栗駒山
- GPS
- 09:32
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 1,321m
コースタイム
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:30
天候 | 曇り→晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※1回目の下山時は駐車場周辺は長蛇の路駐の列でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全般 火山のため全体的に水はけが悪く、この日は前日が雨だったためかぬかるみ多数。 また、登山道は滑りやすく非常に歩きにくかったです。 ●自然観察路コース(須川〜栗駒山) 名残ヶ原の先の苔花平で須川ルートと分けてゼッタ沢を渡渉後、 ほどなく三途の川を渡渉します。 産沼で笊森コースと分けて南に進路を変え、高低差250mほど登ると山頂に到着です。 ●天馬尾根コース(栗駒山〜秣岳) 山頂から天狗岩、天狗平、展望岩頭を経て秣岳の鞍部まで下りますが、 えぐられた登山道、ぬかるみ、水たまり、滑りやすい足元と極悪。 鞍部からは緩やかにアップダウンして小ピークを2つほど越えて秣岳へと至ります。 この辺りは高層湿原となっています。 秣岳から登山口までも、足元が悪いところがたくさん。 秣岳登山口から須川温泉登山口までは2.8kmほどの車道歩きになります。 ●須川ルート(須川〜栗駒山) 名残ヶ原からゼッタ沢の左岸に沿って進むとほどなく昭和湖へと至ります。 昭和湖から高低差250mほど整備された木道を登り天狗平で稜線に乗り、 東に進路を変えて800mほど進むと山頂に到着です。 ●東駒ヶ岳分岐〜笊沼コース分岐 山頂から木階段を下り、東駒ヶ岳分岐から沢に沿って下り、 左岸から右岸に渡ると磐井川源流分岐となり裏掛コースと分岐します。 ここからはあまり歩かれていないようで少し藪っぽくなります。 沢の中を1359まで下ると今度は笊森避難小屋へ向かうルートと分岐しますが、 こちらは通行禁止になっていました。 1359から尾根をトラバースするように進むと産沼のある笊森コース分岐へと至り、 自然観察路と合流します。 |
写真
感想
いつかは行きたいなぁ、と思っていた紅葉の栗駒山。
今年は色づきも良さそうだし、時季的にもそろそろピーク。
さらに天気も良さそうな週末ときたもんだ。
これは今しかないのでは、ということで長距離運転覚悟で向かうことに。
実は栗駒山はハイキングの山だと思い込んでいて、
地図も持たず、ルートや全体像を事前に把握することもなく出発(汗)。
「あれ、ルートが色々あるんだなぁ」と
名残ヶ原に立てられていた登山道案内図を見てアタフタ。
いまさらですが案内図をガン見して、なるべく大きく周回できるように、
自然観察路から入って秣岳を経由して戻ることに決めました。
出発する時からガスがちでしたが、
「今日は時間を追うごとに晴れるはず」と根拠レスな自信はたっぷり。
しかし、標高を上げるに連れてまっちろ。
「なんだかなぁ」
「500kmもクルマ運転してきたのにこの仕打ち」
「仙台に寄って牛タンを食べて帰りますか」
なんて話しながら山頂を経て天馬尾根を進んでいましたが
秣岳から下り始めると青空が広がり始めます。
「なんのこっちゃ」
お腹減ったので須川湖畔でお昼ゴハン食べながら家族会議(2人)をして、
とりあえず須川高原温泉登山口まで戻って名残ヶ原まで行こうということに。
歩き始めると光を受けた紅葉はやっぱり素晴らしく、
夢中でシャッターを切っているといつの間にか昭和湖までたどり着いていました。
ここからも「もっと上に、もっと上に」と勝手に足が前に出て、
数珠繋ぎになった下山する人たちの流れに逆って遡上する鮭のように進み、
あっという間に本日2度目の山頂へ。
下山は、歩いた道を戻るのは面白くないし、須川コースは人もたくさんだし…、
ということで本日まだ歩いていない東栗駒山分岐から磐井川源流〜産沼経由で
戻ることにしましたが、これが大正解。
磐井川源流付近から笊森の西日を受けた紅葉も見事だったのです。
しかも誰一人と歩いていません。
この大展望を独り占め(二人占め)したせいで、
「なんのために遠路はるばるここまで来たのかっつー話ですよ」
「日本一の紅葉を見るために来た訳で、牛タンなんて言ってる場合じゃないでしょ」
数時間前とは手のひらを返したような会話に。ただのお調子者だな。
今回はボクたちの貧乏性が功を奏して、
栗駒山のいろんなルートを歩くことができました。
前回の裏岩手縦走で、思いがけず三ツ石山のすごい紅葉に遭遇し、
今年の「紅葉レベル」がいきなりアップしてしまいました。
そんじょそこらの紅葉では満足できそうにないなぁ、、と
贅沢すぎる思いで、日本一の紅葉といわれる栗駒山に惹かれていました。
けど遠すぎて、なかなか行けるところでもなく……。
半分あきらめの気持ちでネットを見ていたら、
今まさにピークであるらしい紅葉の写真をみてしまい、
もう行っちゃうか!と、半分勢いで行ってきちゃいました。
とにかく、行ってよかった!
やっぱり日本一というのは本当で、なんだか次元が違いました。
予報に裏切られ、1回目の山頂までは上にいくほどにガスで
結果、このヘタレな私が2回も山頂を踏むというのは奇跡!
それくらい、どうしようもなく惹かれる紅葉で、
まさに山に引っ張ってもらった感じです。
結果、栗駒山を歩きつくし、またも「紅葉レベル」があがってしまった。
つぎはどこなら満足できるだろう???
というか、いまはかなりお腹いっぱい状態だからいいかな……
なんて、またもや贅沢な気持ちになっています。
あ、山から離れて、京都とか、やや都会っぽい紅葉もひさしぶりにみてみたい。
今年は、山に限らずいろんな紅葉をみてみよう。
おしまい。
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