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Yamareco

記録ID: 1337660
全員に公開
ハイキング
中国

倉敷市 沙美?備南?アルプス東部 大展望の弁慶岩へ岩群迷走

2017年12月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:57
距離
12.7km
登り
532m
下り
540m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:51
休憩
0:53
合計
5:44
9:06
1
妙立寺光明霊園駐車場
9:07
9:07
13
黒崎公園
9:20
9:20
21
黒崎公園(2回目)
9:41
9:41
25
弁慶岩分岐
10:06
10:09
11
岩の三角トンネル
10:20
10:29
7
弁慶岩
10:36
10:36
1
弁慶岩分岐(2回目)
10:37
10:37
9
標高174.1m三角点
10:46
10:48
17
沙美峠
11:05
11:14
26
191m峰
11:40
11:40
2
明見宮分岐
11:42
11:42
3
竜王宮分岐
11:45
11:53
2
竜王山城跡
11:55
11:59
4
竜王宮
12:03
12:03
1
竜王宮分岐(2回目)
12:04
12:04
8
縦走路&鉄塔巡視路分岐
12:12
12:13
7
標高220m佐方竜王山取り付き点
12:20
12:21
9
佐方竜王山
12:30
12:30
2
縦走路&鉄塔巡視路分岐(2回目)
12:32
12:32
2
竜王宮分岐(3回目)
12:34
12:34
0
明見宮分岐(2回目)
12:34
12:39
19
明見宮
12:58
12:58
12
県道47号線
13:10
13:13
35
おやまのひら古墳
13:48
13:50
4
防波堤先端
13:54
13:59
22
沙美諏訪神社
14:21
14:22
28
番所山
14:50
妙立寺光明霊園駐車場
沙美(備南)アルプスで瀬戸内海の絶景を楽しむコース
歩行距離12.5km(道間違い&迷走がなければ12km)、歩行時間4時間50分(同4時間)、歩行数22,050歩
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
倉敷市「黒崎公園」が登山口となりますので、近くにある妙立寺光明霊園駐車場<写真01>に自動車を停めました。「沙美アルプス縦走路図」<写真13>には“墓地P”と表記されています。
コース状況/
危険箇所等
 全体的によく整備されており、弁慶岩<写真06〜10>への道以外はわかりやすいです。一部、ザラついた滑りやすい土道や崩れやすい土道がありますが、かなり滑りやすそうなところにはロープがあります。今回のコースの半分ほどは砂浜やアスファルト道です。

 妙立寺光明霊園駐車場<写真01>から弁慶岩<写真06〜10>への道の分岐までは、黒崎公園の脇にあるブドウ畑の間の道から土になります。竹林の中は落ち葉が積もった崩れやすい土道で、標高90m辺りの鉄塔手前はザラついた滑りやすい土です。鉄塔を過ぎると歩きやすくなります。備南アルプスの道標があり、道もきれいに整備されています。
 スタートしてすぐ、黒崎公園の脇にあるブドウ畑の間の道を1本間違えてしまいました。竹林の入口にある小さなフェンスを開けて細道を歩き、砂防ダム?のところでやっと気づいて引き返しました。正しい道は、公園のすぐ外側のフェンス沿いからブドウ棚の間の幅20cm程の細道で、竹林の入口にフェンスではなく赤いビニールテープがあります。
 
 弁慶岩<写真06〜10>への道は、踏み跡が複数あり、踏み跡を辿った方がかえって迷いやすいかもしれません。道の入口には「スグソコ」と書かれていますが、南東へ下る踏み跡はすぐにわかりにくくなります。南西に向かうはっきりしたほうには入らず、そのまま下ると途中からまた踏み跡が復活し、不意に弁慶岩の隣の岩<写真05>が見えてきます。復路はこの道を辿り、所要時間は7分でした。迷わず下れば5分程で弁慶岩まで行けるでしょう。
