心と体の休養 尾瀬ヶ原散策
- GPS
- 30:19
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 225m
- 下り
- 239m
コースタイム
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 3:06
- 合計
- 6:58
天候 | 18日は台風一過とは言え 夕方まで断続的に雨 夜は快晴 19日 朝のうちはガスに包まれ 陽が昇るにつれ晴れてくる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沼田市内では道にまでリンゴが飛ばされてました |
コース状況/ 危険箇所等 |
木道のハイキング道 今年は熊の目撃情報が多いとビジターセンターで聞きました 特に鳩待峠から山の鼻間で 鳩待峠から進んで傾斜が緩くなり沢沿いに歩く辺りからです 大体は3才の熊でブナの豊作の年に生まれた熊たちだそうです 強い熊に追いやられて木道まで来てしまうとセンターで教えてもらいました 鈴は必ずつけた方が良いと思います 今回 自分が熊に遭遇して思ったことを感想で書きます |
その他周辺情報 | かもしか村の日帰り湯 500円 |
写真
感想
今回の尾瀬散策で熊に2回遭遇しました 事故にならなくて良かったのでが ちょっとだけ会えてうれしいというか遭遇した事を色々な面で良かったと思っています
山中では以前山登りを始めて直ぐに熊を目撃しています 秩父の川又から雁坂峠を目指していた途中です この時は距離もあったので遭遇というよりは目撃といった感じでした それでも初めてのことで凄い緊張感でした 今でも思い出します
今回2日間の予定で尾瀬に入ります 事前にkazumさんから情報を頂いたので富士見下から尾瀬ヶ原に入ろうと思いました 台風が丁度通り過ぎた頃車に乗って向かいます 相当風が強かったのか道中が大変荒れています 沼田市内ではリンゴが道路まで飛ばされて散乱している状態でした これを見てバスで鳩待峠からにしようと決め尾瀬戸倉の駐車場を目指します たぶん一番のタクシーに乗れたのだと思います 鳩待峠までの間で倒木があり作業されている方がいました 朝早くから本当にご苦労様と思いました
鳩待峠に着くと山荘の御主人の方だと思うのですが停電になったと話しています 至仏山を目指す登山者には今日は辞めろと諭しています 確かに空を見るととても台風一過とは思えない空模様です 自分もアヤメ平経由で見晴らしに泊まることを言ったら まずアヤメ平は行かない方が良いという 昨夜は凄い風だったので絶対登山道が荒れているという 尾瀬ヶ原でも木道などが流されて見晴らしまで行けるかも分からないという その位凄かったと話していました
取りあえず天気予報は回復傾向なのでゆっくりと山の鼻を目指します 山の鼻に着く頃までは雨も降っておらず 研究見本園を歩きに行きますが後半から真っ黒な雲が至仏山の方から降りてきます どうにか雨には濡れずにビジターセンターの休憩室に入れました その時はまだ自分しかいなかったのですが そこから時間が経つにつれ満員になるくらいにハイカーで一杯になり賑やかです 皆さん雨宿りです 外の様子を見ながらひたすら待ちます 結局お昼近くになりまた自分だけになってしまったので居ても立っても居られず 小雨の中を出発します この日の尾瀬ヶ原は大変静かです さっきまでビジターセンターにいた人たちは何処に行ったんだろ?と思うくらいで牛首辺りからは前にも後ろにも人がいません ようやく龍宮小屋に着いて公衆トイレによります 雨はまだ降っています 身支度を整えて歩きだします
龍宮から森に入り少ししたところでワンって聞こえてきます 何とも思わず歩いている数歩の間で あれっ!ここは尾瀬だよなって 犬はいないよな〜って思いながら左を見るともう一度ワンって聞こえます 音のする方向を見ると黒い物体が左右に揺れています 一瞬で熊だと分かりました そして木の上から慌ただしく2頭の子熊が落ちるように降りてきます この時以外にもビックリするというよりは様子をよく観察しようという感じでした 子熊は笹に隠れて見えなくなります 親熊は相変わらず左右に揺れながらこちらを警戒しています すぐそこが小屋なのでそこまで行こうと親熊から目を離さないように木道を戻りかけると自分から3mくらいのところを子熊が悠々と木道を横切っていきます 瞬間的にこれは親も後を付いてくるなって思い 今度はその木道に背を向けないように後ずさりするように森の出口に進みました この間数分の出来事でしたが長く感じました
