錫ヶ岳


- GPS
- 10:56
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,419m
- 下り
- 1,590m
コースタイム
天候 | 晴れ (予報は県の北部山岳地域は夕立の虞) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は、前日までに日光警察署に郵送しました。 避難小屋分岐までは、山と高原地図登山によるコース 白根隠山までは一般のコース同様です。 この先はスパッツと雨具のズボンを着用。しないと朝露でずぶ濡れになる。 ほとんど笹原で、足元がよく確認できないので、倒木などを蹴躓くことあり。 錫ヶ岳から先は、さらに笹薮が深く足をとられます。 2077ピークから柳沢川に下りるコースは踏み跡程度でマークの間隔もまばら、なので、前もって地形図を読んでおいてこうやっておりるという方針を自分で立てておきました。でないとたといGPS機器で座標を確認できても、薮など足元の障害物に阻まれて考えどおりに移動がままならずつかいこなせないことになるので。具体的には支尾根の細い尾根筋を外さないように歩いて行きました。笹、シャクナゲなどの薮は突破、大岩は巻いてもすぐに筋に戻る、傾斜が緩くなって尾根筋があいまいになる地形は歩く方向をよく見極める、尾根筋からさらに支尾根に方向転換もよく確認しました。いずれにせよなにせ歩行時間が倹約できてこの道を作った人はえらいと思いました。「山部ルート」と呼ぶことになっているようですが、営林地元民由来の道でしょう。 |
写真
感想
夜中の0時に期待と不安で起床しましたら、右足親指が痛い。数年ぶり2度目の痛風の発作でした。起きていた娘に「この期に及んで痛風だとさ」と告げると「楽しいね」と喜んでくれました。折角準備したのに、また丸一日;予備日も含めて2日間も自分ひとりの遊びごとに充てることがめったにできないこともあり、足の親指が痛いくらいで気にしても居られず車を出しました。
朝5時台の奥白根はこの日一番乗りだったようで、あたり一帯だれの姿もありませんでした。
鹿の親子が居ました。小鹿の方は近寄っても怖じもせずチーチーいいながらしばらく付いて来ました。避難小屋で餌やる人がいるんだろうな〜
日光白根山の前白根から白根隠山あたりの景観は第一級で、今日も晴れたので、うすら恐ろしいほどの極楽でした。我が身に余る幸せなのでここにはあまり来たくない。
白根隠先の岩稜は左に巻いて、岩の間を抜けて、右下方に窪地から白根と白檜の間のコルの直下に残雪を見、いよいよ笹薮の中に突入していきました。
錫の水場は冷たく美味しい。水量は細めなのが断続なく流れていました。大パーティーの食料当番だと苦心するかも。幕営数張り可能。焚き火の跡あり。この寂しい山中に宿泊したくない。
念願の錫の上りなので気持ちをあらためて、登りました。白檜からも確認できる笹原はやはり滑って登りにくい。笹原を登りきり、左折して少し登ると、山頂。
三角点を2つ確認し、休まずに『日光修験三峯五禅頂の道』231,232ページの「石躰」を探しに歩き出しました。上野国側に山頂から2,3分歩いて岩稜を見つけましたがそれらしくない。山頂を後にし宿堂坊山方面に少し歩くと「山頂点の手前に棚部がある。この棚部には窪地がいくつかあり、2か所に水溜りがある。このコケの繁茂した窪地を西に越えると様相は一変する。上野国側に尊像にも似た石躰群が林立する崖が出現する。」
!見つけました!
写真を見てください。
また、県境尾根のルートの南側からはこの「尊像」が見えることがわかりました。
錫〜2077の尾根道は悪い夢でも見ているかのような、深い笹薮ばかりを進んで行きます。尾根の三叉路にかかりURU-12さんの苦労話を思い出し、ここでうっかり迷うことは大いにありうると思いました。
SONY NU-U37は電池容量により作動時間が限られているので、錫の山頂で電源をいれました。石躰探しにうろうろしている時には大変心強い。
ナビばかり覗いていると、地形の変化を歩きながら確認する作業に間に合わないので、時折の位置確認に使用しました。
2077峰は巻いて行くとのURU-12さんの記録でしたが、私は一応ピークを踏んできました。ピークから薮をかき分け飛び込むように尾根を下るとマークを発見。ここから先はマークはこちらの事情とはおかまいなしに展開していくので、まず地形を頭に次に次のマークを追い求める、足元は悪いの連続でした。
笹原を泳いだりしながら、なんとか柳沢川に到達安堵しました。
渡渉点では、なんとか落ちずに渡り終えた。
URU-12さん、山部薮人さんに感謝します。
コメント
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おはようございます nanshuさん
無事に行ってこられたようで、お疲れ様でした。
天気も良く、白根隠山付近の展望は、最高でしたね。
私も、この白根隠山からの眺めが気にいっており、
白根山から登り返して隠山頂上で、気持よくて、
仰向けに寝ていたこともありました。
しかしながら、このコースは人の気配が無く、木や藪の陰から
何が出てきてもおかしくなく、はっきり言って怖いです。
崩壊林道終点からの下りは、私が通ったところは一つ尾根が手前で、
間違っていたようですね。
レコを読みまして、ここを歩いた時の状況を思い出し、懐かしく感じました。
お疲れ様でした
おかげさまです。
ちなみに人の気配が少ないといえば、小真名子、大真名子も意外と恐ろしいほどの静けさを保っています。
>崩壊林道終点からの下りは、私が通ったところは一つ尾根が手前で、
間違ったといわれるのは言い過ぎでしょうか。ここは覚えてますが、上から来るとルートが、右折して眼前に笹原が比較的緩い傾斜で広がっているんです。そこで私も一回笹原に歩き出したんですが、ふとたちどまり、ここで尾根を離れるのは違うかと、とって返して(さっき右折したから)左折する感じで、頭にかかる伸びた枝を払いながら(獣道に)進んだら、マークを見つけました。
でも地形図的にはそのまま行っても降りられる、ただし時間が余計にかかるといった、そんな記憶です。
その後も、マークを見失ってGPSで位置確認して、ああ、同じ標高で横移動か、でも笹原が背丈ほどあるという局面での藪漕ぎトラバースをやりました。
助かりました、URU-12さん。
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