 弁慶岩<写真06〜10>への道の入口から少し南東に下った後、道が不明瞭になったため、南西に向かうはっきりした踏み跡に入ってしまいました。少しでも外れると足元が崩れ、落ち葉で滑りながら木の間を下りました。方向が違うので、すぐに踏み跡から外れて下りながら岩群を探しましたが、GPSを持った連れは、しばらく踏み跡を辿って西寄りに下ったようです。あまり下り過ぎると弁慶岩に登れそうにないことに気づき、やっと東に進路を変え、弁慶岩への道<写真03>でいったん合流してきました。なんと、道の入口からここまで15分もかかっていました。ここから北東に登り返し、岩の三角トンネル<写真04>の北側を巻いて岩群の上に登り岩伝いに歩くと7分程で弁慶岩に着きました。
 しかし、連れは岩の脇の踏み跡を辿って南東に少し下ってしまい、しばらく背丈より高い岩の側面沿いをうろうろしたそうです。そのまま南東に下れば弁慶岩<写真06〜10>ですが、岩の上には登れなかったかもしれません。これ以上下るなと弁慶岩の上から叫ぶと、やっと斜面を登り返してきましたが、岩の三角トンネル<写真04>で岩に登れず立往生、幅40cm程の隙間を見上げてしばし思案の後、くぐり抜けました。合流からさらに10分少々も経ったので心配して見に行くと、トンネルの脇に得意満面の連れがいました。
 そこからは私の誘導で復路のすぐ西に並行する岩群の上を歩きました。もたつきながら10分もかかってやっと弁慶岩<写真06〜10>に到着、道の入口から40分近く迷走することになりましたが、踏み跡を辿るよりも岩の隙間をくぐったり岩伝いに歩いたりするほうが安全且つ楽しかったそうです。GPSのログは連れの大冒険?の記録です。

 弁慶岩<写真06〜10>への道の入口から竜王宮<写真20>までは、一部、滑りやすいところがあります。
 弁慶岩<写真06〜10>への道の入口から2,3mで標高174.1m三角点<写真11>を通過します。ここから沙美峠<写真12>まではザラついた滑りやすい土の急下りですが、たまにロープがあります。
 沙美峠<写真12>から標高150m辺りまでは、最初は竹の落ち葉道、途中から崩れやすい土道で、下りは滑りやすそうです。そこからしばらくは歩きやすかったです。
 標高191m峰<写真15>を過ぎ標高120m辺りの鞍部で「縦走路」の道標に従って北上をやめ、地形図にはない西の踏み跡に入りました。標高130m辺りはザラついた滑りやすい土の幅15cm程の細道で、すぐ南側は斜面なので少し歩き難いです。小さな谷沿いを北北西に進むと、送電線辺りが湿地帯になっています。プラスチック製の板状の足場が多数転がしてあり、以前よりも歩きやすくなっていました。
 竜王宮<写真20>への道はザラついた滑りやすい土道ですが、下りも気を付ければ大丈夫です。

 佐方竜王山頂上<写真23>へは、分岐の道標にある縦走路ではなく鉄塔巡視路からアプローチする必要があります。沙美アルプス縦走路図<写真13>とは違うので要注意です。
 分岐でザラついた滑りやすい土の縦走路に入ってしまい、南南西に行き過ぎたので少し引き返し、東から登ることにしました。道らしきものはなく、1.5mのササをかき分けると、足元にテープが落ちていたのでヤブに突入しました。ササはすぐになくなり、木の間になんとなく踏み跡らしきものがありました。シダで足元が見えにくいところを抜けると赤いビニールテープがあり、少し右(北)寄りに2,3mで正規のルートに合流、復路は赤いビニールテープを追って細道を北北東に進み、鉄塔巡視路に入って東に進み縦走路に戻りました。復路のほうがはるかに歩きやすく楽でした。

 明見宮<写真24,25>から妙立寺光明霊園駐車場<写真01>までは、歩きやすい道が続きます。
