剣岳(早月尾根)
富山県
canopus100
- GPS
- 06:28
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 2,293m
- 下り
- 2,279m
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| 天候 | 晴のちガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
��馬場島荘前の駐車場は約30台位置けます。(上市市公設、無料) ��フルシーズンになると、車はさらに増えますが、公設駐車場から200mほど先などのあちこちに広いところがあり、皆さん適当に駐車するようです。 従って、フルシーズンでも駐車には困らないと思われます。 三枚目の写真参照下さい。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
�．魁璽港竿未箸靴董�特別な危険個所は無いと感じました。 別山尾根コースのような岩場はやや少ないです。 中高年の女性の登山者の方々も割に多く、当たり前に登っている感じです。 但し、2800メートル以下では、岩の表面に泥砂、砂利などがこびりついているところがしばしばあり、下山には注意を要します。 最も、必要個所にはロープ、チェーンなども完備しています。 ��入浴は、馬場島荘で入れます(鍵付きロッカは無し。浴槽の湯は流れていません。シャンプー、リンスは完備、洗場の湯は一般の公共湯と同様。500円) �Ｇ肋貪臍颪貿篥垢呂△蠅泙擦鵝� 必要な食料其の他はあらかじめ準備して行く必要があります。 �の�山IC付近の飲食店はよくわかりませんが、近くの上市にあるイオンのショッピングタウンパル(076-473-9888)が便利です。 2年前にも来ましたが、夜9時過ぎには立山IC近辺で開いている食堂を探しても無く、夜遅くまで開いているイオンの上市ショッピングタウンパルというセンターでインスタントそうめんなどを買って、ベンチで食べた記憶があります。 �チ畄郛�屋で、水やペットボトルなどを販売しているそうです。 |
写真
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剣岳記念碑が道の直ぐ左側に見える。
それほど急峻な個所ではない
感想
八月4日(木曜日)
立山ICから最短の道路で馬場島荘に向かいます。
低い山越えコースで、ダンプの往来が二十台位あり、時々一車線です。
一方滑川ICからの道は悪路で、使わない方が良いそうなので、多少の不便は我慢する必要があると思います。
馬場島荘前の駐車場へ着くと、三十台位入れる駐車場に半分程度入っていました。
まずは登山口の下見からです。
馬場島荘の駐車場からは舗装路と早月川に挟まれて、幅が細めのキャンプ場が二百mほど続いており、舗装路を歩くと、百mほどで池の平、大窓方面の道を左に分けて、さらに百mほどで、登山口近くの「剣岳」記念碑があります。
その碑の左側に見えるのが慰霊の祠と並んだ「試練と憧れ」碑です。
高さが2メートルほどもある大きさで、自然石を利用して作られています。
登山口はその「試練と憧れ」碑の右側を二十メートルほど奥にあります。
この辺り一帯は上市町でよく管理されているのか綺麗な芝生が広がっています。
トイレは、キャンプ場の最下と最上の位置に二か所整備されています。
水洗で綺麗に感じました。
番場島荘では宿泊して登山する人々もいて、今日も何人かが、宿泊するようでした。(食事付き、素泊まり双方選択できるようです)
但し、売店などは無く、御茶、スポーツドリンク辺りが売られているだけで、自動販売機も見かけませんでした。
夕食や飲み物などは上市にある上市ショッピングパルとかいうイオン店が便利です。
ここには、マクドナルド、コメリなどの店があります。
また、ガソリンスタンドも隣にあり、リッター当りの価格が142円だったので、帰途、満タンにして帰りました。
この駐車場は標高750m位ですが、車の窓を閉めると、暑くて寝られず、網戸を付けて、10時過ぎにようやく涼しく寝ることが出来ました。
八月五日(金曜日)
朝目が覚めると、何と、早くも2時40分過ぎに登山靴を履き、さっさと身も軽く登山口に向かう方の姿を見、こりゃ私も行かなくては、と早速準備しました。
八月に入り、いよいよ暑くなり、涼しい内に山頂へ着きたいものと考えてはいましたが。
さて、出発しようと登山靴を履き終えると、何と、数台おいた辺りの方もライトを点灯し、歩いて行こうとしていました。
私も急いで、その方の50mほど後ろから追随しましたが、何しろ、早い。
どんどん離れていきます。
ところがその方は「試練と憧れ」の碑の写真を撮っていました。
(ひょっとしてこの方もヤマレコユーザーでは?)と頭の隅に浮かばせながら、何となく親近感を感じてついて行きました。
早月尾根の登山口は、まさに早月尾根の末端の末端から登るようになっており、まずは140mほどの急斜面を登っていきます。
たまにチラチラと先行者の方の明かりを頼りに登りますが、登りきらないうちに、その明りも見えなくなってしまいました。
上がったところが、松尾平。
大体、軽く2段になっており、1キロ位平らな道が続きます。
但し、5、6か所降雨の翌日などはヌカルミになるところがあり、早朝暗い内はうっかりすると、はまりそうです。
山頂まで、200mごとに40センチ角位の標識があり、目安をつけるにはとても便利です。
やがて濁った水のある地塘の横を通ります。
早月小屋の手前辺りは急ですが、ロープがあり、能率がはかどります。
そして小平地に登ると直ぐ下に早月小屋が見えます。
テントが一つ見えます。
小屋に着くと、朝同時に歩いた方が出発するところでした。
私もベンチに座り、朝食を食べて出発です。
