放射線量測定登山 奥多摩三山縦走(御岳山〜大岳山〜御前山〜三頭山)


- GPS
- 10:05
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 2,383m
- 下り
- 2,571m
コースタイム
8:53 登山スタート
9:12 御岳山
10:29 大岳山
11:23 大ダワ
12:07 鞘口山
13:04 御前山
13:22 惣岳山
13:48 小河内峠
14:40 風張峠
15:13 都民の森 森林館
16:22 三頭山
16:54 鞘口峠
17:47 数馬の湯
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大岳山周辺の岩場は、それなりに注意を要します。 【放射線量測定値】 御岳山駅前(816m) 0.13μSv/h 御岳山(929m) 0.16μSv/h 大岳山(1267m) 0.24μSv/h 大ダワ近くの小ピーク(1091m) 0.15μSv/h 鞘口山(1142m) 0.17μSv/h 御前山(1405m) 0.19μSv/h 惣岳山(1341m) 0.13μSv/h 小河内峠(1050m) 0.10μSv/h 三頭山西峰(1525m) 0.34μSv/h 都民の森入口(1015m) 0.24μSv/h ※手持ちで地表約1mの高さで測定 |
写真
感想
35度超えの猛暑日が続く昨今。
あれ、24日の日曜日は最高気温30度。
これなら低山でも死にそうな思いをしなくてすみそうです。
まだ行ったことのなかった、御岳山、大岳山に決定。
ついでだから奥多摩三山を縦走して数馬の湯に入ってこよう、と計画を立てました。
今回のもうひとつの目的は、ピークごとの放射線量測定。
標高が高くなるほど、宇宙からの放射線の影響が強くなります。
さらに、周囲の岩盤がラジウムなどの鉱石を多く含んでいると、高い数値が出ます。
その辺を調べてこようというわけです。
原発事故による影響を調べているのではありません。
使用したのはロシア製のガイガーカウンターです。
つくりがちゃちな分、軽いというメリットがあります。
ただ、いわゆるおもちゃレベルの代物です。
アルファ線、ベータ線、ガンマ線いずれも測定するので、少し高めの数値が出ます。
なので、この測定値は、単なるお遊びとして捉えてくださいね。
しょっぱなからつまずきました。
駅までがんばって走ったのに。
目の前を通り過ぎていきます。
電車乗り遅れ。
次の電車は10分後。
スタートでの10分遅れは、目的地での1時間遅れになります。
JR御嶽駅着。アナウンスがあります。
「臨時バスと臨時ケーブルカーが出ます」
遅れた分を取り返すには、これしかないか。
と自分で自分に言い訳しながら、ケーブルカーを利用。
なんだか負けた気がします。
ケーブルカーに乗っているは子ども連れとか、どうみても登山じゃない人が多いですね。
高尾山よりもさらに気楽なスポットなのでしょう。
ケーブルカー駅の前で、最初の測定を開始。
0.13μSv/h
都内とほぼ同じくらいの値です。
さて、御岳山までの道のりは、民宿街の散策といった感じ。
これはこれで楽しいものです。
御岳山山頂、というか武蔵御岳神社に到着。
ここでも測定。
0.16μSv/h
さっきよりも少し上昇しました。
今回は奥多摩三山すべての測定を目指しているので、先を急ぎます。
大岳山に向かいます。
登山開始してからずっと感じていた違和感。
ここで気づきます。
アブやハエがほとんどいない。
場所柄? それとも気温が関係あるのかも。
聞いてはいましたが、大岳山の岩場はちょっと面倒ですね。
完全にガスの中で、湿度100%状態。
むちゃくちゃ滑ります。
少し行ったところで、ジーンズにスニーカー姿の学生らしき数名が引き返してきました。
賢明な選択ですね。
そして山頂。
0.24μSv/h
標高差によるものでしょうか。
ガスで眺望もないし、休憩は5分で切り上げます。
大岳山から大ダワ方面。
こっちもちょっとした岩場です。
かなり滑ります。
下りは走ろうと思っていましたが、これでは無理ですね。
途中の名もなきピークでも測定してみました。
0.15μSv/h
大ダワを経て鞘口山に向かいます。
この途中、巻き道らしきものが。
以前通ったときも気になっていたんです。
踏み跡はしっかりついています。
放置されてる感はありません。
が、標識は何も出ていません。
地図にも載っていません。
ちょっと行ってみて違ったら戻ってこよう、ということで。
この道、鞘口山のピーク方向に向かって少し登っていきます。
これは巻き道と考えて間違いないだろう、と思ったのですが。
すぐに下り始めます。
あれ?