 明見宮<写真24,25>から沙美海岸<写真30>方面へと下る道は、たまに石段がある落ち葉道で歩きやすいです。標高50m辺りは少し湿っていますが、多少の雨ではぬかるまないでしょう。民家が見えてくるとアスファルト道になります。
 おやまのひら古墳<写真26〜28>へは、コンクリート道を北西に上り、幅30cm程のあぜ道を東に進んで竹林に入りました。少し歩くとビニールなどの人工物があり、古墳の石室が見えてきます。引き返し、駐車場<写真01>までは砂浜やアスファルト道歩きです。 
その他周辺情報 新倉敷駅前の玉島バイパス沿い南側に、「天然美肌温泉 満点の湯」と同敷地内に、「旬菜創作ビュッフェ 露菴 新倉敷店」があります。
01妙立寺光明霊園駐車場
黒崎公園の北西にある深田下池の南向かいに妙立寺光明霊園の駐車場があります。霊園の入口付近に六地蔵が設置されていました。
1
01妙立寺光明霊園駐車場
黒崎公園の北西にある深田下池の南向かいに妙立寺光明霊園の駐車場があります。霊園の入口付近に六地蔵が設置されていました。
02ホンドタヌキのため糞
直径2cm、長さ5cm程の糞が50cm×30cm程のスペースにかたまっていました。タヌキは同じ場所で繰り返し糞をする習性があります。日本国内で、タヌキ大の動物がため糞をする習性は他にはないため、タヌキの存在を間接的に証明するものとなります。登山道のど真ん中で何アピール?
02ホンドタヌキのため糞
直径2cm、長さ5cm程の糞が50cm×30cm程のスペースにかたまっていました。タヌキは同じ場所で繰り返し糞をする習性があります。日本国内で、タヌキ大の動物がため糞をする習性は他にはないため、タヌキの存在を間接的に証明するものとなります。登山道のど真ん中で何アピール?
03弁慶岩への道
弁慶岩<写真06〜10>は174.1m三角点<写真11>から南南東方向にあるのですが、違う踏み跡に入ってしまいました。近くに岩群が見えてきたら、弁慶岩に近づいている証となります。
03弁慶岩への道
弁慶岩<写真06〜10>は174.1m三角点<写真11>から南南東方向にあるのですが、違う踏み跡に入ってしまいました。近くに岩群が見えてきたら、弁慶岩に近づいている証となります。
04岩の三角トンネルを
    抜けるとそこは…
いよいよ弁慶岩<写真06〜10>が近づいてくると、三角形の岩の隙間がありました。迷走ゆえに見つけられたスポットです。動画を撮った後、自分はこの岩を巻いて登りましたが、連れは幅40cm程のこのトンネルをくぐり抜けました。
04岩の三角トンネルを
    抜けるとそこは…
いよいよ弁慶岩<写真06〜10>が近づいてくると、三角形の岩の隙間がありました。迷走ゆえに見つけられたスポットです。動画を撮った後、自分はこの岩を巻いて登りましたが、連れは幅40cm程のこのトンネルをくぐり抜けました。
05弁慶岩の隣の岩
岩伝いに歩いていると、不意に目の前に大きな岩が現れました。弁慶岩の隣にある岩です。牛若丸岩か?想像が膨らむ楽しいゾーンです。復路はこの脇から踏み跡を辿ると、岩群を見ることなくあっけなく縦走路に戻れました。
05弁慶岩の隣の岩
岩伝いに歩いていると、不意に目の前に大きな岩が現れました。弁慶岩の隣にある岩です。牛若丸岩か?想像が膨らむ楽しいゾーンです。復路はこの脇から踏み跡を辿ると、岩群を見ることなくあっけなく縦走路に戻れました。
06弁慶岩
当初の読図では弁慶岩の位置を標高120m地点と考えていましたが、標高140m地点まで下りてきた所にありました。この向こうの景色が早く見たい(*^^*)
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06弁慶岩
当初の読図では弁慶岩の位置を標高120m地点と考えていましたが、標高140m地点まで下りてきた所にありました。この向こうの景色が早く見たい(*^^*)
07弁慶岩越しに沙美漁港
はやる気持ちを抑えて、まずは弁慶岩の横から瀬戸内海方面を望みました。さらに高まる期待。いよいよ弁慶岩の頂上に登ります。頂上からのすばらしい景観は動画で紹介しています。
