これが六甲颪?六甲山を芦屋から魚屋道で有馬温泉へ抜ける


- GPS
- 04:20
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,114m
- 下り
- 748m
コースタイム
天候 | 晴のち曇ときどき雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新横浜08:14/08:39(東海道新幹線のぞみ209号) 京都10:38/10:45(JR東海道本線) 芦屋11:28 有馬温泉17:20(阪急バス)¥570 宝塚駅18:10※定刻は17:55 宝塚18:19(阪急宝塚本線) 梅田18:55 (大阪市内泊) |
写真
感想
文化の日の連休は深田百名山フリークの友人と福井の荒島岳に登る予定だったが、その友人が体調を崩してしまった。
新幹線も予約したし一人で登ろうかなとも思ったのだが、登ろうと思っていた4日は一時的に冬型の気圧配置になるので北陸地方は天気が悪くなるとの予報。
荒島岳に登った後は大阪の友人に会う予定だったので、大阪付近で日帰りで登れる山を探し、六甲山に登ることにした。
六甲山を歩くルートは色々あるようだが、日本三大名湯といわれる、草津、下呂、有馬の内、行ったことのない有馬温泉に行ける魚屋道を歩くことにした。
4日は朝から天気も良く、東海道新幹線の窓から見る富士山も山頂までくっきりと見えている。
関ヶ原まで来ると雨も降っているようで伊吹山も雲の中。
やはり完全な冬型のようだ。
京都駅から新快速に乗ったのでそのままJR芦屋駅へ。
ガイドブックなどでは阪急電鉄の芦屋川駅から歩くコースが紹介されていることが多いようだが、芦屋駅から芦屋川駅まではすぐだった。
芦屋川を横切る道路を歩いていたらその道路がトンネルになっていたので、あ、これはもしかしてと思ったのだが、芦屋川の堤防まで上がると周囲よりも河床が完全に高く、完全な天井川だった。
地図ではよく見る天井川だが、実際に見る機会はなかなかなかったので嬉しくなる。
高座の滝までは天気も良く暖かく、芦屋の住宅街を散歩気分でのんびりと歩く。
そしてちょっと観光地然とした高座の滝を過ぎると、花崗岩の岩場となった。
白く輝いた岩場は、同じ花崗岩である鳳凰三山のよう…とは言い過ぎだが、ちょうど山梨の昇仙峡の上部の弥三郎岳を歩いた時(↓)と同じような感じで気持ちがいい。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-518722.html
振り返ると神戸〜大阪まで見えていて、周囲の紅葉もちょうどいい感じに色付いている。
風吹岩まで来ると、今までは人が少なかったのにかなり賑わっている。
ちょうどここは様々なルートから登ってきた人が合流する場所なのかもしれない。
ここでゆっくり展望を楽しもうと思っていたのに、冬型の気圧配置のため北西から暗雲がやってきて雨が降り出した。
ここから雨が降ったりやんだりの中を歩くことになったのだが、花崗岩の風化した土はどろどろにならないのは嬉しい。
花崗岩が風化した真砂の上を石英をザクザクいわせながら歩く。
この辺りは湿原になっているようで、花崗岩で磨かれた「六甲のおいしい水」があちこちから湧きだしている。
が、「水質調査の結果汚染がひどく飲めません」の看板があった。
六甲のおいしい水も残念なことになっているようだ。
雨は降っていても暗雲の合間からは時折陽が射す感じで、気温もちょうどいい。
いい感じで気分よく登っていたのだが、一軒茶屋のところまで来たら状況は一変。
ものすごい強風と雨が吹き付けてくる。
ちょうど暗雲がやってきたのか、地形的な要因なのか分からないが、20分ほど天気の回復を待ってみたが、どんどん体が冷えてくるだけなので六甲最高峰の山頂碑をちょっと見ただけで、退散することにした。
身体が冷え切ってしまったので早く有馬温泉で温まりたい一心で足早に下山。
ちょっと山頂から下りただけで、雨も止み風も収まったので、あの強風はやはり地形的な要因も強いのだろうと思った。
明石海峡で収束した風が、東西に連なる六甲山にぶつかって強く吹き抜けるのだろう。
六甲最高峰から有馬温泉までは思ったよりも近く、有馬温泉から六甲山を周遊するのも楽しそうだなと思った。
とりあえずバス停の場所を確認し、せっかくなので神戸電鉄の有馬温泉駅を見ようと駅の方向へ向かうとどんどん混んでくる。
外国人観光客も多く、有馬温泉の意外な人気に驚いた。
駅まで行った後、銀の湯まで戻ると六甲山から下りてきた人が多かったのかかなり並ぶとのことだったので、金の湯へ。
ここも数人並んでいたが思ったより早く入ることができ、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉の熱めの湯が冷え切った体にはありがたかった。
有馬温泉から宝塚駅までのバスに乗り込むと、秋の観光シーズンのためか道路も大混雑で定刻よりも時間がかかったが、ちょうどひと眠りするのにはいい時間だった。
宝塚駅前に降り立つとすっかり日は暮れていて、六甲山頂でのあの強風吹き付ける雨が嘘だったかのように、秋の満月がぽっかりとJR宝塚の駅舎の向こうに昇っていた。
チョコレートファウンテンでコーティングしたみたいに艶やかでおいしそうな阪急電車に乗って、梅田のターミナルへ。
阪急電車が頭端式ホームにずらっと並んだ壮観な眺めを楽しんでいると、待ち合わせていた友人がひょこっと現れた。
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