もうちょっと行ってみます。
まだまだ下ります。
GPSで確認すると、全然違う方向へ向かっていますね。
こりゃダメだ、というわけで戻ってきました。
体感5、6分だと思っていたのですが。
実際は往復20分も無駄にしていました。
もう、知らない道へ行くのはやめときます。
12時を過ぎたので、鞘口山でご飯を食べます。
ちょうど下ってきた方がいて、しばし談笑。
こういう場所での情報交換は楽しいものです。
あ、忘れるところでした。
0.17μSv/h
ほどなく御前山。
ガスがすごくて、頂上での休憩もあまり楽しめません。
0.19μSv/h
すぐ近くの惣岳山。
0.13μSv/h
ここから先は、楽しい楽しい急下りの時間です。
トレッキングポールを片付けて、走ります。
いい感じでスピードに乗れます。
小ピークも駆け上がり。
う、けっこう急な下り。
でも、走ります。
大きな平べったい岩。
若干、傾いてるかな。
右足を乗せた瞬間。
視界が90度回転。
見事にすっころびました。
平たい岩でよかった。
多少の擦り傷程度で済みました。
これが、もうちょい先の危険地帯だったら、完全に滑落しています。
油断は禁物ですね。
これ以降、ちょっとペースを落としつつ。
巻けるところは全部巻きました。
小河内峠。
0.10μSv/h
月夜見第二駐車場から先、車道歩きを選択しました。
時間短縮のため、月夜見山はパス。
このあたり、車もバイクもすごいスピード出すんですよね。
カーブで見通しが利かないし。
時々後方確認しながら、慎重に歩きました。
たぶん、登山道を歩いたほうが早かったですね。
風張峠から登山道に戻ります。
そして、いよいよ最後の三頭山が近づいてきました。
鞘口峠経由で登る予定でしたが。
都民の森。
確か、自販機あったよね。
冷たいスポーツドリンクが。
森林館に足が向きます。
自販機は、えーと自販機は。
2、3周しました。
しかし、ここに自販機はなかったのです。
あるのは入口の売店のところ。
仕方がない。
水だけ補充して、三頭ノ大滝方面から登りにかかります。
下山してくる人たちとすれ違います。
えー、今から登るの? という顔でこっちを見ています。
明るく「こんちはー」とあいさつしてやり過ごします。
ここは都民の森。
楽しく健全なアウトドアスポット。
無茶なことをする人はいないんですね。
なんだかペースが上がりません。
そんなの気持ちの問題だ、と気合いで上ります。
三頭山(西峰)到着。16時22分。
約1時間かかりました。
頭がボーッとしています。
ああ、これは多分シャリバテですね。
非常食のウィダーインゼリーとソイジョイ2本を食べます。
忘れちゃいけない測定。
0.34μSv/h
ちょっと高めですね。
実は、三頭山は今年5月と6月にも登ってます。
そのときも測定したのですが、常に0.3μSv/hを超えます。
2000メートル級の山でも、ここまで高い数値は出ないんですけどね。
ラジウムとかトリウムなんかを多く含んでいるのでしょうか。
さて、時計を見ると16時33分。
数馬からの終バスは19時15分。
ここで二択です。
槙寄山経由で数馬に降りるか、都民の森から数馬に行くか。
答えは一瞬で出ました。
冷たいスポーツドリンクが。
今度は鞘口峠に向かって下ります。
走ります。
そういえば、都民の森の終バスは16時45分だったっけ。
間にあうわけないのですが、限界に挑戦してみようと。
で、中央峰と東峰は巻きました。
あれ、こんなに走りにくい場所だったかな?
ガスの中です。
湿度100%。
滑ります。
晴れた日といっしょに考えてはいけません。
結局、小走り程度で降りてきました。
都民の森入口着。
飲みました。
ここでも測定。
0.24μSv/h
「数馬の湯 車で10分」と看板が出ています。
車で10分なら、歩くと100分?
いや、走れば30分。
まずは車道を走ります。
時間が遅いので、そんなに車は通らなくなりました。
途中から登山道に入ります。
あまり人が通ってない道なんですよね。
藪こぎ、とまではいかないものの、かなり藪が深い状態で荒れ気味です。
でも、踏み跡はしっかりしてます。
ここを駆け抜けました。
両手を上に挙げたまま。
ん、登山道の左右に複数の白い物体発見!
甘い香りが漂っています。
ヤマユリです。
こんなところに自生しているんですね。
あまり植物に興味がなくても、この花は見てしまいます。
17時47分、数馬の湯到着。
終バスまで約1時間半あります。
温泉につかって、ご飯食べて、ビール飲んで。
ていうか、次からもっと余裕持ったスケジュール組もう。
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