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07弁慶岩越しに沙美漁港
はやる気持ちを抑えて、まずは弁慶岩の横から瀬戸内海方面を望みました。さらに高まる期待。いよいよ弁慶岩の頂上に登ります。頂上からのすばらしい景観は動画で紹介しています。
08弁慶の足跡⁉
弁慶岩の頂上に立つと、まるで人の足跡のような穴が開いていました。勝手に“弁慶の足跡”と呼ばせてもらいました。
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08弁慶の足跡⁉
弁慶岩の頂上に立つと、まるで人の足跡のような穴が開いていました。勝手に“弁慶の足跡”と呼ばせてもらいました。
09弁慶岩下部を見下ろして
弁慶岩の頂上から見下ろすと、まるで“弁慶のお手玉石(姫路市書写山円教寺境内)”のような巨岩がいくつか見えました。
09弁慶岩下部を見下ろして
弁慶岩の頂上から見下ろすと、まるで“弁慶のお手玉石(姫路市書写山円教寺境内)”のような巨岩がいくつか見えました。
10弁慶岩一段下より
    水島臨海工業地帯
弁慶岩はどこから見ても迫力があり、それに伴い、景色も壮大なスケールに映ります。弁慶岩の幅2cm程の段差につま先をかけて登ると、頂上に立てるのですが、連れは足を上げる勇気がなく、ここまでで我慢しました。
10弁慶岩一段下より
    水島臨海工業地帯
弁慶岩はどこから見ても迫力があり、それに伴い、景色も壮大なスケールに映ります。弁慶岩の幅2cm程の段差につま先をかけて登ると、頂上に立てるのですが、連れは足を上げる勇気がなく、ここまでで我慢しました。
11標高174.1m三角点
        点名:沙美
弁慶岩の北にある三角点です。沙美海岸の防波堤から見ると<写真35>のように山頂に見えるのですが、実際に歩いていると展望は効かず、単なる通過点のように思えます。「備南アルプス縦走路 沙美174ピーク」と表記されていました。“沙美”と“備南”の名称が混在しています。
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11標高174.1m三角点
        点名:沙美
弁慶岩の北にある三角点です。沙美海岸の防波堤から見ると<写真35>のように山頂に見えるのですが、実際に歩いていると展望は効かず、単なる通過点のように思えます。「備南アルプス縦走路 沙美174ピーク」と表記されていました。“沙美”と“備南”の名称が混在しています。
12沙美峠
竹林に囲まれた変則五叉路の峠です。きれいな竹林を動画に撮りました。前回は南に進み、沙美海岸<写真30>に出ましたが、今回は西に進み、佐方(さかた)竜王山<写真23>を訪れることにしました。
12沙美峠
竹林に囲まれた変則五叉路の峠です。きれいな竹林を動画に撮りました。前回は南に進み、沙美海岸<写真30>に出ましたが、今回は西に進み、佐方(さかた)竜王山<写真23>を訪れることにしました。
13沙美アルプス縦走路図
沙美アルプス縦走路図が掲示されていました。“沙美”なので、浅口市寄島町側の山がほとんどカットされています。動画にて辿ったコースを表示しました。
13沙美アルプス縦走路図
沙美アルプス縦走路図が掲示されていました。“沙美”なので、浅口市寄島町側の山がほとんどカットされています。動画にて辿ったコースを表示しました。
14標高191m峰より
  174.1m峰&沙美海岸
送電線と交差する191m峰より、辿ってきたルートを振り返ると、174.1m峰<写真11>や沙美海岸(漁港)や水島臨海工業地帯等を望むことができました。
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14標高191m峰より
  174.1m峰&沙美海岸
