仙丈ケ岳 〜好天の女王様とライチョウ〜

2017年10月08日(日) 〜 2017年10月09日(月)

• GPS: 06:56
• 距離: 9.9km
• 登り: 1,171m
• 下り: 1,165m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:16
• 休憩: 0:41
• 合計: 6:57

4:31 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
4:42 4:46 仙丈ヶ岳二合目登山口
6:06 6:10 薮沢大滝ノ頭
6:45 6:46 薮沢小屋
7:09 7:16 馬の背ヒュッテ
8:12 8:19 仙丈小屋
8:47 9:00 仙丈ヶ岳
9:50 9:52 小仙丈ヶ岳
10:26 10:28 薮沢大滝ノ頭
11:24 11:25 仙丈ヶ岳二合目登山口
11:28 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：JR新宿ST0800-0928甲府ST1005-1158広河原BS1230-1255北沢峠
復路（計画）：北沢峠1330-1355広河原1400-1555甲府ST
復路（実際）：北沢峠1230-1300広河原1310-1400芦安P1500-1600甲府ST
※紅葉シーズン中は混雑の為、北沢峠広河原間は臨時バス多発

コース状況／危険箇所等

とても歩きやすく安全な登山道がもちろん油断は禁物です

その他周辺情報

芦安駐車場温泉白峰会館

写真

10/8 13:45

いきなりですが長衛小屋テント場

10/8 13:51

天然の冷蔵庫

10/8 13:52

テント場は北沢沿いにあります

10/8 14:28

密集テント場と紅葉

10/8 14:47

甲斐駒（おそらく摩利支天）がうっすら

10/8 15:17

小屋で買ったおでん
鍋持参と加熱なしで400円

10/8 15:43

野菜を入れると美味しいのだが・・・忘れた

10/8 15:45

山で食べるとなんでも（失礼）美味しい不思議

10/8 16:37

お、あれは！

10/8 16:37

甲斐駒おそらく摩利支天
ちょこっとみえるあたりが憎いね！

10/9 4:43

朝0443日の出前に出発
月明かりはあるが少し怖い

10/9 4:43

見晴らし台は夜なので全く見えません

10/9 6:25

良かった！
水場ではないがゴクゴク飲んでしまった

10/9 6:28

朝0630雲一つない素晴らしい天候だ

10/9 6:40

紅葉もキレイ

10/9 6:42

また沢だ、ありがたい

10/9 6:43

いい雰囲気

10/9 6:43

朝焼けの山肌がとてもキレイでした

10/9 6:44

黄葉にやすらぎ

10/9 6:47

夏のシーズンのみ営業している藪沢小屋

10/9 6:48

ここから約2時間程で山頂です

10/9 6:58

道標はしっかり三か国語

10/9 7:10

馬の背ヒュッテ
とてもキレイな小屋でした

10/9 7:12

10/9 7:13

馬の背ヒュッテ周辺が紅葉の見頃でした

10/9 7:13

10/9 7:14

10/9 7:18

仙丈小屋の沢が涸れた？
途中の沢でたくさん飲んだが念のためペットボトルを購入

10/9 7:20

馬の背周辺
青空にダケカンバが美しい

10/9 7:29

10/9 7:38

仙丈のカールがみえてきました！

10/9 7:38

甲斐駒と摩利支天
雲海の奥にみえるのは金峰山など奥秩父

10/9 7:38

10/9 7:46

10/9 7:46

10/9 7:46

仙丈のピークも視界に

10/9 7:47

10/9 7:47

10/9 7:56

10/9 8:00

あれ・・
涸れているはずの仙丈小屋の水場

10/9 8:09

藪沢カール
ここの稜線を歩けるなんてすごい

10/9 8:11

自然が創りだすものはスゴイ

10/9 8:14

ここが仙丈小屋の道標

10/9 8:15

仙丈小屋からの眺望

10/9 8:15

仙丈小屋からの眺望2

10/9 8:15

仙丈小屋
カールの最下部という最高の立地条件

10/9 8:18

ここで雷鳥撮影会

10/9 8:19

本日のベストショット

10/9 8:19

国の特別天然記念物がこんなにたくさん

10/9 8:19

登山はじめて初ライチョウの出会いに感激

10/9 8:19

これも良く撮れた
真っ白な冬毛に換羽する途中

10/9 8:19

正面から
丸っこくてなんかチャーミング

10/9 8:19

なにか食べている？

10/9 8:19

これもなかなか

10/9 8:20

岩と同化していますな

10/9 8:29

地蔵尾根（端線ルート）との分岐　

10/9 8:31

10/9 8:31

10/9 8:31

10/9 8:32

10/9 8:37

10/9 8:45

10/9 8:51

仙丈ケ岳山頂！
やったー

10/9 8:52

こちら大仙丈ケ岳へ続く仙塩尾根

10/9 8:52

ナンバー1、2の競演

10/9 8:53

奥のピークが小仙丈ケ岳
さらにその奥に鳳凰三山の地蔵オベリスク

10/9 8:53

