記録ID: 133371
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無雪期ピークハント／縦走
大山・蒜山
伯耆大山(〜槍尾根〜キリン峠〜木谷下降〜健康の森
2011年09月12日(月) [日帰り]
saeki74
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,049m
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グリーンステージ発7:00-奥大山スキー場7:20-鍵掛峠8:10-三の沢8:45-槍尾根11:30-キリン峠12:00-核心部-草付まで13:30-木谷下降-健康の森14:30-駐車場所帰着15:10
| 天候 | 晴れ一時曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
�￣�大山スキー場手前の道路、橋崩壊。堰堤を渡るショートカット道でスキー場まで。 �∋阿梁�登り 前半歩き道完全崩壊、両側の木が根こそぎ。沢を歩く。後半右側の 歩き道近くまで崩壊。さらに崩れるかも。上から2番目の堰堤も左基部から登 る。槍ケ峰までは大きく変わらず。 �Ａ簇�根道標までは慎重に行けば良いが左は絶壁。 �づ賁鳴傘枡淑�面木谷方面の下降は困難。足掛かり少なく、途中崩壊も有り。 今回ザイル使用 �ヌ效�は上部から健康の森まで沢が出来た。1〜2m掘れているがなんとか降りれる。但し荒れているので歩行は大変。 |
写真
グリーンステージ前に駐車して歩く
崩壊道路のショートカット道は堰堤下の水路を渡る
崩壊道路のショートカット道は堰堤下の水路を渡る
今日は三の沢から槍尾根に登り、末端の道標までの予定(結局そこから手前の沢に下りた)
1時間ちょっとで鍵掛峠
当然車はゼロ
トイレは普通に使え水も出る
当然車はゼロ
トイレは普通に使え水も出る
このピークが槍尾根末端キリン峠
鳥越峠から右の尾根を登れてたのはいつ頃まででしょうか
鳥越峠から右の尾根を登れてたのはいつ頃まででしょうか
文殊越出会いのあたりで道路整備中のお兄さんが声を掛けて来た。「これから烏ケ山に行くの?文殊から鳥越峠通って良く行くよ。作業服に足袋姿にナタ鎌もってね。」今日は三の沢登るといったら「気をつけてね」と。写真はまだ橋新設工事中の環状道路出合いの三の沢
9/12 21:06
文殊越出会いのあたりで道路整備中のお兄さんが声を掛けて来た。「これから烏ケ山に行くの?文殊から鳥越峠通って良く行くよ。作業服に足袋姿にナタ鎌もってね。」今日は三の沢登るといったら「気をつけてね」と。
写真はまだ橋新設工事中の環状道路出合いの三の沢
写真はまだ橋新設工事中の環状道路出合いの三の沢
三の沢を登る
左側に工事用車両が登れるほどの道があったが両側がえぐられて木も倒れている
左側に工事用車両が登れるほどの道があったが両側がえぐられて木も倒れている
堰堤が2基建設中だったが土砂に埋もれた
この下に建機も埋まったとのこと
この下に建機も埋まったとのこと
堰堤を越えて広河原(仮称)に出る鏡ケ成から見る烏ケ山は「山陰のマッターホルン」と呼ばれている。ここは「山陰の涸沢」と呼んでほしい・・山小屋は無いけれど・・個人的思い
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9/12 21:06
堰堤を越えて広河原(仮称)に出る
鏡ケ成から見る烏ケ山は「山陰のマッターホルン」と呼ばれている。ここは「山陰の涸沢」と呼んでほしい・・山小屋は無いけれど・・個人的思い
鏡ケ成から見る烏ケ山は「山陰のマッターホルン」と呼ばれている。ここは「山陰の涸沢」と呼んでほしい・・山小屋は無いけれど・・個人的思い
ステンレス製、直径8インチはありそうな頑丈なもの避雷針がついており銅線で地中にアースしてあります。三の沢側に傾いています。方向案内板は無し
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9/12 21:08
ステンレス製、直径8インチはありそうな頑丈なもの
避雷針がついており銅線で地中にアースしてあります。三の沢側に傾いています。方向案内板は無し
避雷針がついており銅線で地中にアースしてあります。三の沢側に傾いています。方向案内板は無し
看板がついていたころのキリン峠道標(ネット上の写真を使わせて頂きました。すみません。キリン峠の場所は諸説ありますが本来は槍尾根のこの場所のようです。おかげでスッキリしました。キリン峠と表示してあります)
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看板がついていたころのキリン峠道標
(ネット上の写真を使わせて頂きました。すみません。キリン峠の場所は諸説ありますが本来は槍尾根のこの場所のようです。おかげでスッキリしました。キリン峠と表示してあります)
