白馬岳 8歳長男と (猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜栂池)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 2,009m
- 下り
- 1,413m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:40
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓はクレバスができていて迂回ルートあり。 大雪渓上にある橋が早朝に崩落との情報があったが、猿倉到着時点で復旧済み。大雨の後は情報収集が必要。 |
その他周辺情報 | 八方第二駐車場にある八方の湯を利用。 下山後の夕食はこれも駐車場にある温泉ラーメン。 ローソンも至近にあり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
|
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感想
長男との百名山23座目。
平日入山のため、高速のパーキングで深夜料金になるまで時間調整して八方に向かい、第二駐車場で車中泊。今回はバスで登山口までアクセスするため、時間に余裕を持って行動。
夜明け後、長男を起こして朝食。今回はパンがいいとのことでチョコ味のミニクロワッサンとシャーベット状の飲むゼリー
長男がトイレに行っている間にバスチケットを買いに行くとすでに行列開始。先頭の方に話しかけると、大雪渓上部の橋が大雨の影響で崩落して通行止めらしいとの情報をいただいた。どうしたもんかと悩んだが、長男に事情を説明して、猿倉まで行って確認してダメなら別の山に移動する予定とした。
始発のバスに乗り込み、今回の入山口である猿倉に到着。
登山届けを提出しに相談所へ行き、橋の崩落のことも聞いてみると、早朝に復旧作業をして大丈夫とのこと。胸を撫で下ろし、計画通り白馬岳へ。
トイレ、準備運動をして出発。
序盤は日が出ているなか林道歩きで軽快に進む。
雪解け水が川になってあちこちで流れているし、いくつもの雪渓を見上げながらの山歩きは楽しい。
林道を終えて登山道に入ってしばらくいくと、写真でよく見る白馬尻の「おつかれさん」の石が現れた。
ここで雪渓を見ながらの朝食をとる。
老若男女たくさんの登山者が腹ごしらえをして大雪渓に取り付く準備をしていた。
私らは大雪渓の取り付きまで行ってから準備を整える。
私は6本爪アイゼン、長男はチェーンスパイク。
シュリンゲで簡易ハーネスをつくり、長男と私をロープでつなぐ。
長男にはスキー用のストックを持たせ、私はストック一本。
ほんとはピッケルを準備したかった。
これから2時間近くの雪道。
今春、長男に何度か残雪の山行を経験させてきたから大丈夫だと思うが、不安は尽きない。
大雪渓の上には岩がいくつも落ちてきているし、クレバスが広がっていて崩落の危険性もある。
チェーンスパイクの長男は何度か足を滑らせて、左手に握ったロープにテンションがかかったが軽く足を滑らせた程度。
途中、落石を避けられるような場所でお菓子休憩。
最後の方でツアーの渋滞に詰まってしまったが、まずまずのペースで上りきることができた。
長男は最後の最後で両足を滑らせ、ロープがなかったら滑り落ちてたかも、と言っていた。
小さい子供だと体重も軽くスパイクがしっかり雪に刺さらないし、スパイク自体も短いのでアイゼンが適していると思う。
秋道に出ると急登の連続。
早朝に情報を得た崩落した橋はしっかり復旧されていたが、水の流れの中にあるため大雨の後は情報収集してからの出発がよさそうだ。
ペースは予定通りだし山小屋宿泊だしで急ぐ必要もないため、長男でも余裕のペースでゆっくり進んでいく。
避難小屋の手前の広くなっている登山道で昼食。いつものカップラーメン。長男は最近ポケモンヌードルにご執心。
葱平から上はお花畑で、疲れているはずの長男も口数が多くなってきて何度も立ち止まって観賞していた。
村営の山荘で一休みし、雲の中に隠れてしまった白馬山荘を目指す。
焦らずゆっくり進みようやく到着。ほぼ予定通りでくることができた。
まずは受付を済ませて荷物を置きに部屋へ。
山荘の方のお気遣いで、窓側の壁横を指定していただいた。
長男は寝相がかなり悪いので助かった。
飲み物と貴重品だけ持って、山頂へ。
山頂はガスっていて眺望はゼロ。それでも今春から決めていた白馬岳の山頂を踏めたことに安心感と達成感が沸いた。
天気は下り坂の予報のためゆっくりしてもいられず、いそいそと山荘まで下山。
まずはスカイプラザで山バッジを購入。
カフェで500円のコーラと800円のおでんをシェア。
他のパーティーは生ビールを飲んでいて羨ましいが、長男との二人登山の時はアルコールは飲まないという約束は守ったぞ。
夕食まで2時間近くあったし、長男が眠いというので部屋に戻って昼寝。
夕食は、17時、17時40分、18時20分の3回で受付のときの順番で決まっているようだ。
私たちは17時40分。
長男は疲れと眠気であまり食が進まなかったが、なんとか食べさせることができた。
夕食後はママとの電話タイムでリラックスする長男。
白馬山荘は食堂、談話室ではドコモLTEが入るが、客室のある1号館は圏外。
長男は早く眠たくなったようで20時には就寝。
消灯が21時のため、周りが少し賑やかで、寝付くまで周囲の音が気にはなったようだが眠気には勝てなかったようだ。
心配していた高山病だが、長男には症状が一切出ず。もちろん私も大丈夫だった。
ゆっくり登ってきたことだけでなく、食事のタイミングもよかったのかな。
二日目
4時前から同室のヒトがガサガサし始め目を覚ました。長男は安定の熟睡中。ちょっとやそっとでは起きない。うらやましい。
5時から朝食が始まるはずだったのに、4時17分に「朝食の用意ができました」との放送。
7時までの出発を考えていたので、5時になってから長男を起こして朝食。
やっぱり眠気と疲れで食が進まない長男。
初めて食べるメカブはうまかったようでご飯と一緒に掻きこんでいた。
出発準備を整えて6時20分ガスガスの中、出発。
昨日に引き続いて白馬岳山頂を踏む。2回目の登頂だ!
