが
急ごう。

勢いよく流れる大瀞では潔く裸足になって流れに逆らう。
思った以上に濡れてしまったが、ドボンするよりマシだろう。

濡れた足をしっかりぬぐって、今日最後の登りとなる下水晶谷を
日没と争うように中峠へ向かう。

【数日の雨のせいで、鈴鹿の谷は何処も水量が豊富だった。
どの岩も濡れて滑りやすく、谷筋を辿る山行には相応しくなかったが
目的の「岩提の滝」も「コリカキ場」も立ち寄る事が出来た。
鈴鹿の奥地にはまだ魅力的な場所が隠れているんだろうな〜、
そしてそこを訪ねるには、天候ももちろん、余裕を持った計画が
大切だと改めて感じさせられた有意義な一日でもあった。】
訪問者数:281人
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この記録へのコメント

登録日: 2013/5/27
投稿数: 3952
2017/8/8 6:08
 岩提の滝
onetotaniさん、おはようございます。

11時間以上に及ぶ、壮大な探索ルートですね。
写真では、夏の暑い時期、多くの清流や水量豊富な滝に出会い、涼やかに感じました
実際には 、蒸し暑く、岩も滑りやすく、大変だったことでしょう。
この時期だと、ヒルもでそうです。
onetotaniさんらしく、鈴鹿の奥地を巡ってますね。
コリカキ場の神聖な雰囲気やや谷尻谷一帯の静かな様子は、歩いて肌で感じるのが一番かと思いました
滝のしぶきを浴びて可憐に咲くイワタバコも綺麗ですね
登録日: 2011/4/15
投稿数: 15
2017/8/8 7:26
 いいルートですね〜
おはようございます。

谷尻谷深部、鈴鹿は魅力的ですね〜
写真に見とれました。

ぜひ、行ってみたいと思います。
きっと、泊まりになると思いますが😅

ルート整備も兼ねて…、ありがとうございます。

お疲れさまでした。

鈴鹿の山は柔らかいので、
台風5号の被害が、心配ですね。
登録日: 2013/11/11
投稿数: 1776
2017/8/8 12:52
 谷尻谷
こんにちはonetotaniさん
まだ歩いたことのない谷尻谷、
谷の上部は良い雰囲気だそうですが、下の方にはこんなに豪快な滝があるんですね!
でも歩くにはちょっと危険そうです。滝はともかく益々行ってみたくなりました。

てっきり今回はテント泊かな?と思っていましたら日帰りですか!?
さすがは鈴鹿を熟知されているonetotaniさん&Sさんです。
暑い時期の谷歩きは「濡れてもかまわない」と思えば清涼で爽快ですね。

写真No33の花はイワタバコでしょうか
登録日: 2010/12/28
投稿数: 2108
2017/8/8 19:21
 Re: 岩提の滝
totokさん 今晩は。

今回はルートを邪魔する倒木や藪などを払いながら歩いていますので
実際の山行時間は10時間ほどだと思います。

とにかく蒸し暑く水辺で何度もクールダウンしながら歩きました。
加えて水量の増えた神崎川の渡渉や、滑りやすい谷尻谷の往復などで
大幅に時間が遅れ、計画を短縮せざるを得ませんでしたが、
趣のまったく違う谷をつなぎ、鈴鹿の奥地を歩けて楽しい一日でした。

駐車地に戻り気づいたら、ソックスやベルトにはヒルが付いていましたが
献血せずに済みました。
登録日: 2010/12/28
投稿数: 2108
2017/8/8 19:48
 Re: いいルートですね〜
pikeさん コメントありがとうございます。

鈴鹿を代表する神崎川と谷尻谷を隔てる長い尾根。
核心部を繋いで歩きましたが、誰とも逢わず独占状態でした。

谷尻谷を辿ったのは短い距離でしたが、いかにも沢歩きの醍醐味を
味わえそうな感じでした。
コリカキ場から上谷尻谷を歩き、ワサビ谷を峠へ上がる計画でしたが
時間が足りませんでした。
言われるように一泊行程でじっくり歩きたいエリアです。
登録日: 2010/12/28
投稿数: 2108
2017/8/8 20:12
 Re: 谷尻谷
teppan2013さん 今晩は。

以前からキツネ峠を谷尻谷へ下るルートが気になっていました。
わかりづらいコースでしたが、下谷尻谷は思ったよりダイナミックな谷でした。
滑りやすい大きな岩を越える場面が多く、身長が低いとより手こずりそうです。

何度も渡渉を繰り返すため、ドボンは避けて「濡れてもかまわない」と
いう気持ちで歩きました。長靴の領域でした。

蒸し暑くてまいりましたが、クールダウンできる水辺はいたる所にあるので
バテルことなく歩く事が出来ましたが、山中一泊でじっくり歩けば
より魅力がわかるでしょうね。

岩壁に咲く花はイワタバコでしたか、初めて見ました。
ありがとうございました。

この記録に関連する本

この記録に関連する登山ルート

この記録で登った山/行った場所

登山 登山用品 山ごはん ウェア トレイルラン
トレッキング クライミング 富士山 高尾山 日本百名山
この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
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