頭の中では先程の事が何回も何回も繰り返されます 怖くないと言ったら嘘になるかもしれませんが 不思議と感動みたいな感情が湧き上がってきました
小雨になったところで無事テントも張れて今日の出来事を肴にビールを飲みます 良い気持ちになりテントで横になると直ぐに寝てしまいます トイレに起きた8時半頃には満点の星空が広がっています 早速カメラを持って広い所まで行きますが周りが気になってしまい ゆっくりでしません テントに戻ってきて外で飲みなおしながら星を観ているのですが 森の中から笹を踏み潰す音が聞こえてくるようで直ぐにテントに入ってしまいました
次の朝白い虹を期待して尾瀬ヶ原に向かいます それには昨日の所を通らなければなりません 今回は鈴を鳴らし遠くから木の上などもよく観察してからその森に入りました 出口も近くなり小屋もそこなのでちょっと安心した時に昨日と同じ方向からウウ〜と低い唸り声みたいのが聞こえてきます 顔の向きは変えずに目だけでそちらを見ると笹原の上に顔だけ出す親熊が見えます 心の中ではあれっ!またいるって思いましたが 何となくその時は自然に通り過ぎることが出来て何事も無かったです
今回のこの熊との遭遇で思ったことは 一日目は尾瀬ヶ原だからって鈴を鳴らしていませんでした その日は天候も悪くそこを通る登山者も無く静かな森で子熊を遊ばせていたところに急に人間が現れたから親熊もびっくりしてしまい 子熊に早く降りなさいって注意して 自分には近づくなって吠えたんだと思います ここで鈴を鳴らして人間の存在を知らせていたらこの熊に遭遇するにしても場面が変わっていたのかもだと思います
二回目の遭遇ではあらかじめ鈴を鳴らしてこちらの存在を知らせていたせいか熊の方も突然の臨戦態勢というよりは熊のからも唸り声で存在を知らせてくれて実際の距離よりは遠い距離を感じました
鈴など音が出るものを身に着けしっかり鳴らして存在を知らせ続けることが 自然と人間のためになるんじゃないかと思いました
熊鈴や熊の事などは色々な意見があると思いますが 今回あくまでも個人的な感想で思ったことを記しました
秋の尾瀬ヶ原 多少雨に降られましたが最高の散策ができ 心と体のいい休養になりました 何回でも訪れたい尾瀬の自然ありがとう
今回も山の神々と色々な神様に感謝とお礼です。
kijimunaさんこんばんは!
台風一過とはいかなかったようですが、ヤマドリゼンマイの紅葉は素晴らしいですね!すぐに枯れてしまうのでタイミングが難しいのですがドンピシャですね!
熊の目撃情報が多いのは知っおりましたが、まさかの至近距離での遭遇でしたね・・。
でもコメントを拝見して今後の参考になりました。熊も生きるために必死ですから人間を注視しているんですね。
深夜の天の川の写真もいいですね〜
未だに撮った事がないので来年はチャレンジしてみたいです。
見晴のテント場は最高ですよね!
夏はあそこでワインを冷やしてる人がいましたよ(^^;
2日間お疲れ様でした\(^^)/
kazumさん こんばんは!
尾瀬情報ありがとうございました
台風で予定通りにはいきませんでしたが
尾瀬ヶ原を満喫することが出来ました
木道を歩くハイカーが遠くまで見通せるのも
尾瀬の景色かと思いますが しっとりとして
ひっそりとして今まで見たことなない尾瀬ヶ原を
見ることが出来ました
ヤマドリゼンマイはたまたまのタイミングでした
自分はその存在も知らなかったのですが
余りにも綺麗なのでその場で調べました
熊はいい経験になりました
今年の西黒はいるみたいですからね〜
でも3人なら怖くないですね
こんばんは^^
くまに二回も遭遇ですか
確かに今年の尾瀬はくまの目撃が多いみたいですね
人の少ない平日登山は、くま鈴ならした方がよさそうですね。
紅葉が始まったばかりの尾瀬、
雨上がりの幻想的な尾瀬、
その日の工程なんてどうでもよくなってしまいそうですね^^
キャンプ用のテントもって行ってみようかな
irohaさん こんばんは!
