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Yamareco

記録ID: 131661
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳

国見岳(ガレ谷)〜御在所岳

1992年05月05日(火) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 三重県 滋賀県
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GPS
--:--
距離
7.0km
登り
920m
下り
904m

コースタイム

バス停(9:00)〜藤内小屋(9:45/9:50)〜水場(10:15)〜国見尾根のコル(10:45/10:55)
ゆるぎ岩(11:10/11:30)〜御在所岳(12:10/12:40)〜キレットを過ぎたザレ(13:10/13:20)〜
中道登山口(14:00)〜バス停(14:25)
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス

感想

【 記録は平成4年当時の物です。 】


自宅を6:20に出て、近鉄四日市で湯の山線に乗り換える。
久しぶりに眺めるこの沿線も住宅が増え、田園風景が少なくなっている。

バス停で身支度を済ませ裏道へのコースに入る。
すっかりきれいになった涙橋を渡り、旅館の裏手から蒼滝橋を渡ると裏道登山口になる。
久しぶりなのでゆっくりペースで石段を登り蒼滝小屋へ出るが、ペースを保って先へ進む。
山腹に絡むコースは以前は無かった堰堤が多くなりコースも違うが、旧道も通れるので
旧コースを行く。 さすがにG/Wだ。若いグループが列をなしている。
 北谷を左岸に移る頃になると以前と変わらぬコースになる。 見覚えのある景色の中を
新緑の風に吹かれて行く。
所々に咲くヤマツツジを見ながら再び右岸に渡り天狗の踊り場になると藤内小屋も近い。
9:45に小屋着。ゆっくりと歩いたつもりだが以前と変わらぬペースだ。

小休止の後、兎の耳の河原へ向かう。
河原の様子は一変していた。  ザレの河原はゴーロ状の樹木が一杯の河原にとなり、
兎の耳と呼ぶ奇岩も樹林に隠れ見逃すところだった。

河原から左岸のヘリに絡んだ道を雨裂や谷を見送り水場に出る。
今や北谷の水は大腸菌が多く飲料は無理なので、この水場は貴重だ。ポリタンクを満たしていこう。
 しばらく進むと右からガレ谷が来ている。 傾斜はきついが明るい感じのガレだ。
道の混雑と懐かしさから予定を変更して、ガレを登って国見尾根へ向かう。 。

ガレの谷幅が一旦狭まる所で右手山腹へ逃げる。
樹枝をつかんでの急登が始まる。 さすがに息が切れる。いつまでも続く急登がガレの源頭を
思わせる所で左へトラバース気味に廻り込み、青い空が樹間に見え隠れし始めると一投足で
国見尾根のコルに飛び出す。
眼下には岳不動のガレが登りつめ、正面には根の平〜釈迦ヶ岳と朝明方面が広がる。
左を振り返ると藤内壁〜前尾根の見事な岩壁が広がり、赤や青い点が少しづつ壁を攀じている姿が
見られる。 展望が好いはずだ。風に帽子をはぎ取られそうだ。
 尾根のきつい登りはまだまだ続くのでペースを変えず休まずに行こう。
木の根を掴み、岩を廻りこむ様にして小さなザレ地に出ると絶好の展望台となるゆるぎ岩の基部だ。

裏道からの登り続きなのでここで大休止を兼ね昼食としよう。
ゆるぎ岩の南側で風を避けコンロに点火する。
ここは隣の御在所岳と比べると、人が少なくいつも静かなので私の好きなコースだ。
 G/Wと言うのにたった一人で展望を楽しみながら昼食タイムを過ごす。

1時間ほどで腰を上げ再び尾根を西へ向かう。   相変わらず急登が続くが先は短いので
すぐに尾根の肩となる。 展望は無いが今までのアルバイトを思うと気持ちがなごむコースだ。
やがて根の平峠からの縦走路に出会い、右へ折れ一投足で花崗岩の山頂となり国見岳だ。
岩に立って眺めると宮指呂岳〜雨乞岳〜藤原岳と鈴鹿の殆どが広がっている。

展望のひと時を過ごした後は国見峠へ向かうが、イブキササのブッシュを抜け峠に出ると
相変わらずの人の多さだ。 素通りして御在所岳へ向かう。


肺の手術以来、長い時間が過ぎたおかげで、やっとリュックを背負って出掛けられる
身体に戻ったようだ。
久しぶりの鈴鹿登山で少々疲れたが、長いブランクの割には以前と余り変わらない
時間で歩けたので何だか嬉しい気持ちで下山する。

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