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記録ID: 123474
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ハイキング
富士・御坂

第14回定例山行 夏山をプチ縦走・茅が岳

2011年07月23日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.4km
登り
914m
下り
1,136m

コースタイム

0845韮崎駅集合〜0851田園バス乗車〜0911深田公園バス停到着0920〜0922深田公園0927〜1030女岩1040〜1145茅が岳・昼食1230〜1310金が岳南峰〜1330北峰1345〜1515下山口〜1610明野太陽館茅ノ湯1732〜韮崎駅前で反省会
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路=JR韮崎駅〜韮崎駅発深田公園行き田園バス
復路=明野温泉太陽館発韮崎駅行き田園バス〜JR韮崎駅
コース状況/
危険箇所等
▽深田公園から女岩までは道幅の広い、緩やかな登りが続きます。多少岩がごろごろしているところもありますが、危険なところはありません。
▽女岩には水量豊富な水場があります。とても冷たく気持ちがいい。水筒の用意を。
▽ここから山頂までは一転して急な登りが続きます。岩場もあり慎重な歩行が必要なところもあります。女岩からの登り始めは、登山路が明瞭ではなく、がけ地に踏み込んでしまう人もいました。要注意です。
▽山頂は、360度の視界が得られます。夏山も美しいのですが、南アルプスの山々にはガスがかかっていまひとつ。冬の好天の日は最高の眺望でしょう。また、日差しをさえぎるものは何もありませんので、夏の太陽が降り注ぐ中の食事となりました。
▽山頂直下から急降下が始まります。足元を注意して降りていると、小さな鞍部に出て登り返します。上り下りとも急ですが、時間は短いです。
▽金が岳北峰からの下りでは、すっぱりと片側が切れた崩壊した崖があります。落ちたら大変なことになります。歩行注意です。下山口まで長い下りとなります。退屈でした。
▽下山口近くのキャンプ場から、明野太陽館まで一時間の車道歩きです。高原の風景は素晴らしいものがありました。ただし、太陽館を示す看板が一切なく、地元の方に道を聞きながらの歩きました。
▽太陽館の入浴料は700円ですが、行きのバスの運転手さんが割引券を配布してくれたので100円引きとなりました。また、バス料金は往路、復路とも500円です。
駅ホームからこれから登る茅ヶ岳を見る
2011年07月23日 08:31撮影 by  SLT-A55V, SONY
7/23 8:31
駅ホームからこれから登る茅ヶ岳を見る
駅ホームから韮崎観音を見る
2011年07月23日 08:31撮影 by  SLT-A55V, SONY
7/23 8:31
駅ホームから韮崎観音を見る
田園バスはワンコイン500円
2011年07月23日 09:11撮影 by  SLT-A55V, SONY
7/23 9:11
田園バスはワンコイン500円
今回のルートを示す地図
2011年07月23日 09:11撮影 by  SLT-A55V, SONY
7/23 9:11
今回のルートを示す地図
深田記念公園
「百の頂に 百の喜びあり」の石版に登山者が写り込んで
2011年07月23日 09:28撮影 by  SLT-A55V, SONY
7/23 9:28
「百の頂に 百の喜びあり」の石版に登山者が写り込んで
記念碑横「イワカガミがきれい」と喜んでいたと、説明看板
2011年07月23日 09:22撮影 by  SLT-A55V, SONY
7/23 9:22
記念碑横「イワカガミがきれい」と喜んでいたと、説明看板
ヘビイチゴかキジムシロ
by  SH007, KDDI-SH
ヘビイチゴかキジムシロ
女岩で休憩
茅ヶ岳の女岩から先はこんな感じの結構な急坂
2011年07月23日 10:56撮影 by  IS05, SHARP
7/23 10:56
茅ヶ岳の女岩から先はこんな感じの結構な急坂
シモツケソウ
茅が岳山頂、富士山が遠くにかすんで見える。
茅が岳山頂、富士山が遠くにかすんで見える。
富士山をバックに
by  SH007, KDDI-SH
富士山をバックに
もひとつホイ
2011年07月23日 12:19撮影 by  IS05, SHARP
7/23 12:19
もひとつホイ
茅ヶ岳から金ヶ岳を見る。当然すぐそこ
2011年07月23日 12:20撮影 by  IS05, SHARP
7/23 12:20
茅ヶ岳から金ヶ岳を見る。当然すぐそこ
ツリガネニンジン(イワシャジンかも)
by  SH007, KDDI-SH
ツリガネニンジン(イワシャジンかも)
これもシモツケソウ
by  SH007, KDDI-SH
これもシモツケソウ
オカトラノオ
ママコナ
ヒョウモンチョウ。たくさんいた
by  SH007, KDDI-SH
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ヒョウモンチョウ。たくさんいた
ナツアカネ
ヤマホタルブクロ
by  SH007, KDDI-SH
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ヤマホタルブクロ
キアゲハ。たくさんいた
by  SH007, KDDI-SH
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キアゲハ。たくさんいた
肉厚のキノコ
オオバギボウシ
ガクが散ったヤマアジサイ?
by  SH007, KDDI-SH
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ガクが散ったヤマアジサイ?
タマゴダケ。おいしいそうです
by  SH007, KDDI-SH
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タマゴダケ。おいしいそうです
ウツボグサ
イブキトラノオ
富士山をバックに従える茅ヶ岳
by  SH007, KDDI-SH
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富士山をバックに従える茅ヶ岳
ノコンギクかヨメナか
by  SH007, KDDI-SH
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ノコンギクかヨメナか
カイフウロ
金ヶ岳、茅ヶ岳、富士山
2011年07月23日 14:04撮影 by  SLT-A55V, SONY
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7/23 14:04
金ヶ岳、茅ヶ岳、富士山
トモエソウ
奇岩怪石が随所に
by  SH007, KDDI-SH
奇岩怪石が随所に
キイチゴにしては粒が少ない
by  SH007, KDDI-SH
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キイチゴにしては粒が少ない
カサを開いたタマゴダケかも
by  SH007, KDDI-SH
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カサを開いたタマゴダケかも
明野太陽館付近のひまわり畑
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明野太陽館付近のひまわり畑
太陽館から鳳凰三山方を望む。お風呂の窓からはもっと右までパノラマ。ツルツル湯も気持ち良し
2011年07月23日 17:17撮影 by  IS05, SHARP
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7/23 17:17
太陽館から鳳凰三山方を望む。お風呂の窓からはもっと右までパノラマ。ツルツル湯も気持ち良し

