天狗岳 〜バースデーテント泊で今シーズンの雪山初め〜

2017年12月09日(土) 〜 2017年12月10日(日)

• GPS: 29:34
• 距離: 13.4km
• 登り: 946m
• 下り: 924m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 2:11
• 合計: 7:14

7:52 天狗岳登山口駐車場
7:56 7:57 唐沢鉱泉
9:28 9:35 渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐
10:27 12:04 黒百合ヒュッテ
12:19 12:21 中山峠
13:18 13:25 天狗岳分岐
13:29 13:34 天狗の鼻
13:37 13:43 東天狗岳
13:47 13:47 天狗の鼻
13:59 13:59 天狗岳分岐
14:46 14:46 天狗の奥庭
15:00 15:06 黒百合ヒュッテ
15:06 中山峠

2日目

• 山行: 2:27
• 休憩: 0:39
• 合計: 3:06

10:20 中山峠
10:24 10:24 見晴らし台
10:31 10:34 中山分岐
10:46 10:46 中山
10:51 10:57 中山展望台
11:02 11:03 中山
11:22 11:22 中山分岐
11:29 11:29 見晴らし台
11:31 11:32 中山峠
11:37 12:03 黒百合ヒュッテ
12:27 12:29 渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐
13:25 13:25 唐沢鉱泉
13:26 ゴール地点

天候

1日目：晴れ後曇
2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

唐沢鉱泉の無料駐車場を利用。スタッドレスタイヤは必須で4WDだとなお安心です。
唐沢鉱泉が営業している年始まではアクセスもそれほど問題にはならないと思われます。トイレは3基ありますが、冬季用は仮設の1基のみで無料。
朝6時30分到着時点では先客10台程度で駐車場確保に問題ありませんでした。
ただし、下山時は路駐も結構ありました。

コース状況／危険箇所等

金曜日に積雪があり、全体的に12月初旬としては例年以上の雪だった模様です。
積雪量は多めですが、稜線まではトレース明瞭で迷うことはなく、雪山に慣れていない方でも十分楽しめるレベルだと思います。ただし、稜線での強風と視界不良には十分注意が必要です。風速計の電池切れで測定できませんでしたが、土曜日は稜線で平均風速15m/s以上、瞬間最高20m/s程度に感じました。油断すると体を持っていかれるレベルです。トレースも強風で消えてしまうところも多々あり、ある程度の経験がないと危険です。

