飯豊山〜大日岳（印象的な夕景を見せてくれて）

2017年09月09日(土) 〜 2017年09月10日(日)

• GPS: 16:20
• 距離: 34.3km
• 登り: 2,675m
• 下り: 2,676m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:24
• 休憩: 2:05
• 合計: 10:29

距離 19.8km 登り 2,113m 下り 950m

5:36 ブドウ沢登山口
5:59 6:00 川入切合
6:27 五段山
7:00 7:01 牛ヶ岩山
7:23 五枚山
7:28 7:29 御前山
7:35 地蔵山
8:02 剣ヶ峰
8:10 剣ヶ峰の水場
8:15 8:22 三国岳
9:16 種蒔山
9:37 9:42 切合避難小屋
10:12 10:13 草履塚
10:27 10:28 御秘所
11:07 11:10 本山小屋
11:27 11:56 飯豊山
12:08 12:09 駒形山
12:51 御西岳
12:56 13:57 御西岳避難小屋
15:01 15:15 大日岳
16:05 御西岳避難小屋

2日目

• 山行: 4:55
• 休憩: 0:49
• 合計: 5:44

距離 14.5km 登り 564m 下り 1,730m

5:20 御西岳避難小屋
5:26 5:29 御西岳
6:06 駒形山
6:17 6:21 飯豊山
6:33 6:43 本山小屋
7:13 7:14 御秘所
7:28 7:29 草履塚
7:48 7:54 切合避難小屋
8:09 種蒔山
8:49 9:07 三国岳
9:11 9:12 剣ヶ峰の水場
9:18 9:19 剣ヶ峰
9:44 地蔵山
9:48 9:49 御前山
10:11 10:13 牛ヶ岩山
10:38 10:39 五段山
10:51 川入切合
11:04 ブドウ沢登山口

天候

9/9 晴れ→稜線付近では時々ガス
9/10 曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

飯豊トンネル（ブドウ沢登山口）
登山口付近に数台程の空き地あり

コース状況／危険箇所等

飯豊トンネル〜三国岳避難小屋
・コースはしっかりしている
・登山口から尾根上（川入切合）は一部ロープ箇所など足場が悪いところの通過あり
・五段山〜地蔵山にかけてはぬかるむ区間が幾つかあり
・御沢コースとの合流手前ではやや下草が茂る
・剣ヶ峰は岩場が続くので足元には注意
　（下りやクサリ箇所、雨の時などは特に）

三国岳避難小屋〜飯豊山
・途中にはハシゴ、クサリ箇所あり
・三国岳避難小屋〜種蒔山までは足場の悪いところも多く通過は慎重に
・御秘所では岩場となっているので通行には注意
・切合小屋には水が引かれている
・本山小屋手前のテント場近くに水場あり
　
飯豊山〜御西小屋〜大日岳
・大日岳にかけて特に大きな危険箇所はないかと
・御西小屋近くに水場あり（小屋から飯豊山側に水場の案内板あり）

