記録ID: 1253148
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈
日程 | 2017年09月07日(木) ~ 2017年09月09日(土) |
---|---|
メンバー | |
天候 | 曇り / 雨 |
アクセス |
利用交通機関
林道ゲート前に数台分の駐車スペースあり
車・バイク
経路を調べる(Google Transit)
|
地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
1日目
林道ゲート前 11:30
東尾根登山口 13:46-14:00
ポンヤオロマップ岳 17:50
2日目
ポンヤオロマップ岳 6:40
1518mピーク 9:15
1494mピーク手前 9:55-10:30
ポンヤオロマップ岳 13:41
東尾根登山口 17:10
3日目
東尾根登山口 5:40
林道ゲート前 7:50
林道ゲート前 11:30
東尾根登山口 13:46-14:00
ポンヤオロマップ岳 17:50
2日目
ポンヤオロマップ岳 6:40
1518mピーク 9:15
1494mピーク手前 9:55-10:30
ポンヤオロマップ岳 13:41
東尾根登山口 17:10
3日目
東尾根登山口 5:40
林道ゲート前 7:50
過去天気図(気象庁) |
2017年09月の天気図 [pdf] |
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写真
感想/記録
by aofukuroh
ペテガリ岳東尾根から数日かけてまったりと1839峰経由でコイカクシュサツナイ岳まで縦走する予定だった。しかし2日目に1494mピーク手前で滑落してしまったため途中で中止して引き返した。情けなくてヤマレコには書かない予定だったけど備忘録として残しておくことにしたのだ。
【1日目】
前日の夜に急いで準備し明るくなってから自宅を出発。中札内のスーパーで昼飯と山用食材を買い増ししてから登山口まで向かう。登山口である林道ゲート前で昼飯を食べて、もう一度ザックの中身を確認してから出発。山中泊の場合、どこでも泊まれるので出発時間を気にする必要がないのが良い。
ペテガリCカールまでの途中に水場のないこのルート、念のため6リッターの水を背負う。水を含めた久しぶりの縦走用装備の重さにザックを投げ捨てたい気分になった。
まずは登山口まで約10km林道を進む。林道歩きなので楽勝だと思っていたら途中で崩壊しているところも多くて意外と面倒な歩きだった。林道の中間地点ぐらいの大きく崩壊していたところでは間違った方向に進んでしまい林道に復帰するまで少し難儀した。
登山口からは急斜面を登って尾根に取り付く。道がなかったので適当な斜面を登った。尾根に登ると道を発見、あとはひたすら尾根を進んでいく。
このルートは噂通りの荒れた道で、道というより全体的には踏み跡といった感じだった。ヤブ被りやブッシュも酷くて何度も道をロストしてしまう。微妙なアップダウンも多くて想像以上にしんどい登りだった。
日没までには何とかポンヤオロマップ山頂まで到着。もっと余裕な時間で到着できるかと思っていたが結構タフな道でなかなかペースが上がらなかった。ポンヤオロマップの山頂でテント泊。
この日は暑かったせいで行動時間が短かったにも関わらず夕食と合わせて約3.5リッターの水を消費してしまう。残り約2.5リッター。
【2日目】
5時半ごろ起床、朝食後テントをたたんで出発。ポンヤオロマップから先も前日同様面倒な道でしんどい歩きだった。この日も道を何度もロストしてしまう。
天気はガスで視界は悪かった。雨じゃないのが幸いだった。少しぐらいガスっている方が涼しくて水の消費が少なく済むので良い。それでも1518mピークに着くまでには残り約1.5リッターぐらいとなってしまい、そろそろ焦ってくる。
