川俣川東沢渓谷・天女山


- GPS
- 04:44
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 664m
- 下り
- 625m
コースタイム
吐竜の滝 09:55-10:00
天狗岩橋 10:50-10:55
東沢大橋 11:20-11:40
天女山 12:25-12:35
中止の滝 13:05-13:10
吐竜の滝 13:30-13:50
清里駅 14:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR中央線 長坂駅 08:44-(北杜市民バス)-09:04 大泉駅・甲斐大泉温泉 パノラマの湯・大泉駅入口 09:20-(清里ピクニックバス)-09:31 吐竜の滝入口 (帰り) JR小海線 清里駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●川俣東沢渓谷自然観察園遊歩道(吐竜の滝入口〜東沢大橋) 「遊歩道」とは名ばかりで、足場の悪い箇所も多く、ペンキマークを頼りに進む局面も少なくありません。 登山道を歩く心構えと、それなりの足拵えは必要だと感じました。 ●東沢大橋〜天女山 はじめ少し八ヶ岳横断道路を歩き、途中から八ヶ岳横断自然歩道に入ります。特に問題ありません。 ●天女山〜八ヶ岳倶楽部 天女山から天女山入口交差点までは、森の中の緩やかな登山道です。交差点に出てからは車道歩きです。 ●八ヶ岳倶楽部〜中止の滝〜吐竜の滝 八ヶ岳倶楽部から中止の滝へは細い山道となって、やや不明瞭な箇所もあり、道の続きを少し探すこともありました。 中止の滝の先は少しそんな様子が続きますが、まきば公園から下ってくる道が合わさってからは、明瞭な道になります。 ただし吐竜の滝に着く直前だけは、なぜか草深くなって、道が隠れそうになっていました。 ●吐竜の滝〜清里駅 キープ自然歩道を歩きます。川俣川東沢を離れると、やや急な登りが意外な長さで続いて、もうほとんど歩き終えたお気楽気分で余韻に浸っていたところを現実に引き戻されました(苦笑)。 その急坂を登り切ってしまえば、あとは穏やかな道を残すのみとなりますが、道順案内は清泉寮へのものが主体なので、最後の最後で清里駅へ案内が途切れます。 駅周辺の様子は事前にリサーチしておくことが望ましいです。また、逆に駅からこのキープ自然歩道を目指す時も、案内がないので分かりにくいと思います。 ★甲斐大泉駅への交通手段について 高尾発05:14なんて列車に乗れれば、小淵沢で小海線に乗り換えて、甲斐大泉駅に08:03に着きますが、それに間に合う人はそうそういないと思われます。 高尾発がそれより後になると、小海線で臨時の高原列車が運行されている夏期でさえ、到着は最速でも 09:32 になってしまいます(夏期以外はなんと 10:11 という遅さ)。 ところが中央線の長坂駅から北杜市民バスに乗り換えれば、09:04に到着できるのです。しかも甲斐大泉駅の近くから、朝一番の清里ピクニックバスに乗り継ぐことも可能になります。 これと同様に北杜市民バスには、日曜・休日には長坂駅から清里駅へ先着できる便もあります(しかもこちらは、私の場合は運賃までお得になるのでした)。ご参考までに。 |
写真
感想
今回は涼を求めて、八ヶ岳山麓の渓谷道を主体に歩いてきました。
暑い中でも職場の山仲間とともに歩ける軽めのルートを探していた時、打って付けの渓谷道が「新ハイキング誌」最新号に掲載されているのを見て、その記事を参考にルートを組んでみたものです。
水辺の道は盛夏でも涼しく歩けて、美しい滝には心が洗われ、また清々しい森の居心地も満点と、いいこと尽くしの1日を過ごせています。
山に登ったという感覚には乏しかったのですが、森をじっくり巡るという歩き方は、また違った魅力に満ちていました。
清里ピクニックバスの「吐竜の滝入口」バス停からスタートします。
