和名倉山（埼玉県秩父市） しみじみと晩秋の奥秩父へ

2017年11月19日(日) [日帰り]

• GPS: 10:44
• 距離: 20.3km
• 登り: 1,280m
• 下り: 1,279m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:31
• 休憩: 1:12
• 合計: 10:43

距離 20.3km 登り 1,280m 下り 1,285m

5:17 民宿みはらし
5:41 5:51 牛王院下
7:13 7:14 牛王院平(牛王院北)
7:21 山ノ神土
8:01 リンノ峰
8:34 8:35 西仙波
8:54 8:57 東仙波
9:33 9:34 吹上ノ頭
9:52 9:53 八百平
10:06 10:07 川又分岐
10:20 10:22 二瀬分岐(二瀬・山頂・仙波方面)
10:39 11:13 和名倉山
11:30 11:31 二瀬分岐(二瀬・山頂・仙波方面)
11:39 川又分岐
11:49 八百平
12:19 12:20 吹上ノ頭
12:54 13:03 東仙波
13:16 西仙波
13:40 13:41 リンノ峰
14:29 山ノ神土
14:36 14:37 牛王院平(牛王院北)
15:17 15:21 牛王院下
15:37 15:38 将監登山道入口
16:00 民宿みはらし

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

集合場所より約190km　高速は新金谷〜新富士IC利用

民宿「みはらし」にて駐車　￥500/日　駐車場下にトイレ完備
何よりも切り盛りされている80歳の女性の笑顔が素敵でした
登山口は駐車場よりも数メートル戻ったところです