・登山ポストは登山口にあり

※ルートには部分的にズレがあるかと

写真

9/9 5:36

9/9
出発は飯豊トンネル（ブドウ沢）から

9/9 5:47

朝日の差し込む森を登り

9/9 5:50

見つけたのはギンリョウソウモドキかな

9/9 5:59

水気のある所にジャコウソウ

9/9 6:12

尾根の登りに掛かると時折展望

9/9 6:21

ブナの木々
黄葉時期は見事になりそう

9/9 6:31

何度か山頂を騙されつつも・・・
大日杉との合流地点となる五段山へ

9/9 6:33

稜線の一端が見え

9/9 6:42

コイチヨウランに思わずブレーキが掛かる

9/9 6:59

白さ映えるイワショウブ

9/9 7:04

情報通り足元がぬかるむ区間があり

9/9 7:08

左の三国岳から右の本山小屋まで
歩く稜線を望む

9/9 7:18

水玉との戯れを少し

9/9 7:30

アキノキリンソウで黄色に染めて

9/9 7:39

三国岳への核心部、剣ヶ峰

9/9 8:04

山腹の表情は対照的で
豊かな森に

9/9 8:05

一方は急峻な岩場

9/9 8:16

約3分
もう少しですね

9/9 8:25

三国岳からのご褒美はこの眺めでしょう

9/9 8:34

花の時期も佳境へ
ですが切れ間なく迎えてくれて

9/9 8:41

主役の一花、コゴメグサ

9/9 8:48

オニシオガマは存在感があり

9/9 8:51

出番が多かったウメバチソウ

9/9 8:53

鮮やかな色付きも

9/9 8:54

切れ込みがないようなのでキオンかな

9/9 8:56

時には見上げてみる

9/9 8:56

リンドウも空に向かって花開き

9/9 9:02

こちらは黄色の花、ミヤマコウゾリナ

9/9 9:08

密度に圧倒される

9/9 9:12

ゴマナも小群落を形成

9/9 9:14

何度か足場の悪い場所を過ごし

9/9 9:17

穏やかな景色が広がる

9/9 9:25

アザミにも幾つか種類があるようですが

9/9 9:28

反り返りがミヤマの目印

9/9 9:35

タカネマツムシソウとの出会い

9/9 9:35

そして大日岳が好展望となる場所

9/9 9:39

切合小屋へ

9/9 9:49

雲が掛かり始めた大日岳を望みつつ

9/9 9:59

花も少し顔触れが変わる
まずはヨツバシオガマ

9/9 10:10

チングルマに思わず視線が釘付け

9/9 10:11

マルバシモツケが咲き始め

9/9 10:13

控え目にズダヤクシュ

9/9 10:19

草履塚を越えて山頂と向き合う

9/9 10:26

目線を合わせるように咲くトリカブト

9/9 10:32

短いながらも難所の御秘所を通過

9/9 10:38

これも咲いている状態なのでしょうか？

9/9 10:42

マツムシソウはまだ賑やかで

9/9 10:44

本山小屋への登りに挑む

9/9 11:03

僅かなオヤマノエンドウに助力を貰い

9/9 11:09

咲き残りのチシマギキョウに迎えられ

9/9 11:10

保全活動で多くの方が入るとの情報が・・・

9/9 11:14

本山小屋からは足に優しい緩やかな登山道

9/9 11:14

ガス交じりの景色の中

9/9 11:23

この花の形、イイデリンドウですね
嬉しい出会いでした

9/9 11:28

9/9 11:29

目を引く景色のダイグラ尾根

9/9 11:30

ここへ来て姿を見せる北股岳も

9/9 12:01

山頂先ではガスで視界が奪われることも

9/9 12:12

それでも時折景色が顔を覗かせる

9/9 12:22

色艶の良いハクサンフウロ

9/9 12:25

万年雪を見下ろし

9/9 12:33

花が終わっても綺麗な姿

9/9 12:52

ミヤマリンドウが謳歌していました

9/9 12:53

気持ちの良い草原を横目に

9/9 12:59

気付けば見覚えのあるシルエット
御西小屋へ

9/9 13:27

まずは一仕事、水汲み

9/9 13:28

仕事ついでに花観察も
ウサギギクですね

9/9 13:39

点々と咲いていたのはミヤマリンドウでした

9/9 13:59

管理人さんに後押しされ
当初考えていなかった大日岳へ

9/9 14:00

付近のコゴメグサは色付き

9/9 14:04

ヤマハハコの小群落も

9/9 14:07

夏の余韻、ニッコウキスゲ

9/9 14:09

緑の中では目立つ色合い

9/9 14:13

マツムシソウの先に咲くのは・・・

9/9 14:15

ハクサンイチゲですか
意外な出会いに驚き

9/9 14:22

特徴的な渦巻き型、トモエシオガマ

9/9 14:27

