守門岳縦走 夜行バスと只見線で行く大岳ー青雲岳ー袴岳

2017年09月16日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,261m
• 下り: 1,422m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:55
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:55

7:30 二口
8:15 8:20 保久礼小屋
9:45 10:00 大岳
11:00 11:05 青雲岳
11:35 12:10 袴岳
14:00 14:00 大白川登山口
14:40 14:40 大原スキー場
15:25 ゴール地点

天候

台風直前の秋晴れ 10℃前後
9/16 天気図　http://www.tenki.jp/past/2017/09/16/chart/

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

JR上越線各停　長岡駅05:39 - 小出駅06:15　580円
　　　　↓
小出タクシー　小出駅06:30 - ニ口07:15　7840円
ーーーーー　（登山）ニ口 - 守門岳 - 大白川駅　ーーーーーー
JR只見線各停　大白川駅16:10 - 小出駅16:53　650円（浦佐まで）
　　　　↓
JR上越線各停　小出駅17:06 - 浦佐駅17:15

車なしでそこまでして行く山か？とツッコミ入りそうな日程ですが、味わい深い山だったのでレコ書きます。特にこれからの紅葉期は行く価値が上がると思います。

コース状況／危険箇所等

ニ口〜保久礼小屋
ニ口から車道を30分歩いた先、左ヘアピンカーブ手前の駐車スペース（10台）から登山道が始まり、沢沿いに詰め上がります。ぬかるみ多し。
車道はさらに奥へ続き、タクシーで保久礼手前の終点まで入るとコースタイムを1時間20分短縮できます。但し料金10000円は優に超えてしまうとの話でした。

保久礼小屋〜大岳
新しい階段が整備され、森林浴を楽しめる初心者コース。ブナの原生林が続き、1250m付近から上は灌木帯。また魚沼平野方面の展望台が2箇所あり。
水場が3箇所と豊富で、うち保久礼とキビタキは健在なのを確認。尚下りに本コースを使う場合は足元注意（湿った粘土質なので）かも、と思いました。

大岳〜袴岳（守門岳最高峰）
標高差130mのアップダウンに加え、やや道幅の細い箇所と急登、ヤブが被った箇所あり。青雲岳が風通しの良い草原となっており、休憩におすすめ。袴岳山頂は羽アリが大発生しており、集られて辛かったです。。

袴岳〜大原スキー場
マイナーで静かな中上級コース。前半は見晴らしが抜群で、急峻な大雲沢や振り返った際の守門岳が格好良いです。最近キレイに刈払いされた跡あり。
後半（藤平山コース分岐から先）がヤセ尾根となり、ロープ設置箇所が連続します。また分岐から下ってすぐ沢を渡渉した後は、地図にない小尾根を登り返すので沢沿いに下らないよう注意。赤テープは豊富でした。

大原スキー場〜大白川駅
6.2kmの車道歩き。スキー場付近で砂防堰堤工事が進行中ですが、旺文社地図に従って右折したところ迷い込みました（写真あり）。道路にせめて迂回標識あると助かるのですが。。。ただ交通量はほぼゼロで、安心して歩けました。

その他周辺情報

<林道二口線について>
・舗装林道ですが道幅は狭く、カーブミラーが全く無かったです。レンタカーならば運転歴の長い方で。
・小出駅 - ニ口でタクシーを使わない場合、最寄りのバス停（貫木）から車道6.0kmがプラスされます。この場合の始発バスは 07:50 小出駅 発 8:34 貫木着しかなく、日帰り計画は無理があります（トレランなら別）。

