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Yamareco

記録ID: 1236616
全員に公開
沢登り
谷川・武尊

檜又谷 ススケ沢

2017年08月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:31
距離
10.9km
登り
1,198m
下り
1,165m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:43
休憩
0:04
合計
9:47
10:22
462
スタート地点
18:04
18:05
13
18:18
18:18
9
18:27
18:29
32
19:01
19:02
15
19:17
19:17
30
20:09
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
檜又谷出合のすぐそばに駐車スペースあり
コース状況/
危険箇所等
増水しており遡行難度は上がっていた。
残置の支点・スリング等見かけず。
遡行開始です
2017年08月26日 10:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 10:32
遡行開始です
(s)どうも去年にくらべ水量は多いようだ
2017年08月26日 10:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/26 10:40
(s)どうも去年にくらべ水量は多いようだ
(s)光が射す沢は久しぶり
2017年08月26日 10:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 10:55
(s)光が射す沢は久しぶり
(s)いい感じ
2017年08月26日 10:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/26 10:56
(s)いい感じ
(s)キレイですね〜
2017年08月26日 10:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/26 10:58
(s)キレイですね〜
暑い。。
2017年08月26日 10:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 10:59
暑い。。
(s)右岸より一ノ沢かな
2017年08月26日 11:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 11:02
(s)右岸より一ノ沢かな
カマを持つ滝で休憩
2017年08月26日 11:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 11:14
カマを持つ滝で休憩
ヨシさんは体を冷やし
2017年08月26日 11:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/26 11:16
ヨシさんは体を冷やし
(s)さらに泳いでました〜
2017年08月26日 11:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/26 11:17
(s)さらに泳いでました〜
(s)行動再開。左から
2017年08月26日 11:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 11:17
(s)行動再開。左から
進んで
2017年08月26日 11:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:22
進んで
突破します
2017年08月26日 11:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:23
突破します
開けて明るい
2017年08月26日 11:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:24
開けて明るい
開けた沢は青空が合います
2017年08月26日 11:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:26
開けた沢は青空が合います
左岸より前滝沢が出合う
2017年08月26日 11:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 11:39
左岸より前滝沢が出合う
前滝沢。スラブが続きます
2017年08月26日 11:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:40
前滝沢。スラブが続きます
こちらは右岸の大スラブ沢。去年遡行しました
2017年08月26日 11:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:44
こちらは右岸の大スラブ沢。去年遡行しました
雪渓残ってました
2017年08月26日 11:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:47
雪渓残ってました
2017年08月26日 11:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:48
(s)左岸から滝沢。これは中々の難渓らしいです
2017年08月26日 11:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:49
(s)左岸から滝沢。これは中々の難渓らしいです
かなりきた。ススケ沢は出合まで遠いのが難点
2017年08月26日 11:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 11:57
かなりきた。ススケ沢は出合まで遠いのが難点
(s)檜又谷の最難渓「大滝沢」はるか上部に一筋の直瀑が見える。遡行出来る気がしない
2017年08月26日 12:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 12:01
(s)檜又谷の最難渓「大滝沢」はるか上部に一筋の直瀑が見える。遡行出来る気がしない
二俣。左がススケ沢です。
2017年08月26日 12:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 12:05
二俣。左がススケ沢です。
さあいよいよススケ沢へ入っていきます
2017年08月26日 12:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 12:10
さあいよいよススケ沢へ入っていきます
3m滝
滝はヌメっているのが多い
2017年08月26日 12:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 12:16
3m滝
滝はヌメっているのが多い
2017年08月26日 12:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 12:20
沢が左に曲がると前方に見事なV字谷が現れます。
ものすごく険悪な雰囲気・・
2017年08月26日 12:22撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
2
8/26 12:22
沢が左に曲がると前方に見事なV字谷が現れます。
ものすごく険悪な雰囲気・・
F1 8m2段滝(奥)からV字ゴルジュが始まります
2017年08月26日 12:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/26 12:35
F1 8m2段滝(奥)からV字ゴルジュが始まります
F1 8m2段滝
CSで埋まった沢といえます
2017年08月26日 12:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 12:37
F1 8m2段滝
CSで埋まった沢といえます
3m滝
2017年08月26日 12:45撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/26 12:45
3m滝
F2 6mCSゴーロ滝
2017年08月26日 12:48撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/26 12:48
F2 6mCSゴーロ滝
【動画からカット】側壁立ってます
【動画からカット】側壁立ってます
F3 6m
2017年08月26日 12:57撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/26 12:57
F3 6m
【動画からカット】カムをきめて、さらにフットジャムでずりあがる!
1
【動画からカット】カムをきめて、さらにフットジャムでずりあがる!
身軽に進むyoshiさん
2017年08月26日 13:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/26 13:00
身軽に進むyoshiさん
F4 10m3段CS滝
側壁がぶっ立ったゴルジュに岩が詰まって滝を形成しています
こんなんばっか(笑)
2017年08月26日 13:10撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/26 13:10
F4 10m3段CS滝
側壁がぶっ立ったゴルジュに岩が詰まって滝を形成しています
こんなんばっか(笑)
