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Yamareco

記録ID: 1270626
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

栗駒山から高松岳へと歩く

2017年09月23日(土) 〜 2017年09月24日(日)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
72.6km
登り
2,415m
下り
3,381m

コースタイム

1日目
山行
9:31
休憩
0:14
合計
9:45
10:15
76
11:31
11:34
15
11:49
11:49
85
13:14
13:14
50
14:04
14:15
63
15:18
15:18
120
栗駒大湯
17:18
17:18
162
小安岳大噴湯
2日目
山行
11:46
休憩
0:35
合計
12:21
4:50
33
5:23
5:23
97
7:00
7:00
81
8:21
8:21
68
9:29
9:29
79
10:48
11:18
31
11:49
11:49
104
上の岱地熱発電所
13:33
13:38
213
トラバ−ス地点
17:11
JR横堀駅
トラックはガーミンを忘れた為に手書きです。
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
栗駒山…特にわかりにくいところなし
高松岳…山伏岳〜高松岳〜小安岳分岐まで笹が少々多い。また道は泥濘化しやすい。
いわかがみ平にバスで到着
ここよりまずは栗駒山へ
2017年09月23日 10:17撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 10:17
いわかがみ平にバスで到着
ここよりまずは栗駒山へ
中央コ−スを歩きますがこれは登山道じゃないね
2017年09月23日 10:23撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 10:23
中央コ−スを歩きますがこれは登山道じゃないね
やっと土の道に。
でも、幅広のしっかりした道です。
2017年09月23日 11:02撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 11:02
やっと土の道に。
でも、幅広のしっかりした道です。
紅葉ですが、ガスガスの中では今一つの感じ。
2017年09月23日 11:14撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
1
9/23 11:14
紅葉ですが、ガスガスの中では今一つの感じ。
栗駒山山頂に到着。
展望は皆無(笑)。
2017年09月23日 11:33撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
1
9/23 11:33
栗駒山山頂に到着。
展望は皆無(笑)。
一応、三角点も撮りました。
2017年09月23日 11:34撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
1
9/23 11:34
一応、三角点も撮りました。
栗駒山山頂を後にして天狗平に向かいました。
こちらもガスガスです。
2017年09月23日 11:49撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 11:49
栗駒山山頂を後にして天狗平に向かいました。
こちらもガスガスです。
天狗平よりは秣岳へ。
道はしっかりしていますが一転して静かな山です。
これで晴れていたらいいのに。
2017年09月23日 12:33撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 12:33
天狗平よりは秣岳へ。
道はしっかりしていますが一転して静かな山です。
これで晴れていたらいいのに。
草紅葉です。
う〜ん、晴れていたらいいのに。
2017年09月23日 12:47撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 12:47
草紅葉です。
う〜ん、晴れていたらいいのに。
不思議な色づきの紅葉です。
2017年09月23日 12:51撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
1
9/23 12:51
不思議な色づきの紅葉です。
草紅葉の間を木道が続いています。
2017年09月23日 13:05撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 13:05
草紅葉の間を木道が続いています。
多分、雲の向こうに見えるのが秣岳。
2017年09月23日 13:08撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 13:08
多分、雲の向こうに見えるのが秣岳。
着きました秣岳。
2017年09月23日 13:14撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 13:14
着きました秣岳。
秣岳の三角点。
やはり雲の中で展望はなし。
2017年09月23日 13:14撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 13:14
秣岳の三角点。
やはり雲の中で展望はなし。
でも、降りていくと雲が次第になくなり、眼下に須川湖が広がっていました。
2017年09月23日 13:37撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 13:37
でも、降りていくと雲が次第になくなり、眼下に須川湖が広がっていました。
ここが秣岳への登り口。
でも、駐車場とかないようでした。
さぁ、ここから、泥湯温泉まで28キロの道のりです。
2017年09月23日 14:04撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 14:04
ここが秣岳への登り口。
でも、駐車場とかないようでした。
さぁ、ここから、泥湯温泉まで28キロの道のりです。
栗駒大湯の交差点。
ここから旧道をショ−トカットしました。
2017年09月23日 15:18撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 15:18
栗駒大湯の交差点。
ここから旧道をショ−トカットしました。
崩壊しかけている旧道を歩いて朴ノ木橋に出てきました。
ちょっと怖かった。
2017年09月23日 15:45撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 15:45
崩壊しかけている旧道を歩いて朴ノ木橋に出てきました。
ちょっと怖かった。
奥小安大湯温泉付近。
道の側から湯気が上がっていました。
2017年09月23日 16:21撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 16:21
奥小安大湯温泉付近。
道の側から湯気が上がっていました。
小安峡温泉入口です。
2017年09月23日 16:29撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 16:29
小安峡温泉入口です。
小安峡に降りました。
ここから大噴湯に向かいました。
2017年09月23日 17:15撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 17:15
小安峡に降りました。
ここから大噴湯に向かいました。
岩の間から湯気が出ています。
2017年09月23日 17:17撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 17:17
岩の間から湯気が出ています。
ぷしゅ−と湯気が噴出しています。
2017年09月23日 17:17撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
1
9/23 17:17
ぷしゅ−と湯気が噴出しています。
あちらこちらから湯気がでている小安峡大噴湯でした。