栂池方面に下るが、ガスが濃くて眺望が期待できなさそうと思っていたが、サーッと眺望が広がった。
近場だけだがいくつもの雪渓や池を眺めることができた。
その後も何度もガスが切れてくれその度に足を止めた。
三国境で休憩後は晴れ間も出て暑いくらい。
順番にカッパを脱ぎ、フリースを脱ぎ、シャツ一枚に。
途中、我々と同じように父息子の二人で栂池から登ってきた方がいらっしゃった。
お子さんの背格好が長男と同年代に見えたので、学年を伺うと一緒の2年生。
長男とガッチリ握手をしてもらったが写真を撮り忘れた。
大きくなったときに有名な登山家になっていたら記念になったのに。。。
気を取り直して小蓮華岳に登り返し、持ってきたメロンゼリーとオレンジで休憩。
小蓮華岳から30分くらい下ったところで、なんと雷鳥と遭遇。
長男も私も興奮。カメラがぶれる。
長男とのツーショットは撮れたものの、私のは撮れず。
飛ばない鳥なので焦る必要なかった。。。
白馬大池を眺めながら下り、白馬大池山荘で小休止。
大阪からいらっしゃっていた方と談笑。楽しくお話していただき、長男の元気も回復。
山荘の脇を抜けて大池に沿って歩いていく。
白馬大池を覗くとクロサンショウウオがあちこちに見ることができた。
しばらくするとケルンが見えてくる。白馬乗鞍岳に到着。
平坦な山頂に長男は訝しがるが、こういう山頂もあることを説明。
ここから少し下ると雪田に出る。ステップがしっかりあるし短いので、ストックだけ使って踵のキックステップで下った。
長男はちょっと怖がっていたが渡り切れば余裕の表情。
ここからどんどん下っていくが、ちょっとした広場で小休止。
お腹は空いてこないというので、お菓子だけ食べておく。
3人の親子の方と同じくらいのペースで進んでいく。休憩のタイミングも一緒だったし、長男も付いて行きたそうな歩き方をしていたので、ゴンドラ乗り場までご一緒していいか訪ねると快諾していただいた。
長男は楽しそうに付いて行く。表情は見ていないが、歩き方でわかるようになってきた。
後日、白馬岳の最高の思い出を聞くと、ご一緒していただいたことだと申しております。
大雪渓、山荘宿泊、雷鳥、サンショウウオ、稜線歩きなどなど初めて尽くしの山行にもかかわらず。
雨や湧き水で濡れた登山道、階段も崩壊している場所もあり滑る箇所多数。
それでもいいペースで下り、無事に栂池自然園に到着。
さるなしのソフトクリームを食べたが、甘すぎずジェラートっぽい舌触りでおいしかった。
ロープウェイ14時の便で下山。
ゴンドラ下車後、八方までバスを待つはずだったが、下山をご一緒した方のご好意で駐車場まで送っていただいた。
駐車場で荷物を整理してから八方の湯で二日分の汗を流す。
ローソンで160円のコカコーラを買って長男とシェア。
この日もこの駐車場で車中泊して深夜に明日の山へ移動予定なので、まだまだビールはお預け。
今回の山行でも長男にたくさんの方が声をかけていただきました。声をかけていただくたびに長男の元気が回復し、引っ張っていく私も楽になります。ほんとうにありがとうございます。
下山をご一緒していただいたご家族のみなさん、楽しい時間、ご好意等、本当にありがとうございました。
またどこかの山でご一緒できることを楽しみにしています。
さぁ、明日は雨から逃げつつも長野県内からアクセスできる山に向かいますよ!
『途中、我々と同じように父息子の二人で栂池から登ってきた方がいらっしゃった。
お子さんの背格好が長男と同年代に見えたので、学年を伺うと一緒の2年生。
長男とガッチリ握手をしてもらったが写真を撮り忘れた。
大きくなったときに有名な登山家になっていたら記念になったのに。。。』
お疲れさまでした!!
噂の親子です(笑)
偶然レコの記事を発見して、息子さんの写真でピンときました!
同じく写真を撮らせていただければと後悔していたところです。
またいつかどこかで・・・。
revo11さん、コメントありがとうございます。
またどこかで一緒に写真 をとらせてください!
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