【動画からカット】上部yoshiさんに先行してもらうため、滝の裏のスペースに移動
【動画からカット】上部yoshiさんに先行してもらうため、滝の裏のスペースに移動
【動画からカット】上部、確保してもらい上がります
【動画からカット】上部、確保してもらい上がります
【動画からカット】ヘルメットのカメラは水をかぶりっぱなし。。
【動画からカット】ヘルメットのカメラは水をかぶりっぱなし。。
(奥)F5 8m3段滝 左?から登ったかな s)自分が足攣って右の岩の上で脚伸ばしてるときに、yoshiさんが難しいところ!を草つかみながら登ったところですねぇ
2017年08月26日 13:19撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/26 13:19
(奥)F5 8m3段滝 左?から登ったかな s)自分が足攣って右の岩の上で脚伸ばしてるときに、yoshiさんが難しいところ!を草つかみながら登ったところですねぇ
4mナメ状滝
2017年08月26日 13:34撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/26 13:34
4mナメ状滝
F6 5mCS滝
このCSが突破出来ず。右はハング。左はホールドスタンス乏しい上、溺れそうなシャワー
y)水量が少ない時ならば左を登れそうな気もしたが、今日はかなり厳しそうだった(今思えばヘタに巻くよりもショルダーで越えれば良かった・・・)
2017年08月26日 13:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 13:36
F6 5mCS滝
このCSが突破出来ず。右はハング。左はホールドスタンス乏しい上、溺れそうなシャワー
y)水量が少ない時ならば左を登れそうな気もしたが、今日はかなり厳しそうだった(今思えばヘタに巻くよりもショルダーで越えれば良かった・・・)
【追加写真】左突破は難しそうで一旦戻る
2017年08月26日 13:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/26 13:40
【追加写真】左突破は難しそうで一旦戻る
左岸はハングした巻き不能な壁。右岸から巻きを探ります
y)逆層な上にヌメっているのでシビアな巻きでした
2017年08月26日 13:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/26 13:48
左岸はハングした巻き不能な壁。右岸から巻きを探ります
y)逆層な上にヌメっているのでシビアな巻きでした
最大の難所を過ぎてもまだまだこんな状態が続きます・・
2017年08月26日 15:44撮影 by  COOLPIX S30, NIKON
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8/26 15:44
最大の難所を過ぎてもまだまだこんな状態が続きます・・
【追加写真】小滝上から廊下状を振り返る
2017年08月26日 15:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/26 15:42
【追加写真】小滝上から廊下状を振り返る
また渋そうなのが。。
F10 5mCS滝
2017年08月26日 15:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 15:43
また渋そうなのが。。
F10 5mCS滝
【追加写真】ルートを探るyoshiさん
2017年08月26日 15:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/26 15:44
【追加写真】ルートを探るyoshiさん
一度滝の裏側に回り込み、左から登ります。激シャワーになります
2017年08月26日 15:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 15:45
一度滝の裏側に回り込み、左から登ります。激シャワーになります
F10 5mCS突破後
2017年08月26日 15:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 15:49
F10 5mCS突破後
F11 5mかな
これはそれほどでもないが、CSは渋いのしかなかったイメージ
2017年08月26日 15:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 15:55
F11 5mかな
これはそれほどでもないが、CSは渋いのしかなかったイメージ
F12 6m滝
これも相当渋かった。岩の右からは行けず水流をシャワークライム。カムでA0、yoshiさん気合の突破!
2017年08月26日 16:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 16:01
F12 6m滝
これも相当渋かった。岩の右からは行けず水流をシャワークライム。カムでA0、yoshiさん気合の突破!
【追加写真】y)これが一番厳しかった。登攀中に初めて落ちた・・・水流を潜って奥の壁にカムを決めてスリングを伸ばしてA0 これも水量が少なければそれほど苦労しないんだろうなあ
2017年08月26日 16:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/26 16:11
【追加写真】y)これが一番厳しかった。登攀中に初めて落ちた・・・水流を潜って奥の壁にカムを決めてスリングを伸ばしてA0 これも水量が少なければそれほど苦労しないんだろうなあ
水量減り源頭の雰囲気
2017年08月26日 16:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 16:27
水量減り源頭の雰囲気
【追加写真】s)やや安心感が出てきたが体はヘバっている。。
2017年08月26日 16:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/26 16:30
【追加写真】s)やや安心感が出てきたが体はヘバっている。。
一直線なススケ沢本谷のV字谷。奥は万太郎かな
2017年08月26日 16:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 16:42
一直線なススケ沢本谷のV字谷。奥は万太郎かな
詰め上げ中。
2017年08月26日 17:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 17:17
詰め上げ中。
【追加写真】s)あとちょっとだ〜〜!
2017年08月26日 17:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/26 17:17
【追加写真】s)あとちょっとだ〜〜!
稜線到着。檜又谷をはさみ茂倉岳。
2017年08月26日 17:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 17:23
稜線到着。檜又谷をはさみ茂倉岳。
(s)yoshiさん先行。うまく濃い藪の右をいったのですね。最短でいってしまい濃かった。。
2017年08月26日 17:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/26 17:25
(s)yoshiさん先行。うまく濃い藪の右をいったのですね。最短でいってしまい濃かった。。
疲労のピーク。。
2017年08月26日 17:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/26 17:27
疲労のピーク。。
(s)登山道出ました。ホッ
2017年08月26日 17:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 17:45
(s)登山道出ました。ホッ
何度みてもよい稜線です
2017年08月26日 17:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 17:47
何度みてもよい稜線です
大倉沢は8末だというのにこの雪渓量。
2017年08月26日 17:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 17:50
大倉沢は8末だというのにこの雪渓量。
大源太
2017年08月26日 17:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/26 17:59
大源太
蓬ヒュッテ到着 池塘ありました
2017年08月26日 18:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 18:02
蓬ヒュッテ到着 池塘ありました
もうすぐ夕暮れです
2017年08月26日 18:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 18:03
もうすぐ夕暮れです
染まり始めました
2017年08月26日 18:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 18:16
染まり始めました
キレイです
2017年08月26日 18:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/26 18:20
キレイです
残照が美しい
2017年08月26日 18:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/26 18:28
残照が美しい