送電線と交差する191m峰より、辿ってきたルートを振り返ると、174.1m峰<写真11>や沙美海岸(漁港)や水島臨海工業地帯等を望むことができました。
15標高191m峰より寄島方面
191m峰より南西方面を望むと、手前には浅口市(寄島町)と倉敷市(玉島町)の境界尾根、その向こう右にきれいに尖った青佐(おおさ)山、中央に寄島、さらにその奥に笠岡諸島が見えました。
15標高191m峰より寄島方面
191m峰より南西方面を望むと、手前には浅口市(寄島町)と倉敷市(玉島町)の境界尾根、その向こう右にきれいに尖った青佐(おおさ)山、中央に寄島、さらにその奥に笠岡諸島が見えました。
16竜王山城一の丸跡
佐方(さかた)竜王山の北東にある山城跡です。北は傾斜がきつく攻めにくく、南はアプローチが深く視界が広がっているので、まさに山城に適したロケーションです。室町時代のものだそうですが、詳しいことはわかっていません。
16竜王山城一の丸跡
佐方(さかた)竜王山の北東にある山城跡です。北は傾斜がきつく攻めにくく、南はアプローチが深く視界が広がっているので、まさに山城に適したロケーションです。室町時代のものだそうですが、詳しいことはわかっていません。
17一の丸跡より南東方面
水島臨海工業地帯&濃地諸島
一の丸跡より南東方面を望むと、今まで辿ってきた尾根越しに水島灘と濃地諸島、左(北)側に水島臨海工業地帯が見えました。
17一の丸跡より南東方面
水島臨海工業地帯&濃地諸島
一の丸跡より南東方面を望むと、今まで辿ってきた尾根越しに水島灘と濃地諸島、左(北)側に水島臨海工業地帯が見えました。
18一の丸跡より遥照山
一の丸跡より北方面を望むと、遥照山(ようしょうざん)がはっきりと見えました。頂上付近の遙照山ホテル(旧かんぽの宿)の廃屋が時代の流れを感じさせます。
18一の丸跡より遥照山
一の丸跡より北方面を望むと、遥照山(ようしょうざん)がはっきりと見えました。頂上付近の遙照山ホテル(旧かんぽの宿)の廃屋が時代の流れを感じさせます。
19一の丸跡より北西方面
一の丸跡より北西方面を望むと、浅口市鴨方(かもがた)町の町並みや山城跡のある泉山などが見えました。
19一の丸跡より北西方面
一の丸跡より北西方面を望むと、浅口市鴨方(かもがた)町の町並みや山城跡のある泉山などが見えました。
20竜王宮
アプローチした方向からは、大きなホームベース状の石碑の文字が見えません。逆方向から見ると、「龍王宮」と表記されていました。竜神様をお祀りしてあるそうです。
20竜王宮
アプローチした方向からは、大きなホームベース状の石碑の文字が見えません。逆方向から見ると、「龍王宮」と表記されていました。竜神様をお祀りしてあるそうです。
21竜王宮より
   竹林寺山から遥照山
竜王宮より北北西方面には竹林寺山、北方面には遥照山(ようしょうざん)が見えました。
21竜王宮より
   竹林寺山から遥照山
竜王宮より北北西方面には竹林寺山、北方面には遥照山(ようしょうざん)が見えました。
22竜王宮より国立天文台
    岡山天体物理観測所
竹林寺山をズームすると、岡山天体物理観測所が見えました。国内最大級(設置当初は東洋一)の口径を持つ光学赤外望遠鏡が設置されています。
22竜王宮より国立天文台
    岡山天体物理観測所
竹林寺山をズームすると、岡山天体物理観測所が見えました。国内最大級(設置当初は東洋一)の口径を持つ光学赤外望遠鏡が設置されています。
23佐方竜王山頂上三角点
標高231mの佐方(さかた)竜王山頂上三角点です。寄島竜王山に比べると、ワイルドで展望も効きません。しかも、縦走路から外れており、訪れる人は少なそうです。行きは東からアプローチしましたが、途中からヤブコギ気味になりました。戻る時は北東へ進み、竜王宮との分岐まで出てきました。
23佐方竜王山頂上三角点
標高231mの佐方(さかた)竜王山頂上三角点です。寄島竜王山に比べると、ワイルドで展望も効きません。しかも、縦走路から外れており、訪れる人は少なそうです。行きは東からアプローチしましたが、途中からヤブコギ気味になりました。戻る時は北東へ進み、竜王宮との分岐まで出てきました。
24明見宮内部御神体
拝殿らしき社屋の中を覗くと、巨岩を囲ったようになっていました。ご神体でしょうか。
24明見宮内部御神体
拝殿らしき社屋の中を覗くと、巨岩を囲ったようになっていました。ご神体でしょうか。
25明見宮拝殿&題目石
おそらく、元々は妙見宮といい、北極星を神格化した妙見菩薩を祀った神社だったのでしょう。拝殿前には題目石が設置されていました。日蓮宗では妙見菩薩が祀られることが多いので、題目石があっても不思議ではありません。
25明見宮拝殿&題目石
おそらく、元々は妙見宮といい、北極星を神格化した妙見菩薩を祀った神社だったのでしょう。拝殿前には題目石が設置されていました。日蓮宗では妙見菩薩が祀られることが多いので、題目石があっても不思議ではありません。
26おやまのひら古墳
       石室むき出し
沙美海水浴場の西の端から少し北西に登った竹林の中に「おやまのひら古墳」がありました。墳丘が完全になくなり、石室が露出しています。
26おやまのひら古墳
       石室むき出し
沙美海水浴場の西の端から少し北西に登った竹林の中に「おやまのひら古墳」がありました。墳丘が完全になくなり、石室が露出しています。
27おやまのひら古墳
        石室開口部
「おやまのひら古墳」の石室開口部です。中に入れそうです。
27おやまのひら古墳
        石室開口部
「おやまのひら古墳」の石室開口部です。中に入れそうです。
28おやまのひら古墳
        石室内部
石室内の奥行きは6mもありますが、高さは1.3mしかないので、小柄な連れも少し腰をかがめています。所々に隙間があるので、懐中電灯なしでも足元がよく見えます。
28おやまのひら古墳
        石室内部
石室内の奥行きは6mもありますが、高さは1.3mしかないので、小柄な連れも少し腰をかがめています。所々に隙間があるので、懐中電灯なしでも足元がよく見えます。
29沙美海岸
    カナリーヤシの実
一般的にはフェニックスと呼ばれているカナリーヤシはアフリカ西海岸のカナリヤ諸島原産です。寒さには弱いはずですが、たくさんの実がなっていました。
29沙美海岸
    カナリーヤシの実
一般的にはフェニックスと呼ばれているカナリーヤシはアフリカ西海岸のカナリヤ諸島原産です。寒さには弱いはずですが、たくさんの実がなっていました。
30沙美の浜越しに塩飽諸島
日本の海水浴場はここ沙美(さみ)の浜から始まりました。きれいな砂浜、瀬戸内海、塩飽(しわく)諸島のコントラストが美しいです。健康のためにつくられた日本最古の海水浴場誕生に貢献された村長を称える石碑が番所山<写真44>の麓にあります。
30沙美の浜越しに塩飽諸島
日本の海水浴場はここ沙美(さみ)の浜から始まりました。きれいな砂浜、瀬戸内海、塩飽(しわく)諸島のコントラストが美しいです。健康のためにつくられた日本最古の海水浴場誕生に貢献された村長を称える石碑が番所山<写真44>の麓にあります。
31沙美海岸カワウ飛翔
沙美海岸上空を鵜(ウ)が舞っていました。岡山県内では河口付近でもカワウしか見たことがありません。頭部から首にかけての白い羽毛の広がり具合からすると、これもおそらくカワウでしょう。飛んでいるシーンを動画に撮りました。
31沙美海岸カワウ飛翔
沙美海岸上空を鵜(ウ)が舞っていました。岡山県内では河口付近でもカワウしか見たことがありません。頭部から首にかけての白い羽毛の広がり具合からすると、これもおそらくカワウでしょう。飛んでいるシーンを動画に撮りました。
32沙美海岸スズガモの群れ
沙美海岸付近をのどかに泳ぐスズガモの群れを観察しました。遠目にはキンクロハジロに似ていますが、オスには寝ぐせ頭のような冠毛がなく、メスのくちばしの付け根周辺には白い毛が生えて丸い模様になっています。ここには写っていませんが、数少ないホシハジロと共に昼食タイムのようでした。その様子を動画に撮りました。
