真の沢林道濃霧で撤退/単独 ナメラ沢〜西破風山〜破風山北尾根/昭和の古道Vol.2


- GPS
- 27:15
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,765m
- 下り
- 1,760m
コースタイム
7:15雁坂トンネル料金所P
8:30?ナメラ沢
11:15水枯れ地点11:45
13:45西破風山14:00
15:40撤退地点
16:20西破風山
18:00雁坂小屋
9/11
7:15雁坂小屋
7:35水晶山方面の稜線
7:50雁坂峠
10:30雁坂トンネル料金所P
天候 | 9/10 晴れのち曇り・ガス 9/11 曇り・一瞬晴れ・一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆雁坂トンネル料金所P〜踏切橋 舗装路ですがけっこうなダラダラ登りがあります ◆踏切橋〜ナメラ沢出会い 雁坂峠への山道約10分で「ナメラ沢へ」の道標あり、2〜3分踏み跡を降りた河原は峠沢です。峠沢を5分下るとナメラ沢に出会います。 ◆ナメラ沢出会い〜水枯れ地点 ノーザイルで快適に登れますよ♪ ◆水枯れ地点〜西破風山 水線より西側の青笹尾根に取り付きました。途中に不思議な巨岩地帯がありますがひたすら高い方へ登ります。この後の樹林帯では足場を踏み抜く箇所があるので注意しながら登ると西破風山頂上に到着♪ ◆西破風山〜破風山北尾根 破風山北尾根は現在通行禁止、自己責任が前提となります。 ルートを以下2点にしぼって歩きました。 1、尾根筋をほぼ忠実に下降する。 2、トレースを拾って下降する。 ・尾根筋はヤブ・倒木が多くて歩きづらく、時間が押しているの事もあり敬遠。 ・トレースは入り乱れて多数存在し枝道をたどると消滅してしまいます。 ・山頂から高度差100m位までの下降は足場を踏み抜く箇所が随所に有り要注意。 ◆西破風山〜雁坂小屋 整備された登山道で晴れていれば眺望良く、富士山を眺めて歩けます。大好きなコースです♪ ◆雁坂小屋〜雁坂峠〜雁坂トンネル料金所P 笹原・沢沿い・林間と飽きないですが、最後の30分は舗装路歩きとなります。 ルート図は推測が含まれています |
写真
感想
ナメラ沢を遡行して水涸れ地点から青笹尾根で西破風山へ。西破風山から破風山北尾根(通行禁止/自己責任)を下り、尾根途中から真の沢・木賊沢の出会いにどんぴしゃに下降して焚き火&岩魚付きのビバーク。翌日はのんびりと地形図上の真の沢林道(テンション高ければ前回の真の沢林道)を探索しながら甲武信小屋直下にて焚き火ビバークして、翌日に西沢渓谷に下山の2泊の予定をたてました。
国道140沿いの出会いの丘に前泊し、他に3名のパーティがテント泊。しばし会話の後12:00前に就寝、この後最悪の事態に(´ヘ`;)
深夜1:00過ぎに目が覚めます。20m隔てた場所に新たに4人ほど増え周囲に気兼ねすること無く大声で宴会中。中年の馬鹿女がとてつもない大声で盛り上がってきちゃいました。高齢の馬鹿男も同調。馬鹿パーティ、深夜の非常識な酒宴で周りに迷惑かけすぎ。我慢してティッシュで耳栓をかまします。ウトウトしてくる→馬鹿女の大声→馬鹿男の大声→ウトウトが覚める→以下繰り返しこの後寝れなくなる。馬鹿パーティさん、このレコ読んだら激しく反省しなさいよ。あんた達のおかげで過剰ストレス&完璧寝不足。
さて、過去最悪の朝を向かえて雁坂トンネル料金所Pに移動。あまりの寝不足でここから2時間の記憶がほとんどありません、人間は寝ながら歩けるようです(笑)
睡眠歩行でいつのまにか中の沢二股をすぎた最初のナメ到着、この辺でようやく目が覚めてきましたがあいわからず体が重くてペースはあがらずチンタラ進みます。途中で呆けてもぐらの赤ちゃんと遊び、水涸れ地点で水を2.5L補給し青笹尾根に取りつきます。最初は膝位の笹の草原です、やや傾斜がきつくなると倒木が多く歩きづらくなり不思議な巨岩帯からひと登りするとどんぴしゃで西破風山山頂!