熊はいい教訓になりました
平日の登山は鈴をジャンジャン鳴らした方が
お互いのためですね
中には所かまわず鳴らしてる人もいますが
今回初めて尾瀬で泊まりました
kazumさんや皆さんのレコを見てやっぱり泊りだと
見れる景色も広がってきます 次は尾瀬沼で泊まって
見ようかと思います
今回も燧ケ岳を見るたびにあの時の部活を思い出します
きつかったですけど 本当にいい山行でしたね〜
つくづく思い返します
次回の部活 頑張ります!
こんにちは Kijimunaさん
秋の彩りが素敵ですね
この時期 尾瀬のテン泊 本当に行ってみたいです
黄金色に輝く朝靄の尾瀬を見てみたいです。
熊に2度も遭遇ですか,,,
尾瀬に限らずでしょうけれど 身近な方が熊に遭遇されたと伺うと
身が引き締まります。
うまく言えませんが 今回は Kijimunaさんと熊が上手に自然の中で共存できたのかなぁって気がして,,,
自分だったらKijimunaさんみたいに 冷静にできるかななど勉強になりました。
ご無事で何よりです。
彩り豊かな秋が楽しみですね
レコ楽しみにしています
おつかれさまでした☆
uuさま こんにちは〜
平地でも秋を感じるいい時期になりましたね
今朝も犬の散歩をしていたら金木犀の香りが
何処ともなく漂ってきました
食べるものが何でも美味しくて仕方ありません
秋の尾瀬は初めてだったのですが 良いですよ〜
ちょっと静かで 平日だと人も少なく 尾瀬ヶ原を
遠くに歩くハイカー達もいい感じに見えます
できる限り尾瀬は泊まりが良いですね
やっぱり朝が何とも言えません
熊は山を歩く人すべてに遭遇するリスクはありますよね
あまりビクビクし過ぎるのもなんですが 今回は
大変いい経験になりました
次回からの山行も森の中の景色がいつもとは変わって
見えてきそうです
kijimunaさん こんにちは。
尾瀬はだいぶ色が付いてきましたね。
秋には私も一度行った事がありますがとても素敵ですよね。
尾瀬の魅力は何と言っても霧。
幻想的でとても素敵です
熊とだいぶ近い距離での遭遇でしたね。
何事もなくよかったです。
自然豊かな所は熊にとって住みやすい環境、人間と熊がうまく共存できるといいですね。
kazutoさん こんにちは
実は今回北アルプスを予定していたのですが
生憎の台風で比較的安全な尾瀬を選びました
ちょっと中途半端な時期かとも思ったのですが
秋の尾瀬が満喫でしました
尾瀬の自然は素晴らしいです 人をひきつけますね〜
今回あえて山登りをしない二日間
こんな山の過ごし方もあるんだなって発見です
自分が思うに尾瀬の熊はある意味幸せだと思います
人に守られて生きているようなところも感じます
ビジターセンターの方もいっていましたが 今では
個体数が把握できないくらい増えてるそうです
自分とあった熊は龍宮小屋で追い払ったと聞きました
ちょっと複雑な気もしますが人間と自然は少しだけ距離を
置いたほうがお互いのためですものね 仕方ないです。
コメントありがとうございました。
kijimunaさん こんばんは!
間が悪く遅くにすみません。
秋色の尾瀬
とても素敵ですね!
もう5年位行ってませんが、
尾瀬は天候読みが難し過ぎて(笑)
なかなか再訪できません。
幸い熊さんとの遭遇がない私ですが、
これだけ人が少ない場面で落ち着いて
やり過ごすところはさすがですね。
因みに飛来したRF4ですが、
昔から「ファントムF4」と呼ばれた戦闘機で、
日本流に改造して使い続けてます。
そろそろ退役かもしれませんが、
カッコよくて大好きです(笑)
マニアの余計なコメ
失礼しました(笑)(笑)。
kenさん こんにちは!
そう言えばkenさんの詳しい分野ですね
これからは?があったらkenさんに聞きますので
教えてください
ファントムって確か自分が子供の時から
聞いていたような気がしますが いくら何でも
そんなにふるくないですよね〜?
自分が山で戦闘機を見たのは谷川岳と燕岳だったと
思います 谷川は結構見かけましたよ
秋の尾瀬の天候は難しいですね〜
今回も半分は諦めて入りましたが結果オーライ
でした
尾瀬はウチの方からだとそんなに遠くないので
ちょくちょく訪れたいのですが 駐車場とか
結構お金がかかるので
コメントありがとうございました。
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