常念岳 〜瀬音を聞きながら〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,623m
- 下り
- 1,611m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 8:30
天候 | 9/10 朝方晴れ、後曇りがち 9/11 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
※ペンションあるかすに宿泊 早出の為朝食を6:30からにしてもらいました。家族経営のとてもすてきなペンションです。HP↓ http://www.i4792.sakura.ne.jp/arcas/ |
写真
感想
常念岳は以前から気になっていた山の一つである。
どこの山に登る時だったか、バスの窓から正面に三角形のどっしりとした風格のある山が見え、運転手から「あれが常念岳」と聞いてからいつか登ってみたいと思っていた。
深田久弥氏「日本百名山」常念岳の項にはこうある:−
【評論家臼井吉見氏が書いていた。松本の氏の小学校の校長はいつも窓から外を指して「常念を見よ」と言ったが、その言葉だけが今も強く記憶に残っている、と。また松本に数年住みながら、一向山登りに興味を持たない男だったが、ただ常念だけは一度登ってみたかった、と洩らした友人がいた。松本平から見た常念岳を知っている人にはその気持ちがわかるだろう。】
タクシーで一の沢登山口に向かったが、一般車駐車場はすでに一杯だった。登山口前まではタクシーなどの営業車だけが行け、一般車は駐車禁止なので、タクシーや送迎バスが一時的に駐めるスペースしかない。奇麗なトイレ・水場があり、登山者にとって常念岳への重要な登山基地である。
このコースは胸突八丁まで一の沢に沿って緩やな登りなので、のんびりとした山歩きが楽しめる。最後の水場で水を汲めるので飲料水に不自由しない。一ノ沢登山口を出るとすぐに「山の神」に着く。続いて「古池」、「王滝ベンチ」などのポイントポイントで休めるのがいい。
いつもながらではあるが、写真を撮りながら歩くので、ゆっくりペースである。烏帽子沢を通り、笠原沢を渡って休憩。笠原沢の先で登山道は丸太橋で対岸(右岸)に渡る。胸突八丁までは沢の斜面にも、たくさんの花が咲いていた。
登山道は胸突八丁からは丸太階段で高度を少し上げ、一の沢の一段高いところをトラバースするように進む。途中、斜面の切れているところは丸太で作られた橋が架けられているなど、コースは良く整備されている。最終水場で水を補給、沢から離れて尾根道となる。
途中に第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチと休憩ポイントがある。
第3ベンチを過ぎると常念小屋は近い。左側上部に常念が見え、すぐに常念乗越に着く。
槍穂高を背景に常念小屋の赤い屋根が見えた。
本当に見てみたかった景色である。
明日の天気は良くないようなので、小屋の受付を済ませ軽い食事をした後、常念岳に登ることにした。
生憎のガスで眺望は得られなかったが、頂上は我々二人のみで目的は気持ちよく達成出来た。
部屋は大部屋で、一人に敷マット1枚にインナーシーツをセットした封筒型のシュラフであった。
宿泊者には水・湯は無料。
夕食は17時から、朝食は5時半から8時まで。
翌朝は案の定曇りがちなので、再度常念岳には登らずにそそくさと下山。
一ノ沢登山口には11時前に着いた。
そういえば、登山口から20分ぐらいのところであったろうか、膝を痛めた年配の登山者がおり、全く動けずに立ちすくんでいた。二人連れであったが、無事に下山できたのであろうか。
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