ここからしばらくコメント不要ですね・・・

10/9 8:53

10/9 8:54

10/9 8:54

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10/9 8:55

10/9 8:55

10/9 8:56

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10/9 8:57

10/9 8:57

10/9 8:57

10/9 8:57

10/9 8:57

10/9 8:58

10/9 9:02

阿弥陀、中、赤岳

10/9 9:02

北アルプス槍穂

10/9 9:03

10/9 9:03

鋸岳の奥に浅間連峰

10/9 9:04

10/9 9:04

10/9 9:13

10/9 9:13

10/9 9:13

10/9 9:24

ナンバー1、2、3

10/9 9:32

10/9 9:44

10/9 9:44

10/9 9:45

八ヶ岳連峰

10/9 9:45

北岳肩の小屋と北岳

10/9 9:45

10/9 9:45

間ノ岳

10/9 9:45

10/9 9:46

鳳凰三山

10/9 9:47

小仙丈沢カール

10/9 10:09

10/9 10:28

大滝の頭まで戻ってきました

10/9 10:58

10/9 11:13

高山はそろそろ晩秋から初冬へ・・

10/9 11:21

二合目から分岐に入り長衛小屋テント直行します

10/9 11:27

暗闇からスタートしたこの場所へ下山

10/9 14:52

芦安のバス停留所

10/9 16:22

登山の無事に乾杯
素晴らしい一日でした

10/9 16:30

山梨はやはりこれ！

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL6 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ テント（エアライズ２） シュラフ（モンベルダウンハガー800#2）

感想

kohut121

先月の北岳に続き南アルプスは仙丈ケ岳へ行ってきました。

南アルプスは一昨年に甲斐駒に登っていますが、今回の仙丈ケ岳が天候にも恵まれたこともあってホントに行って良かったと思います。

登山道は本当によく整備されており、歩きやすくとても安全で登りやすいので女性や子どもにも向いている気がしました。ただ3千メートル級の高山には違いないので天候が荒れていないことを前提で、念のため高度順化で小屋やテントで一泊すると丁度良いと思います。一昨年甲斐駒日帰登山したとき、仕事疲れのなか強行したせいもありましたが軽く高山病の症状が出たので。

前日に長衛小屋でテントを張り、当日の朝日の出前に登山開始の計画です。テントを出発し予定通り登っていましたが、途中で致命的なミスをおかしたことに気付きました。それは水をテント内に置いてきてしまったことです。サブザックにポカリは入れて持ってきていたのでそれを飲んでいましたが、口の中がアミノ酸ばかりになってしまい喉の渇きがとれません。もういい加減ポカリを飲む気がしなくなり水場をあらためて確認すると大滝頭から馬の背ヒュッテに向かうしかないことになり、計画を左回りに変更しました。ヒュッテまでのコースタイム1時間水なしで何とか頑張ろう、と思っていました。ところが少し進むと天の助けなのか沢が登場、そこで一気に補給し生き返りました。あそこのコースは沢筋が多くその後にも沢がありました。下山時にも確認したのですが小仙丈への直登コースは水場や沢が無かったと思います。もしそのまま直登していたら・・途中で引き返していたかもしれません。ポカリがあっても水は絶対必要と当たり前のことなんですが実感しました。

仙丈のカールはスケールはそれほどではないものの、藪沢カール、小仙丈沢カール、大仙丈沢カールとそれぞれ見下ろしながら登山道を歩く楽しさはここでないと味わえないのではないでしょうか。また仙丈ケ岳は長衛小屋のテント場から先に幕営地がないので登山者の自由は制限されていますが自然環境にとっては良いことだと思います。

そして！今回一番よかったことはライチョウに会えたことです。
北岳でも見られなかったライチョウの群れにはじめて遭遇しカエルみたいな鳴き声だと知りました。時期的にも夏毛から冬毛に変わる（換羽というらしい）途中の愛らしい姿を観れたことが最高でした。今回ライチョウに遭遇したのは仙丈小屋の水場付近だったので小屋泊の登山者も観れた方が多かったのではないでしょうか。

小屋の主人らしき人から「ライチョウは追いかけちゃダメ！！女の子とライチョウは追いかけちゃダメだよ！」と叫んでいるのが聞こえて思わず笑ってしまいました。特別天然記念物にも指定されているライチョウは氷河期の生き残りとされているらしく、温暖化が進むなか絶滅が危惧されているようです。ライチョウは高山植物や昆虫をエサとしているので、植生を守ることがライチョウの保護につながることも知りました。もしかしたら「追いかけちゃダメ！」と小屋の人が言ったのは登山者が転倒してケガするくらいならともかく、写真撮影に夢中になるあまり悪気なくても高山植物を踏んで植生に悪影響を与えることを危惧してのことかもしれないですね。

プロトレック記録
max 2993
min 1986
asc 1019
dsc 1024