ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1233228
全員に公開
沢登り
道南

見市川本流

2017年08月18日(金) 〜 2017年08月20日(日)
 - 拍手
NamuC その他5人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
23:06
距離
20.5km
登り
1,605m
下り
1,624m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:56
休憩
0:25
合計
5:21
距離 7.6km 登り 536m 下り 287m
5:34
184
見市大橋
8:38
47
下二股
9:25
9:50
65
中二股
10:55
上二股
2日目
山行
6:35
休憩
0:40
合計
7:15
距離 3.3km 登り 810m 下り 21m
4:30
225
上二股
8:15
8:30
65
820二股
9:35
10:00
90
1030三股
11:30
15
遊楽部夏道
11:45
3日目
山行
4:24
休憩
0:02
合計
4:26
距離 9.6km 登り 265m 下り 1,335m
6:34
68
7:42
7:43
196
10:59
11:00
0
11:00
ゴール地点
天候 18日:気圧の谷の中。終始曇り〜霧雨。
19日:オホーツクHが徐々に張り出してくる。昼まで曇り時々霧雨。昼から晴れてくる。
20日:オホーツクH圏内。晴れ。
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
入渓点:二海郡八雲町熊石大谷町国道277号線 見市大橋
Docomoは電波入った。auは圏外。
下山口:久遠郡せたな町道道42号線ヘアピンカーブ先 太櫓川出合
山頂から稜線上は割と電波入る。下山点は探せばauでもギリギリ入った。
コース状況/
危険箇所等
 見市大橋の作業道下って入渓。沢の規模は大きい。河原だし増水するとかなり厄介でしょう。しばらくすると堰堤二つ。一つ目は流木が邪魔だが超えられる。二つ目は超えられないので左岸を小さく巻く。また少し歩くと例の函が出てくる。今日は寒いので右岸を巻くことにする。巻き入り口にはfixロープあった。かなりの大高巻きで、昔の記録と違ってあまり踏み跡も明瞭でない。Depo旗は途中いくつかあったが、bush漕ぐ場面も結構あった。沢への降り口なかなか見つからず結局1時間半ほどかかってしまう。左岸も巻けるらしい。
 函終わりから上二股までは何も。ひたすら河原を遡行していく。テントサイトだが、Co225下二股先に快適なもの、Co280中二股左股右岸に要開削、Co470上二股左股左岸に要開削があった。中二股と上二股のやつは大増水だと危険かも。今回は上二股にテント張った。
 上二股を右股にとったここからがこの沢の核心。しばらく2m前後の段差が続き、やがて6mF。右岸登る。下部は二つルートあるが、右のクラック沿いに上がるルートはスメアリング多用で難しめ。左のルートは特に難しくもない。上部はややS細かめだが特に問題なく登れる。高さあるので上部のみ後続はザイル確保。ピンは右岸の木で取れる。懸垂下降可能。
 6mFを超えると15mF。ハングしておりシャワークライムになるので直登は不可。左岸を巻く...のだが、意外とやらしい。下部は特に何もなく上がれるのだが、上部の滝上に出るまでの区間にHSがほとんどない。top空身で突破してもらって、細引きをセット。後続はそれを頼りに上がる。巻き道を懸垂下降可能、普通に細引きで降りればいいと思うが。
 15mF先に8mF。左岸のルート行くと最後スラブ状の所を超えるのに難儀する。普通に右岸のルート行けば問題なし。帰りも右岸使えばなんもだと思う。
 8mF超えると2段12mF。1段目水流際行こうとした記録があったが不可。登れない。右岸の倒木を使いつつ1段目の中間部にまで上がり、最後は草付き部分を直登する。草付き部分はザイル確保する。2段目は特に何もない。懸垂下降可能。
 12mF先にもいくつか段差。水流の中行ったりするものもあるが難しくはない。730二股を右股に取っていく。
 すぐに3段15mの滝。1段目は左岸を小さく巻く。2段目は直登不可。右岸も壁で巻けそうにないので左岸巻くことにする。最初bush帯まで7mほど直登し、あとはbushを漕いで3段目の上に出る。割と大きめの巻き。直登部分がムーブそれなりに大きくガバもそんなになくて難しめなので、一部空身にしてザイル確保。巻きの偵察、通過全部合わせて1時間位かかってしまった。
 これが終わるともう難しいのはあまりない。巨岩や段差を超えていく。Co820二股は左股あまり大きくないがわかった。この辺で水は伏流したりするので早めに水を汲んでおく。巨岩超えまくってるとCo950当たりに3mほどのチムニー状の段差。Hはガバばかりなので難しくない。1030三股は三股ではなく、最初二股で右股詰めるとすぐまた二股という感じ。沢型は大きくはないがわかりやすい。一応ここまで水は流れていたが、あまり流れはないので早めに汲んでおいた方がいい。二つ目の二股の左股詰めていく。が、厄介な段差が二つ。一つ目は2m程だが手がかり足がかりほぼなくひたすらスメアとpushで頑張って上がる感じ。登れない人にはスリングでお助け紐。二つ目はHSはそれなりにあるがやや立っており岩も脆い。これらを超えると最後の詰め。Bush漕ぎは斜度ないのでやりやすい。長さも10分程度でそんなにない。遊楽部Pの少し東側に出た。あとは夏道歩いて1275まで。1275は平坦で開けており良いテンバ。虫が多いことを除けば。
 夏道は長くて急で大変。5合目以下は普通に夏道なのだが...。
 