感想

▽下山後、明野太陽館に行く途中の広々斜面で畑仕事をしていたご夫婦が、「ここからは富士山と八ヶ岳が両側にきれいに見えるが、晴れた日の八ヶ岳が一番だ」と誇らしげに語られてました。南西方には、ほんとにそんなに上まで山があるのかと言いたくなるような南アルプスの稜線が雲の中へ。対する茅ヶ岳と金ヶ岳は、親しみやすい近所のお山の風情で、そこにあるのでした。
▽そんな山岳美の土地で反省会も堪能したのですが、特急でゆったり眠って追加飲みをしなかったためか、珍しく寝過ごしなくピタッと帰宅。深田久弥さん終焉の地でしっかり手を合わせたご利益も、少しはあったのかも。いやはや山はありがたい。

覆いかぶさるような「女岩」だけでなく、登山道の随所に現れる奇岩怪石が印象に残りました。頂上からの景色も抜群だし、花や鳥の種類も豊富。そうそう、会長に「イワシャジン」と説明した花は、ひょっとしたらツリガネニンジンかも知れません。私のような素人には見分けが難しい。山頂には無数のキアゲハやヒョウモンチョウが飛び交っていました(アブや蚊も多かったですが)。アオバトのすっとぼけた声を久々に聞きました。せっかくの眺望が雲でさえぎられていたのが玉に瑕かな。空気の澄んだ冬に再訪してみたいと思います。

<おわび>せっかくkenmeiさんにお借りしたガーミンGPSでルートのログを取ったのですが、電池切れで金ヶ岳以降が記録できませんでした。朝、電池を交換したはずなのですが……。仕方なくルート図は手作業で入力しました。大雑把な図ですみません。歩行距離が実感より短いのも、恐らくそのせいでしょう。

▽深田久弥氏の終焉の地として知られる茅が岳。一度は行ってみたいと思っていました。終焉の地の碑に手を合わせましたが、山そのものも魅力的でした。
▽急な登りを詰めていくと、山頂に飛び出します。周囲をさえぎるものはなく視界360度です。遠くの町並みとその背後にそびえる南アルプスの山々。その重量感に圧倒されました。遠くまで鮮明に見渡せる冬にも来てみたいと思いました。
▽金が岳北峰の山頂はさほど広くなく、南西側の眺望しかありません。茅が岳より標高は高いものの、下りも長く、魅力はいまひとつ。ほとんどの登山者が茅が岳をピストンする理由もなんとなく分かります。
▽全体的に登りやすく、縦走しやすい山です。ですが、露岩のやせ尾根や危険な崩落地もあり、慎重な歩行が必要です。

山容が八ヶ岳に似てるために『ニセ八ツ』と呼ばれてしまった不遇な山「茅ヶ岳」。いえいえ日本百名山ブームか、茅ヶ岳山頂は中高年男女の大きなグループで賑わっていました。金ヶ岳とともに、火山だったことを感じる巨石がごろごろ。歩き難いところもありましたが、女岩の冷たい山水はとても美味しかったです。女岩はどうして名づけられたのか・・・?

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