装備

個人装備
ロープ30m カム ハンマー ハーケン ツエルト
共同装備
着火具 ガス ストーブ コッヘル
備考 万一の巻きで50mロープあるとよい。
F6右ハング状をセカンドがフリクションで登る場合、ノット部を引き上げ出来ないため、ゴボウ、お助け等で無理やり上がる必要あり。

感想

檜又谷ススケ沢:3級(なんちゃって沢屋の主観的グレード)
地形図から分かるようにすごいv字谷となっている。側壁が高く、巻きが絶望的なゴルジュに大岩が詰まったCS滝が連続する険谷である。谷川でも上位に入る難しさではないだろうか。上越の沢に慣れていない人は絶対入渓してはいけないと思います。

感想
上信越の谷105ルートでは初級と紹介されているがどう考えてもそれはないと感じた(あんな谷だから毎年のように状況が変わってしまうのだろうと推察されます)特にこの日は水量が多く、1グレード上がっていたと思う(3級上)。もっと水量が少なく、乾いている部分も多くてヌメリも無ければ、また違ったものになったのだろうか?
沢中ビバークも有り得るかとちょっと焦りましたが、何とかその日の内に下山出来てほっとしました。

 *水滴がついて非常に見にくい写真ですが、少しでも参考になればと思い、私が撮ったものもアップしました。

今年の上越開幕は檜又谷。去年の大スラブ沢に続き、ススケ沢を遡行してきた。実は前回大スラブ出合を過ぎここの出合までは来ていた。地形図を見れば分かるが、直線的なV字谷がかなりの高度差にわたって続く。朝の雨が心配だったがそれほど降らなかった模様。
圏央道で渋滞に巻き込まれ、遡行開始はだいぶ遅め。水量さえ大した事なければ何とかなるでしょうと話し合い遡行開始。
入渓して二人とも「去年より水量は多いですね〜」という感触。行ってみない事にはわからないので進む。この沢は左岸に難しい枝沢が多いが、今日は水が多くてその感じが伝わってきた。特に大滝沢。はるか先の最上部にすごい高さの直瀑。ここの遡行記録は1つしか見たことがない。
(自分は)レインウェアを着こみススケ沢に入る。最初はゴーロっぽいが、すでに側壁はすごい高さがある。すごい景観だ。今日は青空があるのがうれしい。CSが非常に多い谷だ。しばらく進むとまだシャワーを浴びてもないのに序盤の滝で両足攣ってしまう。遡行開始からやたら汗をかいていて、しかもベトついた汗だった。ミネラル喪失と考え、ウイダーのミネラルとポカリで補充。以降急速に攣りは回復(助かった)。これからは2本持っていこうか。
序盤順調に進んでいたが1275m付近のCS、これが困難の始まりだった。CS右はハングして登攀不可。左はホールドスタンス無い上、強い水流。しばらく探るがかなり厳しそう。yoshiさんに巻きを提案したが、結果相当にしぶい巻きとなったようだ。途中後続確保するにも大変との判断で、CS滝の上へ単身巻き上がった上で引き上げてもらった。簡単に書いたが、このゴルジュの巻きには相当な危険、困難が伴う。この場所もyoshiさんなので高巻けたが、でなければ撤退だったであろう。またはハーケンべた打ちでA1登攀になるがあの水流でそれを構築するのは相当な困難であろう。もしかしたらショルダーしながらの打ち込みが必要かも。出来るか疑問だ。。
自分は上からロープをもらい、CS右からチャレンジ。渋いので水流の左から。ロープあっても溺れそうな感じになって意気消沈。結局また右から。自己脱出スキルがなってないせいで時間かけてしまった。
以降、激シャワーとなるCSが多数続く。体が冷えた事もあり自分のパフォーマンスは低下気味。yoshiさんに先行してもらい幾度もロープもらいました。寒さに強いyoshiさん、ただ1380mの滝(カムA0突破)は渋かったようでかなり長期間シャワーの中に。見てるこっちが寒くなりましたよw 今日は本気のyoshiさんが見られ、4級上の沢を単独する力とはこういう事か。。ある種の衝撃を受けました。スキルはもちろんだがメンタル、フィジカルともにタフ過ぎです!
最悪の場合ビバークの可能性もあった中、源頭へ。少々やぶを漕ぎ稜線に出る。腕力勝負の笹薮急斜面でもがき苦しんだ。その後ようやく安全地帯でホっとした。登山道まではまた少々藪をこぐが日の出ているうちに登山道到着。ものすごい「やり切った感」だ。。蓬ヒュッテで腹ごしらえして日の入りを見ながら下山。残照の空が美しかったがその後のヘッデン下山は疲れた体にはかなり長かった。

