倉敷市 沙美?備南?アルプス東部 大展望の弁慶岩へ岩群迷走
- GPS
- 05:57
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 532m
- 下り
- 540m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:44
歩行距離12.5km(道間違い&迷走がなければ12km)、歩行時間4時間50分(同4時間)、歩行数22,050歩
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的によく整備されており、弁慶岩<写真06〜10>への道以外はわかりやすいです。一部、ザラついた滑りやすい土道や崩れやすい土道がありますが、かなり滑りやすそうなところにはロープがあります。今回のコースの半分ほどは砂浜やアスファルト道です。 妙立寺光明霊園駐車場<写真01>から弁慶岩<写真06〜10>への道の分岐までは、黒崎公園の脇にあるブドウ畑の間の道から土になります。竹林の中は落ち葉が積もった崩れやすい土道で、標高90m辺りの鉄塔手前はザラついた滑りやすい土です。鉄塔を過ぎると歩きやすくなります。備南アルプスの道標があり、道もきれいに整備されています。 スタートしてすぐ、黒崎公園の脇にあるブドウ畑の間の道を1本間違えてしまいました。竹林の入口にある小さなフェンスを開けて細道を歩き、砂防ダム?のところでやっと気づいて引き返しました。正しい道は、公園のすぐ外側のフェンス沿いからブドウ棚の間の幅20cm程の細道で、竹林の入口にフェンスではなく赤いビニールテープがあります。 弁慶岩<写真06〜10>への道は、踏み跡が複数あり、踏み跡を辿った方がかえって迷いやすいかもしれません。道の入口には「スグソコ」と書かれていますが、南東へ下る踏み跡はすぐにわかりにくくなります。南西に向かうはっきりしたほうには入らず、そのまま下ると途中からまた踏み跡が復活し、不意に弁慶岩の隣の岩<写真05>が見えてきます。復路はこの道を辿り、所要時間は7分でした。迷わず下れば5分程で弁慶岩まで行けるでしょう。 弁慶岩<写真06〜10>への道の入口から少し南東に下った後、道が不明瞭になったため、南西に向かうはっきりした踏み跡に入ってしまいました。少しでも外れると足元が崩れ、落ち葉で滑りながら木の間を下りました。方向が違うので、すぐに踏み跡から外れて下りながら岩群を探しましたが、GPSを持った連れは、しばらく踏み跡を辿って西寄りに下ったようです。あまり下り過ぎると弁慶岩に登れそうにないことに気づき、やっと東に進路を変え、弁慶岩への道<写真03>でいったん合流してきました。なんと、道の入口からここまで15分もかかっていました。ここから北東に登り返し、岩の三角トンネル<写真04>の北側を巻いて岩群の上に登り岩伝いに歩くと7分程で弁慶岩に着きました。 しかし、連れは岩の脇の踏み跡を辿って南東に少し下ってしまい、しばらく背丈より高い岩の側面沿いをうろうろしたそうです。そのまま南東に下れば弁慶岩<写真06〜10>ですが、岩の上には登れなかったかもしれません。これ以上下るなと弁慶岩の上から叫ぶと、やっと斜面を登り返してきましたが、岩の三角トンネル<写真04>で岩に登れず立往生、幅40cm程の隙間を見上げてしばし思案の後、くぐり抜けました。合流からさらに10分少々も経ったので心配して見に行くと、トンネルの脇に得意満面の連れがいました。 そこからは私の誘導で復路のすぐ西に並行する岩群の上を歩きました。もたつきながら10分もかかってやっと弁慶岩<写真06〜10>に到着、道の入口から40分近く迷走することになりましたが、踏み跡を辿るよりも岩の隙間をくぐったり岩伝いに歩いたりするほうが安全且つ楽しかったそうです。GPSのログは連れの大冒険?の記録です。 弁慶岩<写真06〜10>への道の入口から竜王宮<写真20>までは、一部、滑りやすいところがあります。 弁慶岩<写真06〜10>への道の入口から2,3mで標高174.1m三角点<写真11>を通過します。ここから沙美峠<写真12>まではザラついた滑りやすい土の急下りですが、たまにロープがあります。 