ある意味危険な道？トリカブトが続く

9/9 14:40

9/9 14:45

見えた山頂
ですが一歩が重いです

9/9 15:05

9/9 15:12

生憎の展望の中、秋色を少し

9/9 15:46

文平ノ池を過ぎて

9/9 15:50

白いトリカブトは珍しい？

9/9 15:54

9/9 16:10

当日の小屋泊者は10名弱でした

9/9 16:36

歩き終えてささやかな祝福

9/9 17:11

まだ少し日が高いも夕暮れまでの時間を過ごす

9/9 17:13

大日岳もこの時間は晴れて

9/9 17:16

磐梯山に猪苗代湖も望めて

9/9 17:34

9/9 17:35

時間と共に変わってゆく景色

9/9 17:37

日本海を少し照らし始めた頃

9/9 17:39

ガスが駆け上がる

9/9 17:40

振り向けば本山にも

9/9 17:41

あっという間に一帯が白に

9/9 18:17

夕闇迫る中

9/9 18:21

再び見せてくれた黄昏のとき

9/9 18:22

9/9 18:30

今日の日を惜しむように眺めていました・・・

9/9 19:13

悪足掻きの星空撮影後、就寝

9/10 3:54

9/10
既に行動を起こされる方に釣られて起床
月明かりの空には月傘が

9/10 5:05

朝焼けを待つも
今日は控え目の様相

9/10 5:15

大日岳も朝はしっかりと望めて

9/10 5:38

薄雲越しに眩しい朝日が零れるも
本山方面には早々にガスの兆候

9/10 5:57

9/10 6:23

本日の山頂は360度白い景色

9/10 6:27

色付きに少し和み

9/10 6:31

コメバツガザクラを見つける

9/10 6:44

お札を新しく頂いて

9/10 6:53

ガスも切れ始めて下り視界が開ける

9/10 6:58

稜線付近には見事なまでの雲

9/10 6:58

眼下は深い谷

9/10 7:31

雪が残り続けることを願ってます

9/10 7:43

下りでもお花見気分に
イワイチョウに

9/10 7:44

ハクサンコザクラも少し見られて

9/10 7:49

しっかり楽しませてくれたタカネマツムシソウ

9/10 8:00

保全活動中
活動されている皆さん、お疲れ様です

9/10 8:17

名残のタテヤマウツボグサ

9/10 8:20

ハクサンシャジン（ツリガネニンジン？）も終焉で

9/10 8:34

一方のこちらは最旬でしたね

9/10 8:43

見過ごしがちでしたがツルリンドウを捉える

9/10 8:53

区切りに感じてしまう三国小屋

9/10 9:10

最後に遠望
御西岳に避難小屋

9/10 9:15

剣ヶ峰
緊張の中に気を解すもの

9/10 9:16

9/10 9:21

花付きで紅葉が始まっており

9/10 9:24

時期外れのアカモノが

9/10 9:41

ルートは間違えないように

9/10 10:16

登り下りがある中、少しの癒し

9/10 10:32

息も上がる中でブナを見上げる

9/10 10:34

こんな時期にミツバオウレンが
視線が落ち勝ちの中で見つける

9/10 10:37

最後に一目

9/10 10:52

急降下の連続に膝が悲鳴をあげ始める

9/10 11:08

無事に下山
2日間お疲れ様でした

9/10 12:27

帰路の途中にて寄り道
そばが美味しかったです

撮影機器：

DMC-TZ70 Panasonic

感想

wakasato

花期としては終盤、紅葉期としてもまだ早い
やや谷間の時期ですが飯豊山へ。
週末の好天気の予報に合わせて行動してみました。

幾つか登山口がある中で、今回は飯豊トンネルから。
（ブドウ沢登山口が一般的？）
標高の高いところからのスタートですが・・・
やはり山頂までの道のりは遠く、楽ではないですね。

山中で楽しませてくれたのは雄大な風景や花々。
剣ヶ峰付近の急峻な岩壁、方や稜線付近はたおやかな草原。
目を引く大日岳の山容、残雪を抱く緑の山腹の景色も素晴らしく。
ガスで視界が遮られるも、それを含めた景色がまた良かったですね。
一方の花々も劣らず見事でした。
印象に残ったのはウメバチソウやミヤマリンドウ、タカネマツムシソウ。
少ないながらもハクサンイチゲ、チングルマ、そしてイイデリンドウが
見られたのには気持ちも嬉しくなりましたね。

日が暮れるのをゆっくり待つ、小屋泊ならではの時間の流れ。
刻一刻と変わる光景に身を委ねていました・・・
久し振りに胸打つような夕暮れを時を過ごせました。

夜や朝方はやはり冷え込み、木々の紅葉や草紅葉も始まりだした様子。
月末には稜線も色鮮やかになるのでしょうね。
この時期でも山の魅力は存分に体感できましたね。
飯豊連峰、充実の2日でした。