2017年09月23日 17:18撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 17:18
あちらこちらから湯気がでている小安峡大噴湯でした。
小安峡温泉を後にして泥湯温泉に着いたときはすっかり夜でした。
2017年09月23日 20:10撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/23 20:10
小安峡温泉を後にして泥湯温泉に着いたときはすっかり夜でした。
翌朝、夜明け前に歩き出しました。
見えるのは川原毛地獄。
2017年09月24日 05:18撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 5:18
翌朝、夜明け前に歩き出しました。
見えるのは川原毛地獄。
ここが山伏岳登山口
2017年09月24日 05:23撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 5:23
ここが山伏岳登山口
道ははっきりしていてゆったりした登りが続きます。
2017年09月24日 05:52撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 5:52
道ははっきりしていてゆったりした登りが続きます。
だいぶ歩いたのてすが、まだ半分のようです。
2017年09月24日 06:15撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 6:15
だいぶ歩いたのてすが、まだ半分のようです。
やっと山伏岳山頂が見えてきました。
2017年09月24日 06:56撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 6:56
やっと山伏岳山頂が見えてきました。
山伏岳山頂に着きました。
2017年09月24日 07:00撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 7:00
山伏岳山頂に着きました。
山伏岳よりの展望。
ゴジラの背のような感じだ〜。
2017年09月24日 07:00撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 7:00
山伏岳よりの展望。
ゴジラの背のような感じだ〜。
さて、高松岳に向かいます。
2017年09月24日 07:02撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 7:02
さて、高松岳に向かいます。
道は途端に悪くなります。
笹が邪魔!
2017年09月24日 07:07撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 7:07
道は途端に悪くなります。
笹が邪魔!
山伏岳からの道は結構泥濘化していましたが、やっと高松岳避難小屋に着きました。
2017年09月24日 08:08撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
1
9/24 8:08
山伏岳からの道は結構泥濘化していましたが、やっと高松岳避難小屋に着きました。
山頂部は少し離れたところにあり、山頂部に向かいます。
2017年09月24日 08:14撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 8:14
山頂部は少し離れたところにあり、山頂部に向かいます。
高松岳山頂に着きました。
2017年09月24日 08:21撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 8:21
高松岳山頂に着きました。
山頂より避難小屋を振り返ります。
?、避難小屋の方が高い?
2017年09月24日 08:21撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 8:21
山頂より避難小屋を振り返ります。
?、避難小屋の方が高い?
山頂より虎毛山方面を眺めます。
2017年09月24日 08:22撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 8:22
山頂より虎毛山方面を眺めます。
小安岳方面です。
さて下ります。
2017年09月24日 08:56撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 8:56
小安岳方面です。
さて下ります。
高松岳より先に進むとやがて虎毛山がはっきりと見えました
2017年09月24日 08:56撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 8:56
高松岳より先に進むとやがて虎毛山がはっきりと見えました
小安岳分岐。
2017年09月24日 09:29撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 9:29
小安岳分岐。
高松岳。
山頂の小屋も見えます。
2017年09月24日 09:30撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 9:30
高松岳。
山頂の小屋も見えます。
新湯跡です。
2017年09月24日 10:27撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 10:27
新湯跡です。
蜂に注意の看板。
昨日、刺された方がいるそうです。
2017年09月24日 10:36撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 10:36
蜂に注意の看板。
昨日、刺された方がいるそうです。
泥湯温泉の登山口
2017年09月24日 10:47撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 10:47
泥湯温泉の登山口
泥湯温泉の駐車場
昨日はここでテントを張りました。
2017年09月24日 10:48撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 10:48
泥湯温泉の駐車場
昨日はここでテントを張りました。
日帰り温泉です。
入りたかったのですが、この後23キロも歩くので断念。
2017年09月24日 11:19撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
1
9/24 11:19
日帰り温泉です。
入りたかったのですが、この後23キロも歩くので断念。
上の岱地熱発電所。
2017年09月24日 11:49撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 11:49
上の岱地熱発電所。
上の岱地熱発電所の先の林道。
ここが一番気にしていた道ですが、案外しっかりで無事あるけました。
2017年09月24日 11:51撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 11:51
上の岱地熱発電所の先の林道。
ここが一番気にしていた道ですが、案外しっかりで無事あるけました。
ところがその先の下の岱からの道で途中から道がなくなりました。
2017年09月24日 12:47撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
9/24 12:47
ところがその先の下の岱からの道で途中から道がなくなりました。
なんとか、消失した道を引き返しその後右往左往して車道にたどり着いたところ。
黒線に斜面をトラバースした後を書いています。
2017年09月24日 13:33撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
2
9/24 13:33
なんとか、消失した道を引き返しその後右往左往して車道にたどり着いたところ。
黒線に斜面をトラバースした後を書いています。
そしてやっと横堀駅に午後5時に到着。
2017年09月24日 17:36撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
1
9/24 17:36
そしてやっと横堀駅に午後5時に到着。