沙美峠<写真12>から標高150m辺りまでは、最初は竹の落ち葉道、途中から崩れやすい土道で、下りは滑りやすそうです。そこからしばらくは歩きやすかったです。 標高191m峰<写真15>を過ぎ標高120m辺りの鞍部で「縦走路」の道標に従って北上をやめ、地形図にはない西の踏み跡に入りました。標高130m辺りはザラついた滑りやすい土の幅15cm程の細道で、すぐ南側は斜面なので少し歩き難いです。小さな谷沿いを北北西に進むと、送電線辺りが湿地帯になっています。プラスチック製の板状の足場が多数転がしてあり、以前よりも歩きやすくなっていました。 竜王宮<写真20>への道はザラついた滑りやすい土道ですが、下りも気を付ければ大丈夫です。 佐方竜王山頂上<写真23>へは、分岐の道標にある縦走路ではなく鉄塔巡視路からアプローチする必要があります。沙美アルプス縦走路図<写真13>とは違うので要注意です。 分岐でザラついた滑りやすい土の縦走路に入ってしまい、南南西に行き過ぎたので少し引き返し、東から登ることにしました。道らしきものはなく、1.5mのササをかき分けると、足元にテープが落ちていたのでヤブに突入しました。ササはすぐになくなり、木の間になんとなく踏み跡らしきものがありました。シダで足元が見えにくいところを抜けると赤いビニールテープがあり、少し右(北)寄りに2,3mで正規のルートに合流、復路は赤いビニールテープを追って細道を北北東に進み、鉄塔巡視路に入って東に進み縦走路に戻りました。復路のほうがはるかに歩きやすく楽でした。 明見宮<写真24,25>から妙立寺光明霊園駐車場<写真01>までは、歩きやすい道が続きます。 明見宮<写真24,25>から沙美海岸<写真30>方面へと下る道は、たまに石段がある落ち葉道で歩きやすいです。標高50m辺りは少し湿っていますが、多少の雨ではぬかるまないでしょう。民家が見えてくるとアスファルト道になります。 おやまのひら古墳<写真26〜28>へは、コンクリート道を北西に上り、幅30cm程のあぜ道を東に進んで竹林に入りました。少し歩くとビニールなどの人工物があり、古墳の石室が見えてきます。引き返し、駐車場<写真01>までは砂浜やアスファルト道歩きです。 |
その他周辺情報 | 新倉敷駅前の玉島バイパス沿い南側に、「天然美肌温泉 満点の湯」と同敷地内に、「旬菜創作ビュッフェ 露菴 新倉敷店」があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
---|
感想
東の倉敷市玉島黒崎から西の浅口(あさくち)市寄島(よりしま)町にかけての山域は倉敷側では沙美(さみ)アルプス、寄島町側では備南(びなん)アルプスという呼称が一般的に使われているようです。両者に明確な境界はありません。ちなみに二座ある竜王山のうち、倉敷側のほうを“佐方竜王山”、寄島側の方は“寄島竜王山”と呼んで区別しています。昨年の3月は寄島町側からアプローチをし、西一帯を周ったので、今回は東一帯を周りました。
今回の最大の目的は、沙美(備南)アルプス最高の展望地である弁慶岩から沙美海岸や瀬戸内海の眺望を楽しむことでした。登山口からいきなり道を間違え、黒崎公園から南西に延びる沢沿いに進んで引き返すというハプニングがありました。さらに、標高174.1m峰(三角点名:沙美)から近くにあるはずの弁慶岩を探すのに、とてもアドベンチャーなコース取りをしてしまいました。そのため、目的の弁慶岩が目の前に現れたときは、喜びもひとしおでした。そして、期待の眺望は…写真や動画で察してください!(^^)!もちろん、道中で思いがけない見どころも発見でき、40分も迷走した甲斐がありました。
沙美アルプスは海側に下りると、日本最古の海水浴場でかつ、日本の渚百選にも選出されている沙美(さみ)海岸があります。冬は誰もいない海なので、海岸線の美しさに目を奪われたり、波の音に癒されたり、そこに生息している水鳥たちの観察を楽しんだりすることができます。さらに、縦走してきた沙美(備南)アルプスが一望できます。海側から沙美海岸越しに見る沙美アルプスも風情があり、とても魅力的です。山も海も楽しめる贅沢な山域なので、また少しコースを変えて行ってみたいです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する