コメント

BOKUTYANN

やはり飯豊は・・・イイデ（●＾o＾●）
wakasatoさん　こんにちは

飯豊に行かれたんですね！　某sakurasakuさんが嫉妬するかも
飯豊と言えば先ずは花ですヨネ！
端境期とは言えやはり豊かな花の山を再認識します
そしてあまりにもまちまちなその季節感の入り乱れに驚きます
この標高でまだチングルマやハクサンコザクラなどが残っているとは
秋が始まろうとしているこの時期でも足元の花が途切れませんね

今回のルートは初めて目にしました
登山時間が短いので、短縮ルートなのかと思いましたが
私の勘違い！しっかり35ｋｍありますネ！
いかにwaka様の足が速いのかを改めて思い知らされた気がします

大日岳は初めてだったでしょうか？
だとしたら今回、いいタイミングでピークを踏めて良かったですね
No97の　夕景の雲がとてもステキです
レコを見ていてまた飯豊に行きたくなりました

wakasato

Re: やはり飯豊は・・・イイデ（●＾o＾●）
こんばんは、BOKUTYANNさん。

夏の頃の様な多種多様に咲き誇る状態ではないですが
花の多さはやはり飯豊と思わせるものでしたね。
特にウメバチソウ、コゴメグサなどはそこここに
またチングルマなどがしっかりと咲いていたのには驚きましたね。
自分的にはハクサンイチゲが嬉しい出会いでしたよ

ブドウ沢からのルートについては近年知りました。
一般的な御沢や大日杉に比べれば歩き始めの標高が高いので
少し楽に歩けるかな？なんて思っていました。
ですが実際に歩いてみて・・・
どこから歩いても甘い山ではないことを改めて実感しましたね

大日岳は以前登ったことがあり、今回は特に考えていませんでした。
管理人さんの強い推しに流されてでしたが・・・
結果的には登って良かったと思っています

k531008

本山から尾西間で！
きっとすれ違いましたね！
お疲れ様でした！
私は二泊三日で、2日目に本山から大日岳でした！

wakasato

Re: 本山から御西間で！
こんばんは、k531008さん。
コメントありがとうございます。

時間的には本山付近ですれ違っているでしょうか？
２日目朝の本山は生憎のガスでしたが
１日目は青空に恵まれましたね。

２泊の行程もよいですね。
１泊ですと行程に少し余裕が無い感じでもあるので
ゆくゆくは２泊も考えてみたくなります。

桜咲く虫＠sakura64

↑嫉妬メラメラ〜〜ぁ！
こんばんは！

某Ｂさんが、嫉妬するかもって 。
はい、そのとおり、嫉妬しましたよ〜ぉ。ほんと、おいらも行きたいです！
10月初めのお休みは、我が師匠と飯豊に行こうと、半ば強引んに私が決めました。そしてそのコースがそう、このレコ同様、ブドウ沢登山口からでした。標高差を少しでも稼いだら楽に行けるから〜って、誘ったのに、ダメじゃないですか 。甘くないなんて書いちゃ〜ぁ！楽勝だよって書いてほしかった〜ぁ ！
でも、waksatoさんでも、結構きつかったですか？
私たちは、行っても切合で戻る予定にしていましたけど 。

コイチョウランに出会うとは 。おいらは、この飯豊で初めてであって虜になりました。
やっぱ、飯豊は花の山、たくさんのお花に出会えてよかっだですね！
素晴らしいレコを(*´∪｀*) ありがとぉね♪♪(@^^)/~~~
次なる山行も楽しみにしていますね(#^^#)！

wakasato

Re: ↑嫉妬メラメラ〜〜ぁ！
sakurasaku64さん、こんばんは。
飯豊山、しっかりと花も見つけて歩いてきました。

先日予定されていた東北遠征が取り止めとなっていましたよね。
その直後とあって何か抜け駆けのようですみません
更に誘う口実を否定するような失言まで・・・
大丈夫です 「案ずるより産むが易し」になるかと思います （恐らく・・・）

10月のご予定ですか。
稜線は彩られていそうですね
本山までとなるとやはり小屋への登りがきつかったです。
その手前の切合なら大分疲れも違うかと思いますよ。
余裕を持ったハイクなら景色も落ち着いて見渡せますし
紅葉をゆっくり楽しんできてくださいね