装備

個人装備
カウンターアサルトの試射の結果は日記に書いています。<br />大変な事になりました(笑)。

感想

再来週の和賀岳の予行演習と新しく買った軽いザックと熊撃退スプレー(カウンターアサルト)の試射を兼ねて、栗駒山と高松岳に行く事にする。
高松岳は熊の噂もあるのでカウンターアサルトがあると安心。

出発の朝、かなり寝坊して5分で寝ぼけ眼で出発。自宅の最寄り駅に着いた時、ガーミンを忘れた事に気がつく。しまったと思うが、引き返す時間はない。東京駅で新幹線に乗り換えくりこま高原駅に到着。栗駒山のいわかがみ平までこの時期だけバスが出ている。バスに揺られる事、約一時間、いわかがみ平に到着。天気は生憎で雨こそ降っていないもののガスガスだった。
いわかがみ平からは雨具、スパッツ等をつけて中央コースを歩く。写真の通りの道で登山という感じが全くしない。お手軽な山なのですれ違う人も軽装が多い。和賀岳の予行練習の為、テント道具一式を抱え黙々と歩く。やがて道は土の道に変わったがそれでも広いはっきりした道だ。やがて風が強くなってきたのでもうすぐ稜線らしい。稜線からひと登りで山頂に着いた。
晴れていたら絶景なのだが、ガスガスで展望は皆無。風も強く寒くてゆっくり休む気にもならず、そうそうに天狗平に向かう。
天狗平への道も人が多い。須川温泉から登って来る人のようだ。相変わらずのガスガスの中を天狗平に着いた。

