晴天の斜里岳(オンネヌプリ:年老いた山、シャリ:葦の生えた湿原)味がある旧道は中々にデンジャーで天候を選ぶ道。天気が重要!(後半観光に切り替えざるを得ず、サロマ湖のレコになってます)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 977m
- 下り
- 983m
コースタイム
天候 | 晴れ!何より暖かめ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢筋を行くというか沢を行くというか。頭を使って登り歩く、そんな感じです。 清岳荘から登山口:実は下り。なので帰りは地味に登ります。留意はしましょう。 登山口〜分岐:渡渉も結構嫌らしく頭を使ってうまく渡ろう、多少濡れるのは観念しよう、こんな感じでしょうか? 行き:旧道 この道は岩場の沢の脇を沢筋の同じ岩をそのまま登るという具合であり、それゆえ登りはともかく下りはスリップ注意かと思われます。 このあたりが登りは旧道、下りは新道を推奨と一応はなっているようです。そんな感じですので、滝は豪快だし、ここ本当に登るのか?というところ多数。 それゆえ、天気が良くて暖かめの日なら楽しめます。天気を選ぶとはこういうことです。 帰り:新道 尾根筋に乗ったあたりでの景色が中々です。摩周湖なども本当は見えているようです。撮りそこないました。熊見峠標から沢筋に激落ちしますし、火山性地質ゆえのぬめりもあります。 合流点から馬の背:ナナカマドが綺麗なるも勾配はきつめ。また、印はあるものの、廃道がそこかしこに見うけられます。南斜里、東斜里もこれらのどれかなのでしょう。馬の背に乗るとここが稜線であること、そこから斜里山頂とは反対方向に延びるピーク、そこから巻いて右手にも大きなピークが見られます。これらがそれらのピークなのでしょう。 馬の背から山頂:ここも中々きついです。救いは手前のピークと山頂との間でアップダウンが実はないということ。 オンネヌプリ(年老いた山)とはネーミングセンスが抜群だなあと思います。火口壁の中が開削されてできたのが清岳荘ルートの沢としか思えない、そんな印象です。 |
その他周辺情報 | 斜里旧市街の物産館の食堂 熊湖が美味しかったです。何も感もが旨いです。 道の駅 しゃり ねぷたが館内にあります。藩政時代に津軽藩から北方防衛の任で移り、多くの方が亡くなったとか。津軽でも十分寒いがオホーツクはレベルが違うようです。その鎮魂として作られ、館内に置かれています。 斜里の温泉 湯元館のモール泉も体に柔らかいいい湯です。東京近郊でよく出る黒湯の系統と思われます。 台風は読みようがないものの、最初から日曜の最終便を予約して月曜は休息日にすれば良かったと思わなくもありませんが、結果論です。 日曜の最終便に空きが出れば羅臼岳アタックできるのだが、この時点で便に空きがなく、日曜朝便しか代替できないこと、予定していた月曜最終便だと、台風の中心がそこにいるという予報では強風ゆえに飛べないリスクが拭えず…。ダメ元で残って、ダメなら火曜帰りで火曜も有給とるという手も考えなくもなかったですが、今月新しい職場に入った身としてはそうもいかず…。 よって、今回は羅臼岳を諦め、登山は打ち止め。 代替に斜里〜サロマ湖辺りを散策してサロマ湖畔で寝て、夕日、朝日を堪能して終了としました。この区間で暇つぶしという場合もあるかと思います。いくつか紹介します。 フロベツ貝塚・展望台(テント場・釣り場):斜里〜網走間にあります。斜里岳、海別岳、羅臼岳から左に連なる知床連山などが紺碧のオホーツク海に映えます。輝く涛沸湖とオホーツク海を隔てる砂州。 ワッカ原生花園:サンゴ草の群生が綺麗です。また、サロマ湖に沈みゆく夕日も綺麗です。砂州を越えてオホーツク海までを往復するのがちょうどよいかと。 キムアネップ岬:夕日も朝日も狙えるのがいいところ。テント場です。綺麗な日輪と、日輪から延びるサロマ湖の光、日の出前の赤焼けの知床連山など中々にきれいでした。 |
写真
感想
前日の雌阿寒であった方との情報交換から、斜里と羅臼のいずれか、または両方狙うなら天気が確実にいい明日は斜里の方がいいですよと。
やはり、その判断は吉だったと今も思ってます。
さて、斜里岳はオホーツク富士、斜里富士ともいうらしいです。女満別より東に近づくと実にでかでかと君臨しています。
アイヌ語で(オンネヌプリ:年老いた山、シャリ:葦の生えた湿原)というそうだが、いずれも的を得た表現だと思います。
山の方は遠方から見ると整っているのに近づくと開削を受けた地形であり、かつ植生自体は豊かだから。
街の方も砂州に隔てられた湿原、元湿原が広がり、そこを開拓したであろうことが見て取れます。
斜里岳登山道が清岳荘ルートメインなこと、天気を選ぶという意味は、行ってみてなるほどと。
天気が良く、増水していなければ中々に楽しめると思います。
沢の流れる岩場をそのまま登る中々に行ってる道で、一般登山道扱いにしているのは本州ではあまりないのではないでしょうか。
景色もいいし、滝も綺麗。残念なのは飲めないことくらい。
そこからのナナカマドの紅葉も美しいし、周囲を覆う稜線も美しいです。馬の背に乗ると、ここを起点にぐるっと回りたくなるほどに。
斜里岳と呼ばれる最高点も景色が美しいです。あと一時間早く上につけば、海別、羅臼などの知床や国後なども見えたことだろうけれど。
あいにくガスが上がり頂上からの景色は絶好とは言えないかも。だが、十分綺麗だったと思います。
また、新道ルートは沢筋を挟む分、却って斜里岳そのものはよく見えるように思います。いずれも魅力的だと思います。
とりあえず、この山は高低差以上に疲れる山。でも見て良し、登って良しのいい山であることに違いはないと思います。
お腹が空いたし、お風呂入りたいので、お昼は斜里市街でともに済ませました。いずれも中々でした。
あとは…。フロホレ展望台と、サロマ湖のサンゴ草・夕日・朝日はお勧めです。
道東旅行お疲れさまでした
本当にそれです。
真面目に登って満喫したのここだけですからね。
その分斜里岳への思い入れがやたら上がりまくりましたが。
また、最近歩けていなく、急速に衰えています。予定通りなら、体調崩して結局火曜 今日ですねも休んだのかも。
雌阿寒岳山頂の推定8℃-強風補正と、関東での台風一過の灼熱35℃のヒートサイクル試験にやられましたが。
それと、写真に強いかたに撮影で残すべきか切るべきかが難しく、悩んで似たのアップしまくりです。サロマ湖なんて、ここだけで50枚?もっと?
お疲れ様です。umisama 兄貴流ならかねもや
かも…です。
撮るポイント、感性が違うのかなぁと。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する