向山~イハイガ岳〜雨乞岳:鳴野橋から周遊



- GPS
- 08:57
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,237m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:54
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
取付き〜イハイガ岳 イハイガ岳の北尾根は藪山のバリエーションルートなので、読図力が必要です。 取付きからの植林帯の中はかなり荒れていて、倒木がそこかしこに有ります。 倒木帯を抜けると中電巡視路により尾根に出る事ができます。 それ以降は薄い踏み跡を探しつつ、たまに標布テープを見かける程度でした。 向山は senjiyuさんが「迷いの森」と仰っていた通り、ルートロスをしやすい地形と状況ですので、あちこちに踏み跡があり、皆さんもここでかなり迷っていると思いました。地図と磁石は必需品で、判断力も試されます。 イハイガ岳手前の北の崩壊地までは道は無く、標布も見当たらず、自分で藪漕ぎをしながら進みます。 イハイガ岳手前の北の崩壊地はザレ場のトラバースがメインとなり、先人の踏み跡を見つけてそれを辿るのが無難です。危険度は今回の山行中一番であり、一番嫌らしい箇所でもあります。ダイレクトルートはどこのだれだか分からないが使ったみたいだが、良い子は真似しない様にしてください。岩が脆そうで、常にパラパラと小石が落ちて来ていました。 イハイガ岳〜大峠 標布テープが良く目につくが、急斜面を下る事になり慎重さが必要です。 ルートは踏み跡程度でした。 大峠〜杉峠 大峠の出だしも急斜面の登降となり喘ぎながら登りました。 それを乘り切れば、後はそれ程の急斜面は雨乞岳から杉峠の下り以外在りませんでした。 進路が東向きになってからの尾根は見通しが効き、楽しく尾根を歩けました。特に清水頭への登りと南雨乞岳手前までの稜線は非常に楽しく歩くことが出来ます。 南雨乞岳から雨乞岳までの笹原は背丈以上の箇所もあり潜ってルートを探したりしました。 杉峠〜林道入口 千種街道は15分から20分毎に史跡が在り、時間を忘れて歩くことが出来ました。 |
写真
感想
今回は以前より何時かは行きたいと気に留めていた、イハイガ岳から雨乞岳の稜線を歩く事にしました。
以前よりどの様なルートで稜線に上がるか模索していると、イハイガ岳の北尾根が目につき少し歯ごたえのあるルートと思い計画を立て、いつ決行しようかと温めていました。
後は決行するだけですが、元々今回は台高の薊岳に冬の偵察方々遊びに行こうかと予定していましたが、この土日は高気圧に覆われて快晴となる予報を聞いて、急遽決行することにしました。
取付きからの植林帯は倒木でかなり荒れていて越えたり巻いたりと大変で、その対応に気を取られルートロスをしてしまいました。反省。
それ以降は中電巡視路の看板を追いかけて尾根に上がるだけで非常に楽でありました。しかし、それも2度目に植林帯を抜けると状況は一変しました。
踏み跡は薄く、標布も気まぐれに表れるくらいで、藪漕ぎをしながら尾根上にルートを取るように考え、進まないといけませんでした。
久々の藪漕ぎでそれはそれで楽しかったが、向山からは状況が変わってしまいました。
向山の頂上の地形が平坦で特徴が無く藪山であり、その藪が曲者でして、進路を塞ぎ、視通を遮り、地形を隠し、ルートを迷わします。
出だしからルートロスをして右往左往しながら地図で確認して進むが、進路をヤブに塞がれて、またルートロスの繰り返しをしまた。反省。
冷静にもう一度、地図を確認していると、ぬた場を見かけた事を思い出して、その時の風景と地図上の進行方向の地形が同じであると気づき、ぬた場まで戻ることにしまた。
ぬた場から正しいルートを見つけ尾根を降る事が出来ました。
本来なら向山からは東に進んだ後、直角に進路を南に向けて進まないといけないが、南へそのまま尾根芯を進むと、尾根が微妙に東に向いていき正しいルートを外れてしまいます。歩いているとイハイガ岳に向かうはずが、左側に見えるのはおかしいと気づき地図と磁石で確認すると枝尾根に入るのを通り過ぎていました。ルートを修正して無事に北の崩壊地に辿り着けました。
北の崩壊地はかなりの崩落を起こしているザレ場を緊張しながらトラバースして、やっとの思いで安全である樹林帯まで辿り着き一安心しました。
イハイガ岳からは北尾根よりは標布も多く、北尾根よりは踏み跡もしっかりして楽チンに歩くことが出来ました。
圧巻は清水頭の前後の稜線は今回の山行のハイライトとも言える所でした。
雨乞岳が段々と近づき、右手に見える鎌ヶ岳が大きくなって往く様は最高でした。
今回の山行は、読図について考えさせられる所が多く、また、緊張と緩和も少し改めないといけないなと感じた山行でもありました。
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