ここからは秣岳に向かう。道ははっきりしているが、人が全くいない。静かな良い道だ。起伏も余りなく歩きやすい。紅葉も進み出しているが、やはりガスガスなのでもう一つ。展望がなく、ガーミンもない為、どの辺りも歩いているかわからない。黙々と歩く。やがて、木道が出てくる。草もみじが綺麗、でも晴れていたらもっと良いのに。木道を過ぎてやがて道が登りになる。もうすぐで秣岳かなと思っているとやがて秣岳に着いた。
こちらもガスの中で展望無し。後は降りるだけだ。
展望もないのでさっさと降りだした。降り出すと雲が取れ出す。途中で須川湖が
見えた。下は晴れているようだ。やがて登山口に到着。駐車スペースもない素っ気ない駐車場だった。
ここで雨具、スパッツを外しながら一休み。実はここから高松岳の登山口の泥湯温泉迄の距離28キロを歩いて赤線繋ぎしようとしている。泥湯温泉に着くのは夜8時ぐらいになりそう(笑)
少しの休憩後、午後2時過ぎ道路を歩きだした。
面白くない車道を歩き続けて、やがて栗駒大湯の交差点に着いた。ここでショートカットの為に裏道に入る。当然、車道ではあるが、もはや車が通れる状態でなく、岩や土砂が流れ込んでいる。ガーミンがないので実はこう言う裏道が一番不安だ。地図はあるものの、パソコンから打ち出したかなり荒い地図なので現在位置がわかりにくい。また道が突然消失している可能性もある。不安なまま歩き続けて、正規の車道に出た時は正直ホッとした。
そこから暫く歩くと、小安峡温泉が近づいてきた。時間は既に夕方の5時。途中、幾つかの宿屋を通り過ぎる。正直、空室ありとの看板が出ていたら泊まったかもしれない(笑)。今日も十分歩き過ぎた。
十分に疲れているのに、小安峡温泉の観光マップで大噴湯というものを見て面白そうだから寄る事にした。川底にかなり下らさせて大噴湯を観光する。岩の間から蒸気が勢いよく噴き出している。中々のものであった。川底から登り返して、車道に戻り泥湯温泉に向かって歩き出す。
小安峡温泉までは下りだったが、ここからは泥湯温泉へは登りとなる。加えて既に夜6時近くなり、暗くなってきた。ヘッドランプをつける。一瞬、夜は歩いてはいけない事件が心に過る(詳細は今年の5月に日記に記載)。
スマホのマップ機能で見ると泥湯温泉へは途中で車道をショートカットする小道に入るようだ。小道の状況がすごく不安。しかし、少しでも歩く距離を少なくしたく、進む事にした。スマホで位置を確認しながら、小道の入口に着いた。既に真っ暗になっているが、ライトで照らした感じではさほど荒れている感じはない。『よし!ここを歩こう』。歩きだして暫くするとスマホが圏外となった。いよいよ、暗闇手探り歩きとなってしまった。それから暫く暗闇の中をトボトボ歩き続けて、やっと車道に復帰した。
しかし、車道に復帰したと言ってもスマホは圏外で街灯はない。従って、暗闇の中をトボトボ歩いているのは変わらない。だから怖いのでラジオをつけて音を出している。かなり疲れているが、こんな暗闇で休む気にもならず、トボトボと暗闇の中を歩いて続ける。やがて硫黄臭が鼻についてきた。もうすぐ泥湯温泉らしい。数軒の灯りが見えてきた。やっと着いた。
泥湯温泉の駐車場にテントを張らせて頂き、ラジオを聴きながら眠りに着いた。