(ネット上の写真を使わせて頂きました。すみません。キリン峠の場所は諸説ありますが本来は槍尾根のこの場所のようです。おかげでスッキリしました。キリン峠と表示してあります)
水はもう無く石のみ
水は地下を通りスキー場上あたりになるとごうごうと流れている
水は地下を通りスキー場上あたりになるとごうごうと流れている
撮影機器：
感想
今日はザイル30M、エイトカン、シュリンゲ、カラビナ、簡易ハーネスを持って来た。状況次第で槍尾根〜キリン峠〜鳥越峠方面に降りるかも ということで。
足掛かりが不安なところでダブルロープで回収2ケ所、崩壊した尾根をあきらめ、木谷沢に降りるところで半分に切断してシングルで2ケ所(残置)でなんとか降りれた。三の沢、木谷の状況確認もしようと思っていたがやはり雨による浸食が思いのほかすごかった。ジャリのようにぼろぼろ崩れる崩壊期の伯耆大山は豪雨には弱い。郷土のシンボルなのでいつまでも同じ姿で聳えていてほしいと思います。
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Woodpecker310 さん
saeki74様こんにちは。
キリン峠の道標を兼ねた慰霊碑（槍尾根末端附近の鉄柱）附近が、現在（2014年）のところキリン峠という事に落ち着いているようですね（地理院web，紙地図2万5千共に）。
更新前は1405ｍピーク附近がキリン峠という事になっていたようですが、地理院的には1405ｍピークそのものがキリン峠ではなく、あくまでキリン峠附近の1405m標高点という解釈になるそうです。
一般的には、どうしても名称と標高点を同一地点と解釈しがちなので、1405mピークをキリン峠であると誤認識している人は多いようですし、あろうことか大山遭難防止協会等が発表している統一された大山の名称でさえも、この地点をキリン峠と認識していています。
そこで、お知らせしたい情報があります。
1405m附近（少しだけ鳥越峠側）にも看板の取れた鉄柱が有るのですが、こちらも以前はキリン峠と書かれていた訳です。
どうやら昔、集団の遭難死亡事故（上部鉄柱よりも下部であったらしい）があって、慰霊碑を兼ねた道標がキリン峠周辺というか事故現場界隈（上部・下部）に設置されたという事らしいのです。
地理院が1405ｍピーク附近に縦書きしていた名称を、上部の鉄柱附近に横書きで変更した経緯を伺ったところ、山岳協会関係者の以前の情報を確認されて、場所変更に至ったという事は確認できたのですが、証言自体が槍尾根末端附近のキリン峠道標（現在の鉄柱）のみに基づいた情報である可能性も否定出来ない訳です。
昔の大山寺交番は参道脇にあって、けっこう古そうな、木彫りに着色して作成したような、凄く詳しい大きな地図板があって、微小なピークや鞍部も詳しく表示されていました。
この地図板の所在が不明で、とても残念なんですが、それに示されたキリン峠の位置は1405mピークの西側近くの、わずかな鞍部になっていた？と記憶しています。
話は飛躍しますが、鍵掛峠界隈から大山を眺めてみたら、槍ヶ峰附近の岩峰群が角の生えた頭部、右側に長い首、1405mピーク辺りが短い背中のラインに見える、巨大なキリンの姿が浮かびあがります。
地名の由来は様々あれど、いにしえの人々はこういった事から名付けた可能性もある訳ですね。
国土地理院が2003年からweb地図に示した1692m標高点によって、誤った槍ヶ峰の情報が既成事実化の一途をたどった経緯は、私本人も見守っていたので、真偽を発言できるのですが、うんと昔から名付けられたキリン峠の元来の場所そのものが、今となっては確認困難ですので、以上書きました事意外は解りませんし、断言もできません。
この事からも、正しい地名の場所認識を、結果として惑わす、あらゆる事象が起きた場合、誤った既成事実にならない為にも、歴史的な意味合いでも、できるだけ早い段階で正しく訂正、発信、継承していく事が重要だと思われます。
tenkujin様
実はあの昔の写真の看板に書かれたキリン峠の文字を見てもそれ自体が間違いではなかったかと半信半疑でありました。下の鉄柱の看板にも書かれていたと聞いてやはりそんなこともあるのかと思いましたが以前と地形も人も情報も変わってきており言われるとおり名前が付けられた当時の由来まで遡らないとはっきりと断言出来る根拠はないということですね。
本来の峠の意味合いからすれば尾根を越えて向こう側に行くのに都合の良い通過点で鞍部、または肩になっていることが多いですがそう考えるとまた悩みは深まりそうです。
ただ地理院等地図が修正されたということなのでそちらに合わせることにしましょう。
たいへん興味深いお話をありがとうございました。
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