記録ID: 1287568
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
男体山 −信仰の山で山伏に出会う−
2017年10月06日(金) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:28
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,288m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありませんが急な坂道です。下りで足を痛める人が続出するらしく、神社の方から自信のない人はストックや杖を利用するように促されました。 |
その他周辺情報 | 中禅寺湖周辺のホテルで日帰り入浴が可能な場所があります。 すぐ近くには日本三名瀑の一つ、華厳の滝があります。 |
写真
山全体が神社の境内、つまりはご神域ということで神社の開門を待って登る必要があります。開門は6時なので、いくら早く着いても登り始めることができないんですね。
6時、太鼓の音とともに神社の門が開かれます。おお…なんか厳かな雰囲気…。気を引き締めて門をくぐります。
6時、太鼓の音とともに神社の門が開かれます。おお…なんか厳かな雰囲気…。気を引き締めて門をくぐります。
もうすぐ山頂が見えそうだというあたりになって前方から登山者の団体が下りてくるのが見えました。その集団の格好は足元は地下足袋に草鞋、脚絆で固め手には錫杖や金剛杖、頭には頭襟(ときん:天狗がかぶっている黒い帽子を想像していただければ)という出で立ち。なんと山伏の集団でした。人によっては登山靴を履いていたり、白装束の上からゴアのカッパを着ていたりするところは、現代の山伏ですが。
これだけ多くの物が建造されていますが神域であるのでトイレは無いのだとか。おそらく「清浄・不浄」の思想に沿ったことなんでしょうが、標準CTで7時間の山でトイレが無いっていうのはけっこう厳しいなぁと。
結局は雉撃ち花摘みが横行することになるんじゃないかなーと思うんですがどうなんですかね。
結局は雉撃ち花摘みが横行することになるんじゃないかなーと思うんですがどうなんですかね。
下りは同じ道を戻ります。今度は急な下り坂になるので、中禅寺湖に向かって飛び込んでいくかのような錯覚が。
このままジャンプして中禅寺湖に着水したら楽そうだなぁとか、愚にもつかないことを考えながら歩いて行きます。
このままジャンプして中禅寺湖に着水したら楽そうだなぁとか、愚にもつかないことを考えながら歩いて行きます。
感想
何度も近くに来たことがあり、姿だけは目にしていた男体山。今回、初めて登りに行きました。山域全体が神社のご神体ということで、6時に神社の山門が開門してからでないと入山できない、入山には拝観料?として500円かかる…など、少し普通の登山とは違う雰囲気です。ちなみに、ここでは山に登るのは登山ではなく登拝なんだそうな。
3合目と4合目の間に林道を挟む以外は、ほとんど全ての区間で急坂が続きます。登りはじっくりと汗を搾られ、下りでは重力が足の関節と筋肉を攻撃してきます。難しい場所はありませんが甘い山ではありません。
独立峰だけあって、山頂付近からの展望は素晴らしく登った価値がありました。曇り空ではありましたが高曇りで、遠くは富士山や中央アルプスの山々をはじめ北関東の主要な山を全て望むことができました。
また、足元に広がる中禅寺湖と戦場ヶ原も美しく、なるほど百名山にふさわしい山だなと満足して下山しました。
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