その他周辺情報

温泉は唐沢鉱泉が利用できます。

写真

12/9 7:57

登山口で八ヶ岳ブルーがお出迎えです。

12/9 8:00

唐沢鉱泉登山口。
この時期はラッセル不要です。

12/9 8:00

唐沢鉱泉。機会あれば宿泊してみたいですね。

12/9 8:31

積雪は想定以上でした。
でも歩き易い感じです。

12/9 9:13

これは期待できるかな。

12/9 9:33

渋の湯ルートとの合流地点。
ここまでキツイ登りはありませんが、今日はペースがイマイチ上がりません。

12/9 10:18

調子はイマイチでも青空にご機嫌です。

12/9 10:32

黒百合ヒュッテに到着。冬だけなら4度目かな。
通算だと、もう数えきれないほど来ているので何度目か忘れました。

12/9 10:32

青空も見えてますね。
山頂もこの調子で頼みますよ。

12/9 10:47

何度も来ているヒュッテも、テント泊は初めて。
しかも雪山でのテントになりました。
小屋近くのここに張ります。

12/9 12:14

お気に入りのG-LIGHTXは前室がないため、今回は外張を試してみました。靴を置いておけるのか良いですね。

12/9 12:42

東側の空。
雲多めですが山はくっきりと見えてます。

12/9 12:42

天狗はというと・・・
ヤバい感じ(;^_^A
途中下山してくる方から稜線は突風ですよとのアドバイス。

12/9 13:44

強風＆景色イマイチで途中の写真撮影する間もなく、東天狗岳の山頂です。雪山での天狗は3度目ですが今回が一番キツかった。

12/9 13:44

もはや西天狗へ向かう気力はありませんでした。
展望が良ければ違ったかも知れませんけどね。

12/9 13:44

ん〜、惜しい！
もう少しで北アルプスが見えそうなんですが・・・

12/9 13:45

この時間、山頂には誰も居ませんでした。
下山時に誰ともすれ違わなかったため、本日の登頂も最後だったみたいです。
一応記念写真。

12/9 13:48

分厚い雲。どっか行ってくれ〜

12/9 13:48

下山すると蓼科山が見え始める。

12/9 13:58

乗鞍岳と焼岳も♪

12/9 13:58

蓼科山の後ろにうっすら北アルプス。

12/9 13:59

雲が厚くてどの山域か特定できません。

12/9 14:00

今頃になって青空も。

12/9 14:00

中々良い感じになってきました。

12/9 14:03

瑞牆、金峰方面。
どれがどれなのか？

12/9 14:03

下山は別ルート。
天狗の奥庭方面は積雪期は初めてです。

12/9 14:24

天狗の奥庭。
上って書いてあるけど下は奥庭だけ？

12/9 14:47

天狗の奥庭。
岩が露出していて、雪がないところも多く、アイゼン装備だと歩き難い。

12/9 15:01

黒百合ヒュッテが見えてきた。

12/9 15:02

御嶽山かな？

12/9 15:05

ヒュッテに戻って見上げると青空だけ。
なぜ？？？

12/9 17:06

夕飯はキムチ鍋。
テントに戻ってから体調不良で休んでいたので、すっかり暗くなってしまった。

12/10 7:47

翌朝。誕生日でございます♪
朝からチャーハンですが、とても美味しかった(^^♪
体調もバッチリ回復して元気一杯です。寒いけど(笑)

12/10 10:17

早朝4時は氷点下11℃、現在は3℃です。
風も昨日ほどではなく、天狗アタックは本日の方が良かったみたい(;^_^A

12/10 10:17

でも今日は中山展望台って決めてました。
テントに荷物をデポしても良かったんですが、敢えて撤収して向かいました。

12/10 10:29

ぴーかんですな。
これ見るとちょっと後悔かも。

12/10 10:36

白駒池方面への分岐。

12/10 10:53

中山展望台。
絶景を独占です。

12/10 10:54

まずは浅間山。
最近は噴煙が見えませんね。

12/10 10:54

蓼科の奥に五竜、鹿島槍。

12/10 10:55

そして御嶽山。

12/10 10:55

乗鞍(^^♪

12/10 10:56

奥穂、大キレット、槍ヶ岳も丸見えでした(^^♪

12/10 10:56

最後に中央アルプス。

12/10 10:59

最高の誕生日プレゼントをもらいました。

12/10 11:03

八ヶ岳ブルー♪

12/10 11:09

再び浅間山方面。
ぴーかんですね。

12/10 11:31

双耳峰の天狗岳。
昨日の強風がウソのようです。

12/10 11:36

中山峠。
ここは展望なし。

12/10 11:41

黒百合ヒュッテに戻り、コーヒーブレイクです。

12/10 12:03

外気温も13℃まで上昇していました。
雪山ハイクを十分楽しんだので下山します。

12/10 12:33

唐沢鉱泉への分岐。

12/10 13:25

もっふもふです。

12/10 13:26

あと少し。

12/10 13:30

無事戻ってきました。

12/10 13:30

この時間は路駐も結構ありました。

12/10 13:31

トイレは奥の仮設一基だけ利用可能でした。

撮影機器：

IXY DIGITAL 920 IS CANON

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 調味料 飲料 ガスカートリッジ コッヘル ライター ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 長袖インナー アウター手袋 予備手袋 バラクラバ 毛帽子 アイゼン ピッケル 水筒（保温性） チェーンスパイク ゴーグル

備考

テントで快適に寝ることができたが、足が若干冷えたため次回は対策したい。

感想

tomochiaki

今シーズンの雪山初めに選んだ山は雪山を初めてから毎年登っている天狗岳。今シーズンは雪山テント泊を多めに計画していくつもりなので、初っ端は難易度が低い黒百合ヒュッテでのテント泊にしました。
金曜に降った雪が予想以上で、昨年厳冬期並みの積雪量に近かったと思いますが、トレースも明瞭で雪山歩きには最適の条件が整っていました。
ところが、初日は久しぶりの冬靴と雪山テント泊装備と体調不良？が重なり、おまけに稜線では強風に晒され、東天狗のみで西天狗は踏むことなくテント場に舞い戻ってきました。
黒百合ヒュッテの外気温度は早朝4時で氷点下11℃、朝10時で3℃、昼12時で13℃でしたが、テントでは比較的快適に過ごすことができました。夕飯後にバファリンを飲み、テントでぐっすり眠ると、翌日は完全復活。
誕生日に中山展望台を独占し、北アルプス、中央アルプス等、久しぶりの雪景色を楽しんできました。
テントでの防寒や荷物の必要性等、良い面も悪い面も体験でき、雪山スタートとしてはまずまずの成果で、今後も楽しみが増えた山行となりました。