ここからも暫く、岩らしい岩も無く、歩きやすい道が続きます。
這松が始まるのもこの辺りからです。
やがて早月小屋が遥か下に見える所に達すると、次第に岩が多くなります、
岩尾根を歩き、二回ばかり、小岩峰の北側を巻き、滑りやすい、砂混じりの急斜面を登ったりします。
高山植物が少ないと聞いていましたが、なかなかどうして、広々とお花畑が広がっているところもあり、楽しませてくれました。
そして小ピークを過ぎて、クサリ場があり、ここは獅子頭の岩というらしいです。
ここはよくホームページなどで紹介されていますが、実際に歩いてみるとそれほど危険なところではありません。
次にいよいよ最後の岩壁というべき、有名なカニのハサミと称される岩壁が見えました。
このカニノハサミの名称は以前カニのハサミのような形状をした岩があったらしいのですが、一方が崩れて消滅してしまい、名称のみが残っているらしいです。
岩壁という印象は少ないが、急斜面だけあって疲れます。
ここまでくれば、山頂は近く、その直ぐ前に見える分岐点の標識に励まされて登ります。
山頂の手前で、早朝、暗い登山口で見かけた方が下ってくるのに出会いました。
ここでこの方もヤマレコユーザーだということを知りました。
とても感じの良い方で、暫く御話をし、別れました。
それにしても、皆さん早い方ばかりで、とてもご一緒できる方たちでは無いですね。
分岐点までくればほんの数分といったところが山頂です。
山頂には大勢の登山者が談笑中です。
ほとんど別山尾根からの登山者のようです。
山頂には四十人位の方々がいたと思います。
午前十時頃には東側からガスが噴き上げてきて東側の山々が見えなくなりました。
別山尾根に見えた人々の姿もガスに隠れてしまいました。
私は山頂に達する以外に別段の用も無いので間もなく下ることにしました。
早月小屋までは、登ってくる方が三人程度で、他に誰にも会いません。
早月小屋で再び小休止し、これからの道中のためのエネルギーを食べましたが、あまり食欲も無く、適当にして、再び歩きます。
暫くすると、この食事が効いて、先程とはうって変わってとても身が軽く、やはり適当なエネルギーの補食がとても大切だと感じました。
これからの下山中、急に登山者に出会うことが多く、全体では50名位居られたようです。皆さんは早月小屋に宿泊するためだそうでした。
中には15名ほどのH山岳会のメンバーの方々も大ザックを背負い登っていきました。
道中では登山者の方々と小会話を交わしながら下りましたが、今日、私を含めて日帰り登山者に四名会われたそうです。
さらに下り、午後一時過ぎになると、パタリと登山者の姿は全く見かけなくなりました。
松尾平は一キロほど続きますが、これがうんざりするほど長く感じ、これが終わって、最後の急途になってほっとしました。
再び、登山口で最後の写真を撮って今回の登山も終了しました。
標高差について。
単純には、2999m-760m=2239mですが、数メートル程度の登り返しが10か所前後あり、合計では2300m以上あると思います。
なお、笊ケ岳・雨畑コースは、国土地理院の地形図を合計したら、登り返しも含めて2480mほどありました。
ロングコースの難易度について
単純には言えませんが、黒戸尾根と、笊ケ岳・雨畑コースの中間位に感じました。
雨畑コースは変化が少なく、肉体的のみならず精神的にも疲労したのかもしれません。
一方、黒戸尾根は変化が多く、楽しくて退屈しませんでした。
なお、「試練と憧れ」の碑ですが、下山し、この碑を見て、感涙する青年もおられると聞きます。
既に老いた私ですが、こんな若者達の気持は充分すぎるほど分かるような気がします。
登る幾多の青年達に幸いあれ。
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softbreezeさん、はじめまして！
去年、同じルートを歩きました
プロフィール画像はその時に三角点を踏んでいるところを撮ってもらったものです
なぜか三角点が入っておらず、単なるウカレになってしまってますが 苦笑
わたしが登頂したのはお昼ちょっと前でしたので、天気はいいのに周囲はガス。。
いつかガスのない山頂に立ちたい！再挑戦したいな〜、と思ってます
９時台でもガスのようですね。。２時頃出発は正解かな？
ロングコースと言えば、黒戸尾根は聞いておりましたが、笊ケ岳・雨畑コースは初めて聞きました
単調なのはわたしも苦手な方なので、まずは黒戸尾根目指してみたいと思います
hirappeさんはじめまして。
昨年歩かれましたか。
懐かしいでしょうね。
一昨日も、丁度十時頃に後立山側からガスが吹き上げてきて、あっという間に風景が見られなくなりました。
もっとも、アルプスではいつものことですが。
黒戸尾根はいいところです。
お薦めします。
意外にも最近は人気があり、何十人もの人が登っています。
昔は宗教登山のメッカであったこともあり、登山道は洗練されています。
モットーなどを拝見させていただきました。
山、人、星、空、音楽等など、素敵なメンタルの持ち主と御伺します。
いつか、どこかの山頂でばったりとお会いできるかも知れません。
飯豊連峰のダイグラ尾根って、相当な所と聞いています。
大したバイタリティーですね。
私も昨年の七月初旬に石転び沢を楽しみました。
東北の山の残雪の多さを実感しました。
softbreezeさん、こんにちは。
この日ちょっと前にスタートし、山頂直下でお声をかけて頂いたk_shimagです。ヤマレコユーザさんに出会えてうれしかったです。写真ありがとうございました。
暗い中の登りでも、同じく登られる方がいて心強かったです。ありがとうございました。
またどこかの山でお会いしましたら、よろしく。
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