民宿手前の数キロは道幅狭く、日没後は多くの鹿たちと出会うので衝突に要注意

コース状況／危険箇所等

登山道の笹が生い茂っているので獣道に間違って入らないように・・・
少し分かりにくいところもありますがピンクテープを見失わぬように・・

その他周辺情報

立ち寄り湯は「大菩薩の湯」￥610

写真

11/19 15:18

（下山時撮影）
登山口から林道を歩くこと約35分後、ここから山道に入ります

11/19 6:07

5時20分登山開始して50分後、
やっと明るくなってきました

11/19 7:00

歩き始めて1時間40分後、
三叉路にぶつかりますがここはまっすぐ進みます

11/19 7:02

朝陽差す気持ち良い道

11/19 7:04

11/19 7:20

ほとんど樹林帯を歩くのだから青空とお日様が一番！

11/19 7:20

笹が次第に多くなってきました

11/19 7:21

うっすらと霜を冠ってお日様を浴びています
気温が低いので溶ける様子がありません

11/19 7:23

「山の神土」

11/19 7:23

「山の神土」からの南アルプス

11/19 7:24

笹の大海に呑まれていきます・・・

11/19 7:32

Mさんが所々にピンクテープを付けてくださっています

11/19 7:34

11/19 7:37

登山道がわからないくらいの笹の海

11/19 7:46

歩き始めて2時間半、一気
に開けてきました♪

11/19 7:46

11/19 7:46

「東仙波」が見えてきました

11/19 7:48

もこもこの笹原
「なぜ？」と問う私に「鹿たちが歩き回ったからと思うよ」と！
鹿たちの天国かな〜

11/19 7:48

そんな笹の道を通らせて頂きます

11/19 7:48

全く道が見えない処もあります
下山時に足を滑らせて谷側に転がりそうになりました

11/19 7:52

素敵な富士山！！

11/19 7:52

秩父の山々

11/19 7:54

笹に着いた霜は低温のため溶けません

11/19 7:54

おかげで衣類は登下山ともに濡れることはありませんでした

11/19 7:54

嬉しくて何度でも富士山

11/19 8:32

3時間後、
しばらくは60年前の伐採を免れたらしいシャクナゲ街道

11/19 8:35

「西仙波」
山頂まではまだまだですが好天で苦になりません

11/19 8:42

空気は凛として冷たい

11/19 8:42

11/19 8:43

11/19 8:43

11/19 8:45

甲武信ヶ岳方面

11/19 8:45

浅間山は雲の中

11/19 8:48

初めてご一緒いただいたMさん
歩調も合わせていただき、快調に歩くことができました
ありがとうございました

11/19 8:51

11/19 8:51

手前が巻いて来た「リンノ峰」

11/19 8:54

「東仙波」

11/19 8:55

11/19 8:55

11/19 8:56

奥秩父の山々

11/19 9:06

11/19 9:17

60年ほど前の伐採に使われたらしい鉄製のロープ

11/19 9:24

樹間よりの和名倉山

11/19 9:38

歩き始めて約4時間後、
「吹上の頭」よりの南アルプス！

11/19 10:08

「川又分岐」

11/19 10:09

11/19 10:15

カラマツ林

11/19 10:15

枝枝に雪の華咲く日も間近でしょう❆❆❆

11/19 10:18

足元の苔の上にはブローチみたいな松ぼっくり

11/19 10:22

「二瀬分岐」
前夜、将監小屋に宿泊された4人組の方たちと行き交う

11/19 10:41

5時間20分後、山頂到着！
ひっそりと山頂標識
ほとんど陽も差さず寒いので手袋付けたままで昼食し、早々に下山

11/19 11:58

所々に赤い石
地質に無知な私はMさんからいろいろと教えて頂きましたが・・・

11/19 12:36

（下山時撮影）この先が登山道です
往きに少しウロウロでした
ピンクテープ付けました

11/19 12:39

山名はわかりませんが素晴らしい山並みです

11/19 12:42

ほとんど写真を撮らないMさんもこの美しさはカメラに収めずにはいられなかったようです(^-^)

11/19 14:39

森に注がれる柔らかな午後の陽射し
何処までも歩けそうな気がしてきます

11/19 15:18

将監小屋方面との分岐まで戻る
しばらくの林道歩きです

11/19 15:19

落ち葉積まれた林道歩きは足に優しい

11/19 15:24

朝はヘッデンだけだったので水深の様子がわからなくて
ここで右足をドボン！
濡れた指先が冷たくて、痛くて(*_*;
ホッカイロを靴の中に貼って歩きました

11/19 15:40

10時間30分後、何とか明るいうちに下山できました
同じように山頂を目指した登山者は私たち以外は4名だけという静かな奥秩父を堪能できました

11/19 15:46

民宿「みはらし」の奥さんに駐車代金￥500支払う
温かなお茶、甘い柿等をご馳走戴き、楽しいお話を伺ってほっこり(^-^)
5月〜11月を一人で切り盛りされているそうです
明るく穏やかな80歳のこんな生き方って本当に素晴らしい！！！
「今夜は4人のお客さんが泊まりに来るよ。お風呂は温泉で済ませてから来てもらう。もう4人分のそばも打ってしまったよ」とにっこり。なんて可愛い笑顔♡

11/19 15:46

民宿みはらしさんの庭にて
見事なこの赤い実の名前は教えて頂いたのに忘れてしまいました(*_*;

＜追記＞　touryouさんから「ベニシタン」とご連絡頂きました
ありがとうございました

11/19 16:51

帰りの道中、鶏冠山から下山の青年二人が歩いていたので声かけて4km先の鶏冠山駐車場まで送る
私達も無事に下山できたので山の神様へのほんの恩返しのつもりでしたがとても喜んでくれてうれしかった♪
青年たちにどこへ行って来たのかと問われて「和名倉山」と答えると「あの遭難しやすい山ですか」と！
和名倉山は歩き甲斐ある良い山でした
汚名返上しなければ！！

立ち寄り湯は「大菩薩の湯」￥610

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Canon

感想

ken222

小心者の私は初めての山に登ろうというときはいつも緊張します。
ましてや「和名倉山」と検索すると「遭難」という文字が見え隠れしています。
けれどもせっかく経験豊富な同行者に恵まれたからには歩かないという選択はあり得ません。紛失してしまったコンパスも見つからずして買い求め地図も用意しました。
そしてなんといっても最大の武器は同行者の存在です(^-^)
或るボランティア活動を通じて知り合い、今回初めて一緒に歩いていただいたのですが彼は某山岳会を立ち上げ、6年間も会長として仲間のお世話をされた方でした。現在は気ままに歩かれているようですが、お声かけ頂き案ずるよりも産むがやすしのごとく無事に下山できました。
ロングコースは覚悟の上でしたし、好天にも恵まれて、学ぶことの多い充実の一日を過ごせたことに心から感謝いたします。
有難うございました。
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＜反省！！＞
最近はトレランシューズで歩いています。今回も少しくらいの積雪ならば靴の上からビニール袋を巻けば良いと考えてトレランシューズでした。
まさか林道でドボンするなどとは想ってもみませんでしたから。
今回はホッカイロで何とかしのげましたがこれからは必ず替えの靴下持参しなければ！
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＜しみじみと(*^^*)＞
「民宿みはらし」のお風呂は薪で沸かすそうです。水は山からの豊富な湧き水で水道代はかからないそうです。
まるで私のこどものころの生活です。井戸水をバケツで汲み上げて裏山で枯れた松葉を集めて（ごを攪いて）父が用意した薪で風呂を沸かすのは私の仕事でした。懐かしい生活がそこには残されていました・・・。
民宿の奥さんとの会話の時間が今回の山旅で最も心に染入るひとときだったと時間の経過とともに思い出されます。奥さんの笑顔が少しだけ亡母に似ていたせいでしょうか・・・。