夏の終わりの、巻機山
- GPS
- 06:30
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,615m
- 下り
- 1,603m
コースタイム
ー10:35巻機山10:45ー11:00割引山11:25ー11:35巻機山ー11:45避難小屋12:00ー12:10ニセ巻機山ー12:30七合目
ー13:00五合目ー13:30桜坂駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日午前6時半でガラガラでした。下山時も同じ。 料金は下山してから待っていたおじさんに払いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、樹林帯の道はところどころとても滑りやすいので下山時はご注意ください。雨の日は相当滑ると思います。 登山ポストは駐車場にあります。届出用紙とペンも用意されてます。 駐車場にトイレ、水場はありません。コース上だと、トイレは巻機山避難小屋に、水場は小屋から2〜3分で沢に下りられるので、そこが水場になっています。 また、石打塩沢ICから駐車場の間にはコンビニがありません。一軒ありますが、営業が7時〜19時のようでした。 |
写真
感想
8月だというのになんだかすっきりしない天気が続き、悶々としながら毎日天気予報をチェックしていると、どうやら24日は貴重な晴れ間が期待できる。なので休暇を取って巻機山に日帰りでいくことにした。いい山だとは聞いていたから。
平日だし混んではいないだろうと思ったけど、朝6時半に駐車場に着くと自分以外に2、3台の車があるだけ、関越トンネルを抜けた時は曇っていた空も晴れてきた。上々だと思いながら7時過ぎに登山届を出して出発。すぐに井戸尾根コースと沢コースの分岐。井戸尾根コースへ。
一人だと樹林帯の中を登る時間がとてもつらいので、とにかく早く樹林帯を抜けるところまでいきたいと思ってどんどん登る。飛ばした結果5合目を過ぎたところでかなり息切れ。5合目から6合目がとても長く感じた。下山時にタイムを気にしてみたらこの区間は物理的にもやっぱり他の合目標より距離があるようだった。上り下りともこの区間がいちばんつらかった。本当は6合目で休みたかったけど先行者が休んでいたので、がんばって先に進む。ようやく7合目でちょうど森林限界となったので少し長めに休憩をとった。
7合目からは展望もよく、気持ちいい道が続く。9合目のニセ巻機に登り上げると(本当の)巻機山は目の前。もうこの辺からは幸せな気持ちで歩ける。なんという気持ちのいい眺め。なんといういい天気。はっきりいって天国気分だった。とても報われた気持ちになれる。山頂付近は池塘もあってこじんまりとした湿原になっている。視界は緑の草原と青空だけだ。ニセ巻機と巻機山の鞍部にたつ避難小屋からちょっと下ると水場の沢があって、冷たい水を2杯飲んで、顔を洗って、いい気持ちで巻機山山頂に到着した。
もうここまでくれば虫もトンボくらいだろうと気を抜いて一服してたら膝に激痛。ミツバチみたいのに刺されてしまった。畜生と思ったけど、どうにもならないのでとりあえず口で刺された箇所を吸って吐き出してみたけど、じんじんと痛む。
でも少ししたらそれほど気にならなくなったので、まずは山頂標とは別の場所にある最高点へ。そのまま稜線を進んで牛ヶ岳まで。いったん巻機山頂に引き返す。今度は反対側にみえるピラミダルな山、割引岳に行こうか、もう下るか、数分間迷う。時間も天気も余裕があると判断して割引岳方面へ。見た感じは登り返しもそこそこありそうだったけど、意外とあっというまだった。割引岳山頂は嫌な羽音が聞こえなかったのでここで少し早めの昼食。でもお湯を沸かしてる間にまた嫌な羽音がしてきたのであまりのんびり食べられなかった。ここも眺めはいい。というか7合目から上の巻機山は晴れていればどこもずうっと眺めがいい。谷川の方も至仏山の方も新潟方面もよく見えていたけど、あまり自信を持って同定できなかったので、まだまだだなあと思った。
ガスもほとんど出ない青空のもと、名残惜しい風景を後にして下り始めた。避難小屋から水場にいく途中にきれいなお花畑があったので写真をとったりしつつ、7合目からは一目散に下る。とはいえ足下が滑りやすいので気は抜けない。途中でヘビとカエルとトカゲとケムシをみた。トカゲはちょっときれいだったけど、他は嫌だ。足ががくがくになりかけたところで駐車場に出た。登りは巻機山山頂まで3時間弱。下りは1時間半強だった。
駐車場では係のおじさんが手持ち無沙汰そうに下山者を待っていて、「他の人ももうすぐ下りてくるかねえ」と気にしてた。暑い中、数人の下山者を待っているの大変だろうなと思った。
天気にも恵まれ、ハチに刺された以外は最高の山行だった。巻機山は前評判通りの素晴らしい山だった。樹林帯を抜けてからは楽園。なんだかどこまでだって歩けるような気になる。これは文句なしの百名山だなあと思った。
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