その他周辺情報 あら、こんなところに見市川の入渓点さん 。少し見ていこうかしら☆
いらっしゃいませー
えっと、それじゃあ
はい、いらっしゃい
温泉をください
ないです
あ、ない。じゃあ飲食店を。
ないです
宿泊施設
ない
やめたらこの仕事!!!!
いえ、位置的にも・・・町から遠い、というのがありまして・・・
ハァ〜〜〜・・・アホくさ・・・。こんな沢登りに一緒に来たんか
申し訳ございません
なにが見市やお前
はい
沢だけかお前はぁ!?
申し訳ございません
申し訳は聞き飽きたわ!
はい
どうしてくれんねんお前?
大変申し訳ございません
お前ホンマ使えんわ。あーつっかえ
申し訳ございません・・・
もーホンマ使えへんわ。辞めたらこの仕事? こんなアホらしイェア・・・
申し訳ございません

入渓点からしばらく歩くと見市温泉があります。
見市大橋からの作業道
2017年08月18日 05:34撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 5:34
見市大橋からの作業道
見市大橋
2017年08月18日 05:40撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 5:40
見市大橋
二つ目の堰堤。左岸から小さく巻ける。
2017年08月18日 06:03撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 6:03
二つ目の堰堤。左岸から小さく巻ける。
例の函。寒くて無理です...。
2017年08月18日 06:20撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 6:20
例の函。寒くて無理です...。
巻き道の途中から。かなり大きく巻く。
2017年08月18日 06:36撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 6:36
巻き道の途中から。かなり大きく巻く。
こんな感じで、踏み跡明瞭な所もあった。大部分はbush漕ぐ。
2017年08月18日 07:12撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 7:12
こんな感じで、踏み跡明瞭な所もあった。大部分はbush漕ぐ。
巻き終わり。長かった。
2017年08月18日 08:08撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 8:08
巻き終わり。長かった。
ここからひたすら河原を歩いていく。
2017年08月18日 08:11撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 8:11
ここからひたすら河原を歩いていく。
水がとてもきれい。
2017年08月18日 08:47撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 8:47
水がとてもきれい。
ひたすら上二股まで!
2017年08月18日 10:38撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 10:38
ひたすら上二股まで!
上二股手前から、巨岩が増えてくる
2017年08月18日 11:02撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 11:02
上二股手前から、巨岩が増えてくる
上二股のテンバ。辺りを切り開いた。
これだけ生い茂っていれば多少増水しても大丈夫でしょう。
2017年08月19日 04:37撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 4:37
上二股のテンバ。辺りを切り開いた。
これだけ生い茂っていれば多少増水しても大丈夫でしょう。
上二股から段差が続く。
2017年08月19日 04:49撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 4:49
上二股から段差が続く。
段差。右の水流の所を行ってもいい。
2017年08月19日 05:00撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 5:00
段差。右の水流の所を行ってもいい。
6mF。
2017年08月18日 11:53撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 11:53
6mF。
6mF。橙矢印が下部のルート。右の矢印はクラックを上がっていくがスメアで難しい。左の方が何もなく楽。上部は黄矢印。上部だけザイル確保した。
6mF。橙矢印が下部のルート。右の矢印はクラックを上がっていくがスメアで難しい。左の方が何もなく楽。上部は黄矢印。上部だけザイル確保した。
15mF。直登不可なので左岸巻く。橙矢印部分は何も。黄矢印部分に手がかり足がかりないので細引きたらす。
15mF。直登不可なので左岸巻く。橙矢印部分は何も。黄矢印部分に手がかり足がかりないので細引きたらす。
15mF先の8mF。黄矢印で行くと最後上部のスラブ越えが難しい。橙のように巻くのがベスト。
15mF先の8mF。黄矢印で行くと最後上部のスラブ越えが難しい。橙のように巻くのがベスト。
2段12mF。橙矢印部分は倒木滑りやすいが何も。黄色矢印部分は確保していく。水流際は登れない。
2段12mF。橙矢印部分は倒木滑りやすいが何も。黄色矢印部分は確保していく。水流際は登れない。
黄矢印の個所を登る。
2017年08月19日 06:17撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 6:17