1494mピークの手前で間違って南側の急斜面を下ってしまう。尾根に戻ろうと方向を変えたところでバランスを崩して谷側に背中から転倒。倒れながら枝を掴むが折れてしまいそのまま滑落。1バウンド目に岩で頭をぶつけるがヘルメットのおかげでセーフ。向きが変わった2バウンド目で顔面を太い幹に強打。3バウンド目でどうにか枝を掴むが力が入らずさらに落ちる。何度か木にぶつかりながら落ちていると頭が上になったので、そのまま太めの木を掴んでどうにか止まることが出来た。
ぶつかったところは痛いが体は普通に動く。良かった。顔面から滴り落ちる血を無視してとりあえず安全地帯まで急いで登り返した。落ち着いたところでタオルで顔を拭いたらあまりの出血にビビってしまった…。
この出来事がショックで登山のモチベーションも消失。顔の傷がどうなっているかも心配だったので先には進まずこのまま引き返すことにした。とは言っても登山口まで戻るのも長い…。心配は水の残りが少ないこと。
来た道をひたすら戻る。顔も体の節々も痛いが何も考えずに黙々と戻った。ポンヤオロマップまで戻った辺りで雨が降り出す。恵みの雨。途中の1121mピークで水が尽きてしまうが雨のおかげかその後はそんなに苦しい喉の渇きはなかった。
登山口まで下りたところで時間切れ。林道は翌日に戻ることにして登山口前のところにテントを張った。ここまで下りれば水も飲み放題。水筒いっぱいに沢水を汲んでおいた。
テントの中で顔を消毒して気休めの絆創膏をたくさん貼っておく。幸い切り傷だけで大きな怪我ではないようだった。良かった。
【3日目】
4時半ごろ起床。朝には雨も止んでいた。朝食は食べずに出発。黙々と林道を戻って無事車まで到着。傷だらけの顔で恥ずかしかったので街まで出たらコンビニでマスクを買った。
ペテガリ東尾根は噂通りの面倒なルートだった。途中に水場がないのも辛い。
来年、再度同じルートで歩こうと思う。もう同じミスはしない。
【1日目】
前日の夜に急いで準備し明るくなってから自宅を出発。中札内のスーパーで昼飯と山用食材を買い増ししてから登山口まで向かう。登山口である林道ゲート前で昼飯を食べて、もう一度ザックの中身を確認してから出発。山中泊の場合、どこでも泊まれるので出発時間を気にする必要がないのが良い。
ペテガリCカールまでの途中に水場のないこのルート、念のため6リッターの水を背負う。水を含めた久しぶりの縦走用装備の重さにザックを投げ捨てたい気分になった。
まずは登山口まで約10km林道を進む。林道歩きなので楽勝だと思っていたら途中で崩壊しているところも多くて意外と面倒な歩きだった。林道の中間地点ぐらいの大きく崩壊していたところでは間違った方向に進んでしまい林道に復帰するまで少し難儀した。
登山口からは急斜面を登って尾根に取り付く。道がなかったので適当な斜面を登った。尾根に登ると道を発見、あとはひたすら尾根を進んでいく。
このルートは噂通りの荒れた道で、道というより全体的には踏み跡といった感じだった。ヤブ被りやブッシュも酷くて何度も道をロストしてしまう。微妙なアップダウンも多くて想像以上にしんどい登りだった。
日没までには何とかポンヤオロマップ山頂まで到着。もっと余裕な時間で到着できるかと思っていたが結構タフな道でなかなかペースが上がらなかった。ポンヤオロマップの山頂でテント泊。
この日は暑かったせいで行動時間が短かったにも関わらず夕食と合わせて約3.5リッターの水を消費してしまう。残り約2.5リッター。
【2日目】
5時半ごろ起床、朝食後テントをたたんで出発。ポンヤオロマップから先も前日同様面倒な道でしんどい歩きだった。この日も道を何度もロストしてしまう。
天気はガスで視界は悪かった。雨じゃないのが幸いだった。少しぐらいガスっている方が涼しくて水の消費が少なく済むので良い。それでも1518mピークに着くまでには残り約1.5リッターぐらいとなってしまい、そろそろ焦ってくる。
1494mピークの手前で間違って南側の急斜面を下ってしまう。尾根に戻ろうと方向を変えたところでバランスを崩して谷側に背中から転倒。倒れながら枝を掴むが折れてしまいそのまま滑落。1バウンド目に岩で頭をぶつけるがヘルメットのおかげでセーフ。向きが変わった2バウンド目で顔面を太い幹に強打。3バウンド目でどうにか枝を掴むが力が入らずさらに落ちる。何度か木にぶつかりながら落ちていると頭が上になったので、そのまま太めの木を掴んでどうにか止まることが出来た。