夜は晴れていたのに翌朝はどうも曇っている。がっかりだ。まだ未明のうちにテントを片付けて、歩き出す。当然、熊が怖いのでラジオをつける。山伏岳登山口までは車道を歩く。
川原毛地獄が見えて来た。興味深いが今回はパス。川原毛地獄入口の先にある山伏岳登山口より歩き出す。道は出だしこそ急だがすぐに緩やかな登り道となる。唯、ガスっていてどの辺りを歩いているのがよくわからない。だいぶ歩いたと思った頃でちょうど山伏岳まで半分くらいの標識があり、がっかり。このあたり道は多少急になってくる。また、登り始めはガスっていたが次第に雲も取れてきた。前方に小高い山が見えてきた。アレが山伏岳と思って登ったが、その先にまた小高い山が出てきて、先にその先に小高い山が出てきてそこがやっと山伏岳だった。
着いたところは正確には高松岳への分岐で山伏岳へはザックを置いて往復。次に高松岳に向かう。
高松岳への道は笹が被り出してきて歩きにくい。折角登ったのにかなり下る。下りきって一度登り返してお花畑があるピークに着く。正面には高松岳の避難小屋と少し離れたところにある山頂がよく見える。
しかし、また下らされる。そして最後の高松岳への登り。もうすぐ高松岳というところで今日初めての登山者と会う。小屋泊まりの方たちだった。先の道の情報を聞くと新湯跡付近で蜂に刺された人がいるとの事だった。
そして、一登りで高松岳避難小屋に到着。山頂部は少々離れているのでザックを置いて歩き出す。山頂部近くになってややトラバースぎみとなるところで足を踏み外す。幸い笹があり転落には至らなかったがかなり歩きにくい。
着いた山頂からは虎毛山自身は雲に隠れてるものの、その縦走コースの山なみが良く見える。振り返ると避難小屋がある場所。紅葉が綺麗だ。しかし、どう見ても避難小屋の方が高い。不思議な山頂だ。
さて、高松岳山頂から避難小屋に戻り一休みしてから、泥湯温泉に下山開始。少々笹が邪魔だが、稜線歩きの快適な道。調子に乗って飛ばしていたが思いっきり滑ってしまった。
天気はだんだん良くなってきて小安岳分岐のあたりでは虎毛山が良く見える。
泥湯温泉への道は歩きにくいと思っていたが分岐から少しの間は多少草むしていたがかなり歩きやすい。途中でご夫婦の登山者と会う。気になっていた蜂の事を聞くといないとの事。安心してドンドン下って新湯跡。更に先に蜂注意の看板があったが、蜂はいなかった。そこから少しで泥湯温泉駐車場に戻ってきた。
ここでスパッツ等を外して休憩。さて、ここから23キロ先の横堀駅まで赤線繋ぎの為に歩く(笑)。
泥湯温泉には日帰り温泉があり、非常に入りたかったがどうせまた汗をかくからと思いガマン。横堀駅に向けて歩き出した。
地図は昨日同様大雑把なものしかなかったが、スマホのマップ機能でコースを確認して地図と照合。歩くコースを頭に入れて進む。大通りを歩くとかなりの遠回りになるので上の岱地熱発電所から林道に入る。この林道が少々不安だったが、舗装されていないものの、良い道。林道を歩いて舗装道路に出て下の岱の集落に出た。後2キロで県道に出る。ところが下の岱からの道がまた未舗装になった。しかも殆ど歩かれていない感じ。でも後少しだからと思ってその道を進んだ。
そして、今回の山行のクライマックスがこの後きた。
怪しい林道は最初ははっきりしていたがだんだん道がぐちゃぐちゃになってくる。そして、突然、道が草深くなった。その先に木が倒れこみ道が塞がれていた。しかし、その先は草に覆われているものの道らしきものは続いている。草をかき分け道跡を進む。しかし、突然開けた場所に出たと思ったら、道は消失していた。100mぐらい下に車道はあるが急な崖でまず降りれない。『仕方ない下の岱に引き返すか』。草をかき分け道跡を戻り出す。戻りだすと途中で下に下る小道との分岐に着いた。来る時も気がついていたがこの小道は違うと思っていた。『この小道を下るとさっき見た車道に出れるのでは』と思った。
小道は最初はしっかりしていたがだんだん怪しくなってきた。道跡はしっかりとわかるが草がぼうぼうとなりつつある。やがて川のそばまで下るが道はない。
ここまで来たら戻れない。ガーミンがあれば現在位置がわかり車道との位置関係もわかるのだが。兎に角、道らしきところの歩きやすいところを歩く。
やがて先ほどの見覚えがある崖の下に着いた。『その先に道があるはずだ』
果たして、道はあった。但し、30m程先に。そして、その間には崖から続く法面があり、川に続いていた…。
繋がっていない…T_T
もう引き返したくない。法面はブロック状で斜めになっているから歩けない事はなさそうだ…。
慎重に一歩を踏み出す。兎に角、足元に気をつけながら進む。やっと事でトラバースをして、車道にたどり着いた。
怖かった…。
車道のありがたみをシミジミと感じた。

後は、横堀駅迄16キロの車道を延々と歩いて帰路に着いた。

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