早月尾根 - 剣岳


- GPS
- 09:41
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 2,365m
- 下り
- 2,350m
コースタイム
6:10 早月小屋 (10分休憩)
8:27 剱岳山頂 (登頂5時間2分)
9:05 剱岳下山
10:55早月小屋 (15分休憩)
13:50登山口着 (下山4時間45分)
天候 | 晴れ、後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
馬場島駐車場は30台くらい駐車可能(無料) 午後には満車になっていたが少し離れたところにも駐車場あり駐車の心配は要らない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
平日の登山は熊よけの鈴が必要な道。 馬場島から20分程の急坂を登ると平坦道になる。 2段目の平坦道にはじめて1000mの標高プレートがあり、 ここから標高200毎のプレートに追われる登山となる。 早月小屋までは樹林帯の急登で、ぬかるみが所々あるので注意。 早月小屋を過ぎてからは岩場の交わる急傾斜だが慎重に歩るけば問題はない。 水の補給は早月尾根でペットボトルを購入する以外にないので、多めに携行する。 下山後の温泉は立山ICまで行く場合は、アルプスの湯がおすすめ。公営の立派な温泉でこれで600円は安い。 住所:富山県中新川群上市町湯上野8番地 |
写真
感想
今回の登山計画は4時30分登山開始、10時30分に剣岳山頂、11時下山開始、16時
登山口着。
交通渋滞もおあり6時間(夜間割引6,550円)をかけて8月11日20時10分に立山ICを通過。口に何か咥えた狐が前をうろうろ、23時馬場島に着いた時は10台ほど駐車していた。夜食を食べた後、仮眠。
車のドアが開閉する音に目が覚めて外を見るとヘッデンをつけた男性が準備体操をして出発していった。時間は12日3時。
もう一度寝ようとしたが、寝つけずに出発することとする。
既に数台の車の室内灯が点いている。この時間に外に出て夜空を眺めている人が数人いた。登山口を尋ねる。きれいな星空が見える。道すがらにきれいなトイレあり。
やはりこの時間に登山口にて数人の若者が雑談している。先行者が2人いると教えてもらう。3時25分登山開始。
闇夜にヘッデンを頼りに急な坂を20分ほど上がっていくと平坦な道に変わる。
誰もいない平日なら熊が出そうだ。
所々ぬかるみがあり、1000mのステンレス製標高プレートが切り株のベンチの間に設置されていた。
ここからは樹林帯の急な登山道が始まる。
1600m位の所で第二先行者に追いつく。先程準備体操をして出て行った若者だった。
標高プレートの設置は怪しいが、平均をすると200mあたり25分くらいのペースだ。
これで行くと、標高差2000mは5時間を切って到達できることになる。
4時20分頃から夜が白み始めるが、登山道のぬかるみや木の根を見分けれるようになったのは5時近くなってからだ。
2000mを越えて第一先行者に追いつく。しばらく行くと早月小屋が目の下に出てくる。
想定より意外と近かった。先程の人がこのあたりは2200〜2300m位のはずだ、と教えくれたので、GPSの気圧計を見ると2215mとなっていた。しかし、2200mのプレートは早月小屋を過ぎてしばらくしないと出てこなかった。
早月小屋でトイレと小休憩をしたあと、2200mプレートにて、おじいさんが休んでいた。聞くと、早月小屋に泊まって今日は剣沢小屋まで行くとのこと。早月小屋は昨夜2人しか泊まりはいなかったこと。3日程かけて美女平から立山駅まで歩いていくとのこと。
そう言って歩き出したがとても遅い。今日これで剣沢小屋まで行けるのだろうかと心配になる。
この辺りから岩場になるのでストックをしまって、来る道中に職人の店で買った450円の革手袋をはく。これが結構、具合良かった。
2600m地点で5時間経過まで後1時間余りになって間に合いそうだったが、ここから斜度が急で、手を使って登っていく。鎖場などもあるが問題になるほど怖いところは無かった。
結局、登頂は5時間2分かかってしまった。
快晴で、遠くに小さく富士山まで見える。冷たい風が強い。
半袖でいたので寒くなって、軽食を食べた後30分ほどいて下山する。
2600mを越えた辺りで先程のおじいさんが食事をしていた。
心配になって聞くと、これで登山は最後なので剣沢までたどり着けなければテントでビバークしても行くそうだ。山が好きな人だ。
頂上であんなに寒かったのに早月小屋では缶ビール(600円)を飲んでしまった。
早月小屋から降りていると、登山者が次々と登ってくる。
その人たちと話になったのが、標高プレートの事なので、途中からチェックしてみた。
1800m→1770m・1600m→1560m・1400m→1450m・1200m→1250m・1000m→1035m
大ざっぱに見てこんな事になった。1400mから1600mまでは標高差100mしかない。
また、1800mから2000mまでの標高差は200m以上あったと思う。
いつもの事だが、下山は膝に来てこたえる。結局、休憩も含めて下山に4時間45分かかっている。上りと変わりないのが情けない。それだけ体力が無いと言うことだ。
全体としての感想は、思っていたほど距離はなかったが、高低差があるため下山時は堪えた。剣岳の印象からするとこの登山道はやさしい道だった。
自宅に着いたのは深夜割引が使える13日0時30分(深夜割引4700円)で、こちらの方がもっとこたえた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する