ぶつかったところは痛いが体は普通に動く。良かった。顔面から滴り落ちる血を無視してとりあえず安全地帯まで急いで登り返した。落ち着いたところでタオルで顔を拭いたらあまりの出血にビビってしまった…。
この出来事がショックで登山のモチベーションも消失。顔の傷がどうなっているかも心配だったので先には進まずこのまま引き返すことにした。とは言っても登山口まで戻るのも長い…。心配は水の残りが少ないこと。
来た道をひたすら戻る。顔も体の節々も痛いが何も考えずに黙々と戻った。ポンヤオロマップまで戻った辺りで雨が降り出す。恵みの雨。途中の1121mピークで水が尽きてしまうが雨のおかげかその後はそんなに苦しい喉の渇きはなかった。
登山口まで下りたところで時間切れ。林道は翌日に戻ることにして登山口前のところにテントを張った。ここまで下りれば水も飲み放題。水筒いっぱいに沢水を汲んでおいた。
テントの中で顔を消毒して気休めの絆創膏をたくさん貼っておく。幸い切り傷だけで大きな怪我ではないようだった。良かった。
【3日目】
4時半ごろ起床。朝には雨も止んでいた。朝食は食べずに出発。黙々と林道を戻って無事車まで到着。傷だらけの顔で恥ずかしかったので街まで出たらコンビニでマスクを買った。
ペテガリ東尾根は噂通りの面倒なルートだった。途中に水場がないのも辛い。
来年、再度同じルートで歩こうと思う。もう同じミスはしない。
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この記録に関連する登山ルート
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この記録で登った山/行った場所
- ポンヤオロマップ岳 (1405.2m)
- ペテガリ東尾根登山口 (350m)
登山 | 登山用品 | 山ごはん | ウェア | トレイルラン |
トレッキング | クライミング | 富士山 | 高尾山 | 日本百名山 |
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この記録へのコメント
投稿数: 591
ヘルメット被っていて良かったですし、歩ける状態で良かったです。
顔の怪我に打撲等、容態は大丈夫でしょうか?
あちらこちら痛いのではないでしょうか?
滑落したらなかなか止まらないですよね。
私も木にザックが緩衝材となってくれて、運良く停止できた事を思い出しました…
ポンヤオロ岳まで行くのも、まだまだ大変そうな状態であることが分かりました。
情報ありがとうございます。
本当に日高の山は険しく、厳しいのですね。
お大事にしてくださいね。
投稿数: 127
瞬き一つせずに夢中で読めました!
明日はわが身と思い、滑落に気をつけようと震えました。
ヘルメットを被ってて良かったんですね。
何より無事で良かったですね。
僕も気をつけようと為になりましたので、ありがとうございました!
いきなりのコメント失礼しました。
投稿数: 126
ご無沙汰です。
お気遣いありがとうございます。顔の切り傷が痛む以外はもう大丈夫ですよ。
あの時は山に対する注意力が足りませんでした。反省です。
mikuriさんも落ちたことがあるとは…、お互い気をつけましょうね。
東尾根は登山口まで約10kmの林道歩きが加わり、ポンヤオロマップまでもより遠くなってしまいました。
個人的には日帰り用装備でもっと軽快に歩きたいルートです。
ぜひ夏山もご一緒しましょう。って、もう夏は終わりましたが…。
投稿数: 126
はじめまして、コメントありがとうございます!
今回はヘルメットの大事さを改めて認識しました。細尾根の通過や急斜面トラバース時は慎重にならないといけないですね。集中力の持続が必要だと感じています。
happykazooさんもお気をつけてください。