寝不足状態(ほとんど寝むれませんでした)で高度差1100mを稜線まで詰めたこの時点でヘロヘロの「も〜ムリなんじゃね〜」状態。いつもと違って食欲もないので黒飴を噛み砕いて水で流し込み休憩すると少し回復したのでしばし思案。
・西破風山13:45着、すでに予定より2:00弱遅れている
・ヘロヘロな状態での尾根筋ルートのやぶこぎは体力的に無理だろう
・水残量2Lでは夜&朝ラーメン、飲酒等で消費し翌日行動分が足りず尾根上ビバークは避けたい
・明確なトレースを見つけられれば時間的に沢に到達可能ではないか
・時間が押してくると強引に沢に向かって下降する悪いクセがあるので注意
以上を踏まえて15:00に進退を決める事にして破風山歩道に突っ込みます。
高度100m下位でトレースが現れそれをたどって下るも枝道多数でその先すべて消滅。尾根筋は倒木とヤブで時間切れ必至。ガスが濃くなった15:00に撤退することに。帰路に偶然見つけた別トレースにまたまた浮気心で足を運び30mのヤブに突っ込んで抜け出た先にはしっかりした道径が続いていますが、進行方向全般にガスが出てきて下降予定の尾根の西の木賊沢側は濃霧。この先は無理と判断し15:40再度撤退、ヨレヨレの体でとりあえず破風山まで登り返して16:20着、この後を検討します。
笹平小屋泊まりで水場の往復に1:00かけて宿泊、翌日に破風山歩道はイメージが沸かず却下。
甲武信小屋は200m位の下り&登りがツライので却下。
雁坂小屋迄はさほど高低差が無くて小屋前に水場が有るのでビールだのウイスキーだの飲みまくる→決定(笑)
空は雲に覆われ薄暗くなった18:00に雁坂小屋に到着となりました。
この夜の酒はほろ苦かったのであります(=_=;)
モグラの赤ちゃん→天然記念物のヤマネでした!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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KURIRINさん・・・おはようございます!
はじめまして
最悪のお目覚めお疲れ様でした!
テン場では、それなりのマナ−をまもってもらいたいものですね
それより、写真のモグラの赤ちゃん?それは、もしかして、天然記念物のヤマネでは、無いかと思うんですが?
もし、ヤマネなら、チョ―・・ラッキ―ですね
貴重な出合い・・・羨ましいです。
眠りながら歩く芸当・・・きおつけて下さいね!
これからも・・良き山行を
はじめまして、長野県在住のまりねずみこと杉山昌典と申します。
突然のコメント書き込み問い合わせで申し訳ありません。
KURIRIN様の目撃されましたヤマネにつきまして、その詳細を知りたく不躾ながらコメント書き込みさせて頂きました。
私は職場でヤマネの生息調査を行っているのですが、全国のヤマネ発見事例を収集してヤマネの生息分布図を作製しております。
誠に勝手なお願いで申し訳ありませんが、撮影年月日等お教え頂ける範囲で構いませんので、その詳細を下記アドレスのブログ内メールフォームでご教示いただけましたなら幸いです。
http://yamane101010.blog62.fc2.com/
ヤマネ目撃情報掲示板でのご教示でもかまいません。
http://yamanesyasin.bbs.fc2.com/
どうぞよろしくお願いいたします。
奥さんとのレコをいつも楽しく読ませてもらっています!高尾山にムササビがいるとは驚きました!
いずれ見に行きたいリスト、に追加です(笑)
>写真のモグラの赤ちゃん?それは、もしかして、天然記念物のヤマネでは、無いかと思うんですが?
もし、ヤマネなら、チョ―・・ラッキ―ですね
貴重な出合い・・・羨ましいです
仕事から帰宅したら調べてみたいと思います。
すでにラッキーな気分でわくわくです!
ではでは!
ヤマネ目撃情報掲示板に簡単にですが書き込みしておきました。そっとしておいてあげたいので沢名だけの記入となりました。
突然の不躾なコメント書き込み問合せにもかかわらず、早速にご教示を真にありがとうございます。
KURIRIN様の目撃されましたヤマネは大きさからみて巣立ったばかりの亜成獣のように思えます。
夜行性で樹上を主に活動するヤマネが、意外にも地面で動き回っている事例が多く目撃されております。
山を歩いていた方が昼間に地面の上で目撃されてます。
http://bit.ly/j54vK1
渓流釣りをされる方がヤマネを割と見かけてます。
http://bit.ly/jbQ3IV
ヤマネが何故日中に地面に降りていたのかわかりませんが、目撃されているヤマネの多くは動作が俊敏とは言い難い状態のようです。
私の不勉強もありますが、ヤマネ目撃情報が中々十分に収集できない状況でしたので、今回ご教示頂きましたヤマネの情報は真にありがたく、またとても貴重なヤマネの生息確認地となりました。
この度は真にありがとうございました。
今後またヤマネの目撃情報がございましたならご一報頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
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