甲斐大泉駅からも車道を歩いて1時間ほどで来られますが、この日は帰りに「ホリデー快速 ビューやまなし」号に乗るつもりにしていて、少しでも早くスタートできると好都合だったので、バスを使いました。
吐竜の滝まではすぐに到着しました。
緑の山肌から幾筋もの細い流れが落ちている、実に繊細で美しい滝です。
道路からまだ5分ほどしか歩いていないのに、周囲もすっかり山深くなっていて、すでにもう別世界にありました。
吐竜の滝からさらに遊歩道を遡ります。名前は遊歩道でも、体裁はほとんど登山道で、歩きにくい箇所が意外と多かったです。
また吐竜の滝を離れると、格段に人の数が減ったので、駐車場から滝までを往復するだけの人が多いようでした。
この先、「御座石」「蘭庭曲水」「獅子岩」「天井岩」など、標識の立つ見所が次々と現れる楽しい道になります。
登りがそれなりにあるので汗もかかされますが、水辺に出るたびに涼めるので、ほぼ快適に歩いて行けます。
が、標識は地名だけが書かれた簡素な物で、解説が一切なかったので、どこを指しているのか分からなかったものも少なくありませんでした。
でもまぁ、あまり仰々しい看板のような代物が林立するよりは、何もないほうがよっぽどマシなのかもしれない、とは思います。
「天狗岩橋」から先では、渓谷の両岸に遊歩道があるため道が分岐しますが、今回は橋を渡って右岸のルートを進みました。
すると、最後の区間が崩落で通行止めのような表示を見かけますが、問題なく通れたばかりか、どこが崩壊箇所なのかも全く分かりませんでした。
恐らくは、問題箇所の修復後、掲示だけが取り残されたのでは、と思っています。
東沢大橋(通称「赤い橋」)に出たところで、トイレ休憩に峠の茶屋(レストハウス)に寄っていきます。
実は「天狗岩橋」を過ぎたあたりから、お腹が不調になりつつあったのですが、ここに水で流せる綺麗なトイレがあって助かりました!!
東沢大橋からは、少し八ヶ岳横断道路を歩いた後、八ヶ岳横断自然歩道に入って天女山を目指します。
ルートの途中に山の名前が1つも出てこないと、登山記録にならないような気がしたので(笑)、それで取って付けたようにこの山を組み入れたのでした。
あまり展望のない地味な山頂でしたが、一応は三角点も確認できましたし、人が少なくて静かに休憩できて、印象の良い場所でした。
ただし、さらに登った少し奥に駐車場があって、車がたくさん停まっていたのは少々興醒めでしたが・・・
天女山を下りた後、少し車道を歩いて八ヶ岳倶楽部まで来ると、中止の滝への山道を示す標識が出ていました。
山道に入ってすぐの分岐点にあった標識が、どちらの道を指しているのかが曖昧で少し悩みましたが、そこは右に折れて正解でした。
ただしその後も、細い道にはやや不明瞭になる箇所があったので、ここは山慣れた人向きのルートだと思います。
しばらく雨が降っていないので期待はしていませんでしたが、やはり中止の滝は空滝でした。
なので単に岩棚を眺めるだけとなって、しかも鬱蒼とした薄暗い森の居心地もあまりよろしくなく、滝のそばは短時間の休憩だけで後にしました。
再度吐竜の滝に戻ってくると、やはりここだけは人が多かったです。
朝は写真を撮っただけですぐに先へ向かいましたが、ここまでくれば帰りの時間がかなりの確度で読めていて、時間に余裕のあることが分かっていたので、今度はゆっくりと過ごしていきます。
最後は「キープ自然歩道」に入って、清里駅へと向かいます。
最初に少し長い急登があって、せっかく滝で涼んできたのに汗だくになってしまいますが、登り切った後は、穏やかで心安らぐ森の中の道となりました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2011_07_09/mt2011_07_09.html#20110723
写真主体のブログ版 (ヤマレコと同じ写真しか使用していません)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2011-07-23
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