ススケ沢について
ネット上でもあまり記録を見ることが出来ないこのススケ沢、水量あると相当困難な沢と感じました。大量の雪渓がたまりCSすらも動くであろうこのV字谷。渓相は多雪の年に結構変わって難易度も一定しないのではないか?そんな気がしました。




動画(CS滝が多くカメラが邪魔にもなるので、終盤は外しました。核心突破がないのが残念。。)

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コメント

お疲れさまでした
増水で、絶望的なゴルジュって言ってもいい。
青空だけは救いです。
お疲れさまでした。
たいしたもんです
2017/8/27 19:01
Re: お疲れさまでした
久しぶりの見事なゴルジュでした。
増水している時にこんなところに入り込んじゃイカンですよね・・

やっぱり沢は状況次第で豹変しますね。
気を付けようって改めて思いました
2017/8/27 20:20
Re[2]: お疲れさまでした
gankoyaさん、こんばんは〜直前の降雨は大した事なかったのですが、この1週間くらいの雷雨やらが積み重なり増水してたようですね。
なかなか大変な遡行でしたが色々得る物あり、課題も分かりました。
米子は予定通りでしたか?レコお待ちしてます〜
2017/8/27 21:42
やりましたね、返信不要です。
今となっては篤志家ぐらいしか振り向かない険谷によくチャレンジしましたね。
大したもんです。雰囲気的には谷川のチョックの詰まったルンゼですね。
岩が安定してないと怖いな、渓相がまだ明るいのが救いですか。
俺は無理だなぁ〜、精神的に負けてしまいそうだ。
この流域は自分にとっては右岸の小スラブが宿題です。
いずれにしてもおめでとう。 (*Θ_Θ*)/
2017/8/31 0:10
Re: やりましたね。
「篤志家ぐらいしか振り向かない」ですか。確かにそんな感じですね。ネットで検索しても数件しかヒットしません・・
見事なV字ゴルジュでなかなか手応えもあるので、もっと遡行されても良いかなという気がしてます。越後っぽい険谷を手軽に楽しめるので良いと思います。

「よくチャレンジしましたね」とか「やりましたね」などとは無縁な沢との認識で入渓しました。上信越の谷105ルートでは「初級」とのことだったので・・あれに完全に騙されましたね
井戸小屋沢左俣の代替って感じで、軽い足慣らし程度のつもりでした
でもsawadonさんなら余裕です。お勧めしときます

PS 今は大滝沢にとても惹かれています。誰か付き合ってくれないかなあって
2017/8/31 18:46
sawadonさん、こんばんは〜
約束された晴天で笹穴、まあまあの晴天で井戸小屋沢左俣、それ以外の場合の転進プランでススケ沢でした。でも多分ここがその中で最難だったようです あまりに情報が少なすぎ、唯一の評価である「105の初級評価」を過信しすぎました。。「お気楽モード」でいきましたが「本気モード」へ移行せざるを得ないルートで、ビバークをかなり意識しました。CSに挟まった岩は不安定なものも確かにあり、人口落石は結構起こしましたね。
かなり困難を伴いましたが 、結果的にステップアップになって達成感多い沢でした。
2017/8/31 21:56
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