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32沙美海岸スズガモの群れ
沙美海岸付近をのどかに泳ぐスズガモの群れを観察しました。遠目にはキンクロハジロに似ていますが、オスには寝ぐせ頭のような冠毛がなく、メスのくちばしの付け根周辺には白い毛が生えて丸い模様になっています。ここには写っていませんが、数少ないホシハジロと共に昼食タイムのようでした。その様子を動画に撮りました。
33沙美海岸より弁慶岩
沙美海岸より、弁慶岩<写真06〜10>が見えました。海岸から見たこのロケーション…絶景が広がるのもうなずけます。
33沙美海岸より弁慶岩
沙美海岸より、弁慶岩<写真06〜10>が見えました。海岸から見たこのロケーション…絶景が広がるのもうなずけます。
34日本の渚百選沙美海岸
沙美海岸は平成8年に「日本の渚百選」にも選出されています。岡山県では他に玉野市の渋川(しぶかわ)海岸が選ばれています。
34日本の渚百選沙美海岸
沙美海岸は平成8年に「日本の渚百選」にも選出されています。岡山県では他に玉野市の渋川(しぶかわ)海岸が選ばれています。
35防波堤より191m峰から
     174.1m三角点峰
防波堤の先端まで行くと、瀬戸内海から沙美海岸越しに、これまで辿ってきた沙美(備南)アルプスの山々が見えました。これぞ沙美(備南)アルプスの魅力的なシーンです。動画も撮りました。
35防波堤より191m峰から
     174.1m三角点峰
防波堤の先端まで行くと、瀬戸内海から沙美海岸越しに、これまで辿ってきた沙美(備南)アルプスの山々が見えました。これぞ沙美(備南)アルプスの魅力的なシーンです。動画も撮りました。
36防波堤より青佐山から
 寄島竜王山&佐方竜王山
防波堤の先端から右に佐方(さかた)竜王山<写真23>、その奥左に寄島竜王山のW竜王山が見えました。沙美アルプスVS備南アルプスの一端を垣間見ることができました。
36防波堤より青佐山から
 寄島竜王山&佐方竜王山
防波堤の先端から右に佐方(さかた)竜王山<写真23>、その奥左に寄島竜王山のW竜王山が見えました。沙美アルプスVS備南アルプスの一端を垣間見ることができました。
37防波堤より沙美諏訪神社
         南の岩場
防波堤の近くに沙美諏訪神社<写真39>の南の岩場が間近に見えます。存在感のある岩です。
37防波堤より沙美諏訪神社
         南の岩場
防波堤の近くに沙美諏訪神社<写真39>の南の岩場が間近に見えます。存在感のある岩です。
38沙美諏訪神社狛犬
        &石灯籠
手前の玉取りの狛犬の背後にもっと小さな狛犬が見えます。よほど古いのか、近づいてよく見ると、かなり風化が進んでのっぺらぼうでした。
38沙美諏訪神社狛犬
        &石灯籠
手前の玉取りの狛犬の背後にもっと小さな狛犬が見えます。よほど古いのか、近づいてよく見ると、かなり風化が進んでのっぺらぼうでした。
39沙美諏訪神社拝殿
諏訪大社の御祭神である建御名方命(たけみなかたのみこと)の他、経津主命(ふつぬしのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)をお祀りしています。
39沙美諏訪神社拝殿
諏訪大社の御祭神である建御名方命(たけみなかたのみこと)の他、経津主命(ふつぬしのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)をお祀りしています。
40沙美諏訪神社拝殿
       獅子の留蓋
拝殿の屋根の隅にある留蓋は獅子のデザインでした。このように逆立ちしたような形のものもよくあります。
40沙美諏訪神社拝殿
       獅子の留蓋
拝殿の屋根の隅にある留蓋は獅子のデザインでした。このように逆立ちしたような形のものもよくあります。
41沙美漁港より番所山
沙美漁港の西方面には、漁船越しに番所山<写真44>が見えました。
41沙美漁港より番所山
沙美漁港の西方面には、漁船越しに番所山<写真44>が見えました。
42沙美漁港より弁慶岩
沙美漁港の北北西には、弁慶岩<写真06〜10>が大きく見えました。背後には伝ってきた岩群も見えています。あれを下ったのだと思うと感慨深いです。
42沙美漁港より弁慶岩
沙美漁港の北北西には、弁慶岩<写真06〜10>が大きく見えました。背後には伝ってきた岩群も見えています。あれを下ったのだと思うと感慨深いです。
43沙美漁港
    ユリカモメの群れ
漁船には、冬羽のユリカモメがたくさん止まっていました。夏羽は顔がこげ茶色で別の種類のように見えます。『伊勢物語』に出てくる都鳥とは、ミヤコドリではなく、このユリカモメのことだといわれています。
43沙美漁港
    ユリカモメの群れ
漁船には、冬羽のユリカモメがたくさん止まっていました。夏羽は顔がこげ茶色で別の種類のように見えます。『伊勢物語』に出てくる都鳥とは、ミヤコドリではなく、このユリカモメのことだといわれています。
44番所山より笠岡諸島から
    青佐山&佐方竜王山
番所山の登り口には、日本最古の海水浴場であるここ沙美海水浴場誕生時の村長を称える石碑があります。風化した花崗岩らしき岩には、削って道を作ったような溝があり、昔はこの山の上から港に出入りする船を見張っていたそうです。南西方面を望むと、手前に佐方(さかた)竜王山<写真23>、中央に青佐(おおさ)山、その左(南)に笠岡諸島が見えました。
44番所山より笠岡諸島から
    青佐山&佐方竜王山
番所山の登り口には、日本最古の海水浴場であるここ沙美海水浴場誕生時の村長を称える石碑があります。風化した花崗岩らしき岩には、削って道を作ったような溝があり、昔はこの山の上から港に出入りする船を見張っていたそうです。南西方面を望むと、手前に佐方(さかた)竜王山<写真23>、中央に青佐(おおさ)山、その左(南)に笠岡諸島が見えました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 東の倉敷市玉島黒崎から西の浅口(あさくち)市寄島(よりしま)町にかけての山域は倉敷側では沙美(さみ)アルプス、寄島町側では備南(びなん)アルプスという呼称が一般的に使われているようです。両者に明確な境界はありません。ちなみに二座ある竜王山のうち、倉敷側のほうを“佐方竜王山”、寄島側の方は“寄島竜王山”と呼んで区別しています。昨年の3月は寄島町側からアプローチをし、西一帯を周ったので、今回は東一帯を周りました。
 
 今回の最大の目的は、沙美(備南)アルプス最高の展望地である弁慶岩から沙美海岸や瀬戸内海の眺望を楽しむことでした。登山口からいきなり道を間違え、黒崎公園から南西に延びる沢沿いに進んで引き返すというハプニングがありました。さらに、標高174.1m峰(三角点名:沙美)から近くにあるはずの弁慶岩を探すのに、とてもアドベンチャーなコース取りをしてしまいました。そのため、目的の弁慶岩が目の前に現れたときは、喜びもひとしおでした。そして、期待の眺望は…写真や動画で察してください!(^^)!もちろん、道中で思いがけない見どころも発見でき、40分も迷走した甲斐がありました。

 沙美アルプスは海側に下りると、日本最古の海水浴場でかつ、日本の渚百選にも選出されている沙美(さみ)海岸があります。冬は誰もいない海なので、海岸線の美しさに目を奪われたり、波の音に癒されたり、そこに生息している水鳥たちの観察を楽しんだりすることができます。さらに、縦走してきた沙美(備南)アルプスが一望できます。海側から沙美海岸越しに見る沙美アルプスも風情があり、とても魅力的です。山も海も楽しめる贅沢な山域なので、また少しコースを変えて行ってみたいです。




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