チャリレコ ★天城越え&東伊豆を走るナリ!!(函南・修善寺・天城山隧道・河津・伊東・熱海)


- GPS
- --:--
- 距離
- 124km
- 登り
- 2,053m
- 下り
- 2,056m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR東海・東海道本線函南駅まで輪行 帰り JR東・伊東線伊東駅から輪行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
東伊豆の海岸通り 下田→伊東への順路をお勧めします。幾つもの狭いトンネルを降りで抜けれるため ループ橋 天城→河津への順路をお勧めします。同じく降りで抜けれるため |
写真
感想
しっかし伊豆半島の海岸線は急峻で過酷だ。
そんな訳で、鉄路や道路が整備される前の集落間は舟による流通が発達していた。
※つかそこかしこに断崖が多く舟に頼らざるを得なかった
前半の山場は、2回目のアクセス・天城山隧道(旧天城トンネル)だ。
この隧道は、1905年(明治38年)に完成(全長445.5m)。
歴史が古いは言うに非ず、日本初の自動車隧道の供給であり、天城山脈に遮られて連絡困難だった南伊豆と中伊豆を結んだ生活流通隧道なのであった。
行く (・∀・)
涼しい。下田街道はこの隧道によって成立した
隧道開通以前の、下田への陸路は拓かれていなかったと聞いている。
隧道から超絶な降りを経て河津迄。
30分後にいきなり海である。
10:30 早めの昼飯は、スーパーで”地の刺身+パックご飯”を計画したのですが、そのスーパーの小売り刺身が長崎の鯵だったり、北海道のスルメイカだったり、冷凍の千葉のカツオタタキだったりする(爆)
んー(・・)
・・そして餃子ライス大盛りに走る (・∀・;
天城を越えて熱海、、
この峠で頭をよぎったのは、、もちろん伊豆の踊子も存在感抜群だが、三週間前に越えた碓氷峠である。
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駕籠に乗る人、馬に乗る人、代り代りに致しました。 その頃は人力車は一台もありませんから、多く馬に乗りました。只今の方は御存じありますまい、 馬の鞍(くら)の両側に炬燵櫓(こたつやぐら)を結び付け、その中に入るのであります。馬一疋(ぴき)で二人乗せます。でくでく歩きますから中々恐ろしくなりました。年のしない人は泣出しました。このようにしてその日は追分の油屋と申す宿屋に泊りました。宿場女郎お竹と申す女中の別品(べっぴん)がお給仕に出ました。 翌二十八日は軽井沢を通り、碓氷峠にかかりました。旧道でありましたから中々道が悪(あ)しく、飛石や禰石(ねいし)などの難所も思いましたほど難儀ではありません。皆一生の思い出に草鮭(わらじ)をはきたい と申しまして、大かたはきました。名物の力餅のおいしかったことは只今も忘れません。その日は坂本に泊りました。
横田英(よこたえい) 富岡日記より
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明治六年二月 長野市松代町から富岡製糸場(明治五年操業)の工女として赴いた横田英(十七歳)の回想録の一文です。
日記にはこの後の富岡での様々な出来事が記されているのでありますが、
この峠を越える一文。異国の地に赴く、さらに峠越え前の”力餅”が現実に歩くパワーになったことは、今実の自転車・天城越とその手前での握り飯の旨さ。なんの相違もありますまい。
俳句
八月十三日と言えども、立秋(りっしゅう)を過ぎた今日は、秋探しに終始。
皆さんはどんな景物に秋を感じますか?
※秋とビールは秋と夏の季語との季重なりですが秋を主にしたつもり、震災忌=関東大震災:大正十二年九月一日の地震・秋の季語
秋立つやサーファーの袖やや長く ほの香
秋立つやサイクルジャージに流る音 ほの香
秋立つて余韻の長きビール哉 ほの香
声太の鮮魚売り場に秋来たる ほの香
秋立つや隧道渡る木々の音 ほの香
天城路に雲垂れかかる初秋かな ほの香
滝落ちてたちまち秋の立てりけり ほの香
新涼や天城間近の握り飯 ほの香
根府川の駅舎静けし震災忌 ほの香
陰干しの影ふと白き初秋かな ほの香
関連する記録
チャリレコ ★ちょいヤバ?東伊豆は強風なり(函南・修善寺・天城山隧道・河津・城ケ崎・伊東) 2017年01月22日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1050937.html
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