写真

9/16 5:16

05:39 上越線上り始発。越後駒もこの電車で夜行日帰りが可能です

9/16 7:15

二口にて。マイカー利用者以外は殆どいないため「あのタクシーで来た物好き誰？」的には見られるかも…

9/16 7:17

案内板。二口から直接上がるコースもあり、車で周遊出来るわけです

9/16 7:41

まずは静かな車道をテクテク徒歩で進みます

9/16 7:38

アスファルトに保久礼と書かれたココから登山道がスタート

9/16 7:42

出だしは沢沿い。泥濘用スパッツはあると重宝

9/16 8:15

保久礼小屋。高いブナの木に囲まれていて、何か独特の雰囲気を感じます

9/16 8:15

保久礼ですが「ほっきゅれ」だそう（タクシー運転手）。エキゾチックな響きですね

9/16 8:16

保久礼の湧水。写真の看板は食当たりへの注意喚起でした（汗

9/16 8:25

雪国らしいブナの美林。白い樹肌でまっすぐ直立しています

9/16 8:48

全体的に下草は多いのですが、ササが殆ど生えていません

9/16 9:01

弥彦山と三条市方面。スノーピーク本社があるあたり

9/16 9:48

八十里越方面の山々。御神楽岳や飯豊も薄っすら

9/16 10:00

大岳山頂にて。鐘と祠があります

9/16 9:59

巣守（すもり）神社だそう。訛って守門に転化したのかな

9/16 10:02

大岳山頂からすぐに守門岳が現れます。まるで屏風。南八ヶ岳の横岳っぽい

9/16 9:53

下って登り返し。丹沢並みの標高とは思えない雪食地形

9/16 10:05

なかなかの眺望を楽しめる稜線でした

9/16 10:08

少し紅葉めいた低木と立派な守門岳

9/16 10:38

鞍部を越えて振り返る大岳。他2峰と比べて独立してます

9/16 10:45

初秋といえば、ミヤマアキノキリンソウ

9/16 10:55

秋空と草原。青雲岳で撮りました。山名にぴったり

9/16 10:59

実をつけたゴゼンタチバナがいっぱい

9/16 11:04

青雲岳の山頂標識。一帯が草原になっていました

9/16 11:05

こんな池塘と木道もあります

9/16 11:06

北の大陸高気圧に覆われています。明日は台風ですが

9/16 11:06

そよぐ風の方向に、草原がなびいていました

9/16 11:07

なんと清々しい縦走路。ここまで来た甲斐ありです

9/16 11:04

青雲岳を振り返って。良い山だなと感じた理由として、

9/16 11:17

三山一つ一つに個性があるのです。こちらは袴岳

9/16 11:35

南の彼方に浮かぶ越後駒と中ノ岳

9/16 11:55

袴岳山頂にて。守門岳最高峰。羽アリさえいなければ…

9/16 12:06

大雲沢を俯瞰

9/16 12:27

大白川へ下山開始。こちらは更に展望が良いです

9/16 12:35

リンドウがちらほら

9/16 13:03

突然草原が開けました。変化があって楽しい

9/16 12:47

一輪だけ頑張って咲いていたニッコウキスゲ

9/16 12:56

遠ざかるにつれ全容を現す守門岳。カッコいい山ですね

9/16 13:14

やせ尾根が出てきました。展望は素晴らしいです

9/16 13:15

しかし危険。スリップに注意しながら三点支持で下降

9/16 13:28

しばらくこんな下りが続きます

9/16 13:28

一足先に紅葉した木と守門岳の饗宴

9/16 13:28

雪食地形って急峻なのです。こんな標高の低い所でも

9/16 13:33

北アルプスのような道が延々と続きました

9/16 13:38

ようやく樹林帯と思ったらまたロープ。急斜度です

9/16 14:09

14:00下山。あとはこの標識に従って駅まで徒歩2時間

9/16 14:18

旺文社地図ではここ右折ですが、行ってはいけません

9/16 14:23

スキー場リフト。初秋の誰もいないゲレンデ

9/16 14:47

大原スキー場の建物と守門岳

9/16 14:49

流紋岩の採石場だそう

9/16 14:54

6.2km歩きました。その間、車はわずかしか通らず

9/16 15:26

大白川駅にて。無人駅で券売機は写真の通りで、改札なし

9/16 15:45

ローカル線の風情が残る駅でした。今となっては貴重

9/16 16:01

只見線。国鉄車両のまま、時が止まっていました

撮影機器：

EOS M2 CANON

PowerShot S110 CANON