黄矢印の個所を登る。
2段目。右岸から行けば何も。
2017年08月19日 06:19撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 6:19
2段目。右岸から行けば何も。
水流を行く段差。
2017年08月19日 06:33撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 6:33
水流を行く段差。
Co730二股手前の段差。何も。
2017年08月19日 06:40撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 6:40
Co730二股手前の段差。何も。
3段15mの滝。一段目は左岸から小さく巻く。
2017年08月19日 07:03撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 7:03
3段15mの滝。一段目は左岸から小さく巻く。
2段目はさすがに登れない...巻きを選択する。
2017年08月19日 07:06撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 7:06
2段目はさすがに登れない...巻きを選択する。
左岸をbush帯まで直登。ザイル確保。
2017年08月19日 07:57撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 7:57
左岸をbush帯まで直登。ザイル確保。
意外と難しめなこの直登。
2017年08月19日 07:58撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 7:58
意外と難しめなこの直登。
巻き道。二回ほど往復したので多少明瞭になった。
2017年08月19日 08:14撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 8:14
巻き道。二回ほど往復したので多少明瞭になった。
この先からは段差・巨岩が続く。
2017年08月19日 08:25撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 8:25
この先からは段差・巨岩が続く。
3mチムニー状。右のほうにH探していくとガバがある。簡単。
2017年08月19日 09:15撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 9:15
3mチムニー状。右のほうにH探していくとガバがある。簡単。
1030二股前。水量は減り、藪が出てくる。
2017年08月19日 09:52撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 9:52
1030二股前。水量は減り、藪が出てくる。
1030二股先の段差。立っていてしかもHS崩れやすい。
2017年08月19日 10:32撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 10:32
1030二股先の段差。立っていてしかもHS崩れやすい。
最後の詰め。笹トンネル。
2017年08月19日 11:17撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 11:17
最後の詰め。笹トンネル。
ハイマツを漕いで夏道に出る。本州の人には獣道と言われそうだが...。
2017年08月19日 11:37撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 11:37
ハイマツを漕いで夏道に出る。本州の人には獣道と言われそうだが...。
山頂からはいい眺め!狩場山も見える。
2017年08月19日 16:58撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 16:58
山頂からはいい眺め!狩場山も見える。
長い長い夏道歩きが始まる...
2017年08月20日 06:40撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 6:40
長い長い夏道歩きが始まる...
景色はいいんですけどね...
2017年08月20日 07:39撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 7:39
景色はいいんですけどね...
4時間ほど歩いて下山。お疲れさまでした。
2017年08月20日 11:02撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 11:02
4時間ほど歩いて下山。お疲れさまでした。

装備

個人装備
ハーネス ヘルメット 沢足袋 安全環付カラビナ×3 カラビナ×3 確保器(ATC) 自作スリング(1.5m×2 2m×2 3m×1いずれもリング状に加工) ソウンスリング×3 携帯 ラジオ ナイフ コンパス 時計 シュラフカバー 銀マ ロールマット ナイロンシート 雨具 防寒具 毛下 細引き(φ6mm×10m) ヘッドランプ ライター ポリタン 個人鍋 ブキ 地図 デポ旗 レスキューシート 非常食(3000kcal) メタ
共同装備
医療 修理具 スーツェル EPI ザイル
備考 虫よけスプレーは多めに持っていけばよかったです
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1717人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら